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風が強く吹いている
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風が強く吹いているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全412件 281~300 15/21ページ
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大学で長距離をしているのため興味を抱きこの本を手にしてみました。 陸上競技者の視点から読むと、ほかの方のレビュー同様に話がうまく行き過ぎている感は否めません。 しかし、非常によく練られた作品であり、筆者は本当に陸上競技の経験がないのかと感じさせる位、 ランナー心境や精神状態をうまく描いていると思います。特に気に入ったフレーズが次の文。「きみの価値基準はスピードだけか。だったら走る意味はない。新幹線に乗れ!飛行機に乗れ!そのほうが速いぞ!」 ただ速さを求めていくだけでは陸上競技者としてはだめなんだ。陸上競技は個人種目であるが、 実際には一人では苦しい練習なんてやっていけない。みんながいるか自分が頑張れる。仲間の大切さに気付かされた瞬間でした。 | ||||
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映画を先にみて、レビュー書いている。 そのレビューを見ると、「駅伝は『足し算』ではなく『掛け算』」の意味を感じさせられる作品だ、と書いていた。 原作は映画以上にそれを考えさせられた。 またそれに加え、清瀬、走などの登場人物たちが発する言葉や心情、葛藤、ぶつかりなどからいろんなことを考えさせられた。 走が竹青荘のメンバーと最初にぶつかったシーン、ジョージ・ジョータが清瀬に対して不信感を持つシーン、東体大の榊が寛政大のメンバーに突っかかってきたシーンなど、挙げていけば数えられないほどあるが、一番印象に残っているのは清瀬の数々の言葉だった。 清瀬の言葉は、時にはハッとさせられたり、時には耳が痛かったり、とにかく教えれる言葉ばかりだった。 たぶんそれは陸上をやっているやっていないに関係なく、だ。 映画を先に見た人はぜひ読んで欲しい。 映画と同じくらい、それ以上に心に響いてくる、そんな作品だ。 | ||||
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映画鑑賞後、 原作も気になり読みました。 映画もよかったのですが、 原作はそれ以上によくて、 すべての面において勝っていました。 こうして感想を書いている今でも、 興奮で体が震え、腕には鳥肌がたち、 眼にはうっすらと、涙が浮かんでいます。 陸上未経験者を含め、 ギリギリの人数10名で箱根駅伝出場を目指す。 ありえない、荒唐無稽、 ファンタジーのような話なのですが、 著者の取材力、筆力の賜物で、本当に 起こりそうな話に思えてきてしまう魔法のような力。 本に期待する幾つかの要素の中に ”夢や感動”も含まれていると、私は思うのですが、 今作は、そういったものをすべて満たしてくれます。 風が強く吹いている 私の中にも、たしかに 夢と感動の、強い風が吹きぬけてゆきました(笑顔) | ||||
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同じ寮に住む個性豊かな陸上素人集団が箱根駅伝を目指す熱血モノ。 私の父が10年以上マラソンをやっており、私自身も最近走るようになった(10kmくらいだけど) こともあり、走ることにもまっすぐ、そして熱く時には不器用に 向き合っている登場人物に感情移入でき箱根駅伝にあまり興味がなかったものの、 最初から最後まで楽しむことができ感動もした。 陸上競技に限らず、スポーツを好きな人や部活動をやっていた人なら間違いなく読んで損はない。 20km/hで走る世界ってどんなだろう。12km/hで死にそうになるのに… | ||||
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息子が陸上始めたり、息子の友達のお兄ちゃんが駅伝やってたりで、陸上スポコンか?と興味を持って手に取りました。でも違いました!そんな簡単にジャンル分けを考えていたことを反省。 久々に読後の充実・爽快感を得られました。 分厚い文庫本には、走りにかける精神性、笑い、群像劇的な要素、映像が伝わるような情景や風景描写、恋愛の兆し少々、陸上豆知識?その他たくさんが詰まっていました。 読んで良かったな・・・と、満足できる本です。 息子は朝読書の時間用に学校へ持ち込み、読むのを止められなくなって、帰っても読みふけり寝不足気味でした。 「今どの辺走ってる?」「往路4区」とか、ちょっぴり楽しい親子の会話でした。 | ||||
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箱根駅伝は3年ほど前からテレビで観戦していますが、 正直に言うとF1・WRC・ロードレースに比べて地味だなという印象が強かったのです(すみません…) しかし、本作品を読んでそんな考えが誤りだったと気付かされました 箱根を走る全ての選手が本作品の登場人物たちのようにチームを想い、自分の中にある克服しなければならない"なにか"を握りしめて走っているのかと思うと、もう来年の箱根駅伝はこたつで蜜柑食べながら…なんてわけにはいきません また本作品はハイジや走のまだまだこれからも"走り続ける"姿を示して終幕となり、読了後は「自分もこいつらに負けてはいられん」という気持ちにさせられますのでそういう意味ではこれから何かを始めようと頑張っている方が読むにはちょうど良いと思います 最後まで読んでくださった方、ありがとうございます | ||||
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10人のランナーで襷をつなぐ駅伝。 毎年なにげなくテレビを見ていたが、 彼らが走る意味など考えたこともなかった。 あの舞台に立つために、 ひたむきな努力があって ランナーそれぞれの物語があること を知りました。 爽快な青春が描かれています。 | ||||
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高校生の甥、大学生の姪がいる妹夫婦一家の自宅に行くたびに、面白いから読んでごらんと皆に薦められていましたが、駅伝をテーマにした青春小説なんて興味ないしと何時も断っていました。あまり皆が薦めるので、渋々読み始めました。 一日で読んでしまいました。後半涙、涙。 だまされたと思って読んでみてください。面白いよ。 | ||||
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三浦しをんの作品はほとんど読んでいて(図書館で借りて)、中でも手元に置きたいものは古本で探して購入しています。『風が強く吹いている』は、なかなか安くならなくて、ようやく手に入れました。これで何度でも読み返せます。うれしい! 子供がもう少し大きくなったら(現在小3)読ませようと思っています。 内容は読んでみてのお楽しみという事で。私はクライマックスで号泣とだけ言っておきましょう。 | ||||
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とても楽しめました。読み進むうちに、読み終えたくないと思うくらいに、この小説にずっぽりとはまってしまい、夢に走がでてきました。 まるで自分の目で見守ってるような気分になるほど、世界がしっかりしています。 箱根駅伝ってこういうバトルもあるんだぁ、ということもわかり今年の冬は箱根に釘付けになりそうです。 | ||||
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本物の箱根駅伝は、とてもドラマチックだ。 ごぼう抜きにされ、区間新を出し、たすきをつないだり、つながらなかったり。 そして、どんな選手も"思い"を持って走っていることを知っているから、 TVで映し出される一人ひとりが、ヒーローだ。 そう。こんなドラマチックな"本物"を、 小説が越えるなんて、、、、ムリムリ! とか思っていたら、大間違いだった。 平面の映像では(いや、たとえ3Dでも)描けない、 選手が箱根に懸ける"思い"を、丁寧に語ってくれる。 そこにあるのは、一人ひとりの舞台裏。 小説だからこそ描ける、走っているときの心の中。 10人+αの思いを一つのたすきに紡いだ、本物越えのドラマです。 | ||||
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青春小説はよく読んでいましたが、この作品が一番良かったです。 素人の男子学生が箱根駅伝を目指す物語。 このテーマについて、「ありがちかな」と思って読み始めました。 それこそ「ウォーターボーイズ」「ROOKIES」みたいなものかなって。 でもこの作品は違います。 できすぎていなくて、とてもリアルです。 素人の学生が成長していく姿などに感情移入してしまい、 通勤中に読むだけにとどまらず 夜通しで読んでしまいました。 本当に感情移入しすぎて、終盤は泣きっぱなしでした。 変にできすぎていなくて、敵がでてこない点も読みやすいポイントだと思います。 映画も見たいのですが。 まだやってるかなぁ。 | ||||
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こんなにさわやかな涙をもたらしてくれる作品に出会ったのは初めてです。 もともと箱根駅伝の熱烈なファンである私にとって、箱根駅伝を題材に扱った本というのは「面白そう!読みたい!」という気持ちと「大丈夫かな?」という気持ちの両方を抱かせるものでしたが、読んでみて後者の不安は杞憂であったことに気づかされました。 もちろん寄せ集めの(しかも選手の大半が長距離未経験)チームがわずか1年であのような結末までもっていくことは到底出来ることではありません。作中でも言われているように箱根駅伝は本当に多くの陸上競技者の夢であり、ある種のゴールでもあるのです。それでもなお、読んでいるうちに10人の挑戦を心から応援し、彼らの想いにこちらまで熱くなってしまう。そして読み終えたときにはなんとも言えない心地よさとさわやかな涙をもたらしてくれる、そんな作品です。 個性的な登場人物10人の想いが非常に丁寧に描かれており、「誰が誰だっけ?」というような登場人物の多い作品にありがちな悩みなどとは無縁です。読めば読むほど10人それぞれに愛着がわき、何度読んでも本選のシーンでは胸が熱くなる。そしてこの作品において特筆すべきなは、その表現の美しさです。ぜひ実際手にとって読んでみてください。箱根駅伝に興味のない方にきっと興味を持って頂けるだけでなく、箱根駅伝が好きな方も次のお正月が今まで以上に待ち遠しくなること請け合いです。 私にとっては人生を通して大事にしたいと思える本の1冊です。 | ||||
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素人集団が箱根駅伝を目指す という現実では無理のある 飛躍された設定ではあるが、 読み終えた後には フィクションなのではないかと 疑ってしまった自分がいた。 この本からは走るという行為の 悦びや苦しみを 味わえるだけでなく、 仲間の大切さなど 人間という生き物の 素晴らしさを感じました。 箱根駅伝の本番が描かれたシーンでは スラムダンクの山王戦を 読んでいる時のように、 身体が熱くなった。 僕はドライアイなので 涙がこぼれることはなかったが、 人間的に問題がない人なら きっと涙を流すと思います。 すべての人に 読んでもらいたいと思えるほど、 ものすごくいい本でした。 [...] | ||||
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こんなに泣けて、読後感が爽快な小説は、そうそうありません。 スポーツはやるのも見るのも、あまり好きではないのですが、この小説を読んで考えが変わりました。 何かにひた向きになること、仲間を信じること、それがどんなに美しいことか直球で教えてくれた、私にとって大切な一冊になりました。 映画もとてもよかったです。 | ||||
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寄せ集めに近いメンバーを集めて、ゴールを目指すという青春スポーツもの である。が、純粋に青臭くって、力強い小説に久々に出会った。 ただ目標を目指すだけでなく、登場人物それぞれのナイーブな「頭もスポ筋肉」 だけでない一面が、細かに美しく、しかしお涙頂戴のうすっぺらでない文章で 綴られている。 読んだあと、おおきくずしんとのしかかかりすぎず、しかし、もう一度 読み返してみたい爽やかな空気感に浸れる作品です。 | ||||
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元々、箱根駅伝大好きだったので、まずは映画、そしてどうしても原作を読みたくなって読み始めたら、あまりの面白さに一気に読んでしまいました。駅伝をテーマにした小説でこんなに面白くも感動できるなんて!!読んでいて、何度も笑ったり涙しました。一人一人のキャラが生き生きとしているのもいいし、走る選手の心情や情景描写もすごくいい。中でも、ほぼ素人集団で箱根出場を目指すという一見無謀な計画の張本人であるハイジのキャラは映画も原作も最高でした。ハイジあってのアオタケ、ハイジがいたからこそ、なんの目的もなく普通にダラダラ過ごしていたアオタケメンバーが壮大な目標に向かって頑張れたし、それぞれが生きる意味を見い出すことができたのだから。また、メンバーがいたからこそ、ハイジ自身も自分が探していたものを見つけることができ、孤独だったカケルもハイジと言う稀有な存在と出会えて少しずつ成長して行ったところも良かったと思います。生きることに目的や希望を失ってしまった人、自信のない人、人生に疲れた大人の方にもお勧めです。彼からぜひ元気や勇気をもらってみて下さい。 | ||||
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ありきたりですが、感動しました。 普通に考えたら、ほとんど素人ばかりのチームが10人だけで箱根を目指し、 予選会をクリアし、箱根に参加してしまう。普通の頭で考えたらあり得ないし、 下手すると鼻白む話ですが、本当に最後まで読めてしまう。 それどころか、ところどころで涙腺が潤みっ放しになってしまいました。 改めて筆者の力量に敬服しました。 | ||||
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駅伝・マラソン好きにはたまらない作品です。 箱根駅伝の様子や、人間模様、いろいろな心の葛藤など 夢中になり一気に読み上げ感動し涙しました。 作品を読んで、走る喜びをより一層感じて走りたいと思いました。 | ||||
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実家が国道一号線近くにあったので、お正月は毎年箱根駅伝を応援しに沿道へ出向いていました。 箱根駅伝は優勝争いだけでなく来年も出場できるシード権争い、大学としては下位だけれど自分自身が 速ければ区間賞を狙えたり、逆にトップから遅れ過ぎると繰上スタートになってしまったり、故障者が 出てしまうと棄権試合になってしまうという、いろいろな側面でドラマが生まれやすい陸上競技です。 そのためかお正月が寝正月の人は、ファンだけでなく何となく箱根駅伝をテレビでだらだら見てしまう という人も少なくないと思います。 「風が強く吹いている」は箱根駅伝ファンである私にも、ぐいぐいと引き込む「強さ」がある小説です。 二人の主人公であるカケルとハイジが「走る」ことにひたむきで真摯であるがため、他の素人の8人が 引きずられつつもそれぞれに「走る」ことに真剣に向き合う様が素晴らしかったです。特に最も走る ことから遠かった漫画オタクの王子が、少しずつ走ることに取り組んで箱根駅伝にまで出走し、襷を 繋げるまでになったことに思わず涙してしまいました。 強豪校の有力選手も区間最下位の選手も、留学生の黒人選手も4年生にしてようやく出場できた選手も、 「走る」ことの前では等しく平等なんだと改めて気付かせてくれたこの小説を読んで、まもなく訪れる 来年の箱根駅伝を今までとはまた違った見方で見られそうでうれしく思います。何となく箱根駅伝を 見ていた人にも、この小説をおすすめしたいです。 | ||||
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