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神様からひと言



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【この小説が収録されている参考書籍】
神様からひと言
神様からひと言 (光文社文庫)

神様からひと言の評価: 3.89/5点 レビュー 177件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全129件 61~80 4/7ページ
No.69:
(4pt)

神様からひと言

軽く読める本だと思っていたので、特に期待はしていなかった。
確かに軽く読める読みやすさはあったが、期待以上に面白かった。
悪いことばかりじゃない。
しみじみといいストーリーだと思う。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.68:
(4pt)

大切なモノは何ですか?

大切なモノが何だったのか、思い出せないぐらい、
目の前のことしか考えていませんでした。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.67:
(4pt)

会社人ものとして実に面白い…ただ

どうもモデルが、私の勤め先の近所の何とか水産(何とかちゃん、と言うカップ麺で有名)と言うところに思えてならない…
ま、それはいいとして。
思ったことがつい口に出てくる性癖で、とんでもない発言から「お客様相談室」と言う名の超窓際部署、リストラ予備軍に入れられた主人公だけど、なかなかユニークな同僚、先輩たちと、前向きに生きて行く。
クレーム対応がなかなか面白く、飽きさせない。
特にやくざまがいの脅しに、みんな一丸となって対応する様は、まさに劇画、映画のようで痛快だった。
ただ、星一コ減じたのは、
1)会社上層部の私腹を肥やすむちゃくちゃさに対して、投じた大きな石の後は。。。。語られないのはちょっとばかし尻切れトンボ、
2)会社人生と並行して進む私生活の結末が、ちょっと拙速、
3)そもそもの表題の「神様」がねえ。。。必要なのかしら。
総合的にはとてもとてもハッピーになり、面白かったです。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.66:
(5pt)

クレーム対応の観点から

クレーマーの実践的対応も学べ、スパイスとして恋愛物語もあるという感じで大変楽しく読むことができました。
クレーム対応の本を探している方は、まずはこれを読むと良いと思います。
そして、ビジネス向けのクレーマー対応本を読むとより深く理解できるのではないかと思います。
それにつけても「神様からひと言」って。。。
最初、宗教本かと勘違いしちゃいました。。。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.65:
(5pt)

こんなにテンポがよい本は久しぶりです!

「メリハリの利いた文章」ってのはこういうのを言うんでしょうね。
こちらは常にリラックスしているのに、退屈なときがないんですよ!
すごい作家さんだなーって思いました。
物語は主人公が転職した最初の大舞台(会議)から始まります。
そこで本来の癖からやらかしてしまった主人公は、その会社のふきだまりと言われる「お客様相談室」に転属されてしまいます。
食品会社への相談電話は、もちろんほとんどがクレームです。
広告一本でやってきた主人公は当然戸惑います。
(会社を辞めるかどうか)
案外情けない理由で残って働くことを決意した主人公、仕事としてクレームに立ち向かいますがこれがうまくいかない。
そこで隣の席にいるお気楽社員の凄さがわかってくる。
わけありで転属されてきたお客様相談室の面々に、いがいとドロドロした社内事情が塗りたくられ、主人公の部屋から出て行ったリサという謎めいた女性も加わって、はてさてこの行く末は?
ってな感じのストーリーです。
まずキャラクター!
クレーム処理の天才、篠原さんは面白すぎます!
やくざが乗り込んでくるシーンは電車の中で読むことは危険すぎ。
噴出し必至の展開です。
最後のリサはきれいに決めすぎかもしれませんが、allOKです!
エンターテイメントな作品です!
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.64:
(4pt)

オデン鍋の具だって意地がある

ユーモア小説からヒューマニズム小説まで幅広い作風を持つ作者が、食品会社の「お客様相談室(=苦情処理係)」に左遷された涼平を主人公にして、クレーマーとの哄笑を誘う悪戦苦闘ぶりを中心に、サラリーマンの悲哀と"生き甲斐とは何か"をホロ苦く綴ったもの。
涼平は左遷された上に、恋人には逃げられると言う落ち目の状況。それでも、家賃を払うために辞めるまでの二ヶ月の辛抱と、普通は二週間で逃げると言われる「お客様相談室」で我慢する事にする。しかし、そこは聞きしに優る地獄の部屋。苦情対応に、涼平は四苦八苦する。だが、相談室には「謝罪のプロ」と呼ばれる先輩の篠崎がいた。この篠崎の造詣が巧みで涼平が霞む程。普段は競艇新聞を広げてサボリ放題。苦情主への謝罪金もくすねる。ところが、謝罪する時は「相手を見極め、徹頭徹尾、不誠実に対処する」。その潔さは心地良く、「篠崎って大人物なのでは ?」と思わせる程。次の言葉も含蓄が深い。「会社なんてオデン鍋みたいなものだ。会社員は鍋の中の具。具のエラサを比べるなんて意味がない。その鍋が気に入らなければ別の鍋に移れば良い」。だけど、移れないんだよなぁ〜。実際、篠崎も"ある怖れ"から転職出来ない。この辺、サラリーマンの心情を巧く突いている。最初は篠崎を嫌なオジさんだと思っていた涼平は、そのプロ魂に刺激され、ヤル気を出して行く。その頑張りもあり、副社長の肝煎りで、元の職場へ戻る事に決まった涼平だが...。題名は勿論、「お客様は神様」から採ったものだが、その真の意味が結末で明かされるのもシャレている。
本当に多彩な芸風を持つ作家である。組織と個人との関係、人間の夢と現実とのギャップと言う重いテーマを扱いながら、表面上はユーモア感溢れる筆致で読者を楽しませる快作。
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No.63:
(4pt)

この本自体はおもしろい

 とても安心して読むことができる作品だ。むか〜し、日曜日の夜に民放でやっていた、あのテレビ番組のようだ。小路幸也の東京バンドワゴンシリーズが好きな人は、この作者の作品もきっと好きだろう。
 ただ、ひっかかるのは、荻原作品には似ているものが多い。「あの日にドライブ」「愛しの座敷わらし」「メリーゴーランド」...と、話の流れや登場人物のキャラクターなど、どうも似ている。「愛しの...」を読んだときにはとても面白いと思い、他の荻原作品を読み続けたのだが、その結果、このような感想を抱くに至った。
 でも、荻原作品の中でこの作品を最初に読んだ人は、きっと面白いと思うけど。
神様からひと言Amazon書評・レビュー:神様からひと言より
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No.62:
(4pt)

クレーム対策のプロフェッショナル

お客様相談室での対応がおもしろかった。特にやくざとの立ち回りがうまく描かれていて楽しめた。普通ならヤクザにびびってお金を払ってしまうところを、下手にでながらもうまく立ち回り、みごとに退散させてしまった。また、それ以外でもお客のクレームの内容、対応の仕方など、サラリーマンとして学ぶことが多い本だった。ただ、この食品会社の商品に対する対応は酷すぎでもし現実問題としてここまで酷い会社があったらすぐに倒産するだろう。古い体質の抜けない重役陣、部下を評価しているとみせかけて私利私欲に走る副社長など、自分なら絶対に就職したくない企業である。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.61:
(4pt)

おもしろかった〜

と、読み終わると元気の出る本です。
正直、あまり期待して手に取ったわけではなく、適度な厚みが通勤電車に最適かな〜くらいの気持ちでした。
タイトルも、あんまり好みではなく・・・。
しかし、読み進めていくうちに、一気に読み終わってしまう作品です。
一サラリーマンでもある私の会社でも、ここまでひどくないにしても、理不尽なことは山ほど。
人の犯した失敗のために、ましてや上司の犯した失敗のために、どうして自分が謝らなければならないのか?!と日々腹を立てては、どうにもならない日常に失望。
上司同士の争いにいつの間にか巻き込まれて、痛い目を見ることもしばしば。
それでも、この東京には地雷は埋まってない!!(いや、戦争の負の遺産である不発弾はたまに埋まっているけれど)
そう思うと、どうにかしてでも人間生きていける気になるもんだな、と思いました。
暇な日曜日に一気に読んだもので、なんだかブルーマンデーにさわやかに出社することが出来ました(笑)
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.60:
(4pt)

前を向いて歩くということの意味

お客様相談室の仕事はつらい。
僕は新人の頃、キャンペーン事務局やとあるブランド商品のお客様相談室の
オペレーション業務に携わったことがあるので、この小説の舞台はよく理解できる。
「お客様の声は、神様のひと声」、珠川食品の社訓であるこのフレーズは
真実ではあるが、そうではないこともしばしばある。
個人的な過失や失敗が原因で話をするわけではないだけに、
お客様相談室の仕事は並大抵の神経で到底勤まらない。
そして悪意のあるクレームや恐喝の類であれば話は長くなるのだ。
チンピラがキャンペーンの誤植を逆手にとってユスリをかけてくるシーン。
上司・篠崎は訪問ではなく、会社へ来てもらうことで事を有利に運ぼうと画策する。
その手法は鮮やかであるし、神経の図太さがモノを言う方法である。
読んでいる者としては緊張感を感じながらも痛快さを楽しめる場面だった。
余談ではあるが、僕もユスリの体験を受けたことがある。
中年女性であったことから、一人で訪問謝罪に訪問し軟禁された。
僕では金にならんと踏んだのだろう。その場で上司に電話させられた。
隠語のやり取りで上司に状況を伝え、助けを求める。
できる限りの金額で手を売ってもらい、解放されたのだが
このときの体験を考えると今の仕事のピンチなんてどうってことはない。
作者も書いているが、会社や仕事なんかのために死ぬな。
死ぬほどつらいのは、生きている証拠。そうだ苦しいときは永遠には続かない。
もちろん本当に命が懸かってしまうことや経済的な困窮に見舞われることは
絶対にないとはいえない。でも、日本という社会に生きている以上
取り立てて無理をしなくても、少しだけ頑張ってい続ければ
小さないいことだってたくさんあるし、自分も成長していける。
主人公・涼平は僕らのような中途半端な若者の象徴である。
プライドだけが高く、ピンチに弱く、自分の能力を過信する。
僕は自分の半端さ加減を自覚することができた幸運な一人である。
そう、半端者であることを自覚できないことの不幸は
人生の大きな損失である。
サラリーマンの悲哀と成長を感じるために
そして自分の姿を投影させて大切なものへ向き合うために
きっかけをくれる一冊である。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.59:
(4pt)

爆笑の中にもリアルな会社という組織

広告代理店で働き、転職している私には、
そのヌルイメーカーの感覚が
とてもリアルに感じられた。
著者の人生の断片がよく感じられる。
主人公と篠崎さんとの微妙な関係。
他にも荻原作品のサラリーマンものでは
一番傑作だと思いました。
中小企業に限らず、一族で組織を支配している
老舗の大企業でもよくある話。
(最近では、某有名料亭、食品メーカーでの偽装問題)
会社員として苦闘している20代から30代には
必読の小説だと思います。
充分ありえる物語。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.58:
(4pt)

どんどん読めます

文体は簡単でユーモアたっぷりの中身です。読書が苦手な私でもどんどん読めました。そして読み終わった後のスッキリ感。読んだあとあーよかった☆って素直に思える本って最近あまりないような気がします。思わず主人公を応援してしまいますよ
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.57:
(4pt)

ユーモアたっぷり

ある食品会社を舞台にした、ユーモアたっぷりの物語。
会議、苦情処理係、リストラ、会社の私物化の実態など、会社社会の中の、眼を伏せたい様な状況が、描かれている。
しかも、ほとんどギャグとも言えるユーモアを交えて、克明に、しかも、生々しく描かれているので、ニヤけてしまう。
主人公は、少々正義感の強い、一介の若手サラリーマンだ。
この主人公は、生きる事に対して、非常に力強い。
会社には、無理にしがみつこうとはしない。
しかし、かつての同棲相手に対しては、未練タラタラだ。
この未練は、女々しいというより、男として、誠実な印象を受ける。
仕事に対しても、女性に対しても、あまりスマートではない。
それでも、情熱と誠意を感じるので、好感を持てる。
そして、クライマックスの、大きな盛り上がりを迎えるのは圧巻!
サラリーマンに勇気を与えてくれる。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.56:
(5pt)

神様からひと言

とても面白かった。読み終わった時のあと味すっきり。
リストラ候補の集められた吹きだまり部署にいる、うだつの上がらない社員達が、全員カッコ良く思えてきました。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.55:
(4pt)

神と言うよりホームレス?

大手広告代理店を辞め、再就職した会社ではいきなりリストラ要員にされ、その上彼女にも逃げられたいわばドン底男が這い上がる訳ではないが、逞しく生きてゆく姿が好感を与える。こういう物語は好きです。
クスリと笑いを誘うところも好みw
お気に入りの作家リストに荻原浩が加わったのは確かです。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.54:
(5pt)

爽快です。

主人公が鬱憤を晴らす場面はどのように描かれるか? 
その瞬間がいつくるのか?今くるのか?とワクワクしながら読ませていただきました。
期待以上に展開にとっても爽快感を覚えました。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.53:
(5pt)

痛快とはまさにこの本のこと!!

文庫本の帯についてるドラマ化決定の文字と陣内さんの顔。私はこの話に登場するある人物(一応伏せておきます)を演じるのには彼しかいないと思います!ページをめくるたびについつい陣内さんの顔が思い出されてニヤけが止まりませんでした(^^)
「リョウちゃん、ほんとはチキンハートだから」
「会社なんて、おでん鍋と一緒だよ」
「素直に聞くのが一番だよ」
「仕事がなくたって金がなくたって、死にはしない。新宿中央公園に行けば生きていけるぞ!」
頭の中に今も溢れてくる言葉たち...
官僚・政治家たちのだらしなさが目に付くこの世の中で、人生をかける価値のあるものが見出せないこの世の中で、なんて心に響く言葉なんだろう!
この本で、たくさん笑ってちょっと泣いて、少し前向きになってみて下さい!!
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.52:
(4pt)

サラリーマン…

登場人物とか個性的で面白くて、現実というよりは
ちょっとファンタジー?な部分もありますが、
それだけに溜飲がさがる思いです…。前の会社思い出した…。
なんとなく。
面白くてさくさく読めました。萩原浩さんの本は「噂」しか
読んでなかったのですが、他の本もよんでみようかという気になりました。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.51:
(5pt)

素直に面白かった

「お客様は神様です」と、言うように、クレームは、そのお客様からの一言。
このクレームを対処していくのが、佐倉が転属になった食品メーカーのクレーム処理部門。
やる気の無い、リストラ寸前の人間の集まる吹きだまり。
そんな中で、最もやる気の無い先輩は、『能ある鷹は、ハメはずす』ような人で、
彼と組んでからの佐倉の仕事は、もう、ドラマチックですよ。
嫌な事ばかり続く中で、最後は気持ち良く終わってくれました。
登場人物はそれぞれ十分すぎる程個性的で、話は起承転結がはっきりしていて、
難しく考えず楽しめる一冊だと思います。
何所となく古臭さを感じるのも、又、この話の隠し味なのかも知れません。
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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No.50:
(4pt)

サラリーマンでない私にはピントこなかった

 以前、「明日への記憶」を読んで、おもしろかったので、この本も読んでみた。
 「神様からひと言」というタイトルに惹かれたからである。
 いわゆるサラリーマン小説のカテゴリーに入るものだと思うが、作者が言わんとすることはわかるのだが、正直、サラリーマンではない私にはピンとこなかった。
 ただ、お客様相談室のみんなで一致団結してやくざのクレーマーをやっつけるところは、結構スリリングで楽しめた。こういったところは、作者の力量だなと思う。
 「神様からひと言」が、最後に、主人公から発せられるが、正直、肩透かし。これがラストでは、ちょっと名前負けかなと思った。
 それで星1つ減。
 面白かったけど、2度は読まないだろうなと思う。
 
神様からひと言 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:神様からひと言 (光文社文庫)より
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