■スポンサードリンク
創世記機械
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
創世記機械の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハードSFというと小生はオロモルフ号シリーズを思い出してしまい、 わけのわからん図表やら数式がでてくるものという強迫観念が発生し、 余程感動的でないと読む気がおきない。 評判になったニーヴンもプロテクターでコケてしまい、 ここ2年ほどハードSF恐怖症に陥っていたが、 本書はハードSFってこんなに良いものだったのかと、 しみじみと実感させてくれた。 数式も図表もないがしっかりとした物理ハードSFであり、 なんといっても主人公が魅力的だ。 時代設定は2006年から2007年(エピローグはその百年後)で、 二大勢力が対立してるが、国家構成は現在と違う。 ヨーロッパ合衆国が誕生しており、 近隣にある同じイデオロギーの国はだいたい合併し一つの国になっている。 ただし、日本は世界中から嫌われたのか、日本国のまんまである。 どこかと合衆するか、連邦してたら、「JEM」みたいに酷いメにあうのだろう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は国家公務員。体制の犬です。 平和的な方法で、旧態依然の現体制を切れ味鋭いロジカルなものに変えられないかなあと日々思っております。 本作の主人公も官僚(アメリカ合衆国某機関所属の技術官僚)です。所謂天才科学者で,画期的な理論を進言するわけですが,反抗的な態度を理由に研究を取り上げられ追い出されてしまいます。彼は,民間の研究機関に移って理論完成を目指します。ですが結局,国権の圧力で機関に戻らなければ研究が続けられなくなっちゃうんですね。仕方がないから機関に戻る主人公。ああ,なんてこったい,権力に屈っしてしまうのか。 だがしかし! 続きは本作をご一読いただければと思います。 これを読んで「なんだかんだ言って海外でも日本と同じような官僚主義の弊害があるんだなあ」と感じましたが,よく考えると20年も前の作品なんですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後味が良い作品というのは大切だと思う。ほとんどのホーガンの作品に言えることだが、この作品は中でも読後感の良い作品。しかも、SFの「ネタ」は、たった一つの小さな「創造」だけ。あとは現代物理学の上になりたつ推論から大変大きな「大発見」を作り上げている。これはすでに単なる物語ではなく、物理学の体系ともいえるリアルさだ。しかも、それでいながら、冒頭に書いたようなすばらしい読後感と、ワクワクが楽しめる。ホーガン作品中でも珠玉の1作。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!