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(短編集)
日本以外全部沈没
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日本以外全部沈没の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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全11編の短編集。 タイトルになっている「日本以外全部沈没」は、小松左京の「日本沈没」をパロディ化したもの(田所博士が登場します)。 先に小松左京「日本沈没」をご覧になると雰囲気をよりつかめると思います。 圧倒的に異常な事態を前提として、進退窮まった人間の悲喜こもごもをブラックユーモアを交えて描く。 人間と動物を区別する最たるものは「理性」の有無ではあるが、それだって「理性」を維持できる環境があってこそのものである。 「理性」さえも吹っ飛ぶ異常な事態を前にしては、人間と動物なんてまさに紙一重なのかもしれない・・・。 読後感は「最終兵器彼女」と似たものがあるが、あれにブラックユーモアを付け加えたものと表現したほうが適当だろう。 残りの10編もそれぞれに面白いので、買って大満足の1冊でした。 | ||||
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大阪に突如現れたUFO。宇宙人は庶民の食生活を調査士に来たといってヒノマル酒場へやってくる。ヒノマル酒場の人々はTVで報道を見ていたが、それがどっきり番組だと思い、宇宙人を殺してしまう。そして、先行の宇宙人の信号が消えたことを知った次の宇宙人がやってきて。。。 どの短編も"えっ、そんな展開!?"と意表をつかれます。細かいことは考えずに読みましょう。 | ||||
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素直に笑えた。 世界の有名人が時代関係なく入り乱れて あ〜だこ〜だと喧々諤々。 生き延びるためになりふりかまわずやってるんだけど、 実際にこの人たちがこの作品読んだら 腹立てるだろうなぁ〜。 想像するだけでもおかしいんですけど。 最終的には・・・・なんだけど、 じゃぁ〜結局最後はみんな一緒に・・・なんだよね〜。 短編集でいろんな作品が読めます。 どれもその当時の世相に対して斜めに見ているような感があって ブラックユーモアに溢れています。 個人的には「農協月へ行く」とか「黄金の家」が面白かったです。 | ||||
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表題作も良いですが、「新宿祭」「日本列島七曲り」など、学生運動を扱ったものがなかなか笑えますし、考えさせられます。 60年代から70年代当時のメディア(今もか?)が学生運動に対して比較的迎合していたのに対して、著者は極めてシニカルな目を向けています。学生運動は結局大騒ぎの「お祭り」であったこと、当事者達も彼らをまつり上げていたメディアの人々も軽薄であったことを、著者は当時から笑い飛ばしたかったのでしょうね。 | ||||
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60年代から70年代にかけて書かれた作品群なだけに、当時の雰囲気を目一杯含んだ作品群になっています。 個人的に面白かったのは、「ヒノマル酒場」「新宿祭」「農協月へ行く」「アフリカの爆弾」の四作品でした。短い作品なのですが、そこに織り込まれたブラックなユーモアが大いに楽しめます。それぞれの「おち」がどうなるのか、胸をわくわくさせてくれます。 | ||||
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