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階段途中のビッグ・ノイズ
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階段途中のビッグ・ノイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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本編とは関係ない個人的感想です。 階段の踊り場って、階下に音が反響していいリバーブがかかるんだよね。ほんと気持ちいい。高校時代ブラバンに所属しててTp担当で、音楽室は3階にあって出口すぐに階段があった。朝早く来て人が誰もいない階段で練習するのが日課だった。そこで軽音のやつに「お前ギターもやるんだって?」って誘われて掛け持ちすることに。軽音は同好会だったので場所も予算もなくて、その最上階段の狭いスペースがバンドの練習場所になった。きっと武道館ってこんな感じだろ?!、って勝手に思いながら、ブラバンの練習後に下校時間ギリギリまで音を出してた。そうそう、そんな感じだよ。どこにも所属できない、歌謡曲なんか興味のない、うるさいうるさいバンド。そんな物語。 | ||||
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部員不足の上、不祥事を起こしてしまった軽音部。残された押しの弱い平和主義者の主人公が、神経質で完璧主義なギタリスト、洋楽的知識は豊富だが短気なベーシスト、吹奏楽部出身のちょっと間の抜けたドラムス、そして経歴不明、やる気のなさそうな顧問の先生を集め、取り巻く環境、教師との対立、バンド内での対立とアクシデントを乗り越えてゆくストーリーです。 このような内容はベタだと言われますが、ベタ ≒ 王道なのです。「売れる映画の理論」と同じで、王道には売れるだけの理由があります。主人公たちは洋楽志向で、KISS, QUEEN, GUNS N’ ROSESなどの楽曲が出てきます。全部の曲を知っているわけではありませんが、知っている曲が出てくれば、読んでいても頭の中でその音楽が流れてきます。(歌詞がひらがなになっているのは版権対策でしょうか?) 印象に残ったのがP152のクラスの人間からの嘲笑で「内輪で盛り上がって奴らってイタイよな。洋楽なんて何人知ってんだよ。」 のセリフ。どんなに真摯に音楽/演奏に取り組んでいたとしても、洋楽を聴いている人間数は絶対的に少なくなります。(ましてや主人公達は商売としてバンドをしているわけでもない) 洋楽コピーバンドをやっている人/やっていた人なら、少なからずこの疎外感を味わったことがあるはず。その認識の薄い洋楽バンドの楽曲を盛り上げるステージ上のアイデアがあったり、バンド内でのいざこざを収めるのに 吹奏楽部の支配的顧問を反面教師として登場させて間接的に解決させたりと各所で工夫が見られます。 この作者の文庫本の表紙は全てライトノベルみたいになっていますが、ジャンル的な分別はともかく 実際、中高生にも読みやすい内容です。(洋楽コピーバンドを経験した方にも薦めたいです。) 昨今はテクノロジーの発達に伴い、楽器を演奏出来なくとも音楽的表現が出来るようになりました。この作品はダンス/ヒップポップ/ラップ系に主導権を握られた現代の音楽シーンに対する、作者なりのアンチテーゼなのだろうと思います。 | ||||
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実際に曲を聴きながら読んだら鳥肌たった。 いろいろ思い出して感動した | ||||
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なんだか、学生時代に戻りたくなる。そんな小説。疾走感もあり、読みやすい。 グリーンデイにキッスに、とごちゃ混ぜだけど、それこそ学生バンドっぽいな、と。 体育館の小さなステージで、ちゃちいアンプでベースを鳴らした、あの夏を思い出して、少しだけノスタルジーを感じたり | ||||
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廃部寸前の軽音楽部で一人寂しくギターを奏でていた男子高校生の元に集い始めた仲間達との青春物語。突然現れる天才ギタリスト、妨害する教師、クラスのマドンナ等々これでもか!って位ベタな展開が続くのだがこういう綺麗な?お話を読んだのは久しぶりかも知れない。若い人が読んでも楽しめると思うが、昔懐かしいロックバンドも多数出てくるのでかつて高校生だったオジサンオバサンにこそオススメです♪きっとノスタルジックな気分に浸りなから読んで頂けると思います♪ | ||||
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ロックを全く感じない ストーリーも設定も取り立てて言うほどのことは無く、何も感じない。 そして何も感じないという読後感に腹が立ち、購入を後悔した 音楽が絡むという点でこの作品に興味を持っている人はやめたほうが良い 逆に音楽に対して何も思い入れがないなら、中学生向けくらいの読み物としては楽しめるのかもしれない 表紙のイラストは本当に素晴らしい スカイエマ氏独特の色や塗り感はどの作品でもほんとうに素晴らしい | ||||
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私はコンサートなど行ったことがないけれど、この本を読んでロックの臨場感など知った。主人公はただの平凡の高校生だけどロックができることによって何倍もカッコよく見えた。自分でもやりたいと思った。主人公以外にも仲間がいて信太郎というやつはかっこつけだったけどいいやであった。仲間のためにこうどうできるやつであった。最後の盛り上げのコンサートでは薄々予想はしていたけれどやっぱり先生がでてきて演奏をしていた。これがまた、かっこよかった。演奏者と観客が一体感となっていて本を読んでいてもその風景が浮かんで感じられた。今までギターをやっている奴はただのカッコつけだとおもっていたけど偏見だったと思った。 | ||||
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僕のまだ短い人生の中で、文字通り「擦り切れるまで読んだ」唯一の本です。 この本は中学時代、何の起伏もない生活を送っていた僕に「ロック」というものを教えてくれました。そこから一気に世界が広がったような気がしたことをよく覚えています。 僕のお気に入りは終盤の文化祭。彼らの努力や抑圧されていた鬱憤、いろんなものをごちゃ混ぜにして爆発させるようなライブシーンでは、自然と頭の中に彼らの演奏が流れてくるようです。 この作品を注文し、実際に手に取り、読み終えたあなたはものすっごく楽器をかき鳴らしたい衝動に駆られることでしょう!バカで爽やかな青春がこの一冊には詰まっています。 | ||||
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ロックバンドはいつの時代も一般への最初の馴染みが悪いですね。それを乗り越えていく青春が懐かしいと思われる作品だと思います。 | ||||
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軽音部の上級生がマリファナで捕まり、廃部の危機。校内の白い目、集まらないメンバー、劣悪な練習環境…等々。 読みやすい青春小説だった。それだけによくある話と言えばある話で特別印象に残ることもなかった。 | ||||
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正統派青春小説といった感じ。ライブシーンの爽快感たるやスゴイ 表紙ロゴが安っぽいバラエティ番組みたいで合ってない事と(やっぱり文庫版だと変わってた)、 最後ヒロインとの関係がgdgdで曖昧に終わったのだけは評価しない くっ付くならちゃんとくっ付いて欲しい 先生はDTじゃなかったのね | ||||
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テレビドラマ版「ウォーターボーイズ」が原作なんじゃないかと思うくらい設定や展開がそっくりです。 どなたかも書いていましたが、最終的に先生の力でハッピーエンドになるのもちょっと拍子抜けでした。 | ||||
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裏面のあらすじを読んで面白そうだったんだけど、正直期待外れだった。 ストーリーもありきたりだったし、ギリギリで星二つといったところだろうか。 同じ青春小説なら、五十嵐貴久の『1995年のスモーク・オンザ・ウォーター』のほうがずっと良かった。 特におすすめはしないけど、興味がある人は読んでみてもいいかもしれない。 | ||||
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徹頭徹尾、尖り過ぎず丸まり過ぎず、誰が読もうともそれなりの満足感を得られる良作であると思う。 自分は正直ものたりなかったなあー | ||||
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娘が購入しました。 欲しい物がすぐに見つかり喜んでます。 またお願いします。 | ||||
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とうちゃくもはやくて、ほうそうもやくて、たいへんよかったです。 | ||||
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ストーリーは基本がしっかりしており、スムーズに読み進めることができた。 いくつかの伏線も、きちんと回収されていた。 最後のライブシーンもうまく盛り上げていたと思う。 ただ、文章表現があまり良いとは思えなかった。 心情を必要以上に、しかも明確に説明してしまうので、読者の想像する余地が失われている。 硬い表現と、くだけた表現が混ざっていて、文のリズムの落差が激しい。 三人称よりも、いっそ全て一人称で書いた方が分かりやすかったのではないか。 さらに、私が評価を下げたのは、以下の点による(以降、内容に深く触れているので注意願いたい)。 部員が違法薬物に手を出し、逮捕された影響で、序盤では全校生徒みんなに白い目で見られていた軽音部だったが、 終盤の文化祭では、大観衆を集めて大いに評価されるに至っている。 この間の変化について、説明があまりに乏しい。 「再び活動を始めた軽音部の練習の音を聞いて、良いなと思った」という生徒は登場するのだが、 それだけで大勢の立場が逆転するだろうか。 生徒たちは、「軽音部員のせいで、持ち物検査が行われるようになった」ことなどで、軽音部を嫌っていた。 練習の演奏を聞くだけで、その気持ちは払拭されるのだろうか。 部員たちの演奏する洋楽が、そこまで万能とは思えない。 その他、違和感を覚える箇所はいくつかあるのだが、 その中でも私がもっとも気になるのは、校長の存在である。 作中には、生徒に嫌われる教師が何人か登場し、 それは「生徒対権力」の構造として分かりやすいのだが、 権力側として描かれていない大人も出てくる。それが校長だ。 校長は、ことあるごとに軽音部を救ってくれる。 ・一度決まった軽音部の廃部をくつがえす ・屋上のカギを開ける許可が下りず、部員たちが困っていると、あっさり一存で許可を出す ・練習中の取り決めに違反した軽音部に、おとがめなしの決断を下す ・持ち物検査を、最初の数回やっただけで止める(軽音部への風当たりを弱める行為である)。 重要なのは、軽音部の運命が、全て校長の判断にゆだねられているということだ。 主人公たちは、確かに様々な努力をしているし、それはしっかり描写されている。 だが、努力が報われるかどうかは、結局は校長という権力側の考え次第なのだ。 努力が、大人を動かす説得力に結びついていない。校長の人格や良識に頼ってしまっている。 ここに大きな問題がある。 さらに言わせてもらうと、主人公たちは終盤で絶体絶命のピンチに陥るが、 そのピンチを救うのも、校長とは別の大人である。 もはや、クライマックスはその大人の独壇場と言ってもいい。 一体、どこまで大人の手を借りるつもりなのだろうか? 以上のような構図で描かれた主人公たちの青春群像は、私には非常にもろいものであると感じられた。 これは果たしてロックなのだろうか? | ||||
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部活の先輩がクスリをやってしまい、主人公1人しか練習していなかった軽音部が廃部の危機へ。「階段途中のビックノイズ」は、そんな逆境から学園祭のステージを夢見て、負け犬男子高生がエレキギターをかき鳴らし続ける青春ロック小説だ。 イメージとしては映画「ウォーターボーイズ」の軽音部版。主人公がどうしようもない状況からバンドメンバーを集め、演奏場所を確保しと、徐々に勢いを増していきながら学祭のフィナーレへ向かう。 王道青春ストーリーに加え、設定もベタに徹しているのが振り切れていていい。主人公たちがカバーするのは「オフスプリング」「グリーン・デイ」など、音楽フェスに行く人なら誰でも通ったことのある洋楽エモパンクバンド。同じような負け組男子高生のロック小説「グミ・チョコレート・パイン」(大槻ケンヂ)では、「非常階段」のような日本の80年代パンクバンドをフューチャーする。「グミチョコ」にサブカル・マイナー組にとってのロックがあるなら、本作には、少しでも社会・組織に不満を抱いたことがあるなら誰でも愛せる、大衆・メジャー向きの青春があるだろう。 最後のライブシーンは、ハッピーエンドとわかっていてもいろんな仕掛けが何度も爆発するのでイヤでも気持ちが盛り上がる。一本背負いのようなスカッとするロックがここにある。 | ||||
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一気に読破しました、最高です! 勢いでヤフオクでアコギをポチってしまった!! 高校生目線で書かれた小説で、大人が考えた作り物感がなくとてもストレートに読めました。 ほんとう、サイコー! 49歳のオヤジも吠えるぜ! | ||||
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シナリオもテキストもとても無難でスラスラ読めます。 少年少女たちの、ひたむきな気持ちと若さがまっすぐ伝わってくる内容です。 起承転結はそんなになく、ずーっと「ザ・青春」的なノリです。 学生当時リア充でなかったオッサンオバサン達(私ですが)が読めば、 「ああ、こんな学校生活送りたかったな、いいな、いいな」 と若干懐かしさと羨ましさを感じるかも知れません。 良くも悪くも心にドカンと来る傑作ではありません、が、万人受けする良作だと思います。 | ||||
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