■スポンサードリンク


海賊島の殺人(北半球の南十字星)



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

海賊島の殺人(北半球の南十字星)の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

突っ込みどころはあるが、十二分の楽しめるエンターテイメント

エンターテイメントとして十二分に楽しませてもらいました。
ただ、物語として良くできていて、読みやすいという長所の反動で、アラが目についてしまったのが残念です。
長所と短所を並べると、
登場人物がマンガ的な誇張はあるものの魅力的に描かれている。その反面、人数が多すぎるからかせっかくの各キャラクターの個性が小道具や外見などの表層的な部分で止まっている。もっと掘り下げてほしい。連載漫画なら、ここで過去編に突入ってできるのに。
また、海賊が魅力的に描かれていますが作中に起きた事件で示されるように、悪人以外の何物でもありません。しかし、読んでいるとといい人たちっぽいなぁ、海賊って良い商売だなぁと勘違いしそうになります。
などなど。
非難めいたことを書きましたが、つこっみを入れながらも面白く読めること請け合いです。エンターテイメント作品として、楽しく読める小説を探している人になら幅広くお勧めできる作品です。
海賊島の殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:海賊島の殺人 (創元推理文庫)より
4488437125
No.2:
(5pt)

海賊もの+冒険もの+ちょっとミステリ

確かにミステリーを期待して読むと拍子抜けするかもしれませんが、全体的に面白い!
続きが気になってどんどん読み進めてしまえる、これはエンターテイメント小説です。
感想としては「映画を見てるみたい」というのが一番近いです。
低評価の意見ももっともですが、この作品は気楽に読める面白い小説を探してるなら最適です。
海賊島の殺人 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:海賊島の殺人 (創元推理文庫)より
4488437125
No.1:
(4pt)

海賊エンターテインメント+殺人事件も起こるよ!

海賊エンターテインメント+殺人事件も起こるよ!
作者「海賊の話を書きましょうよー、海賊の」
編集者「何をいっているんですか。うちはミステリのレーベルなんですよ」
作者「だったら、海賊のアジトで殺人事件が起こる話で」
編集者「え…?」
そんなやりとりがあったのかなかったのか、海賊モノ冒険小説にミステリをぶっ込んだ本作。
作者ノリノリの海賊物語にとってつけたようなミステリ展開の温度差がえらいことになっているんであります。何せ330ページのボリュームで、最初の殺人事件が発生するのが半分過ぎてからだったりするくらい。
犯人探しで引っ張るかと思いきや、いともあっさり明かしてしまって、クライマックスは山火事あり洪水ありチャンバラあり。主人公のクリフォード大尉=バート船長は演技指導に元俳優をつけてもらったはずなのに、二人揃って海賊稼業にさっさと馴染んでしまい、すっかりなり切ってしまっています。まあ、偉いさんたちもろくでもないからそれでいいのか・・・
全体に薄味の描写に、展開は大味かつテンポよくさくさく進み、ミステリとして読んだら頭を抱えるものの、その場その場のシーンはすごく楽しいんだから、どう評価したものか何とも困るところ。振り返ると御都合主義な展開が目立ったり、真相がベタだったり、ツッコミどころ満載だったりするんですが、いかにもといったB級活劇調が好ましく、おおむね前作よりも楽しめましたよ。
そして、ここからが面白くなるというところでまさかの幕切れ! おいおい、それはないでしょう。
北半球の南十字星 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:北半球の南十字星 (ミステリ・フロンティア)より
4488017835

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!