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ナイト&シャドウ
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ナイト&シャドウの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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2014年に出た単行本の文庫化。 とある理由から2001年のアメリカが舞台となっている。 警視庁からアメリカのシークレット・サービスに派遣された警護官が主人公。 ふとしたことから大統領暗殺計画に巻き込まれていくのだが、謎が謎を呼び、というストーリーだ。柳作品らしいつくりこみが楽しく、またトリッキーな展開に思わず引き込まれる。 そして犯人も真相も意外。すっかりだまされてしまった。 | ||||
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期待していたよりかは「ふつう」、若干面白くない、という感じでした。 首藤のキャラはジョーカーゲームに引っ張られつつ、人間味を帯びているというか、なんというか。 続きがあったとしたら、テロリストの親玉との直接対決まであったら、面白い…!になっていたかもしれません。 中途半端感も否めない、けど、やっぱり読みやすくて映画を見ている感覚だったのでそれなりには良かったです。 | ||||
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出版社が無理強いして、昔書き溜めた原稿を出させたのか? ヒロインは取って付けたような登場、映画で観たことあるようなステレオタイプな相棒。 真犯人は最後に付け足しして、前の章に伏線を挿入。 知識的に目新しさもなく、残念。 最後まで読んで後悔。 | ||||
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「つまらない」「薄味」「物足りない」「深みがない」というのが多くのレビュー。著者のこれまでの作品(戦前の特務機関がテーマだと)の陰影の濃い主人公は魅力的なのだが本作品ではその辺りに瑕疵があったのではないか。登場の主人公首藤武紀は警視庁SPなのだが。時代背景は猿顔のGWB大統領、そしてHow are you?も言えないYM首相の頃。9.11はまだの日々。 37もの章立てのなかで早くも3番目で「犯人」の一人が登場。7で脅迫電話、10で別の「犯人」、15、19でも「犯人」が描かれるが、その一人の名前は20で明かされる。その間にワシントンの地形や道路や建物の案内(ケネディ芸術センターとナショナル・シアターの違いも)をしないと話が進まない。首藤が派遣された米国財務省秘密検察局ことシークレット・サービスの起源や歴史も解説しないと。 主犯はここで明かさないのがお約束だが、その設定にいささか無理があるだろう。ここも裏目かも。 続編を期待させるのは最後の一行である。 | ||||
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日本の超一流のSPが、アメリカのシークレットサービスでの研修中に大統領暗殺計画事件に巻き込まれるという話で、且つ、柳広司氏の作品なら否が応でも期待度が最大に高まります。 ホワイトハウスやSPのことなど割と詳しく描かれていて面白いですが、事件自体はシンプルでオーソドックスな展開。主人公や相棒の米国人捜査官、アメリカ在住の女性カメラマン等登場人物のキャラも分かりやすいです。 但し、流石にこの作者だけあり、しっかりとした構成で真相は予想も付かない結末でした。 | ||||
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日本の超優秀なSPが米国に研修に来て、大統領暗殺事件に巻き込まれる。小さなどんでん返しが何度か繰り返され、最後はこのSPが 中心になって事件解決に至るというストーリー。しかし、どうも作品自身に深みがない。余りにも、この日本人SPが完璧過ぎて、ストーリーや謎解き で読ませるという作品になっていないことに大きな違和感を感じてしまう。もともと日本人SPが米国を舞台にして大活躍することに、現実感が 伴わない。この設定が日本で、登場人物も日本人ばかりで人物描写にも深みを加える方が作品としては良質になったのではないか。柳広司の 作品は、「ジョーカー・ゲーム」と「ダブル・ジョーカー」を読んだが、こういった短編集の方がキレがあるように思えてならない。 | ||||
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もし新人作家の作品だとしたら、文句なく楽しめたと思いますが、あの「ジョーカー・ゲーム」を書いた柳さんの作品だと思って読むと物足りなさ過ぎます。 首藤があまりにできすぎてて、まったく面白みがない。それに、美和子もただ首藤にまとわりついてるだけで、全然魅力的に思えない。ラストの別れのシーンなんて、勝手に一人相撲取ってて苦笑しました。 もっと長編にして人物を掘り下げてたら、それぞれのキャラクターが生きたのに。 余談ですが、柳さん、海外ドラマの「ザ・ホワイトハウス」観てたのかなーと思われる描写がいくつかありました。 大統領主任警護官の風貌がドラマとそっくりなのと、暗殺される新興国の要人のエピソードもドラマにありました(しかも名前も似てる!)。 ま、思い過ごしかもしれませんが。 | ||||
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この方の売れ始めた頃の作品に「ジョーカー」という作品があった。 かなりの高評価でしたが、私にはまったく響かなかった。いったい何者?という感じだったので、しばらく作品に触れることを控えていました。 現代劇とあったので、数年ぶりに読みました。2冊目です。 痺れましたね! 男性陣は支持してくなるのではないでしょうか? 予想を裏切って良かったです。 このSPシリーズは続き物なのでしょうか? 自作も読ませて頂きたいです。 | ||||
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本作は、米国大統領SP研修を受けている主人公を軸に、大統領暗殺計画を、複数の人物の視点から描いたサスペンス。 ジョーカー・ゲームと云う、柳広司の呪縛について言えば、主人公はヤング結城中佐とでも言うべき完璧なSPだが、人間味は皆無に等しい。 大統領暗殺計画に関る防ごうとする人、計画を進める人、その関係者といえば、「ジャッカルの日」であり、ハッキリと序盤で「ジャッカル」というコードネームまで示される。その一方で、作品の舞台は明らかに2001年前半であり、複数の言葉で9.11を読者は意識させられる。 ストーリーは、ポリティカル・サスペンスのテキストのように定石を外すことなく、それでいて凡庸にならず、サクサクとしかしワクワクと読める。 作者が良く知らない若手なら期待値込みで5☆をつけたかもしれない。 しかし、著者は、柳広司だ。何を書いても レビューにジョーカー・ゲームという言葉が躍る柳広司だ。以下、4☆にとどめざるを得ない私見を書く。 この主人公だけでは、300頁は持たない(「ジョーカー・ゲーム」シリーズは短編集だ)と思ったのか、本書では上述の通り複数の登場人物の視点から三人称的に描かれている。それ自体には何の問題もない。 しかし、私が最後までひっかかって、読み飛ばしたくまでなったのは、その一人である女性だった。日本の大学(学部・専攻等不明)を出て、職業でもない写真を買われたことで、米国に渡り(留学でもない)、有名媒体からも起用されていく。しかも、誰もが意識するほどに美人だ。才色兼備、しかし、本書でのこの女性の役割はそれを全く活かしていない。主人公にひたすらに朝日新聞的な米国批判を延々として、明らかに抱かれたいのにツンツンしまくり、危機に際しては単なる弱い女性でしかない。伏線度ゼロのこの女性は、単に柳作品にこうした存在がいないという以上に、作品全体の中でも浮きまくっている。 その違和感でいえば、米国マメ知識も挙げるべきだろう。従前の柳作品では、舞台背景は極力捨象されていた。しかし、本書ではホワイトハウスやSPについて、まるでガイドブックのように懇切丁寧に微に入り細に入り解説してくれる。丁寧ではあるが、別になくても、作品は成立する。こういう無駄は、これまでの柳作品にはなかった。長編を書いていく上での課題と思われる。 なお、amazonの内容紹介は、全てを誰かの一行感想でつないでいるが、これが実にクソ。本作品でなくても何でも使えるような手垢が匂う言葉か、本作品には全く当てはまらない的外ればかりだ。これを信じて読んだら、確かに低評価になるだろう苦笑 | ||||
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約300ページの長編ですが、一気に読むことができました。 幅広い作風で知られる柳さんですが、これは系譜的には「ジョーカー・ゲーム」「キング&クイーン」などと同じ、よりエンターテイメントの要素の強い作品であると思います。もちろんただのライトノベルなどではなく、柳さん独特のひねりの効いたユーモアが随所に挿入されており、にやりとさせられることもしばしば。 最期の1文には、ぞくりとさせられます。 | ||||
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「ジョーカー・ゲーム」シリーズの「コク」を期待したが、さらっと読める淡白なエンターテイメントだった。 出来が悪くはないのですよ。悪くは。 ただ、作中で物語の時点での近未来に起こる現実の事件を暗示されても、現在の読者にとっては「ふーん、それで」としか思えず感興を催さなかったのは残念。 | ||||
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薄っぺらいキャラクターの造型、超人的な主人公、リアリティのない話。 読むのが苦痛でした、正直。 | ||||
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あっという間に読了。楽しかったです。 首藤とバーンのコンビもよかったし、かっこよかったです。脇役たちも、柳さんらしく、個性豊かで、楽しめました。 本作も含め、柳さんの小説にはいつも、思想信条、性格が全く異なる、複数の人物が登場します。その人たちが、様々な体験をし、衝突したり、和解したり、冗談を言い合ったり。そこが読みたくて、いつも手に取ってしまう作家さんです。 今回も、小説というメディアの持ち味満点の面白さを感じることができ、しかも肩ひじ張らずに楽しめました! おススメです!! | ||||
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深く考えずにサラリと読めば、それなりに面白く興味深い内容なのですが、この作家のファンとしては「えっ?どうして・・」「やっちまったか・・」みたいな複雑な思いがありました。 柳広司の文章の魅力は、最近流行りのいかにも映像的なカットバック方式を多様をしないこと、「ドアを開けるとそこには思いもよらない人物が立っていた」なんて描いておいて、そこから全然違うシーンに飛ぶような描き方をしないで、一つのシーンをきちんと切りのいいところまで描き切ってくれるところでした。だから興味が持続して面白く読めるし、そういうきちんとした描き方がすごく好きだったのに、この作品はほかにも沢山あるミステリーと同様、思わせぶりなカットバック方式が出てきてしまっていました。 それだけでなく、「彼は・・・」と始まる記述で、その「彼」は実は読者が思っていた「彼」ではなかったという、いかにも翻訳物によくある思わせぶりな描き方、正直、文章についてはがっかりしました。 内容的には前述したとおり興味深い点も多々あるのですが、何だか終わりが尻切れトンボ・・・本来、もっと長編になる作品のような気もしました。「ロマンス」と同様、作者が描きたいことを描き切っていないような、続編(シリーズ)があるのかな?と思わせるような読後でした。 | ||||
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