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少年少女飛行倶楽部
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少年少女飛行倶楽部の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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空を飛びたい中学生が題材、それだけで唯一無二で、一度読んだらまた読みたくなる他の青春小説にはない登場人物のバリエーションが面白いです | ||||
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最初は飛ぶなんて無理だろうと世で読んでいましたが、話が進むにつれ色々な事が起こり最後ホントに飛んでびっくりしました笑 | ||||
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飛行クラブのメンバー、みんなキャラが立っている。特に部長のカミサマ、最高です。くーちゃん、物語のあとも苦労しそう……。世代的にはもうくーちゃんのお母さんの目線ですが、何度読んでもさわやかな読後感を得られる大好きな小説です。 | ||||
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ご都合主義なのは青春小説だから当たり前。それが残念な感じにならないところが良かった。 | ||||
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中学一年のヒロインが、とてもチャーミング。もちろん外見の話ではなくて。特に、心の中の声が、楽しくて、可愛い。小学校高学年でも、中学三年でもない、その辺の微妙な匙加減が秀逸。個人的には、これまで読んだ小説の中学生ヒロインでは、一番魅力的かも。 他の登場人物は、イライザ以外は、もっと突き抜けるような描写があった方が楽しかったかな、と思う。 ラストも意外性に富んだ、楽しいものでした。王道の青春小説が好きな方にお勧めしたいと思います。 | ||||
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ふと目に留まって、それがきっかけで読みました。 中高校生が主に読む小説としては、無難な作品かなと思いましたが、私の年齢で読むとむしろ「ああ、こんな学生時代を過ごせていたら、さぞや楽しかっただろうな」とひたすら羨ましく、かつ、微笑ましく、最後はほろりとくるものがありました。 某国営放送局で作りがちな「結局、悪人はいない、みんな基本は善人、ただ、個性的な子供たちが集まっただけなんですよ」風な展開かも知れませんが、独語の爽やかさは、読書のだいご味の一つでしょう。 娯楽として読む青春小説としては良作だと思います。 | ||||
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ストーリーは、お読みいただくこととして、この本をきっかけにして作者加納朋子の作品を追いかけることになった。 あたりまえの「普通」の主人公の目を通して、周囲の変な人・困った人・嫌な人がどんどん変わっていく、変わっていったのは主人公のほうかもしれない。いやそうではない、互いの交流によってそれぞれが変わっていったのだ。 ひょんなことから、「飛行クラブ」に入部することになった中学生の成長の物語。 還暦が近いわたしには、遠い遠い昔のようにも思える学び舎の風景に、著者のレンズをとおして、かつての同級生の姿を見る思いがする。 思いがけない人が思いがけないものを秘めている。そのことを感じさせてくれた一冊。 この著者に限ったことではないが、加納朋子の他に作品の登場人物が中学生になって、ここに登場しているように思う。 てるてるあした ななつのこ ささらさや スペース モノレールねこ....本来は一定の順序で読むといいのかもしれませんが、氏の作品を見つけると購入してしまうという今日この頃です。おすすめです。 | ||||
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楽しく一気に読めました。 ルビが振られているので、児童文学ですね。加納さんらしいさわやかな読後感でした ミステリー要素なし、との評判で、その通りなのですが、気付きにくい小さな「謎」を指摘をします。 飛行倶楽部の設立趣旨書にはこう書いています 部長:斉藤神 副部長:中村海星 知人が教えてくれたのですが、「海星」も神に関連した名前なんだそうです。 ちなみに、本編にはヒントは一切書いてませんので、ご存知ないかたは永久に気づかないかも。 Wikipediaの「海星」の項目に書いています。 | ||||
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元々加納朋子さんのファンなのですが、今作はミステリーではないとのことで、やや不安がありました。 しかし開始数ページでその不安は払拭。「飛行クラブ」というつっこみ所満載の部活の存在から、個性的(すぎる)登場人物によって一気に読み勧められました。 加納さんの作品の中でも特に展開がはっきりとして飽きさせないお話なので、中学生ぐらいの方でも楽しんで読めると思います。 また、子供をとりまく問題に関連する描写の爽やかさにも好感が持てました。特に「他人の悪口は、あの子にとっては花束だ」という表現は、陰湿な友達関係に辟易していた私にとってとても腑に落ちました…(これだけではよくわからないと思いますが、詳しくは本の中で) ただ一つ、残念だったのは これだけ個性的なキャラクターが集まっているのに、それぞれに対する描写が少ない事。物語を進めるのに必要不可欠な部分だけが集まっていて、それはそれで読みやすいと思うのですが、どうも読み終わった後に物足りなさが否めません。また、最後に盛り上がったのに急に終わってしまったような形がやや気になりました。 よって私は、これらの不満点を解消してくれる続編(主人公が二年生になった後)の話を強く希望します。殆ど設定だけだった樹絵里と中村先輩の今後、るなるなの家庭環境、エンゼ自身の描写など もっと見たかったものが尽きません。 残念だった点は以上で、物語の面白さ自体には全く支障はありません。とにかく楽しい物語が読みたい、爽やかな読後感を求めている方にはとてもおすすめです。 空を飛びたい中学生達の波瀾万丈な物語をどうぞ! | ||||
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超個性派集団による物語。 主人公を除き、どこかがおかしい人物しかいない。漫画でも、小説でも見受けられないキャラクターゆえに、そこに面白さを覚え、読み進められる。逆に、もしこの物語の登場人物に面白さを覚えなければ、おそらく本作は実につまらないものとなってしまうことも確かである。 それほどまでに、私はこの作者が産み出したキャラクターに爆笑させられたのである。少し気がかりなところがあるとすれば、本作に出てくる登場人物は、ひょっとすると作者の知り合い、友人なのだろうか、ということだ。 | ||||
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・・・ではありません。タイトルがつまらなそうでしたが、読んでみたらおもしろい!!自分も空を飛びたいと思っていたことを思い出し、懐かしい気持ちになれました。 登場人物たちの変わった名前について笑いながら読んでいるだけで状況を把握でき、とても話に入り込みやすいです。また、「変な人」が変である理由にも、胸を打たれます。 一般書ですが、漢字が読めさえすれば小学5年生くらいから読んでいい内容です。 | ||||
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久々にすばらしい本に出会いました。 タイトルに惹かれて何気なく手に取り購入…家に帰って少しだけ読んでみるかと思ったが気付けば3時間経っていました。それくらい話がテンポよく進んでいきます。 ひょんなことから飛行クラブに入部してしまった主人公と独特な仲間との物語。 自分も中学生のころの憧れや空想を思いだし懐かしくなりました。 是非みなさんに読んでほしい一冊です。 | ||||
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中学生の飛行クラブが熱気球で空を飛ぶ! いい話だな〜〜 主人公の斎藤神は、障害者の姉・エンゼを守る為に生まれてきた。 両親はエンゼよりも早く死ぬ。エンゼはひとりきりでは生きていけないので、 自分達が死んだ後にエンゼを託すために子どもをもうひとり生む事にした。 それが神だ。斎藤神の神は守護神の神なのだ。 姉を守る為に生まれてきた神が、自分の意思で自分の為に空を飛びたいと 思い、飛行クラブを作った。 主人公の神の俺様キャラが最高だ! 語り手のくーちゃんとのラブコメ仕立になっているのも微笑ましい。 しかし、空を飛ぶ話に入るのが遅いんだよな〜 なんと170ページから。せめて100ページくらいから始めて欲しかったな〜 そうすれば、空を飛ぶためのあれやこれやがもっとしっかりと書けたのに。 その分、星ひとつ減らして星4つにしました。 | ||||
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あとがきで加納さんが「底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました。」と言っているように、 夏ににピッタリな明るく爽やかな学園青春ストーリーです。 加納さんだけにミステリー仕立てかなと思っていたんですけど、ミステリー要素はいっさいナシ。 中学生たちが「空を飛ぶ」という目標に向かって明るく頑張るライトノベルみたいなノリです。 部員はクセモノ揃いでそれぞれいい味出してますが、でも、いちばんフツーでまっすぐな主人公・海月ちゃんがいちばん素敵。 海月ママも個性もキラリと光ってます(^_^) ラストはあまりに甘酸っぱくて、読んでるこっちが恥ずかしくなっちゃうほどでした。 この胸キュンって「図書館戦争シリーズ」を読んだ時のあの気持ちに似ています。 中学生が空を飛ぶなんて無理なんて難しいことは考えないで、フワッと軽い気持ちで読んでみてください。 今、まさに中学生の人たちに読んでほしい作品です。 (んー、でも加納さんファンとしてはやっぱりミステリーっぽいスパイスもほしかったかも。) | ||||
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加納さんの新作、タイトルからして楽しみにしていました。 冒頭の部長・神の書いた飛行倶楽部の活動内容。 コレ、結構インパクトありました。 おつきあいで入ったクラブで海月が成長していく様も、もちろん面白いが、メンバー全員がちょっとずつ変わっていくのも良い。 自分勝手でマイペースだと思っていた樹絵里が、『二人組』をいつも怖がっていたことがわかったり、意地悪イライザが本当は海月が好きで、言っていいこと悪いことの区別がつかないだけだったり…。 障害者の姉を守るために、もう一人子供を産むことにした神の両親。 そのことに憤る海月。 海月の両親は、かつて『男の子が欲しかった?女の子が欲しかった?』と問うた時に『海月が欲しかった』と答えた。 それが当たり前と思って育った海月。 このエピソード、素敵だと思いました。 こんなふうに子育てしたいね。 初出が別冊文芸春秋の連載だった知り、ビックリ。 あとがきで、加納さんが『底抜けに明るい、青春物語が書きたくなりました。』と書かれていました。 もちろん大人にも読んで欲しいと思いますが、リアルタイムの中学生たちに是非ぜひ読んでもらいたい一冊でした。 底抜けに明るい気持ち良い作品でした。 | ||||
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これは素敵な作品だなあ。期待を大きく上回る出来映えで、胸がいっぱいになりました。今年に入ってから一番か二番かってそのくらい、気に入りましたねぇ。手にとって、本当によかった! 主人公の中学一年生、佐田海月(みづき)が、幼なじみの友人である大森樹絵里(じゅえり)と、飛行クラブという得体の知れないクラブに入部するところから、話が動き出します。で、飛行クラブの部長である斎藤 神(ジン)はじめ、どこかピントのずれた部員たちの言動や態度にため息ついたり、「どうしてこの人たちは・・・・・・」と絶句したりしながら、「空を飛ぶ」目標に向かって行動していくんですね。 唯我独尊、ゴーイング・マイ・ウェイの部長や部員の問題行動に、「なんでだよー」とか「この人はまたこういうこと言ってるし」とかツッコミを入れながらも、くーちゃんこと海月が前向きに進んでいく姿、それがとってもよかったなあ。部員たちみんなと一緒に空を飛びたい、とりわけ気になるあの人に空を飛ばせてあげたいその一心で、まっすぐに、ひたむきに、ひとつひとつの問題を解決していくくーちゃん。自分だけでなく、周りの人間をうまく動かしていくくーちゃん。彼女が生き生きとして、とても素敵なんです。「フレー、フレー、くーちゃん」って、思わず声援を送っていました。 主人公・佐田海月(みづき)以外のキャラも、「みんな違って、みんないい」てな感じで印象的でしたね。「あんた、何様」と返したくなる、偉そうなカミサマ部長・斎藤 神(ジン)。気さくで明るく、いざって時にとても頼りになる中村海星(かいせい)。中村先輩に一目惚れ、おっとりとした性格の大森樹絵里(じゅえり)。世間知らずのお嬢様にして高所平気症の美少女、仲居朋(るなるな)。運動苦手なのに野球部に入っていた、丸まっちい男子、餅田球児(きゅうじ)。人の悪口を言い、その弱みをねちねちとつつく意地悪女、イライザこと戸倉良子(よしこ)。旗を立てているカミサマ部長から、球児、イライザ、海月、樹絵里、中村先輩、そして裏表紙のるなるなまで、彼ら「飛行クラブ」の面々を描いた表紙カバーのイラストが、いいじゃないですかー。 ほかにも、飛行クラブ顧問の立木先生や「スーパー星川」の店長、カミサマ部長の姉の天使(エンゼ)と個性的な脇役が揃う中で、特に魅力的だったのが、海月の母親のキャラ。中学生の娘が、思わずツッコミを入れてしまう発言の数々がユニークで、楽しかったです。 とまれ、中盤から終わりに向けてぐんぐん引っ張られ、目が離せなくなっていた小説の面白さに拍手。胸熱くさせられたその読みごたえに感謝。気持ちのいい、爽やかな読み心地を堪能させられた一冊。 | ||||
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