怒り

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評判

怒りの評価:

3.68/5点 レビュー 203件。 A ランク

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平均点3.68pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全405件 301〜320 16/21ページ
No.105
(5pt)

論理的な結論を求める人には向かない

本書は吉田修一氏によるヒューマンドラマ。

時は2012年、舞台は東京、千葉の外房、そして沖縄を行き来する。
1年前に八王子で起きた殺人事件。現場には血で「怒」の文字が犯人によって残されていた。
動機不明のまま犯人を追い続ける刑事の北見。
一方、東京ではゲイの優馬の前に直人という男が現れる。
また、沖縄では高校生の泉の前に田中という男が現れる。
さらに、千葉外房では漁師の洋平の前に田代という男が現れる。
このミステリアスな3人の誰かが八王子事件の犯人なのか?
物語はそんな彼らの視点を切り替えながら進行する。

本書は謎を含んだ殺人事件を軸にしているが、決してミステリーではなく、ヒューマンドラマであると思う。
「信用していいのだろうか」
「信用してくれているのだろうか」
「信用することによって自分が傷つき、誰かを傷つけることにならないだろうか」
彼らは常に葛藤し懊悩する。
そんな「人を信用すること」に向き合う彼らの気持ちの動きや行動が本書の読みどころではないだろうか。

そして彼ら4人はそれぞれの結末を迎える。それは衝撃であったり、悲しみであったり、わずかな光であったり、喪失であったり。
決して「謎が全て解けてめでたしめでたし」な話ではない。
「パレード」しかり「悪人」しかり、吉田修一氏は物事の白黒や善悪をきっぱり断じることがない。
そこが他の作家にはない氏の作品の特徴であると思う。
論理的な結論を求める読者には向かない作品。

また、それぞれの舞台の雰囲気もよかった。
青空と海がまぶしい沖縄の離島。
東京のネオン街。
なんとなくさびれた感じの漁港。
シーンをじっくりと思い描き、どっぷりと作品に浸ることができた。
怒り(上) Amazon書評・レビュー: 怒り(上)より
4120045862
No.104
(5pt)

地方都市の描写は上手いが、都心的描写 ファッションが、

毎作品、今一垢抜けない。 トレンド感がワンクール遅い。 それ以外は最高に面白い。
怒り(上) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(上) (中公文庫)より
4122062136
No.103
(4pt)

kata

上下共、一気に読んでも疲れることなく、終結も何か考えさせられる感じがした。
怒り(下) Amazon書評・レビュー: 怒り(下)より
4120045870
No.102
(4pt)

kata

上下共、一気に読める作品である感じがし、多角的に構成されていて飽きなかった。
怒り(上) Amazon書評・レビュー: 怒り(上)より
4120045862
No.101
(4pt)

田中の怒りとは?(ネタバレあり)

一気に読み終わりました。
田中が無人島の壁に書いた「怒り」の血文字・・・その文字に鳥肌が立ち、ドキドキしながら残りのページをめくって読み進めました。
その後当然怒りの真相を期待するわけですが、結局犯人殺害で分からず仕舞い。直後は不完全燃焼でした。
暫くモンモンと田中の怒りの根源について考えてみたのですが、振り返り思い当たるのは田中が以前働いていた派遣会社のミスで既に終わっていた作業現場へ行くように指示され、暑い最中探し回り結局見つからず、派遣会社へ確認したところ、それは先週終わってますよと笑われた所ではないかと。項垂れ、たまたま腰掛けた家の婦人が親切に麦茶を差し出した。彼女にその怒りが転換され惨殺してしまう。同様に島で出会った女性のレイプ事件を見ても助けずあざ笑う・・
なんの罪もない自分より弱い女性に、自分がバカにされた怒りをぶつけるしかなかった犯人は愚かでしかないが、今の社会を写したような複雑な思いが湧いてきました。
そしていくつかのストーリーから人を信じる難しさ、また、信じるが上の(裏切り=怒り)もこの本は教えてくれました。
怒り(下) Amazon書評・レビュー: 怒り(下)より
4120045870
No.100
(4pt)

どこに「怒り」を感じたか。

凶悪事件の真相や犯人の本心、核心なんて新聞記事や報道でははかり知ることは難しいいことです。
猫を惨殺したり、人を殺してみたいなんて感情は理解できるはずもないしサイコパスだとか精神疾患によるものとか
家庭環境とかあげればきりがないけど被害者にとっては加害者側の都合なんて関係ないのです。
ただ、ただ、残忍な事件が起こらないことを祈るばかりです。
 この小説を読んで私が感じた怒りは、田中という禄でもない奴は、泉がレイプされる現場に居合わせたにもかかわらず
一部始終終わるのを見物してからレイプ犯を声で追い払ったと語るシーンです。
それはおかしいんじゃないの?なんで助けてくれないの?やめろ!っていえばいいのに?男らしくない!
むしろ変態か?異常な精神の持ち主だ。なんて感じの悪い記述なのだろう?
 結末はこの田中が怒りの血文字を残した犯人で、怒りによって殺害されて終焉を迎えた。
レイプを見物していた田中は、犯罪者が犯罪者を傍観していたということになる。
世の中には正義があるから悪を攻撃できる。私の周りに正義がたくさんあって悪が滅ぼされますように。
 もやもやした読み終わりは正義感を奮い立たせることで追い払うしかありません。
「悪人」を読んだ時もそうだけど誰が悪人だったのか?としばらく余韻を残してくれたように
この「怒り」も読み手に余韻を残す作品ですね。
怒り(下) Amazon書評・レビュー: 怒り(下)より
4120045870
No.99
(4pt)

おもしろかった

吉田作品は本当にひきこまれる! 自分の近くにいる人が凶悪事件の犯人ではないか?と疑ってしまった人たちと疑われた人たちのお話。 若干社会問題をあれもこれも詰め込みすぎな感じもしつつ、でも引き込まれました。 ゲイカップルのエピソードは切な過ぎて号泣きました。
怒り(上) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(上) (中公文庫)より
4122062136
No.98
(4pt)

おもしろかった

吉田作品は本当にひきこまれる!
自分の近くにいる人が凶悪事件の犯人ではないか?と疑ってしまった人たちと疑われた人たちのお話。
若干社会問題をあれもこれも詰め込みすぎな感じもしつつ、でも引き込まれました。
ゲイカップルのエピソードは切な過ぎて号泣きました。
怒り(上) Amazon書評・レビュー: 怒り(上)より
4120045862
No.97
(4pt)

kata

上下共、一気に読んでも疲れることなく、終結も何か考えさせられる感じがした。
怒り(下) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(下) (中公文庫)より
4122062144
No.96
(4pt)

田中の怒りとは?(ネタバレあり)

一気に読み終わりました。
田中が無人島の壁に書いた「怒り」の血文字・・・その文字に鳥肌が立ち、ドキドキしながら残りのページをめくって読み進めました。
その後当然怒りの真相を期待するわけですが、結局犯人殺害で分からず仕舞い。直後は不完全燃焼でした。
暫くモンモンと田中の怒りの根源について考えてみたのですが、振り返り思い当たるのは田中が以前働いていた派遣会社のミスで既に終わっていた作業現場へ行くように指示され、暑い最中探し回り結局見つからず、派遣会社へ確認したところ、それは先週終わってますよと笑われた所ではないかと。項垂れ、たまたま腰掛けた家の婦人が親切に麦茶を差し出した。彼女にその怒りが転換され惨殺してしまう。同様に島で出会った女性のレイプ事件を見ても助けずあざ笑う・・
なんの罪もない自分より弱い女性に、自分がバカにされた怒りをぶつけるしかなかった犯人は愚かでしかないが、今の社会を写したような複雑な思いが湧いてきました。
そしていくつかのストーリーから人を信じる難しさ、また、信じるが上の(裏切り=怒り)もこの本は教えてくれました。
怒り(下) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(下) (中公文庫)より
4122062144
No.95
(4pt)

kata

上下共、一気に読める作品である感じがし、多角的に構成されていて飽きなかった。
怒り(上) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(上) (中公文庫)より
4122062136
No.94
(4pt)

どこに「怒り」を感じたか。

凶悪事件の真相や犯人の本心、核心なんて新聞記事や報道でははかり知ることは難しいいことです。
猫を惨殺したり、人を殺してみたいなんて感情は理解できるはずもないしサイコパスだとか精神疾患によるものとか
家庭環境とかあげればきりがないけど被害者にとっては加害者側の都合なんて関係ないのです。
ただ、ただ、残忍な事件が起こらないことを祈るばかりです。
 この小説を読んで私が感じた怒りは、田中という禄でもない奴は、泉がレイプされる現場に居合わせたにもかかわらず
一部始終終わるのを見物してからレイプ犯を声で追い払ったと語るシーンです。
それはおかしいんじゃないの?なんで助けてくれないの?やめろ!っていえばいいのに?男らしくない!
むしろ変態か?異常な精神の持ち主だ。なんて感じの悪い記述なのだろう?
 結末はこの田中が怒りの血文字を残した犯人で、怒りによって殺害されて終焉を迎えた。
レイプを見物していた田中は、犯罪者が犯罪者を傍観していたということになる。
世の中には正義があるから悪を攻撃できる。私の周りに正義がたくさんあって悪が滅ぼされますように。
 もやもやした読み終わりは正義感を奮い立たせることで追い払うしかありません。
「悪人」を読んだ時もそうだけど誰が悪人だったのか?としばらく余韻を残してくれたように
この「怒り」も読み手に余韻を残す作品ですね。
怒り(下) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(下) (中公文庫)より
4122062144
No.93
(1pt)

相変わらず、文章が稚拙で内容も単調で、2ページも読めません。
なぜ本屋大賞にノミネートされるのか理解に苦しみます。
怒り(上) Amazon書評・レビュー: 怒り(上)より
4120045862
No.92
(1pt)

とんだ肩すかしをくらった

最初の殺人に関する描写で犯人は何に怒っていたのか、その理由が本編で徐々に明かされるのかと思って読み進めたが、犯人らしき人2人の話が平行しながら綴られ、さらに刑事の話も追加され話があっちこっちに飛ぶので読みにくい事このうえない。犯人の関しては最終的に殺人事件の真相も動機も明かされずに終了。消化不良のもやもやだけが残る小説。一体何が「怒り」なのか。
とりあえず中途半端な作者に私は怒っているが。
怒り(下) Amazon書評・レビュー: 怒り(下)より
4120045870
No.91
(5pt)

これは単なる犯人捜しの話ではない。

冒頭の残忍な犯行内容から始まり、3つの軸で物語が進んでいく。 派手な出来事が次々と起こるわけではないのに、どんどん引き込まれる上に、人物/心理描写がとてつもなく上手い。 犯人は誰か、みたいなことよりも、個々の人物や心情に気持ちを奪われ、最終的には「信じることのむずかしさ」を叩きつけられる。 根底から心をえぐられるような、実に生々しい小説だった。 しばらく、引きずりました。
怒り(下) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(下) (中公文庫)より
4122062144
No.90
(5pt)

これは単なる犯人捜しの話ではない。

冒頭の残忍な犯行内容から始まり、3つの軸で物語が進んでいく。
派手な出来事が次々と起こるわけではないのに、どんどん引き込まれる上に、人物/心理描写がとてつもなく上手い。
犯人は誰か、みたいなことよりも、個々の人物や心情に気持ちを奪われ、最終的には「信じることのむずかしさ」を叩きつけられる。
根底から心をえぐられるような、実に生々しい小説だった。しばらく、引きずりました。
怒り(下) Amazon書評・レビュー: 怒り(下)より
4120045870
No.89
(5pt)

渾身のエレジー

素晴らしかった。 ぐいぐいと作品の中に呑み込まれ、そして投げ出される。 答えは自分の中だ。 不信、疑惑、病んだ怒り、ただただひとを守りたいが故の怒り。 物語の中で、登場人物と共に苦しみ、悲しむ。 吉田修一は、安っぽい量販型ベストセラー作家ではなく、着実に、質の高い作家へと成長を遂げた。
怒り(下) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(下) (中公文庫)より
4122062144
No.88
(5pt)

ひとごとではない

沖縄の基地問題も絡んでいる。 ごく普通の人々の暮らしという静かな水面に石を投げ込んだかのように、波紋がゆっくりとひろがってゆく。 その様が実にリアルに描かれている。 余りの吸引力に、上下揃えて購入して良かったと思った。
怒り(上) (中公文庫) Amazon書評・レビュー: 怒り(上) (中公文庫)より
4122062136
No.87
(5pt)

渾身のエレジー

素晴らしかった。
ぐいぐいと作品の中に呑み込まれ、そして投げ出される。

答えは自分の中だ。

不信、疑惑、病んだ怒り、ただただひとを守りたいが故の怒り。
物語の中で、登場人物と共に苦しみ、悲しむ。

吉田修一は、安っぽい量販型ベストセラー作家ではなく、着実に、質の高い作家へと成長を遂げた。
怒り(下) Amazon書評・レビュー: 怒り(下)より
4120045870
No.86
(5pt)

ひとごとではない

沖縄の基地問題も絡んでいる。

ごく普通の人々の暮らしという静かな水面に石を投げ込んだかのように、波紋がゆっくりとひろがってゆく。
その様が実にリアルに描かれている。

余りの吸引力に、上下揃えて購入して良かったと思った。
怒り(上) Amazon書評・レビュー: 怒り(上)より
4120045862