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波上館の犯罪



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【この小説が収録されている参考書籍】
波上館の犯罪 (講談社ノベルス)

波上館の犯罪の評価: 2.50/5点 レビュー 2件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

こまった波動理論

バカミスではなく、シュールな味を追求した抒情ミステリといったおもむきである。
だれが犯人かはもやはどうでもよく、事故死した波丘の霊魂の存在、彼の突拍子もない
波動理論、娘・美波との一蓮托生ぶりなどが描かれる。
その波動理論とやらが高踏的すぎて一般には理解不能なのか、ただのバカうんちくで
人を煙に巻こうとしているのか判らないので、読者としてはこまってしまうのである。
さらに"波"をモチーフに随所、詩的表現をまじえ、著者の言う通奏低音として物語に
厚みを与えんとしている。
ミステリとしては、荒削りでまるで完成されていないように思われる。
すべてが伏線になっている小説といわれても、どうもピンとこなかった。
孤島の館から全世界へ向けて脳波をとばし、それを支配するなどという発想がバカミス的ではありますね。
いずれにせよ、まじめに考えてはいけないのかもしれない。
波上館の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:波上館の犯罪 (講談社ノベルス)より
4062990261

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