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神様からひと言
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神様からひと言の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 81~100 5/7ページ
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理不尽な仕打ち、不本意な仕事、予期せぬハプニング。 目の前の問題に無我夢中で立ち向かううちに閃くことがあります。 何事にも中途半端だった主人公が、手柄の奪い合い、責任の押し付け合いなどの障害を乗り越えて一つの仕事をやり遂げた時“自分の真実”を見つけます。 疲れた時に読むと「苦労しているのは自分だけではない」とホッとします。 | ||||
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プロ野球中日ドラゴンズに、立浪という名選手がいる。彼は、今ではベンチから試合を眺めるいわゆる窓際族の立場にあるのだが、そんな彼がこの本を一心不乱、むさぼるように読んで、救われたというのだ。その話を聞いた私は、大いに興味をそそられ、一体、どんな本なのかと、早速、読んでみることにしたのである。 結論からいうと、この本は、面白過ぎるほど面白い。私も同じサラリーマンとして、窓際族やリストラされた立場にある人の境遇が身にしみて分かるだけに、率直にいって、この本を読んで、彼らが本当に勇気付けられるようなプロットなのだろうかという疑問は感じるのだが、そんな理屈を抜きにして、この本は、一気に読めてしまう面白さに溢れているのだ。 私は、荻原浩を読むのは初めてなのだが、この人は、本当に読ませ上手だと思う。この人の文章には無駄な虚飾がなく、会話中心の一つ一つのセンテンスが短く、流れるように読み進めることができ、それでいて、軽妙洒脱なユーモアのセンスにも事欠いていないのだ。決して純文学的タイプの筆致ではないけれど、才能溢れる作家だと思う。 ちなみに、この作品で作者が言いたかったのは、おそらく、355ページ以降で窓際族の篠崎に語らせている、会社での出世争いをおでん鍋の中の具に例えた名文句であり、多分、立浪選手がチームの中での自らの居場所・存在意義を悟ったのも、この部分からなのだろう。 言われてみれば、本当に篠崎のいうとおりなのだが、我々サラリーマンの多くは、狭いおでん鍋の中での勝ち負けへのこだわりから抜け出せず、毎日、ストレスをため、もがいているわけであり、「サラリーマンに元気をくれる物語」というよりも、私を始めとして、篠崎や凉平の選択をうらやましく思っているサラリーマンの方が多いのではないだろうか。 | ||||
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はっきり言って面白かったです。自分が脚本家ならこんな小説はドラマに仕立てやすいだろうなって読みながら感じていたら、すでにドラマ化されているらしい。 主人公は大手広告代理店から中堅食品メーカーに再就職し、全く畑違いのお客様相談室に配属される。会社的には掃溜め的な部署のなかで、どんどん遣り甲斐を見つけていく。それと並行してプライベートの恋愛問題。いわゆる一寸前にドラマ化された「ショムニ」の男性バージョンってところでしょうか。 最後も何となく感じていたとおりの結末でしたが、たまにはこんな小説を読んでホッとするのも悪くないと思いました。 | ||||
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”明日の記憶”で初めて荻原浩を読んだので、これはまた一味違う世界。これが元来の荻原ワールドなのでしょう。 笑った、笑った、通勤電車中におもわず声に出してしまうほど笑っちゃいました。 お客様相談室の面々のキャラが実に愉快で、愛すべき人たち。 室長意外の面々で一致団結してやくざを退治するさまは、伊丹十三映画の”ミンボーの女”のぱくりっぽかったけど。。でも最高のチームワークで痛快!壮快! このメンバーで第2弾も出来そうと思っていたら、あらら。。ちょっと残念。そういう展開ですか。 でも、なんか後味すっきり! もう、俄然荻原ワールドにはまってしまった私です。 読みまくるぞー! | ||||
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主人公の佐倉凉平は、大手広告代理店を上司と喧嘩して退社。中途採用で入社した食品会社でも、あまりにも低レベルな会議にキレて上司と喧嘩して、リストラ対象者の掃きだめ「お客様商談室」に左遷。 サラリーマンなら、1度や2度は、啖呵を切って辞めてやると思った事はあると思います。でも実際には、色々あって辞められないのが、現実です(悲し〜)。せめて、本書で憂さ晴らししましょう!! | ||||
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この小説がTVドラマ化されたのはある意味当然の成り行きでしょう。周りのキャラクターが光っていて主人公を引き立てる。ストーリーを追っていくと、漫画を読んでいるように情景が浮かんでくる。とても読みやすくて、400頁以上ある長編なのに一気に読んでしまいました。 それに食品会社の安全管理というテーマが、時流に合っていますね。まあ現実には、こんな杜撰な企業は無いでしょうが・・・。 ただクライマックスは余りにもドタバタ漫画っぽく、もうちょっと大人が満足できるような現実的な場面展開で、スカっとさせてほしかったですね。ちょっと残念。 | ||||
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サービス業を経験のある方ならクレームに対してのイメージが多少わくかもしれません。私自身も多少は感じたことがありますが、基本うざい・・・。の一言ではないでしょうか。駄目だとわかっていようが誰しもこう思ったことはあるのではないですか?若かりし頃の私もその一人でしたが(笑 そこにある人の想いや、それに対してのクレーム処理のある意味新しい対処を面白く読ませていただけました。 | ||||
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大手広告代理店を暴力事件で辞めた涼平。再就職した先はタマちゃんラーメンで有名な「珠川食品会社」。しかし、ちょっとした暴言により会社のリストラ予備軍とも言われるお客様相談室に人事異動させられる。謝ったり、何事も続けることが出来ない涼平は、果たして続けられるのか!? この本を読むと、サラリーマンのつらさが、学生の自分でも分かった。 出世やクビが恐くて上司に逆らえない社員。 能力が無い上司。 ストレスなど・・・ 今働いている社会人のことをコミカルに書く、これぞ荻原ワールド。 また、謝罪の本質・謝りかたなど、いいお手本も載っているので必見。 WOW WOWでやっている伊藤敦主演ドラマもぜひ見たいところだ。 | ||||
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読み始め、とっつきにくい話かな?と思いつつ、読み進めて いくうちに、ぐっと惹き込まれた。食品会社のお客様相談室配属 という興味ある設定の中、登場人物らがいろんな苦情を見きわめ、 対処していく様子が痛快だった。キャラクターがとても魅力的で、 悪役も含め、漫画かドラマのような映像が、頭に浮かんできて、 描写が冴えていた。ラストは急いでまとめたのか?という感じが しないでもなかったけど、全体的にワクワクするおもしろい本で、 オススメです。 | ||||
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本屋に行ってどの文庫本を買おうか迷っていた時に店員のオススメのコーナーを見るとこの本がありました。 その時はたいして欲しい文庫本が無かったので買って読んでみたのですが、とても面白くて夢中で読んでしまいました! 登場人物一人一人がキャラいい味を出していてとてもよかったと思います! 会社に不満を持っている人はコレを読むとスッキリするかもしれませんw | ||||
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途中で「いけっ!!!」って叫んでしまいました。 萩原浩さんの作品は「噂」「コールドゲーム」に続いて3作目ですが、期待通りの面白さに満足しました。 ストレスだらけの毎日に一服の清涼剤を得た気分です。とにかく爽快。 | ||||
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とても読んでいて面白い作品でした。 一人一人のキャラクターがとてもリアルと言うか、現実味を帯びていて、一人一人の顔が頭に浮かんできそうです。 特に中盤の様々なやり取りは夢中になって読ませて頂きました。 ただ、クライマックスへの展開は少し味気なかったので少し星の方は下げさせて頂きました。 でも、十分読み応えのある小説と思います。 | ||||
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お客様相談室という名のクレーム処理係に異動になった主人公が,お客様からの様々なクレームに先輩と一緒に対応する話をメインにストーリは展開していきます.理不尽とも言えるいろいろな苦情が来ることは容易に想像がつきますが,それぞれの苦情に対するクレーム処理のノウハウにはなるほどと思うところが多々あります.そして,ストーリは,ドタバタあり,ロマンスありで結構楽しめます.とくにやくざとの立ち回りのところは思わず吹き出してしまうくらいです. また,この作品には,何のために自分はこの会社に勤めているのか,なぜやめないのかといったサラリーマンにありがちですがシリアスな問題を背景に抱えており,読後に妙な余韻が残るのが不思議です. | ||||
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融通の利かない上司や会社、自己中心的な役員達など、会社の設定がとてもリアルです。 お客様相談室へ左遷された主人公が、周りの同僚(ちょっと変わった人たちですが) と前向きに向き合っていく様子が好感を持てた。 | ||||
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大手広告会社をトラブルでやめ、ダメ会社「珠川食品」に中途入社してしまった主人公が、またまた社内トラブルで「お客様相談室」に配属される。彼は、とんでもない上司やユニークな同僚の中で、クレーム処理に対処していくのだが、登場人物一人ひとりの人物像やクレームがいきいきとナマナマしく描写され、物語の展開も上手なので、450ページ近くある本なのに、一気に読み進んでしまう。 構成や展開がやや劇画チックな点が長所でもあり短所でもあるが、ともかくおもしろい。 しかし、私の場合は、他のレビュアーさんの多くが書かれているように「元気がでる」というようなことはなく、むしろ、後半になるに従って「こんなに話を展開させてしまってどう収束させるのだろう」と感じた。そして、最後は、やや散漫に流れていると思った。オススメの本であるだけに、このあたりは少し残念。 | ||||
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物語の冒頭、晴れ舞台のはずの会議でトラブルを起こした主人公が「お客様相談室」に飛ばされるのですが このセクションにいるリストラ要員の駄目社員ぶりが笑えます。 室長は見栄っ張りの姑息野郎、直属の上司は仕事をさぼることしか考えてない自堕落おやじ、 同僚はロリコンおたくや失語症の体育会系、あとから異動してくる紅一点の美女も何やら訳あり。 主人公と一緒になってうんざりしそうになりますが、この自堕落おやじが教えるクレーム対処法は意外にも合理的でマトモで、 だんだん格好良くすら思えてくるから不思議です。 主人公は恋人に逃げられているのですが、それがなぜだか分からないというのが、物語のもう一つのテーマになっています。 プライドばかり高く、そのくせすべてが中途半端な主人公が少しずつ成長していくうちに それまで見えていなかった彼女の気持ちが分かるようになり、なぜ去っていったのかを理解します。 なるほど、視野が広がるってこんな感じだよねと、ほのぼのした気持ちになりました。 リアリティーがないと言えばないし、号泣したり爆笑するような派手な小説ではありませんが 素直に楽しんで読める物語でした。 心が疲れているときに読むと、ちょっとやる気が湧いてくると思います。 | ||||
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バカな上司のせいで、窓際部署の「お客様相談室」に追いやられてしまった主人公。そこには珍獣のようなオチコボレ社員ばかり。お客のクレームは容赦なし。タチの悪いクレームもしょっちゅう。会社の幹部はそろって無能。 サラリーマン連続ドラマのように、テンポよく愉快に、時に少々シリアスに物語が進む。次はどんな展開なんだろうと、ワクワクしながら読み進めた。颯爽としていた副社長もくわせ者。 また、会社物語を縦軸にしながら、ロックバンド時代の恋人とのすれ違いが細めの横軸になって、物語にふくらみを出している。涼平くんが気に入った。リンコもいいしラーメン屋のおやじもいい。でも、脇役の篠崎さんが物凄くいい。競艇狂いのスーダラなのに、実は熱血漢の一面も持っていたなんて。 | ||||
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主人公の今風の若者、その主人公の左遷の原因になる嫌な上司や、薄っぺらで情報通の当てにならない同僚の相談相手、会社のボス猿や腰ギンチャク管理職達など、会社勤めをしたことのある人には登場するどのキャラクターも容易に知っている人の顔を当てはめることができるのではないでしょうか。また、左遷先の飄々とした上司やちょっと癖のある同僚たちと一緒に、主人公が少しづつ自分の大切なものに気づき、自分らしさを手にいれていくところは読んでいてとても爽快です。 薦められて手に取った本で、軽い題名のわりに分厚い本でびっくりしましたが、読み始めると一気に最後まで読んでしまいました。著者の他の作品も期待できそうなので、是非読んでみたいと思います。 | ||||
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筆者の、愛情をもって人を描く思いがふんだんに盛り込まれている作品だと思います。社内の人物たちにも、彼らをとりまく友人たちにも、そして顧客たちにも、消費者たちにも、それを感じます。その点に、共感を感じて、惹きつけられてるのだと思います。構成、展開自体は、妙味があるかといえば、他の筆者の作品にくらべて、凝ってははいませんが、愛すべき登場人物像に出会えるという意味では、かなりお勧めです。 | ||||
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リストラ要員収容所と恐れられる「お客様相談室」に異動になってしまった主人公。 中には理不尽なクレームをつけてくるお客様もいるのだが、この職場の人たちはクレームを見事に解決していく。その内容は思わず声を出して笑ってしまうほど・・・ ストレスに押しつぶされそうなサラリーマンの皆さん! 是非一度読んでみてください。 きっと元気がでますよ。 | ||||
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