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(短編集)
月蝕楽園
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月蝕楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ほのぼのとするとか、ノスタルジックであるとかを期待する人には裏切ることになるかもしれませんが、一読の価値はありますよ | ||||
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評価が高いのは意外でした。それは作品がよくないのではなく、まず一般受けはしないだろうと思ったので。それとも読んでいるのは元から朱川さんファンばかりなのかな。 朱川さんの小説にはいくつかパターンがありますが、これは「赤々煉恋」と同系の歪(いびつ)な人たちとその恋愛を描いたものです。 性同一性障害や外見が醜い人、特殊な性の好みを持った人の話もあるので、それらをみんないびつと呼んで一緒くたにしてしまうのは差別的だしよくないでしょう。 ただ、結末がそういう人たちが悲惨な目にあったり死んでしまうバッドエンドばかりなので、どの話もなんとも言えない陰鬱な雰囲気が漂っています。メンタルが弱っている時にはおすすめしません。 私自身も読み終わった後は「はあ~」とため息が出て暗い気持ちになってしまいました。「都市伝説セピア」や「花まんま」あたりまではとても好みなのですが、ここまでくるとちょっと・・です。好き嫌いが分かれる作品だと思います。 朱川さんはたぶん”異形”的なものに魅かれるのでしょうね。こういうものを書かれるとはどういう方なんだろうと思ってしまいますが、江戸川乱歩なども気味の悪い話を書きながら、日本探偵作家クラブを創立し、後進の作家を育てた面倒見のいい人だったそうですから、作品の印象とご本人はまったく別物かもしれませんね。 | ||||
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本の表紙やタイトルに目が行き、つい買いました。 | ||||
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5編の恋愛短編集ですが、普通の恋愛小説ではありません。 どの話も愛の中に、切なさや辛さ、怖さなど、惹きつけられる要素を持っており非常に読み応えがありました。 特に印象に残ったのは『夢見る蜥蜴』です。一番衝撃的で痛みを感じる話でしたが、特殊な愛し方と愛され方で最後には悲しい気持ちになりました。 また、トランスジェンダーを題材とした『孔雀墜落』は、家族の反対や一途な想いがリアルで、悲しさもありますが好きな話です。 ミステリーやホラーが好きな方には、こういった恋愛小説もおすすめです。 | ||||
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眠れない猿 切ないです 猿くんと友達だったら・・オレが猿くんと友達だったら良かったのに・・ 猿くんと呼ばれる男性は虐待され友人にバカにされ女に笑われる・・ドコも良いところのなかった猿が初めての幸せをつかむことを誰が願わずにいられましょうか・・ | ||||
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商品の説明にあります(そのどれもが重く、切なく、登場人物たちの「その後」が気になる恋愛小説。) まさにその通りの朱川ワールドさが満載の一冊です! 個人的には、同性の後輩の指にエクスタシーを感じる『みつばち心中』、 猿顔の男が生まれて初めて愛した女の話『眠れない猿』、 あたりが特に面白かったが、ホントどれも甲乙つけがたい作品だ! | ||||
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辛気臭い系なんで、気分ダウンの時には勧めない。 アクがあるんで、「究極の愛」ってのを美しさと清々しさのイメージで捉えてる人は避けた方が無難。 自分は程々に楽しみました。 | ||||
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なんと帯に「至上の恋愛小説集」とある。 朱川先生ともあろうお方が、安易な金儲けに走ったか?とスルーしかけたが、やっぱり気になるので買った。 読んでよかった。たしかに愛がテーマではあるが、怪奇小説あるいは異色サスペンス小説といったほうが近い。 普通に恋愛小説だと思って読んだ人は、ショックで寝込むのでは。五篇収録の短編集である。 『みつばち心中』あまりにもフェティッシュな世界が広がる。変な吸引力のある異色篇である。 『噛む金魚』幸福そうな二十年来の夫婦には、秘密があった。サスペンスフルな佳作。 『夢見た蜥蜴』本編が最高のお気に入り。 現代日本なら、こういう愛は実在するかも?と思わせる怖さだ。 『眠れない猿』束の間の夢が覚めると、あまりにも残酷な罠が待ち構えていた。最も主人公に共感できる。 『孔雀墜落』テーマは興味深いが、結末が唐突すぎる。 総じて質が高く、朱川節全開でした。初期短編の味わいに近いかな。 | ||||
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流石、朱川湊人氏が書く恋愛小説は、普通じゃない。 特に、「夢見た蜥蜴」や「孔雀墜落」は強烈な印象が残りました。「孔雀墜落」はラストは何とも切なく、ある意味恋愛小説といえると思います。 全編、主人公たちには普通じゃない雰囲気が漂っていて、それがどう恋愛に絡んでどんな結末を迎えるのか、目が離せません。 | ||||
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「究極の愛」「至高の恋愛小説」なんて帯なんで、くすぐったい様なあま~いお話かと 思って、あんまり期待していなかったんですが・・・。 どの話も変わった人たちの歪な愛のお話で、ホラー作家朱川先生らしいものでした。 噛む金魚は、妙にリアルティがあって主人公のその後を想像すると一番ゾッとしました。 最後の墜落孔雀は、性同一障害の主人公の弟の純愛が切なくて・・・・。 みつばち心中と夢見た蜥蜴は、いい感じに変態でよかったです。 特にみつばち心中は、ある意味爽やかな心に残る終わり方で好きです。 総じて普通の恋愛小説ではないのでご注意を。 | ||||
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