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創世記機械



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【この小説が収録されている参考書籍】
創世記機械 (創元SF文庫)
創世記機械 (1981年) (創元推理文庫)

創世記機械の評価: 4.43/5点 レビュー 23件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
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No.23:
(5pt)

すばらしい、の一語につきる。

現在でも輝きを保つ作品です。
重要なのは、人間性の表現です。
自己への誠実さと組織への忠実さによって主人公たちの心が引き裂かれます。
この点は今も昔も変わらないからこそです。
登場するガジェットの種類は重要ではありません。
大切なのは、どのように生き、何を成し遂げたかです。
冒頭の難解な部分は読み飛ばしても構いません。
中盤から後半の心が晴れやかになる箇所だけを読んでください。
それが気分転換になるなら、その価値はあります。
コスパは少し劣るかもしれませんが、心が晴れる感覚は保証します。
どうぞご堪能ください。
もし100円安かったらと思うくらいなら、ぜひこの価格のまま購入してください。本当です!
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4488663044
No.22:
(5pt)

新品同様でした

図書館で借りて読み終えた本ですが どうしても手元に置いておきたくて 買うことにしました。 送料共で349円でした。40年前に出版された本なので焼けてはいますが他は新品同様でした。 愛読書とします。
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4488663044
No.21:
(5pt)

けして読みやすいとはいえないが・・・

初版本を所有していました
当時、最初の1/4を読むのにすごく時間が掛かった覚えがあります。
が、しかしストーリーが進むごとに、どんどん引き込まれ気が付いたら読み終えていた感じです
引っ越すたびに本を無くしまた買い読んでいました
今、また読み返しています。
やっぱり、すばらしい作品です。
私はJ.P.ホーガン氏の作品はどれも、読み返したくなります
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4488663044
No.20:
(5pt)

シリーズか、ホーガンの全集の一冊化したキンドル本希望。

古本屋やでシリーズを集め、一挙に読む幸せな学生時代を過ごしました。

名作です。
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No.19:
(5pt)

読みやすくて良い

平易な文体でわかりやすく読みやすい。ストーリーもいろいろ考えさせられて、なかなかよい。読後感も素晴らしい。SFらしく夢のある話。
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No.18:
(2pt)

読みやすいとは言えない

最後まで読みましたが、かなり時間がかかってしまいました。
科学SF作品として、今作の『核』となる理論、その発見される過程などが丁寧に描写され、そのあたりのリアリティには引かれるものがありました。
多少コメディチックな台詞でもあれば、読みやすさが出たのではないか、というのが私の考えです。
星を継ぐもの、は今読んでいます、そちらの方が好きかも…?
あくまで私の感想ですが。
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No.17:
(5pt)

いろんな意味で青春の書

若い頃読んだものは世界観の基底をなすわけで、今でもぼくはホーガン的な世界に生きているのかも。
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No.16:
(5pt)

SF大好きパパ

この機械が、実在すれば戦争を回避できるのでは、と強く思いました。
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No.15:
(5pt)

爽快感がたまらない

読後の爽快感を味わえる貴重な1冊。
星を継ぐものと同じように、論理的に話が展開されてゆき、ハードSFとしては珍しくテンポが良くて読みやすい。
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No.14:
(5pt)

読み応えあるハードSF

理屈っぽいハードSFですが、面白い。今の物理理論の名前を出して、理屈っぽく展開している所が、良い。理論を知っていると、何を言っていると思うかもしれないが、楽しく読めると思います。
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No.13:
(5pt)

JPホーガン、キタ―

JPホーガンの巨人シリーズは最高でした。 「星を継ぐもの」読んだら、思わずJPホーガン大人買いしてしまいました。 期待を、逆の意味で裏切る作品は、早く次を読みたくて溜まりません。 本書は実はまだ読んでいませんが、期待しています。
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No.12:
(5pt)

待っていました

JPホーガンは「星を継ぐもの」が有名ですが、この作品もイチ押し! 1人の科学者の発見が、膨大な軍事力となってしまう。 「平和利用」を唱えるだけでは、意味が無い。 そこで、圧倒的な力を平和を実現する力に変えるべく行動を開始した。 そして最後に語った言葉は。 。 壮大で緻密な世界観に引きずり込まれ、一気に読んでしまいます。
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No.11:
(2pt)

中途半端な作品(ネタバレあり)

本作の中核をなす架空の理論については、トンデモ理論SF好きにとってかなり魅力的だと思います。
しかし、せっかくのアイデアを発展させず、巨悪を根絶するという一点に集中させてしまい、センスオブワンダーが感じられない、風呂敷をひろげきれなかった作品になってしまった印象です。やはり「星を継ぐもの」の方がはるかに良かった。
そうなってしまった理由として、終盤の主人公の仕掛けは妙に一生懸命書いているので余計に荒唐無稽すぎるところがあります。映画インディペンデンスデイを見たときに感じた、「こんなずさんなプランに人類の命運をかけるか」という想いは本作の方が上なほどです。
エピローグで少し救われた感じはありましたが、メインの仕掛け部分は5分の1ぐらいにして、何か別のテーマに向かう主人公達を描いてくれていれば名作になったのかもしれないと思います。
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No.10:
(5pt)

戦争が出来なくなる?

この作品が書かれたのは1978年です。この頃はまだいわゆる冷戦時代でしたが、その頃にこんな夢物語を想像(創造)したJ.P.ホーガンは素晴らしいです。彼の作品を全部読んでみたくなりました。
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No.9:
(4pt)

30年前の作品とは思えない 少しだけ違和感あり

さすがホーガンとい言うべきか、それとおトリック上手のホーガンと言うべきか。
ハードSFの著者として名高いホーガンの新境地。

ホーガンの魅力は何と言っても現実の物理法則を説明し、そこに巧妙な
「それらしい物理理論」を付け加えることにある。
特に自然界の四つの力を統一する「万物理論」は、まるで実際の理論かと
見過るほど巧みである。
そしてその架空の理論から、人間がどういう世界を創りだせるのかを
突き詰めて描いた世界を提示する。

この作品の出版から早30年だが、その内容はほとんど古びていない。
一つには30年から現在まで、超弦理論を筆頭にして様々な理論が打ち立てられたが、
いまだ「万物理論」とするには理論の整合性がとれていなことも挙げられる。

物理学には全く不案内なではあるが、「スーパーストリング」という名で「超弦理論」が華々しく
登場した時に読んだ解説書では「いまや急に世界中の物理学者が黒板におかしな紐を描いている」
との揶揄的な表現があったことを覚えている。

ともかく、ホーガンの真骨頂は「仮想の理論(ここではK関数)で、世界を生き生きと描写できる」こと。
本書でも腕を鈍らせることなく、ぐいぐいと私を惹きつけてくれた。

本格的な理論など一切分からなくても、そのまま読み込み、その世界に浸ることができる。
ホーガンの才能の賜物であろう。

ただ、世界政治がこれほど変化するとは思えなかっただけん、政治的動きにはさすがに古さを感じた。
しかし1980年代初頭に誰が現在の政治情勢を予想できた多と考えれば、その責をホーガンに負わせる
のは酷だろう。
逆にアメリカという「反共の砦」で生活しながら、東西対立=冷戦の激化を防ぐためのアイデアをここまで
リアルに書くことができたと脱帽する。

30年ぶりに読んだが、当時の先輩(地球物理専攻)がかなり興奮して勧めてくれたことを懐かしく
思い出した。今回はどうしても本が見つからず30年目の2冊目となったが、読んで大正解。

ハードSF好きの皆さんにお勧め。
     ただし、主人公の政治的な姿勢や政治的トリックに違和感を覚えるかも…
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No.8:
(4pt)

おもしろいといえば、おもしろいのですが

たまたま読むときの気分的な要素が絡むのだと思うのですが、主人公と最初の勤務先ACREとのごたごたのあたりがどうも好きになれず、読むのを止めようかと思いました。 まあ最後まで読んだのですし、最終的にはストーリーは筋が混乱せずに進み、余分な脇道、枝道もないので、すっきりしたSFだと思います。
 
SFというものは作品が書かれた時代の社会の文明状態+フィクションを背景にすることが多いので、現実世界の科学技術や社会生活の小道具が別の状況になってしまうと、読むときにやや違和感的なものを感じてしまいます。
作家としては何をどう記述するのかが難しいところだと思います。SF小説は仮想理論や仮想技術を仮想の社会の中で展開して「小説」に仕上げるので、社会が政治経済や社会思潮の時代的雰囲気が変わってしまうと、それも苦しくなります。歴史的な名著は人間そのものを描いているものという前提で読んでいるので、社会が政治経済や社会思潮の時代的雰囲気が異なり、色々な生活習慣などが現代と異なっていても、あまり問題にしないのに、SFの場合は科学技術などを主要な要素としているので、このあたりが損だなと思います。
 
でも、K空間、重力の起源や特徴を中心にするだけで、一つの物語をぐいぐいと造り上げるのは、さすがにすごい腕だと思います。一つの架空の原理や原則を中心に物語を造り上げる腕や物語の大きさを考えると、やはり読むのに値するSFだと思います。 SFのおもしろさの不足を、恋愛や勢力争いなど他の面でカバーするような作品ではありません。 軍事や組織の問題なども入ってきていますが、無視して読んでもSFとして通用する作品だと思います。
 
星を継ぐもの、ガニメデの優しい巨人も、創世記機械も、小説の途中過ぎまで読んでもこの先どのように進み展開し決着させるのかが予想できませんでした。 SFを書く人々には、途中まで読めば、細かい展開や表現上工夫などの作品構成は別として、大きな構成展開は想像できてしまうのでしょうか。
推理小説や冒険小説ではないのだから、伏線などを読んだり、先読みをするのは邪道なのかもしれませんが、自分の力量不足を思ってしまいます。 先が読めず、最後まで驚きや感嘆するようなのが、SFでは好きです。
その面でみると、星を継ぐものが一番「え!」でした。 単に読み慣れただけかもしれませんが、あるところまで読むと、先の展開が予想できてしまうのはちょっと残念です。 私にとっての作品の良さは、(1)星を継ぐもの、(2)ガニメデの優しい巨人、(3)創世記機械です。 副主人公のキャラの描き方もこの順です。 
でも、創世記機械も、おもしろいSFでした。 翻訳も読みやすいと思います。
創世記機械 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:創世記機械 (創元SF文庫)より
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No.7:
(3pt)

めでためーでーたーの♪

うーむ、ここまで楽天的なSFを私は他に知りません。
世界を救うのはたった一人の西欧の若者科学者様。
科学技術を善用さえすれば、世界はハッピー宇宙の果てまでハッピー。
官僚社会嫌いには快哉するけれど、あまりにオメデタすぎるので、
読んだ後、呆然自失することいくばくか。
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No.6:
(5pt)

人間の理性に対する無限の信頼

最初に読んだのは高校生の頃。もう30年も前になります。
読んだ翌日に興奮して友達に語ったのが表題の言葉です。
初期ホーガンの作品はどれも基本的に「壮大なほら話」で
その想像力に感嘆させられますが、それだけに終わらない
感動があるのは、根幹にこれがあるからだと思います。
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No.5:
(4pt)

気分爽快になれる大ペテン(笑)

「統一場理論が究極兵器開発につながってしまう」という点では「アインシュタイン・セオリー」と同じです。
しかし読み終わって「やられた!(笑)」と思いました。

米政府と軍部の圧力に負け、主人公は彼らが望む究極兵器を完成させる。
と思わせておいて実はシステム中枢にトンデモないカラクリを仕掛けておいた!
そのせいで東西両陣営は核ミサイルを双方失ったばかりか、今後一切の戦闘行為が出来無い。
更に西側は主人公の論文と究極兵器の設計図などを秘匿するどころか全世界に公開しないと大変なことになってしまう。
主人公はペテン師としてもやっていけるんじゃないでしょうか(爆笑)

作中の年代設定が西暦2007年で東西冷戦がいまだに続いているという設定は、さすがに時代遅れだなあとは思います。
でも読後の爽快感は、それを補って余りあります。
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No.4:
(4pt)

面白いが体制批判がやや紋切り型か

発明発見物としては道具立てがこっていて面白かった。最新の物理学の成果をふまえるとどうかなという面もあるが、それでもそういったこともあるかもしれないくらいには思わせるリアリティがある。理論的な説明を長々とされても退屈させないどころか、そこを醍醐味の一つにさえしているのはさすが。

しかし体制との闘いといった側面ではやや意固地で独善的な面もあり、若干辟易した。体制は常に傲慢なわけでも常に愚かなわけでもないが、作者は紋切り型に体制を批判するのが好みのようだ。このような現実との折り合いの悪さとたくましい想像力の結びつきが後年悪い形で出てしまってトンデモ科学への傾斜が始まったのだろうか。

まあそういった面も良くも悪くも冷戦時代の緊張を感じさせ作品へのスパイスになっている。読み物としては面白い。
創世記機械 (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:創世記機械 (創元SF文庫)より
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