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ロミオとロミオは永遠に
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【この小説が収録されている参考書籍】
ロミオとロミオは永遠にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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20世紀の最後(1999年3月〜2000年6月)にSFマガジンに連載されたSF長編作品。 恩田陸さんらしくないというか、恩田陸さんがこんな作品も書いていたんだというか、非常に異色の作品。 日本人だけが地球に居残り、産業廃棄物の除去に追われる近未来を舞台に、エリートを育成する「大東京学園」への入学試験を勝ち抜いたアキラとシゲルの闘いを描いている。 20世紀へのオマージュとして、アメリカ横断ウルトラクイズやDJの赤坂、ミッキーマウスなどが醜悪なほどデフォルメされて「汚れた地球」を彩っていく。 「バトル・ロワイヤル」みたいというレビュアーもいていますが、そこまでの醜悪さはなく、エンタテイメント色が残った作品と感じました。 | ||||
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タイトル通り途中までは非常に面白い作品でした.緊張感あふれる展開や作者の発想の面白さは並々ならぬと感じました.が,結末が納得できませんでした.問題に対して何の解決もされておらず問題からの逃避でしかないように感じました.世界観を考えると本文中の結末にしかたどり着かないのかもしれませんが.評価は,途中まで面白かったので星3つとしました. | ||||
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なんというか,漠然とした世界観で入り込めません. 汚染された地球だとか,エリート学園だとか, 言っていることはわかるのですが説明が足りないようで, いきなり「こういう設定です」とはじまって乗り切れません. 近未来でイメージが沸きづらいぶん,もう少し…と感じました. 作品内にちりばめられた20世紀サブカルの数々だとか, バトルロワイヤル的な学園生活は確かにおもしろいのですが, ピンと来ていないぶん,引きつけられるまでには. 序盤で世界観を掴めておけば変わったのかもしれませんが…. | ||||
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物語の評価って評論やなんかと違って、結局はそれを読んだ個人が楽しめたか、どう感じたかが全てだと思う。 だからその中に社会通念・「読んで何かを得る」こと・作者の伝えたいこと・・などを求めるのは何の意味も無いんじゃないだろうか。 でもこの小説のオチはな〜・・・いくらなんでもそりゃないでしょと思う。「俺たちの手で明るく楽しい健全な未来を作り上げるんだ!!」って展開は望んでなかったけど、登場人物全員がその方向から反対の側に突っ走られるとひくわ〜(笑) 特に校長ね そんなこんなであまり楽しめなかった。展開とか設定とかは面白いから、楽しい事は楽しいんですが | ||||
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すごく面白かったです。 キャラクターや世界観、ストーリーは頭の中で創造しながら楽しく読めます。久しぶりに読んでいてワクワクした作品です。 ただ、エピローグで萎えました。 この最後だとなんか今までの未来の物語から、急に現実に引き戻されたかんじがして、すごく虚しいです。 | ||||
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大東京学園はエリート学校ではあるが、ある意味サバイバル学校でもある。頭はもちろんのこと、どんな環境でも生き残れる体力がなければならない。ばかばかしいまでの試験内容。それをクリアするために必死で挑む少年たち。その姿はおかしいというより、哀れに近い。人を押しのけなければ自分が生き残れないという考えを、彼らは徹底して教え込まれる。そんな中で芽生えたアキラとシゲルの友情は、ほかの人から見れば不思議に思うだろう。ラストはどうなるのだろうと、どきどきしながら読んだが、私としては少々不満が残る。結局は何も解決していないのではないだろうか? | ||||
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海外、日本を問わず、SF小説に出てくる少年に今ひとつ魅力を感じなかったあなた。 ここに、あなたのもとめていたヒーローがいます。 小説を読む楽しみの一つに、 現実にはいそうにないけど、でもいたらいいなあ、と思える ヒーローやヒロインに出会うことがありますよね。 SFならなおさら。 でも、私が今までに読んだSFにはそういうヒーロー(ヒロインはいたけど)が今ひとついなかったのですよ。 あえて言うなら、光瀬龍描くところの「阿修羅王」くらいでしょうか。 (しかし、少年なのか、少女なのかはっきりしませんし、、、) いくら内容が面白くても、出てくるキャラクターに感情移入できないSFなんて面白くない。 そんな不満を吹き飛ばしてくれる、 そういう意味ではお薦めの本です。 しかし、少々、物語が冗長すぎる気はする。 のんびり読むならおすすめですが、 いつものように、ぐいぐい引っ張られる、 ノンストップの恩田陸ワールドを期待するとちょっと裏切られるかもしれません。 | ||||
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