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終わる世界のアルバム



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終わる世界のアルバムの評価: 4.31/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

『音楽』が情景をより深く描き起こす

10年10月の単行本の文庫化.巻末を見た限りでは,加筆や修正への言及はありませんでした.

不思議な現象,世界,時間の流れ,いささか捉えどころがわからない雰囲気が何とも印象的で,
近未来のようでありながら,銀塩カメラや流れてくるオールディーズがどこか心をくすぐります.

反面,その現象をはじめとする『この世界』については,最初から最後まで漠然としたままで,
SFなどではないと理解しつつも,大きな動きがある物語でもないため,途中でややダレるかも….
また,ヒロインの存在や言動も,ストーリ上,仕方のない部分はあるにしても唐突さは拭い切れず,
少年とのやり取りにしても,全体的に曖昧な部分が多いために,今ひとつ思い入れが沸いてきません.

それでも,失われていく想い,記憶,人,淡々と紡がれていく少年と少女の物語は美しくて儚く,
中でも,波打ち際での『最後』の場面は,少し遅れてやってくる思いが何とも言えない感情を呼び,
場面場面にて挟まれる音楽の存在が,たとえその曲は知らなくても,情景をより深く描き起こします.

ほかでも,語り部役でもある少年,こちらも意図的か否かはさておき,その言い回しがなかなかで,
苛立ちや不安だけでなく,悲劇に浸り投げやり感が,中学生らしい『鬱陶しさ』をにじませています.
終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:終わる世界のアルバム (メディアワークス文庫)より
404891149X

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