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風が強く吹いている



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【この小説が収録されている参考書籍】
風が強く吹いている (新潮文庫)

風が強く吹いているの評価: 4.59/5点 レビュー 449件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全412件 321~340 17/21ページ
No.92:
(4pt)

漫画っぽい設定だが楽しめる青春小説

さわやかな青春小説。
キャラクター設定が漫画っぽいのは否めない。1年以内にほとんど素人レベルの人間が箱根駅伝に出るという設定もそう。
けれども、走ることについての思いや練習についての描写などは取材の成果だと思うが、違和感なく伝わってくる。ノンフィクションもどきのリアリティーを期待しないなら十分楽しめる。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.91:
(5pt)

すごくよかった!!!

読んでて胸が熱く熱くなった。登場人物の一人ひとりが、とても魅力的。いたるところに笑いの種が埋め込まれた、ユーモアのある文章。そして真摯でひたむきでうつくしい文章。
この作者のエッセイも大好きでほとんど読んでいるが、小説もすごくいい。
情景描写がまたすごい。すっきりとして無駄のない表現の中に、あざやかに浮かぶ情景。
また、いたるところに出てくる、「うつくしい」このことばがとても素敵に響く。
素晴らしい作品だった。電車の中で読んでいて、何度も吹き出しそうになったり、ときに涙ををこらえるのがたいへんだった。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.90:
(5pt)

まさに青春のストーリー

すげー良かった。
陸上未経験者を中心にたった10人で箱根駅伝に挑むって、経験者が聞いたら思わず吹き出すぐらいあり得ない話だけど、物語を読んでいる間は違和感無く入り込めました。
色んな葛藤を抱えた若者がお互いに影響され成長して行く物語。
ラストはなんとなく尻すぼみ感が否めないけど、感動できた。
でも駅伝はやっぱり観るもんでしょう、お正月に。

■読んで欲しい人
・大学生でやる事が無い人
・何かの指導をしている人
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.89:
(5pt)

人は走る

「鳥は飛び、魚は泳ぎ、そして人は走る」という人間機関車・ザトペックの言葉を思い出した。10名の駅伝メンバーは何故走るのか。同じ走るという行為に、それぞれがその価値を見いだしていく。風景描写、心理描写に、著者の才能の片鱗が見える。ユキの箱根の下り部分の描写は秀逸。中学生ぐらいにも読んでもらいたいが、若干下品な会話があるところが残念。
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4101167583
No.88:
(5pt)

久々に熱くなりました

箱根駅伝が大好きなので手にとった本です。
本当に出会えてよかったと思える作品です。

私が通っていた大学は関東にあり、何度も箱根駅伝に出場しています。
大学四年の最後の年、箱根駅伝の予選会。駅伝部の友人が何名か最後の出場をかけて、寛政大学の面々と同じように昭和記念公園を駆けました。
結果は数秒差で出場権を逃しました。走った中のたった一人でもいいから、数歩分前に出ていれば出場できたのです。
みんながどれだけ頑張ったか分かっているはずなのに、「ニ歩か三歩くらい速く走れたのでは・・・」と思ってしまった自分がいました。
そして、走った全員が、「俺があと一歩速くゴールしていれば」と自分を責めていました。

でも、この本を読んで心から思いました。
箱根という場所へ行くのに、その数秒を縮めるということがいかに難しいことなのか。その数秒は、とても重く高い壁なのだと。「たかが一歩分」では決してないんだと。

この本を読む時期がもう少し早かったなら、うなだれて自分を責める駅伝部の友人たちにもっとうまい言葉を掛けてあげれたのにな、と思いました。

本当にいい本です。
ぜひ、読んでみてください。
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4101167583
No.87:
(5pt)

素晴らしい作品です。

素晴らしい作品に出会えてとても満足しています。

 竹青荘に暮らす個性溢れる10人が一年と短い期間で箱根駅伝を目指す青春爽快な作品です。

マラソン経験者のハイジ、足の怪我はあるもののリーダー的存在で皆を箱根駅伝に引き込チョウホンニン(君たちに頂点をみせてやる)

こちらもマラソン経験者の走(カケル)マラソンの速さは竹青荘で一番と言うより、大学長距離界でもトップクラスの実力者だが、高校時代の暴力事件で少し気負いすぎな所あり(すぐに行きます、待ってて下さい)

双子のジョータとジョージはサッカー好きで中々の運動能力、兄のジョータ(駅伝に出ればモテルンダネ?)弟のジョージ(モテるんでしょ?)

山田舎の出身の神童、地元の村ではそう呼ばれていた、親思い(箱根に出れば親も喜ぶと思うんだ)

司法書士試験を一発合格のユキ、音楽好きでいつも音楽が流れている。隣部屋のニコチャン先輩と好敵手(やるからには狙う)

部屋中煙だらけで視界が利かないほどの愛煙家のニコチャン先輩おおらかで前向きの性格、パソコン博士(一人じゃ襷はつなげねぇよ)

クイズオタクのキング、クイズ番組をほとんど制覇しているが、それは自分の部屋の中だけの話(箱根に出れば就職安泰ってホントだな?)

気のいい外国人のムサ、流暢に日本語をはなす、黒人であるが祖国ではボンボンである、身体能力は高い。(黒人が速いというのは偏見です)

そして漫画オタクで部屋中マンガの山にしている王子、下の部屋に暮らす走は天井が落ちてくるのではとしんぱいしている。竹青荘の中で一番のお荷物で身体能力はゼロに等しい。(鬼だよあんた)

こんな個性溢れる十人が一年を通して箱根駅伝に挑戦します。色々な事にぶつかり、挫折し、喧嘩し、慰めあい、認め合っていく、読むほどに引き込まれて行き、自分が竹青荘の一員になっていく感覚になります。
 とても素晴らしい作品に出会えたと心から思います。是非読んでみてはいかがでしょう。
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4101167583
No.86:
(5pt)

心に潤いがなくなってきたら、この本を。

ぼろっちいアパートに住む普通の大学生が「ハイジさん」というニックネームの
熱いハートを持ちつつも冷静で、卓越したリーダーの元、箱根駅伝を目指すという
荒唐無稽なれど、爽やかな汗と熱い想いが満ちた作品です。
私はハードカバーで買って読みました。これが文庫ならばお買い得です。
ストレスの多い日々、心がかさついてきた、ちょっと元気がなくなってきた・・・
そんな時にぜひ、手に取っていただきたい1冊です。
数時間の間、この作品の熱狂に浸り、読み終えたときには心に爽やかな風が強く吹きます。
鉄板でオススメの1冊です。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.85:
(5pt)

爽やかで幸せな絆でつなぐ襷

10人の選手で襷をつなぐお正月の風物詩「箱根駅伝」。
その箱根駅伝に、
同じ貧乏寮「竹青荘」の住人のみ10人で、
しかもわずか1年弱で臨む、という物語。

走る事が大好きなのは約3名だけで、
あとは、クイズや漫画などに熱い情熱を注いでいたり***
陸上とは無縁の個性豊かな生活を送っている面々。

こんな状況で箱根駅伝を目指すなんてありえへん!!
でも、読み進めるうちに、
ありえないことじゃないんかなぁと思ってしまうのが、
とっても不思議でした。

提案者でありチームの軸となるハイジが、
個々の性格を把握したトレーニングメニューや声かけを行い、
それまでのアパートの住人同士の絆もあって、
だんだんと駅伝に挑む心構えや脚力を身につけていきます。

走ることの苦しさと楽しさ、
そして、その先に見えるものが描かれていて、

襷をつなぐ10人それぞれのガンバリや想いが伝わってきて、
読後、爽やかな気持ち広がる本でした。

ひとつの目標に皆で全力で挑み、時には衝突しながら、
いくつもの壁を乗り越えていく中でできあがっていく、
『仲間』というとても強い繋がり。
こんな仲間ができたら、どれだけ幸せやろう(*^^*)
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.84:
(4pt)

某不良高校が甲子園に行くよりも無謀な気がする(笑)

と野暮なことを言うのはやめましょう。
個人的には、もうちょっとガツーンと来る作風が好きですが、スポーツ物の暑さが苦手な方にはお勧めの爽やか小説。
登場人物も個性豊かで笑えましたし、駅伝シーンで、1人ずつ気持ちが掘り下げられていくと、めちゃくちゃ泣けました。
その分、これを序盤から見たかった!

例えば、マンガ好きの完全インドア派の王子が、陸上をやろうと決意するのって、大変なことだったはずです。
根本的にスポーツに興味が皆無の彼にとっては、筆舌尽くしがたい葛藤があったんじゃないかと。
だから、王子が完走した時のハイジとのやり取りに感動したのと同時に、彼の視点からこの話を読みたかった!と。
双子のハイジへの反発心も、いつの間にかクリアされていて、消化不良でした。

それから、走のライバルというか、敵役である榊の扱いも不満でした。
確かに、榊の言動は意地悪なんですが、走に対する感情は理解できます。
和解のきざしみたいなものは見えると期待していたんですが、
最後まで「悪役」ポジションだったのが残念。
ハイジの父親もなんですが、主人公側でない人の視点が、あまりにも欠けているのでは・・・。

あと、ヒロイン・葉菜子絡みのエピソードだと、面白いを通り越して軽い印象でした。

そして、何よりも不満なのが、繰り上げスタートについて、ほぼスルーだった点です。
箱根駅伝を毎年テレビで見ていて思うのは、「予選会」「完走」に次ぐハードルは、
「シード権」ではなく「中継所での繰り上げなしでリレー」だと思います。
留学生によって差がつくことを認めるのは正論ですが、それによって20分繰り上げの
可能性が高まるわけですから、箱根駅伝の残酷とも言える部分にも触れて欲しかったです。

本当に高評価のレビューか?ってほど不満を書きましたが、
好きになったからこそ残念な部分でした。
駅伝部分の王子や神童、ユキ達の描写がすごく良かったので星4つ。
脇役の個性が魅力的なだけに、走とハイジ以外の人物を、もっと掘り下げて欲しかったなぁ。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.83:
(5pt)

二度目を読んでいます。

まさに、映画のように頭の中に映像を浮かべながら、漫画のように登場人物に感情移入しながら一気に読めるすばらしい小説でした。
もともとは、装画、挿画を担当された、山口晃さんの絵が好きで、書店で手に取ったのがきっかけでしたが、読み始めるともうとまらない。
アオタケというオンボロ寮に住むそれぞれのメンバーのキャラ設定も、その心理描写もすばらしく、真剣に取り組んだスポーツがある人は勿論、そうでない人もきっと共感し、感情移入できるキャラがいるはずです。
既に、舞台になったり、漫画になったり、映画化が予定されているというのも頷けます。
仕事が中だるみしたとき、自分の中に新しい風を入れたいとき等におススメです。とにかく走りたくなりました《笑》
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.82:
(5pt)

駅伝万歳!

箱根駅伝ファンになって、駅伝テーマを探して読んだ本です。
「黒人だからって足が速いと思わないで」という
逆差別(?)に対するセリフが面白い!
素人集団が箱根を目指すというテーマに夢がある。
舞台となった町が、自分が住んでいた町では?と思わせるところが
親近感を感じる。
爽やかな風になれるような小説です。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.81:
(5pt)

箱根の山は天下の剣

箱根駅伝が大好きで毎年欠かさずみています。予選会の厳しさ、駅伝当日の厳しさ。余す所なく描かれています。ページを捲る毎に指先が震え、自分は走ってもいないのに、息が上がりそうになりました。『走る』って何なんだ、と素朴に浮かぶ疑問の答えを知りたくて最後まで読了しましたが結局答えは、走らないと分からないんじゃないかと思います。結末はご自身の目で確認して欲しいです。
読了後の気分は爽快です。
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4101167583
No.80:
(5pt)

ゆかいな設定の中にあるリアリティー

素人が箱根駅伝をめざして猛特訓し、箱根を走ってしまうという話です。

箱根を走る学生のほとんどが、中高生から陸上を始め推薦で大学に入り、寮で暮らしながら長距離に生活のほとんどを捧げながら箱根駅伝で走ることをめざす・・・ということぐらい駅伝ファンならずとも知っていることです。青竹荘のメンバーがいかに優れた素質を持っているにしても無理な設定であることは分かりきったことです。

この小説のよさは、飄々とした文体を楽しみ、10人ものキャラクターのみんなに感情移入でき、一緒に達成感を味わえるところです。心理描写や情景描写のリアリティーが下支えするので違和感なく没頭できます。

読み終わった後、表紙のカバー絵を見ると、内容を一気に思い出し、ニコニコしてしまいます。
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4101167583
No.79:
(5pt)

まるで自分が走っているような錯覚に

堪能しました。
箱根駅伝はもはや風物詩として語られるほど、地元と季節に密着した競技となっています。
それだけに見る人には見る人のその時々の思い出があるのではないでしょうか。ある人は選手として、ある人は沿道の応援者として、ある人はテレビ観戦者としての・・。
作中人物の描写は勿論のこと、駅伝が行われる東京・神奈川の風景など、手に取るように丁寧に描かれており、みるみる引き込まれていきます。特に走者のみ知る練習での辛さ、苦しさや、走ることによってもたらされる恍惚感、孤独感などの表現は見事です。あたかも自分がシューズをはいて道路を走っているように感じさせてくれます。
はじめから最後まで、魅せられながら読みつくしました。おすすめです。きっと走りきったようなさわやかな読後感が味わえます。
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4101167583
No.78:
(5pt)

喪失と再生

最近お気に入りの作家です。まほろ駅前でも感じたのですが喪失と再生を上手く料理しているなあ、と感心します。人間は大切な何かをなくしたとしても、それで終わりではなく、違う形でまた再生されていく。そんな読後感です。リズム感のある文章で重いテーマをさらりと、そして判りやすく書いてあります。熱血スポ根では決してありません!年末年始、夏休みの読書感想文に悩む中高生諸君!ぜひお勧めです。
これを読んだら便利軒もぜひお読み下さいませ。こちらの方がより再生感が強いですね。
エッセイは駄目な人は駄目だと思います(ちょっとBLネタ多いし)。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.77:
(5pt)

なつかしい

私は箱根駅伝を走ったことがありません。
というより走りたくても走れなかった。

まず予選会のメンバーに選ばれませんでした。
そのうえ私の大学は在学中予選を通過することできませんでした。
だから箱根予選会がどれだけ厳しいものなのか、私はよく知っています。
ましてや走り始めてすぐに本戦出場なんて、当人がいくら努力したって無理です。

でも思い出しました、昔を。
いろんな誘惑を避け、クソ真面目に走ってたあの日々を。
今でもお風呂に入ると足を揉む癖がぬけないくらい、真剣だったあのとき。

だから私は思います。
本の中でくらいは、がんばったら箱根駅伝に出れたっていいじゃないか。
そんな世界があってもいいじゃないか。
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4101167583
No.76:
(5pt)

最高!

最高に面白かった。先をどんどん読みたくて、でも終わりが近づくのが残念でならない。と思う本に久しぶりに出会いました。読み終えると爽やかな気持ちになれます。
箱根駅伝フリークの私。年末になったら、また読み返します。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.75:
(5pt)

走り出す

私は箱根駅伝を見た事もなければ陸上をやった事もない。だから、この設定にどれ程無理があるのか等は良くわからない。それでも走りたいなと思える話だった。走り出すのは脚だけではない。無理だ不可能だと諦めきっていた何かにがむしゃらに走り出したくなる、背中を押して貰えるそんな話だと思う。願いや想いを叶えるのは自分達自身である事。それを信じて支えてくれる誰かがいる事を改めて思い出させてくれる。そんな一冊だと思う。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.74:
(5pt)

私も頑張ればよかった・・。

学生時代に長距離選手でした。といっても、華やかな成績を残したことはなく、つらい練習も嫌いでしかも方向音痴なのでロードワークが苦手で、短距離の練習のほうが楽に思えて短距離に種目変更したくても短距離の選手として大会に出るにはタイムがちょっと・・というとにかく中途半端な選手でした。きっと走君にしてみれば一番許せないタイプの選手だったと思います。陸上を離れてン十年経ちますが、この本を読んだら久しぶりに走りたくなりました。もっと早くこの本に出会えていたら、もしかしたら・・と考えてしまうような一冊です。長距離選手に関わらず陸上と関わっているすべての方に読んでいただきたいなあ・・と思います。この本をきっかけに、未来の箱根駅伝選手が生まれることも空想論ではない気がします。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583
No.73:
(4pt)

☆キラキラ☆

同じ寮に住むということだけで構成された、ほとんどが陸上経験なしの大学生10人が、箱根駅伝という目標に向かって、
初めは嫌がりながらも段々と心変わりしていき、最後は一つになって走る。
こうゆう設定、大好きです。
文章も読みやすく、スラスラと気持ちよく読めます。
登場人物の個性も特徴的で面白く、分かりやすい。
後半からの、たすきを繋いで展開していく選手それぞれの内面を、前半までなかった分、より深く描かれていて、ゴールするまでの加速感はすごいです。
「速く」ではなく「強く」走る。走ることが美しいと思わせてくれる作品です。
風が強く吹いている (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:風が強く吹いている (新潮文庫)より
4101167583

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