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歌うクジラ
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歌うクジラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 1~20 1/4ページ
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きっと読み手のスキルを必要とする作品なのでしょう。 とにかく最後まで頑張って読みましたが、終始苦痛でした。 最後まで物語の世界観に入り込むことができずに終わりました。 映画「2001年宇宙の旅」を思い出しました。 | ||||
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すぐに届きました! 梱包も丁寧、清潔感あり、心地良い! オススメです! ありがとうございます! | ||||
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作者は昔、ミトコンドリアをテーマにした某小説を批判したこともあり、今はもう次元の違うレベルに達している書き手のように思えます。なぜこれまで読んでいなかったのかと自分を叱りたい、傑作の一言。ネギダールの赤い飛行自動車がポップ。ただただ、言葉が脳髄に刻まれるような衝撃に酔います。 | ||||
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SFというか、ディストピアものというか。 最初から全く情景が浮かんでこない。説明的描写はくどいほどありますが。 変異種の設定もなんだかなぁ、と。先の展開に期待して上巻を読み進めたが、まったくワクワクしなかった。 これが初めての村上龍作品でしたが、他の作品を読むことはないと思います。 多分、相性の問題だと思いますが、私には単なる自己満足作品で面白くない小説でした。 | ||||
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僕は本を沢山読むわけじゃないから、この作品が文学作品としてどうとか、文章の力強さなどについては分からない。ただ、本を読み終わり不思議な安心感に包まれた。どんなに辛い人生でも、人として良く生きていかなければならない 逃げる事は出来ない どうせ逃げれないなら怯える必要がない 他にも感じたことは沢山あるが、苦しい人生の中、この本の圧倒的なスケールに全てがどうでも良くなった 反面 自分のためにいきたいとも思った そういう、スケール感と面白さを備えた本。 | ||||
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いやもうこれ村上龍の最高傑作じゃない?村上龍版ブレードランナー、村上龍版家畜人ヤプー、村上龍版日本沈没って感じ。村上龍版海辺のカフカ…かなぁと最初何となく思ったが、そんなもんじゃない、スケールが桁違い。村上春樹の全作品結集してもこれ一作に到底及ばない。今までいろんな村上龍の近未来もの読んできたけど、ここまで空前絶後なものはない。この通りの未来になるなんて全然思わんし、むしろ多分全然違う未来になると思うが、そういう未来の予測としてより、人生とは何ぞやという部分で、自分が思っていることと見事にシンクロした、やっぱりそうだよなと、自分以外にも同じことを考えてる人間がいたってことが確認できて嬉しかった。 | ||||
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いやもうこれ村上龍の最高傑作じゃない?村上龍版ブレードランナー、村上龍版家畜人ヤプー、村上龍版日本沈没って感じ。村上龍版海辺のカフカ…かなぁと最初何となく思ったが、そんなもんじゃない、スケールが桁違い。村上春樹の全作品結集してもこれ一作に到底及ばない。今までいろんな村上龍の近未来もの読んできたけど、ここまで空前絶後なものはない。この通りの未来になるなんて全然思わんし、むしろ多分全然違う未来になると思うが、そういう未来の予測としてより、人生とは何ぞやという部分で、自分が思っていることと見事にシンクロした、やっぱりそうだよなと、自分以外にも同じことを考えてる人間がいたってことが確認できて嬉しかった。 ここからは下巻だけ書く感想。この小説は何かの比喩(メタファー)という意見がある。村上春樹みたいに作者が自分で比喩だメタファーだ言ってないから断言できんが、多分そうだろう。そうすると何が言いたかったのか?まずこの先日本はますますメチャクチャになり、人口も減っていくしかない、移民国家になるしかない、日本が日本でなくなる、という予測。そして超格差・超階級社会になるが、結局どの階級社会も行き詰まり、滅ぶ、というか元の木阿弥に戻るだろうという予測。だから難しいこと考えないで、とにかく自分の人生を精一杯楽しめと。 | ||||
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人の名前は人種を問わず大抵カタカナ呼びだったり、句読点が少なく情報過密な説明描写などの典型的な村上龍的文体と、クールなバイオレンスが相変わらずふんだんに盛り込まれ、長年のファンは読み進める毎に逐一ニヤリとしたことだろう。 加えて近い未来の移民達の混入や文化の意図的で公的な改造の為にヘンな日本語がパターンを変え延々出てくる。 更には過去の作品群に比べればスピード感の劣る展開。特に上巻は引き込まれるまでに少々時間を要する。 だから、村上龍を読み慣れていないと読みずらいかも知れない。取っ付きづらいだろうなと思う。 しかしながら、私にとっては、村上龍の最高傑作だったと思う。ここのレヴューでは比較的に過去の作品に比しつまらない、ドライブ感が足りない、と言う意見も多いようだが、それは例えて言うなら今の佐野元春に彼の若いときのノリの良さや輝くような天才性を求めるようなものと感じてしまう。 村上龍は晩年を迎え、小説家として絶望を極めつつあると感じる。私は2013の「心はあなたのもとに」という比較的不評な小説が大好きだった。だってしょうも無くて絶望しか描かれていないから。 そして更にはこの「歌うくじら」は、情詩的で哲学的で、歴史的考察に支えられた人類史学な、またグローバル経済の進展と資本主義のの行く末を冷静に考察した、村上龍の全てが詰め込まれた大作、傑作だと思う。 そして、確かに此処に描かれた世界像は、現実になりつつあることだと何処を切り取ってもそう思える。だから、この小説の世界観には、絶望しか無い。 ラスト→「別の人間になることだけは絶対にいやだった。他の人間になった自分をどうやって憎めばいいというのだろうか」 上記はラスト佳境での主人公アキラの台詞。人間として愛おしい台詞だと思うし、小説の主人公にグッと共感、思い入れられる瞬間である。しかしこの台詞が何をしてでも自分の生(“生”なのかは疑問だが)を確保したいヨシマツの思いと紙一重であることは、結構壮大な皮肉にも読める。でもヨシマツとは何かが違う。まぁそれは読めば分かるかも。 こんな、知識と忍耐を必要とし、捉えようによっては堅苦しく読み進め辛い作品ではあると感じもしますが、それでいて、主人公の味方をし続けたくなるような引き込まれる物語性はしっかりある。 だから、アキラがラストで宇宙空間に放り出されるが、近いてくる光は、絶対に猿女ネギダールの操るイスンだ!! | ||||
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下巻になると物語の速度が上がる。「5分後の世界」のような速度ではないが。主人公の旅が受動的に進み、課題を消化して次に進んでいくと言う英雄伝説的な流れではあるが、なんか違和感があるな~、なんて言う感じが、ラストで解消される。一場面一場面、丁寧に分析し、そこに出てきた発言やコンセプトを分析すると、色々、この作品の深さが理解できるのかもしれない。ただ、作者の人生で感じたエッセンスを脱稿の時間に追われて入れ込んだだけなのかもしれないとも思う。 上巻の「死や失敗が決定し安堵する」とか、「性欲は悪」とか、文化経済効率化政策によってリプロダクションが止まるとか、日本の教育が人々に与える影響を暗喩している表現、年老いたナマケモノはやっぱりグロテスクだとか言う発想と表現は、みごとだと思う。不老不死の遺伝子が注入されたのにサツキと他の人達の現状とに大きなギャップがあったりとか、不自然な設定もある。良く理解する為には、やはり細かく分析して他の作品と関連させないと良く分からない作品だと思う。 「歌うクジラ」のエビソードが最後の方で説明されるが、この作品が2010年に完結しており、小保方氏のSTAP細胞騒動の前に書かれているわけで、やっぱい予言性があった気がする。個人的には、やはり村上龍は、この時代を代表する作家だと思う。 | ||||
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「小説は時代を映す鏡のようなものである。」という言葉は誰かが言っていたような気がする。村上氏の感性で捉えた現在の日本は、本書で書かれたような世界に繋がっていくと感じているようだ。描写的には、「超電導ナイトクラブ」「フィジーの小人」「五分後の世界」「イン・ザ・ミソスープ」「ヒュウガ・ウイルス」とかが混ざり合っていると感じた。 隔離施設の出島から主人公が知り合った特殊な人間と共に脱出し、旅が始まると言う物語である。ともかく現状の場所から出てみる。人との係わりで人生が変わっていく。支配者層のお題目を盲信するのではなく、自分の経験と感性と思考で、解釈と行動をしてみる。そんな、人生を動かすには普通に必要な事が、極端な世界の中で描写されている。現在の日本の表面的な世界は平和を装っているけれど、本当はドロドロしたものだし、それに適応するのには色々な事を体験して、人の本質を知らないといけない。著者が信じている、人と社会のエッセンスがパラパラ出てくるので、それを拾い上げれる人は楽しめると思う。 | ||||
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村上龍さんが良く使うキャラクターと構成。 男二人と女性一人。 旅をする。 色々なものを見つける。 美しいもの、醜いもの、人間とテクノロジー……。 一緒に旅をしましょう。 | ||||
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自分的には多分これ以上のディストピア物にはもう出会わないんじゃ無いかと思わせる傑作。映像化される事を前提とするかの様な箇所が結構ありますが原作に忠実な映像化は無理でしょう。ディストピア物としても読み応えがありますが1人の少年を中心とした冒険物でもあると思います。何度か読み返す事がありそうな傑作。 | ||||
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不気味で気持ち悪い。不快感。 作者の言いたいことが伝わってこない。 | ||||
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トシをとると余計なものというか、装飾的な物は廃したくなるものだ。 神、或いは父殺しという神話の骨格に、来るべき未来を担う一人の少年の地獄めぐり 美しいエピソードとエロスと殺戮という色とりどりの内臓を加え 神話とSFを再構築するようにして、この物語は出来上がっている。 | ||||
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書籍の内容に触れるのでレビューしにくいですが、あり得ると思える世界観でした。 | ||||
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SFっぽい体裁だけど細かいところはSF的にはザツで、それはわざとやってるのはわかる。展開に惹き込まれて読んだけど、大きなオチはない。けどなにか心に残るものはある。 | ||||
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読み終えて、メモリアックを通じて頭の中に銀河鉄道999の歌が流れた。 ・女衒のアンジョウはプチエンジェルの吉里弘太郎を彷彿させる。 ・2015年国勢調査の速報集計は、大都市を含めて日本のほとんどの地域で人口減少が加速と、総務省が発表。 ・映画「V フォー・ヴェンデッタ」のナタリー・ポートマン演じる女の子の父親が語ったという言葉。 「政治家は嘘を語り、小説家は嘘で真実を語る」 けして質問してはいけない。殺されるから。 国会で質問しようとして刺殺された石井紘基国会議員を思い出してほしい。 真相を究明しない者が出世する。 現実と小説の描写が渾然一体となり、 死に方は選べないが、生き方は選べること、 そして希望があることを知った。 | ||||
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喜怒哀楽に訴える作品じゃあない。つまるところ虚無感の千本ノック。辛いよぉ、むごいよぉ、酷いよぉ、基本はそんな展開の連続かな。もっとも、そんなのは上巻で既に痛感するはず。下巻も概して同じ。意味不明+残酷な世界観に辟易としながらも及び腰で読み進めてみるみたいな。展開の起伏が激しすぎて、えッ、死んだ? えッ、移動した? みたいな過程が多い。正直、最後の一行が無ければ大衆的には駄作だったかもしれない。最後だよ、もうとにかく最後。最後にこの言葉来たかぁ、よし良作の烙印を押しましょう、みたいな感じでエンディングで評価が翻った。ちょっと上から目線だけど、個人的にはそんな感想。例えるなら、必死に働いて働いて働いて、そんでもって受け取った給料袋に金の延べ棒が入ってるみたいな感じ。延べ棒がまず封筒に入らないという冷めた意見はいりません。とにかく、それくらい規格外な幸福感が心中からバババぁっと奔流した。それでも、もう一度読み返してみたいとは思わない。だってエンディング知ってるし。ただ設定を整理したいというのは正直ある。でもなぁ、もういいかなぁ。装丁とタイトルのポップさに騙されて購入すると痛い目に遭う。少なくとも子供には薦めたくない。性の表現が過激なのがやっぱり気になるかなぁ。実写化したらどうなるのかなと思ったけど、映倫がブチ切れるだけだなと気付いた。このクオリティを再現するのも難しそう。 色々言いましたが、オススメはしません。でもいい作品ですよ。私は文学少年じゃないので、月並みな感想しか出せません。読書の素人でもあるので、これを読むのはまだ時期尚早でしたかね。自宅の本棚が活字本に蹂躙されてるような人はむしろ好むかもしれません。趣味嗜好というやつですね。一風変わった作品を読みたい人に、まあ、オススメはしません。では、いつのまにか文章が敬体に切り替わっていたところで、レビューを締めさせていただきます。 | ||||
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未来の都市や文化、人類の描写が細かく描かれている。 しかし、言葉だけで未来都市をイメージするのは大変なのです。 その箇所があまりにも多いので、主題が分からなくなり、本を楽しむことができなくなる。 tamatabi20151025 | ||||
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不愉快にも程がある。 お金を払ってこんな苦痛を得るとは思ってもみませんでした。 読みにくい文章や残虐な描写はもちろんのことですが、 ストーリーも設定も世界観もどこかで見たり聞いたりしたことのあるような既視感のあるものばかりで、 目のさめるような新鮮さをどこにも見つけることができませんでした。 これだけの長編なら、ひとつくらい良い点があってもいいものなんですが・・・ | ||||
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