ハーモニー

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評判

ハーモニーの評価:

4.16/5点 レビュー 253件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全506件 221〜240 12/26ページ
No.286
(5pt)

「あなた方は程々という言葉を知らない。」

映画を見て、これは原作を読まなければ、と思った。 国家に属し、社会の一員として共同体を作っている現代にも通じる部分がある。 特に日本は同調圧力という風潮が増しているように感じる。 マイノリティとマジョリティの関係性、公共性と自己の尊重、社会と自由、悪意と善意・・・ 考えさせられる小説でした。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.285
(4pt)

非常にもったいない作品

個々人の体内に埋め込まれた医療デバイスが個々人の健康状態を常にモニターし、病気をいち早く発見してくれる理想社会。ただ、個々人のほぼすべての情報は公開・共有され、酒やタバコはもとよりカフェインですら不健全とされる「理想社会」。
 そんな「健全」な世界において、その維持・管理の先兵たる螺旋監察官たる主人公は、同時多発自殺の謎を追っていく。

 おぞましさすら感じる理想の未来と名状し難い結末は、医療の行き着く先や自我の価値というものに刺激的な問題意識を提起してくれます。
 文章が平易で作品がコンパクトなのも好印象。
 「エヴァンゲリオン」や「攻殻機動隊」が好きな方はドはまりするに違いありません。

 ただ黒幕の行動に一貫性も魅力も感じられず、そんな黒幕に翻弄される世界に重みも厚みも感じられないのはやや残念です。
 何より「自由裁量のあるエリートが主人公、謎の黒幕を追って世界を旅して、最終的に黒幕を倒すも、その黒幕の意図は達成され、世界は大きく変貌していく」というように、前作「虐殺器官」とほぼプロットが同じなのはどうなんでしょう。 前作との対比に意味を持たせたかったのなら仕方ありませんが、それには成功しているように思えませんし。
 その意味で非常にもったいない作品であると思いました。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.284
(5pt)

読み応えがあった。

出だしが少し話を理解するのに時間がかかったが直ぐに引き込まれて一気に読んでしまった。 ネタバレになるので内容は記載できないが最後にわかるハーモニーの意味意図是非この手のが好きな方なら読んで欲しい。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.283
(5pt)

珍味

賛否両論分かれる作品は多いが、この作品もその一つだろう。 作品自体もそうだが、作者の背景・文脈を加味することで、より妄想が広がる作品である。 ただ文を追い、なぞるだけでは、あまり楽しめないかもしれない。 無類の本好きには一度読んでほしいと思う。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.282
(5pt)

「あなた方は程々という言葉を知らない。」

映画を見て、これは原作を読まなければ、と思った。 国家に属し、社会の一員として共同体を作っている現代にも通じる部分がある。 特に日本は同調圧力という風潮が増しているように感じる。 マイノリティとマジョリティの関係性、公共性と自己の尊重、社会と自由、悪意と善意・・・ 考えさせられる小説でした。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.281
(4pt)

非常にもったいない作品

個々人の体内に埋め込まれた医療デバイスが個々人の健康状態を常にモニターし、病気をいち早く発見してくれる理想社会。ただ、個々人のほぼすべての情報は公開・共有され、酒やタバコはもとよりカフェインですら不健全とされる「理想社会」。
 そんな「健全」な世界において、その維持・管理の先兵たる螺旋監察官たる主人公は、同時多発自殺の謎を追っていく。

 おぞましさすら感じる理想の未来と名状し難い結末は、医療の行き着く先や自我の価値というものに刺激的な問題意識を提起してくれます。
 文章が平易で作品がコンパクトなのも好印象。
 「エヴァンゲリオン」や「攻殻機動隊」が好きな方はドはまりするに違いありません。

 ただ黒幕の行動に一貫性も魅力も感じられず、そんな黒幕に翻弄される世界に重みも厚みも感じられないのはやや残念です。
 何より「自由裁量のあるエリートが主人公、謎の黒幕を追って世界を旅して、最終的に黒幕を倒すも、その黒幕の意図は達成され、世界は大きく変貌していく」というように、前作「虐殺器官」とほぼプロットが同じなのはどうなんでしょう。 前作との対比に意味を持たせたかったのなら仕方ありませんが、それには成功しているように思えませんし。
 その意味で非常にもったいない作品であると思いました。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.280
(5pt)

読み応えがあった。

出だしが少し話を理解するのに時間がかかったが直ぐに引き込まれて一気に読んでしまった。 ネタバレになるので内容は記載できないが最後にわかるハーモニーの意味意図是非この手のが好きな方なら読んで欲しい。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.279
(5pt)

珍味

賛否両論分かれる作品は多いが、この作品もその一つだろう。 作品自体もそうだが、作者の背景・文脈を加味することで、より妄想が広がる作品である。 ただ文を追い、なぞるだけでは、あまり楽しめないかもしれない。 無類の本好きには一度読んでほしいと思う。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.278
(3pt)

医療管理社会モノ

「虐殺器官」と対になる作品。 伊藤氏へのインタビューによれば、一人称で書くことにこだわりがあったそうだ。 そのため映像で見るよりも(私自身は映画の方は見てないので断定はできないが)本で読んだほうがいいのではないかと思われる。 読み易いが個人的にはそこまで印象に残る作品ではなかった。 また読者の理解を助けるためかもしれないが、若干説明がくどいように感じた。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.277
(3pt)

医療管理社会モノ

「虐殺器官」と対になる作品。 伊藤氏へのインタビューによれば、一人称で書くことにこだわりがあったそうだ。 そのため映像で見るよりも(私自身は映画の方は見てないので断定はできないが)本で読んだほうがいいのではないかと思われる。 読み易いが個人的にはそこまで印象に残る作品ではなかった。 また読者の理解を助けるためかもしれないが、若干説明がくどいように感じた。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.276
(4pt)

恐怖

直接的な繋がりはないが時系列的には「虐殺器官」より未来の社会を描いている。
本作の世界観は虐殺器官で描かれた重度の情報認証社会の発展系であり、人々はウォチミーという端末で
身体の内部まで監視、管理されている。人々の社会的評価などの個人情報は目に見えて他人に認識され、
彼らは社会が指し示す健康で健全で幸福であることを何よりも重要視して、
人類や社会に貢献することだけを喜びに生活している。
そんな社会に絶望して自殺を図ったトァン、ミァハという
二人の少女を中心に本作の物語は進んでいく。

SF評論家の大森望氏は本作を「21世紀最高の比類なき恐怖小説」と評論したという。
私も本作に触れて一番に感じたのは恐怖である。
この物語が辿る結末が天国に近いだなんて到底思えないが、
もしこんな社会に放り込まれたら自分を殺すか、社会を壊すか、人間の存在そのものを
変えてしまわなければけして逃れることは出来ないだろう。
何事もほどほどが一番であるが、こんな世界が来ないとも言い切れず
気が重くなる。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.275
(4pt)

恐怖

直接的な繋がりはないが時系列的には「虐殺器官」より未来の社会を描いている。
本作の世界観は虐殺器官で描かれた重度の情報認証社会の発展系であり、人々はウォチミーという端末で
身体の内部まで監視、管理されている。人々の社会的評価などの個人情報は目に見えて他人に認識され、
彼らは社会が指し示す健康で健全で幸福であることを何よりも重要視して、
人類や社会に貢献することだけを喜びに生活している。
そんな社会に絶望して自殺を図ったトァン、ミァハという
二人の少女を中心に本作の物語は進んでいく。

SF評論家の大森望氏は本作を「21世紀最高の比類なき恐怖小説」と評論したという。
私も本作に触れて一番に感じたのは恐怖である。
この物語が辿る結末が天国に近いだなんて到底思えないが、
もしこんな社会に放り込まれたら自分を殺すか、社会を壊すか、人間の存在そのものを
変えてしまわなければけして逃れることは出来ないだろう。
何事もほどほどが一番であるが、こんな世界が来ないとも言い切れず
気が重くなる。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.274
(1pt)

虐殺器官のクォリティに遠く及ばない

虐殺器官のクォリティを期待して読むと落胆します。 とても残念です。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.273
(1pt)

虐殺器官のクォリティに遠く及ばない

虐殺器官のクォリティを期待して読むと落胆します。 とても残念です。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.272
(5pt)

生きていること、死んでいることを考えさせられる綺麗な作品

人の生き死にを扱っている小説ですが、読んでいて暗い感じがするわけでもなく、むしろ美しく感じました。三人の少女(トァンとミァハ、キアン)が自殺を企てるまでのストーリーは、不謹慎だけども、このような世の中だから死ななくちゃねと納得してしまうほど、作者が敷いたレールの上を思考させられた感じでした。死ぬことに悲壮感がないと言うか、理詰めで巻き込まれていく感じです。

物語の前半は結構淡々に進みます。最初に衝撃を受けたのは、キアンがトァンとレストランで食事中に突然自殺してしまうシーン。ここから物語が急展開するのだけど、不意討ちを喰らったような戸惑いを覚えました。物語の最初の方でミァハが自死してしまうのですが、それはストーリー上の必然でした。ところが、キアンの死は脈絡もなく突然に起こるので驚きました。キアンの死に方は想像するとグロテスクですが、文字を追っている限りはグロテスクなシーンも美しく感じられます。筆者の表現力の見事さがなせる技だと思います。

次に衝撃を受けたのは、ラストの方です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、生きていることと死んでいることについて考えさせられます。生きているような死、死んでいることで生を感じさせること。とても深いと思います。極端に言えば、生きていることと死んでいることの区別はつかないのではないか、ということまで考えてしまう。筆者のあのような人生であるからこそ、このような境地のストーリーを産み出せたのではないでしょうか。

映画も公開されます。映像でこのような読後感を味わえるかどうか分かりませんが、映画を観る予定がある人は、小説を読んでおくべきだと思います。

また、etmlという架空のマークアップ言語で感情を表現した部分があります。Webページの構造を記述するHTMLのようなマークアップ言語です。etmlで表現された部分は、HTMLの知識がないと、意味が分からないかもしれません。ですので、先にHTMLの入門書を読んでおくことをお勧めします。しっかりと勉強する必要はありません。入門書の最初の方を読んでおけば十分だと思います。

私はHTMLの知識を持っていたので、作者が何を表現したかったのか、よく理解できました。万人向けではないですが、etml記法は使えるような気がしました。最初は「読みにくいなあ」と思いましたが、慣れると、感情に色がついたように読めて分かりやすかったです。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.271
(5pt)

生きていること、死んでいることを考えさせられる綺麗な作品

人の生き死にを扱っている小説ですが、読んでいて暗い感じがするわけでもなく、むしろ美しく感じました。三人の少女(トァンとミァハ、キアン)が自殺を企てるまでのストーリーは、不謹慎だけども、このような世の中だから死ななくちゃねと納得してしまうほど、作者が敷いたレールの上を思考させられた感じでした。死ぬことに悲壮感がないと言うか、理詰めで巻き込まれていく感じです。

物語の前半は結構淡々に進みます。最初に衝撃を受けたのは、キアンがトァンとレストランで食事中に突然自殺してしまうシーン。ここから物語が急展開するのだけど、不意討ちを喰らったような戸惑いを覚えました。物語の最初の方でミァハが自死してしまうのですが、それはストーリー上の必然でした。ところが、キアンの死は脈絡もなく突然に起こるので驚きました。キアンの死に方は想像するとグロテスクですが、文字を追っている限りはグロテスクなシーンも美しく感じられます。筆者の表現力の見事さがなせる技だと思います。

次に衝撃を受けたのは、ラストの方です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、生きていることと死んでいることについて考えさせられます。生きているような死、死んでいることで生を感じさせること。とても深いと思います。極端に言えば、生きていることと死んでいることの区別はつかないのではないか、ということまで考えてしまう。筆者のあのような人生であるからこそ、このような境地のストーリーを産み出せたのではないでしょうか。

映画も公開されます。映像でこのような読後感を味わえるかどうか分かりませんが、映画を観る予定がある人は、小説を読んでおくべきだと思います。

また、etmlという架空のマークアップ言語で感情を表現した部分があります。Webページの構造を記述するHTMLのようなマークアップ言語です。etmlで表現された部分は、HTMLの知識がないと、意味が分からないかもしれません。ですので、先にHTMLの入門書を読んでおくことをお勧めします。しっかりと勉強する必要はありません。入門書の最初の方を読んでおけば十分だと思います。

私はHTMLの知識を持っていたので、作者が何を表現したかったのか、よく理解できました。万人向けではないですが、etml記法は使えるような気がしました。最初は「読みにくいなあ」と思いましたが、慣れると、感情に色がついたように読めて分かりやすかったです。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.270
(5pt)

もうすぐ映画公開ですね。

「 ハーモニー」は、 文庫本ではなく単行本で読みたかったんですよ。
前編にあたる「虐殺器官」から、どうやって幕を引くのか?
その一点で渇望するよう求めてしまいました。

読了。
伊藤計劃の才能に震えます。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.269
(5pt)

もうすぐ映画公開ですね。

「 ハーモニー」は、 文庫本ではなく単行本で読みたかったんですよ。
前編にあたる「虐殺器官」から、どうやって幕を引くのか?
その一点で渇望するよう求めてしまいました。

読了。
伊藤計劃の才能に震えます。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.268
(5pt)

ディストピアを超えたハーモニーという世界観

4時間ほどで読めた。

虐殺器官の後の話だと思われます。

先に虐殺器官を読むと良いでしょう。

虐殺器官が引き起こした大災厄から復興した世界が生府を生み出し、
ライフログで監視される病気もないユートピアようなディストピア社会。

そんな社会を壊すために更なる調和のとれた世界ハーモニーに行き着くのが悲しい。

1984の最後と同じく人は管理社会から逃れることはできない。

意識を持たない人間社会がその後どうなったのかは観測者がいないのでわかえいません。

きっとミァハのようにある日、意識を取り戻した人間が現れてハーモニーを壊すだろう。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.267
(5pt)

ディストピアを超えたハーモニーという世界観

4時間ほどで読めた。

虐殺器官の後の話だと思われます。

先に虐殺器官を読むと良いでしょう。

虐殺器官が引き起こした大災厄から復興した世界が生府を生み出し、
ライフログで監視される病気もないユートピアようなディストピア社会。

そんな社会を壊すために更なる調和のとれた世界ハーモニーに行き着くのが悲しい。

1984の最後と同じく人は管理社会から逃れることはできない。

意識を持たない人間社会がその後どうなったのかは観測者がいないのでわかえいません。

きっとミァハのようにある日、意識を取り戻した人間が現れてハーモニーを壊すだろう。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X