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怒り
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怒りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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読売新聞で連載中に読んだ。 「いったい、この作家は何を言いたくてこの小説を書いたのだろうか。実在の凶悪事件を想起させるような殺人現場から始まった小説、犯人らしき人物が三箇所に現れ、それぞれの話が別々に展開していったが、興味深く一つを追っていると、突然違う話になって、大変読みにくく、それらに刑事のエビソードやら人身御供の昔話までからんで、まとまりがないことこの上ない。ただ最初の残忍な殺人事件の犯人の動機が知りたくて腹をたてながらも読み進んだ。ところが、である。突然、犯人が殺されてしまい、最初の殺人事件は藪の中になって終了。 「これを読んだら「怒り」を感じるでしょう?」と読者に言わせたいとしか思えない小説だった」・・・・・・ 以上は、あまりに腹が立ったので、読売新聞に宛てた私の投書であるが、当然採用されなかった。 いま単行本として書評で絶賛されているのを読んで驚いている。週刊文春のそれは全く言いたいことが分からなかったが、日経新聞の評、評者の言いたいことは、少なくとも、言葉としては理解できる。「他人の闇の深さは誰にも測れない。共に生きるとは、闇を抱えた相手をそのまま受け入れることだ。その究極の受け入れが「愛」とか「信頼」とか呼ばれる。小説の読後に静かに立ち上がってくるのは、人間の信じる能力、愛する能力についての深い問いかけのようだ」 三つのエピソードの中に、私自身は、そんな深い人生観を感じ取れなかったが、仮にそう読むとしても、凶悪犯人の犯行の動機をストーリーの中に入れることは決して邪魔にならないはずだ。大体において吉田修一の本は、意外性というか、読者の期待に反することをテーマとしていることが多いようだ。私はもう二度と彼の本を読まないだろう。 | ||||
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冒頭に起きた殺人の動機はわからずじまい。というか作れなかったんだと思う。並行する話も特に面白い訳でなく、ただ犯人に容姿が似ていたという以外に関連性無し。登場人物が無駄に多い割に、それぞれがありきたり。凡庸な作品。 | ||||
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怒の血文字を残した殺人犯である山神一也は田中の偽名で沖縄の離島で暮らしていた。 もう一歩のところで逮捕されるのかと思いきや、心配しているふりをしながら 内心では泉のことをあざ笑っていた田中は辰哉に刺殺される。 米軍兵に乱暴された泉は心の傷を抱えたまま沖縄を去ることになり、 泣き寝入りするのは気の毒すぎた。 結局、山神が死亡したことで彼の殺人動機はわからないまま事件は終わる。 なんだかいまいちスッキリしない終わり方で、読み手のほうが怒りを覚えた結末だった。 | ||||
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