■スポンサードリンク
晩餐の誓い レイドロウ警部シリーズ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
晩餐の誓い レイドロウ警部シリーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある警部が自分の弟の死を探るのとそれと並行して殺人事件を追及するという話。殺人事件の方は割と少な目の扱いで、小説の大部分は弟の死の原因を探る話に費やされています。 特に意外性はないし、トリッキーでもなく本格推理小説を期待すると肩すかしを喰うこと必至だけど、それ以外の部分、なぜ弟が酒浸りになり落伍者になって死んでしまったかを追及するところが重厚で歯ごたえのある小説で、推理小説というよりも警部を主人公にした私小説のように読みました。思わず襟を正して正座してしまうような誠実な作品。少々叙述が読みにくく何度も前に戻って読み直さなければんならないところもありましたが、とても読み応えのある小説で、刑事もので私が一番好きなドハティー「刑事マディガン」に比肩する面白さでした。まぁ、若い人にはこの良さは判り難いかもしれませんが、40くらいになると判ると思います。 この作者は前に紹介されている二作も面白くまだまだシリーズが翻訳されることを期待します。 蛇足ですが、蹶起(けっき)とか闡明(せんめい)とか難しい漢字にはルビをふっといてもらいたかったですがね。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!