ハーモニー

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評判

ハーモニーの評価:

4.16/5点 レビュー 253件。 A ランク

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平均点4.16pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全506件 241〜260 13/26ページ
No.266
(5pt)

哲学的な一冊

少女たち目を通してユートピアに近い世界を描いた一冊。
作者がどんな状況でこれを書いたかと考えると、胸が苦しくなる。
人間とはなにかということを考えさせられる。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.265
(5pt)

哲学的な一冊

少女たち目を通してユートピアに近い世界を描いた一冊。
作者がどんな状況でこれを書いたかと考えると、胸が苦しくなる。
人間とはなにかということを考えさせられる。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.264
(5pt)

ハーモニー薦めます(*^^*)

この本はSFですが、SF特有の読みにくさがありません。むしろ読みやすいくらいです。これは伊藤計劃さんの巧みな文章力によるものです。
ハーモニーは、「etml」という架空のマークアップ言語が登場するなど、世界設定が凝ってあります。
扱うテーマは軽くないし、理論的な話がしばしば出てきます。このあたり非常にSFらしいです。
それでいて、エンタメ小説みたいに楽しみながら読むことができます。途中でハルヒや1984年など、様々な小ネタが挟まれます。
物語自体も面白いので、スーッと読み終わるかもしれません。
1回読むだけでも充分面白いです。しかし、2回目以降も面白いんです。こんな所に小ネタがあった、と嬉しい発見があったり、このセリフ実はこんな意味があったんだ、と驚くかもしれません。伊藤計劃さんが伝えたかったことは何か。考えながら読むことで、答えが見つかるかもしれません。その他にも、歴史、他者性、意識、自然など、様々なテーマが扱われているけれど、どれも奥が深いです。
読む度に新たな発見があります。噛めば噛むほど味が出る作品です。

なお、カフェインを飲みながらハーモニーを読むと、主人公たちの気持ちの理解が高まるかもしれません。
(注)飲酒でも構いませんが、飲みすぎには注意です。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.263
(5pt)

ハーモニー薦めます(*^^*)

この本はSFですが、SF特有の読みにくさがありません。むしろ読みやすいくらいです。これは伊藤計劃さんの巧みな文章力によるものです。
ハーモニーは、「etml」という架空のマークアップ言語が登場するなど、世界設定が凝ってあります。
扱うテーマは軽くないし、理論的な話がしばしば出てきます。このあたり非常にSFらしいです。
それでいて、エンタメ小説みたいに楽しみながら読むことができます。途中でハルヒや1984年など、様々な小ネタが挟まれます。
物語自体も面白いので、スーッと読み終わるかもしれません。
1回読むだけでも充分面白いです。しかし、2回目以降も面白いんです。こんな所に小ネタがあった、と嬉しい発見があったり、このセリフ実はこんな意味があったんだ、と驚くかもしれません。伊藤計劃さんが伝えたかったことは何か。考えながら読むことで、答えが見つかるかもしれません。その他にも、歴史、他者性、意識、自然など、様々なテーマが扱われているけれど、どれも奥が深いです。
読む度に新たな発見があります。噛めば噛むほど味が出る作品です。

なお、カフェインを飲みながらハーモニーを読むと、主人公たちの気持ちの理解が高まるかもしれません。
(注)飲酒でも構いませんが、飲みすぎには注意です。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.262
(5pt)

SFの極致 最高傑作

テーマの大枠は技術発展がもたらす人間社会のありかただと解釈した。前作の虐殺器官と対になっていてため、そちらも読んでみてほしい。物語の論理構成なども素晴らしい。ただ残念なことは伊藤氏がこの世にいないことである。今後伊藤氏に並ぶ作家が現れることはあると思う。しかし彼を超える作家は少なくともSFという分野において2度と現れることはないと断言する。そう言わざるを得ないほど究極にして至高の1冊である。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.261
(5pt)

SFの極致 最高傑作

テーマの大枠は技術発展がもたらす人間社会のありかただと解釈した。前作の虐殺器官と対になっていてため、そちらも読んでみてほしい。物語の論理構成なども素晴らしい。ただ残念なことは伊藤氏がこの世にいないことである。今後伊藤氏に並ぶ作家が現れることはあると思う。しかし彼を超える作家は少なくともSFという分野において2度と現れることはないと断言する。そう言わざるを得ないほど究極にして至高の1冊である。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.260
(3pt)

虐殺器官→ハーモニーの順で読んでみました

話の流れとして微かに関連しているので,虐殺器官も読もうとしているならば,虐殺器官を先に読むべきです.
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.259
(3pt)

虐殺器官→ハーモニーの順で読んでみました

話の流れとして微かに関連しているので,虐殺器官も読もうとしているならば,虐殺器官を先に読むべきです.
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.258
(5pt)

映画で見たい

若くして逝った著者ですがもっとこれからを読んでみたいなと思った。どきどきしながら一気に読んだ
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.257
(5pt)

映画で見たい

若くして逝った著者ですがもっとこれからを読んでみたいなと思った。どきどきしながら一気に読んだ
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.256
(4pt)

全体主義的イデオロギーとしての「善意」とゼロ年代の「リアリティ」

以前から気になっていたのですが、アニメ映画化されるとのことで読了。

 未来の管理社会の有様を描いた小説は数あれど、本書のような作品は読んだことがありませんでした。
 オーウェルをはじめとするSF古典小説において、絶対的体制に抑圧される市民という構図は「恐怖」によって成立します。しかし本書で描かれる社会において、体制を成立させるのは「善意」であり、それは市民の総意として認められています。

 本書のなかの「善意」にあふれた社会では、共同体に所属する構成員すべての生命は共同体のものです。
 それゆえ構成員は例外なく共同体に属する生命を守らならければならず、つねに損なわれないように配慮しなければなりません。高度な医療によって肉体的な健康は保たれているだけでなく、精神的な健康のために、誰もが誰に対しても親切でなければなりません。
 「例外なく」というのは、それが自分自身の命であってもやさしく守る必要があるという意味です。ですが、「善意」を前提にした社会なので、共同体に不利益をもたらす自殺に対しても罰則はありません。

 そのような社会では、「善意」が絶対的に正しいものとされなければなりません。この反証不可能性が「善意」を全体主義的イデオロギーとして機能させ、強制力を持たせているのです。本書は、そうした状況下の閉塞感を見事に描ききっています。

 現在の日本のなかで(作品自体の評価とは別にして)「恐怖」による抑圧を描いたフィクションにさほど「リアリティ」を感じないように、時代や場所によってフィクションが持つ「リアリティ」に対する感性は変化します。社会が変化するにつれて人々の感性も変化するからそれは当然です。

 本書における「善意」に抑圧された閉塞感は、現代の日本に住む私たちが感じる息苦しさによく似ています。私たちよりも上の世代が獲得した価値観を押しつけられ、自分もまたその価値観に不満を覚えながらもそれをある程度正しいと思ってしまうがゆえに完全に否定することもできない、そうした空気の息苦しさに。
 だからこそ未来を舞台にしているとしても、本書の世界に「リアリティ」を、息苦しい空気を生々しく感じ取ることができます。

 著者がゼロ年代ベストのSF作家かどうかはわかりません。しかしゼロ年代の「リアリティ」や空気感を未来の世界において見事に再現しえた作家だということは間違いないでしょう。

 ただ、意識や無意識をめぐる問題には説得力を欠いている気がしました。キャラクター造形も少し浅いかなとも思います。オチが良かっただけに、そのあたりの設定の強度がもっと欲しかったです。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.255
(4pt)

全体主義的イデオロギーとしての「善意」とゼロ年代の「リアリティ」

以前から気になっていたのですが、アニメ映画化されるとのことで読了。

 未来の管理社会の有様を描いた小説は数あれど、本書のような作品は読んだことがありませんでした。
 オーウェルをはじめとするSF古典小説において、絶対的体制に抑圧される市民という構図は「恐怖」によって成立します。しかし本書で描かれる社会において、体制を成立させるのは「善意」であり、それは市民の総意として認められています。

 本書のなかの「善意」にあふれた社会では、共同体に所属する構成員すべての生命は共同体のものです。
 それゆえ構成員は例外なく共同体に属する生命を守らならければならず、つねに損なわれないように配慮しなければなりません。高度な医療によって肉体的な健康は保たれているだけでなく、精神的な健康のために、誰もが誰に対しても親切でなければなりません。
 「例外なく」というのは、それが自分自身の命であってもやさしく守る必要があるという意味です。ですが、「善意」を前提にした社会なので、共同体に不利益をもたらす自殺に対しても罰則はありません。

 そのような社会では、「善意」が絶対的に正しいものとされなければなりません。この反証不可能性が「善意」を全体主義的イデオロギーとして機能させ、強制力を持たせているのです。本書は、そうした状況下の閉塞感を見事に描ききっています。

 現在の日本のなかで(作品自体の評価とは別にして)「恐怖」による抑圧を描いたフィクションにさほど「リアリティ」を感じないように、時代や場所によってフィクションが持つ「リアリティ」に対する感性は変化します。社会が変化するにつれて人々の感性も変化するからそれは当然です。

 本書における「善意」に抑圧された閉塞感は、現代の日本に住む私たちが感じる息苦しさによく似ています。私たちよりも上の世代が獲得した価値観を押しつけられ、自分もまたその価値観に不満を覚えながらもそれをある程度正しいと思ってしまうがゆえに完全に否定することもできない、そうした空気の息苦しさに。
 だからこそ未来を舞台にしているとしても、本書の世界に「リアリティ」を、息苦しい空気を生々しく感じ取ることができます。

 著者がゼロ年代ベストのSF作家かどうかはわかりません。しかしゼロ年代の「リアリティ」や空気感を未来の世界において見事に再現しえた作家だということは間違いないでしょう。

 ただ、意識や無意識をめぐる問題には説得力を欠いている気がしました。キャラクター造形も少し浅いかなとも思います。オチが良かっただけに、そのあたりの設定の強度がもっと欲しかったです。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.254
(2pt)

面白いが、評価が高すぎると思う(ネタバレありです。注意)

前作、虐殺器官も読みました。虐殺器官は小松左京賞では選外となっており、虐殺器官(文庫)の後書きに小松左京氏による選評の抜粋が載っています。伊藤氏のファン(支持者)には納得できない内容だったようですが、私は虐殺器官、ハーモニーと続けて読んで、小松左京の選評に賛同します。
虐殺器官でも似たようなギミックが出てきましたが、ナノテクノロジーとバイオテクノロジーを組み合わせたと思われるハイテクの数々は面白かったし、今作で出てきた医療分子などのアイディアは秀逸だと思いましたが、肝心の「意識がない人間(気を失っているという意味ではない)」とは具体的にどういうものなのか、まったく伝わってきません。感情もないということなのか?選択というものが存在しない合理的な存在がどうやって繁殖するのか?等々、疑問ばかりがわいてきてまったく納得できませんでした。社会の中でのストレスがないという意味では、伊藤氏なりの人類補完計画なのでしょうか。
小松氏が虐殺器官に対する選評で述べたように、肝心の「意識がなくなった人間」が何なのかもっと詳しく描写して欲しかったと思いますし、ミァンの行動も説得力に乏しいと思います。主人公の行動にしても、肝心の動機が最後に唐突に語られる感じでした。それまでの描写では、そんなことを考えている人間にはとても見えなかった。総じて人物描写が平坦で、主人公に対して感情移入できませんでした。
もっとも、作者がこの作品を書いたのは30代前半ですから、人物描写に難があるのは仕方ないかも知れません。才能ある作家だったということには異論がないので、もっと実力が上がってからの作品を読んでみたかったですね。夭折した才能ある人物に対する評価は(早くして無くなったという悲劇性も加わって)高くなりがちですが、この作品や虐殺器官に対する評価にもそうしたバイアスがかかっていると思います。
作品の評価ですが、星3つ付けてもいいのですが、あまりにも評価が高すぎると思うのであえて星2つにします。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.253
(2pt)

面白いが、評価が高すぎると思う(ネタバレありです。注意)

前作、虐殺器官も読みました。虐殺器官は小松左京賞では選外となっており、虐殺器官(文庫)の後書きに小松左京氏による選評の抜粋が載っています。伊藤氏のファン(支持者)には納得できない内容だったようですが、私は虐殺器官、ハーモニーと続けて読んで、小松左京の選評に賛同します。
虐殺器官でも似たようなギミックが出てきましたが、ナノテクノロジーとバイオテクノロジーを組み合わせたと思われるハイテクの数々は面白かったし、今作で出てきた医療分子などのアイディアは秀逸だと思いましたが、肝心の「意識がない人間(気を失っているという意味ではない)」とは具体的にどういうものなのか、まったく伝わってきません。感情もないということなのか?選択というものが存在しない合理的な存在がどうやって繁殖するのか?等々、疑問ばかりがわいてきてまったく納得できませんでした。社会の中でのストレスがないという意味では、伊藤氏なりの人類補完計画なのでしょうか。
小松氏が虐殺器官に対する選評で述べたように、肝心の「意識がなくなった人間」が何なのかもっと詳しく描写して欲しかったと思いますし、ミァンの行動も説得力に乏しいと思います。主人公の行動にしても、肝心の動機が最後に唐突に語られる感じでした。それまでの描写では、そんなことを考えている人間にはとても見えなかった。総じて人物描写が平坦で、主人公に対して感情移入できませんでした。
もっとも、作者がこの作品を書いたのは30代前半ですから、人物描写に難があるのは仕方ないかも知れません。才能ある作家だったということには異論がないので、もっと実力が上がってからの作品を読んでみたかったですね。夭折した才能ある人物に対する評価は(早くして無くなったという悲劇性も加わって)高くなりがちですが、この作品や虐殺器官に対する評価にもそうしたバイアスがかかっていると思います。
作品の評価ですが、星3つ付けてもいいのですが、あまりにも評価が高すぎると思うのであえて星2つにします。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.252
(4pt)

すっきりしない読後感

人類が己の欲望を捨て調和のためにだけ生きることができるとしたら、それは今まで描き続けられたユートピアになるのでしょうか??
感情のない世界って楽なんかしら?楽という感じもないってこと?うーん、考えてもわからない。わたしはきっちり旧世代の人間ね…。

心に引っ掛かり度は☆5つ。
だけど、読んでいる途中に苦しくなったから4つ。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.251
(4pt)

すっきりしない読後感

人類が己の欲望を捨て調和のためにだけ生きることができるとしたら、それは今まで描き続けられたユートピアになるのでしょうか??
感情のない世界って楽なんかしら?楽という感じもないってこと?うーん、考えてもわからない。わたしはきっちり旧世代の人間ね…。

心に引っ掛かり度は☆5つ。
だけど、読んでいる途中に苦しくなったから4つ。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.250
(3pt)

社会への観察と指摘が素晴らしい

だが、この世界には、残り半分がある。救済は不完全だ。よって、この物語には続きが必要だ。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.249
(3pt)

社会への観察と指摘が素晴らしい

だが、この世界には、残り半分がある。救済は不完全だ。よって、この物語には続きが必要だ。
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X
No.248
(5pt)

外注していった世界

21世紀初頭に発生した全世界規模の騒乱《大災禍(ザ・メイルストロム)》を経た、21世紀後期の世界。
騒乱の反動で人々は徹底した生命健康主義へと向かっていった。
そんな人々の善意で覆われた世界をこの作品は描いています。
(主人公たちの名前が独特なので最初は戸惑いましたがそういうものなのだろうと受け入れました。)

あらゆるものを公開し、外注していくことで安心と幸せを得ている社会。

現代ですら知識自体は検索すればすぐ出てくる以上、
だれでも知り得るレベルの知識というのは
もはやネットに外注してると言ってもいいのかもしれません。
スマートフォンの普及でますますその傾向は強まった気がします。

そんな傾向をどんどん強めていった結果、
自分自信を切り売りして外注していくことで、ひとりひとりが全世界の人間の人質となった世界が今作だと思いました。
今作の世界は技術が少し進んでしまえば人類の歴史、価値観上、簡単に実現してしまいそうな気がしてなりませんでした。

私は常々「葛藤はたしかに人間らしいが、葛藤する、という仕組みさえなくせば解決する問題も多い」と考えています。
今作にはそれの更に一段階上の世界が描かれていました。
「それ」がない世界というのは想像しづらいのですが、これはある意味では幸せの一つの形なのではないでしょうか。

個人的なことですが、内容に言及しない低評価、読めなかったから低評価というのはレビューとしてどうなんだろうと思っています。
読んだ上ならどんな意見があってもいいと思うんですが・・・
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.247
(5pt)

外注していった世界

21世紀初頭に発生した全世界規模の騒乱《大災禍(ザ・メイルストロム)》を経た、21世紀後期の世界。
騒乱の反動で人々は徹底した生命健康主義へと向かっていった。
そんな人々の善意で覆われた世界をこの作品は描いています。
(主人公たちの名前が独特なので最初は戸惑いましたがそういうものなのだろうと受け入れました。)

あらゆるものを公開し、外注していくことで安心と幸せを得ている社会。

現代ですら知識自体は検索すればすぐ出てくる以上、
だれでも知り得るレベルの知識というのは
もはやネットに外注してると言ってもいいのかもしれません。
スマートフォンの普及でますますその傾向は強まった気がします。

そんな傾向をどんどん強めていった結果、
自分自信を切り売りして外注していくことで、ひとりひとりが全世界の人間の人質となった世界が今作だと思いました。
今作の世界は技術が少し進んでしまえば人類の歴史、価値観上、簡単に実現してしまいそうな気がしてなりませんでした。

私は常々「葛藤はたしかに人間らしいが、葛藤する、という仕組みさえなくせば解決する問題も多い」と考えています。
今作にはそれの更に一段階上の世界が描かれていました。
「それ」がない世界というのは想像しづらいのですが、これはある意味では幸せの一つの形なのではないでしょうか。

個人的なことですが、内容に言及しない低評価、読めなかったから低評価というのはレビューとしてどうなんだろうと思っています。
読んだ上ならどんな意見があってもいいと思うんですが・・・
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) Amazon書評・レビュー: ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)より
415208992X