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終わる世界のアルバム
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終わる世界のアルバムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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本の内容は、娘が読んでいるので解らないですが、娘本人が喜んでいたので大変良かったです。 | ||||
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”人々が突然前触れもなく消えてしまう世界で少年と周りの人々が織り成す儚い物語”です。 この一文でそういうの大好き!と思った人は読んで後悔はないと思います。 読後はタイトル通りいろいろな事を考えさせられました。 たとえば"人々が突然前触れもなく消えてしまう世界"なんていうとファンタジーのように感じるけれど、多くの事件事故災害 等が起きてたくさんの方々が日々亡くなっている現実世界とこの作品の中の世界とで何か違いがあるだろうか?とか。 自分がいつか世界からいなくなった時、自分の事を覚えていてくれる人がいるだろうか?とか。 まあそんなような事がたくさん浮かび考えさせられました。 ナルシストくさいですね。すいません。笑 まあこういった終末ストーリーは中盤くらいには結末が読めてしまったりするので、この本をストーリーを大いに期待して読むとちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが(決してつまらないという意味ではなく)、読後お話に関していろいろと物思いにふけるのが好きな人には大変オススメです。 ここからネタバレ有↓ 星が4つな理由としては、 ・最後の浜辺のその後の後日談が欲しかった。(無いからこそいろいろ考えさせられる終わりな訳だけど....ね) ・結局何故そんな現象が起きるのか 等不明な点は明らかにされない。(まあこれも無いからこそ想像力を掻き立てられる訳ですが) ・莉子が救われな過ぎて不憫。(まあこれは個人的にですが "笑") ・作者のあとがきがない。(考察とかこういう思いで書いたんだよーとか知りたかった) まあそんな理由で星マイナス1させていただきました。 あとまったく関係ないですが読んだあとPlastic Treeというバンドのechoというアルバムに入っている「影絵」という楽曲を聴くと、妙にしっくりきて泣けます。 良かったら聴いてみてください。笑 | ||||
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この作品を読んで、「旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。」を思い出したのは 自分だけではないだろう。しかしあちらとは全く違う差別化がされている。 あちらは「病が徐々に進行し、やがて消滅する」という方法が取られているが こちらでは『前触れもなく、いきなり消えてなくなる」という方法が取られている。 そしてそのカギを握るのが「主人公の持つカメラ」と「謎の少女・奈月」である。 読み終えて、どこか切なく悲しいながらも(すいません実際最後泣きました) 救いがある。奈月と主人公が迎える結末をぜひその目で確かめてほしい。 きっと心が温かくなるはずだから。 | ||||
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とっても良かったです! 今レビューをまとめ書きしていてこの本が出てきて… 内容を覚えてないくらいなら大したことないと思われるでしょうが、とっても良かった!ことだけは確かに覚えています。 | ||||
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私も絵に惹かれ、この本を買いました。 内容はほかの方の言うように、流れがよくさくさく読め、 私は物語の中に吸い込まれました。 また、最後は少し泣けるくらい切なく感動しました。 私はこの本を買って後悔はしませんでした | ||||
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全体的な流れは凄く好きです。 「さよならピアノソナタ」が大好きな僕は「杉井光」の名が付く本はパブロフの犬のごとく購入するので、ハード版を持っているにも関わらず購入しましたが、まあ表紙以外は変わりませんね(笑) 杉井光先生の良いところは「音楽の使い方」だと考えています ジョージ・ハリスンがいないSOMETHING、考えただけでその状況が分かり、背筋が凍りつきます マコトの「鈍感だけどちゃんと肝心な所で気付く」点が魅力的です 最終的に別れる事になってしまいますが、海までの過程(ネタバレじゃない…よね?)が濃く、大好きな人に贈りたいと思いました | ||||
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たまたま本屋で見つけて表紙に惹かれて衝動買いしました。 とは言っても、さよならピアノソナタや神様のメモ帳は完読しているので、それも買った理由の一つかもしれませんσ(^_^;) 肝心の内容は、非常に引き込まれる世界観とキャラの掛け合いで、気が付いたら全部読み終わってました。 他の方のレビューにもある通り、ピアノソナタのキャラの使い回しという感じがしましたが、それでもこのストーリーあってのこのキャラだったと思えるほど引き込まれました。 切なさの中に温かさを感じさせるようなラストになっていて、読み終わったあと思わず感慨に耽ってました。 レビューが下手で申し訳ありませんが、文庫版も出て買いやすくなったとあうのもありますし、一度読んで見る価値がある本だったと思います。 | ||||
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10年10月の単行本の文庫化.巻末を見た限りでは,加筆や修正への言及はありませんでした. 不思議な現象,世界,時間の流れ,いささか捉えどころがわからない雰囲気が何とも印象的で, 近未来のようでありながら,銀塩カメラや流れてくるオールディーズがどこか心をくすぐります. 反面,その現象をはじめとする『この世界』については,最初から最後まで漠然としたままで, SFなどではないと理解しつつも,大きな動きがある物語でもないため,途中でややダレるかも…. また,ヒロインの存在や言動も,ストーリ上,仕方のない部分はあるにしても唐突さは拭い切れず, 少年とのやり取りにしても,全体的に曖昧な部分が多いために,今ひとつ思い入れが沸いてきません. それでも,失われていく想い,記憶,人,淡々と紡がれていく少年と少女の物語は美しくて儚く, 中でも,波打ち際での『最後』の場面は,少し遅れてやってくる思いが何とも言えない感情を呼び, 場面場面にて挟まれる音楽の存在が,たとえその曲は知らなくても,情景をより深く描き起こします. ほかでも,語り部役でもある少年,こちらも意図的か否かはさておき,その言い回しがなかなかで, 苛立ちや不安だけでなく,悲劇に浸り投げやり感が,中学生らしい『鬱陶しさ』をにじませています. | ||||
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この著者の作品はこれが初めてなのですが、文体がスッキリしていて読みやすい。 死んだら記憶や記録も消えてしまう、という設定は偶に見かけますが「代償行為」の設定はオリジナリティがあって好き。 音楽に詳しい人なのでしょうか。作中に実在のアーティストや楽曲が登場するのですが、 自分の知っているものもいくつか出てきて嬉しかった。 ただ、主人公が常に下を向いて斜に構えてるヤツなので自分には合いませんでした。 (そういう性格になった理由も納得できるので単純に好みの問題) 結構、淡々と進んでいくので盛り上がりに欠けるし暗いので読後感もスッキリしない。 あんまり期待して読むのはオススメしません。切ない気持になりたい方はどうぞ! | ||||
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神様のメモ帳シリーズが好きなので、そちらから。 感想を言うと世界観は理解しやすいし、眼のつけどころもいいと思う。 表紙には氷の絵、小説内の世界も少し冷たい気がする。 しかしエンディングはあったかくていいお話だと思います。 | ||||
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杉井光の作品を読むのは『さよならピアノソナタ』『すべての愛がゆるされる島』以来。 他のレーベルで刊行されている厨二ものは苦手だったので、このように一般向けの小説を出してくれることは非常にありがたい。 ただ、この小説はどうだろう。 まず設定を見た瞬間、電撃文庫で出されている萬屋 直人の『旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで』が浮かんだ。 そして登場しているキャラクターはピアノソナタの使い回しを思わせる。 ストーリーも薄いし、これで出すならもっと練ってほしかった。 期待していただけに残念。 | ||||
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杉井光先生のHPに書かれてる小説が好きでよく読む人にはおすすめ でも当たり外れは激しいかも あのウェブ小説を単行本にした感じ 女装少年が出てきて欲しかったけど出てこなかったw | ||||
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いつの頃からか世界に黒点病と名付けられた症状が現れて、人が死ぬと消えてしまい、生きている人の記憶からも失われてしまう様になった。そして時々、生きている人も突然消えてしまい、誰も覚えていない。マコトと呼ばれるぼくを除いては。ぼくが銀塩フィルムで撮った写真に写っている人の記憶は、ぼくからは消えてなくならない。でも別に悲しくはない。世界はそういうものなのだから。 父母も消えてしまい、隣家のクラスメイト莉子とその母の恭子さんに養ってもらいながら、時々教室から減っていく机を見に中学に通い、夕方の記念公園で海賊放送のラジオを聞く。周辺が立ち入り禁止区域だらけになり、人も減った東京だから誰にも邪魔されないはずだった。 そんなある日、ぼくは教室に机がひとつ増えているのに気づく。その席にいたのは、水島奈月という少女。ぼくも名前だけしか覚えていない少女は、特に知り合いでもないはずなのに、なぜか気になってしまう。 人は何を持って世界にその爪あとを残すのだろう。名前?作品?姿かたち?思い出?でもそれは、誰かが覚えていてくれなければ、何もないのと同じだ。残った爪あとも、いつか風化して消え去ってしまう。 そんな世界で消えてしまったものを忘れられない少年。そしてその少年にすら忘れられてしまった少女。穏やかに失われていく世界で、それでも失いたくないものがそこにはあるだろう。 終末モノは、誰が書いても大体同じ感じになるのかな? | ||||
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