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いつかX橋で



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【この小説が収録されている参考書籍】
いつかX橋で
いつかX橋で (新潮文庫)

いつかX橋での評価: 3.22/5点 レビュー 9件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

七夕しぐれの続編だと勘違いして読み始めた

勝手な勘違いなのだが、七夕しぐれのあの3人組のその後の話だと思い、飛び付いたのだが、全く別の話だった…。
作品紹介をもっとちゃんと読むべきだった。
別に、読んで後悔するものでもないが、喜んで読み始めただけに、な〜んだ、違うのか…という思いが、真ん中へんまで付きまとってしまった。
序盤の戦火のシーンがなかなか真に迫っていて、いわゆる戦争ものなのかと思わされるのだが、それは序盤だけであっさり終わり、終戦後の焼け野原で生き抜く、若者の青春ものでしたね。
悪くはありませんが、戦争で累系をほとんど亡くした割りには、親切な大人にさりげなく保護され(親切でない大人も登場してくる)、現代の若者とそう変わりない子供っぽさも感じてしまった。
戦争を知らない自分が言うのも何だが、もっとしたたかで、逞しくないと生き抜けなかったのではないか?
ただプライドのためだけに戦った最後の決闘が、族のタイマンのように感じられてしまう。
そういう意味では、ただ舞台を終戦後に設定しただけの、青春グラフィティという感じがして、食い足りなさを覚えてしまう。
(結果は悲劇的なのだが。)
もっと時代設定を生かし、ギリギリ追い込まれた時の、急に大人にならざるを得ないような、「生きざま」を見せて欲しかった。
いつかX橋で (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いつかX橋で (新潮文庫)より
4101341524

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