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黒龍の柩



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黒龍の柩の評価: 4.08/5点 レビュー 53件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 41~42 3/3ページ
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No.2:
(5pt)

維新の新たな見せ方

土方歳三らの新撰組を中心とした話ですが、坂本龍馬ら「内戦回避派」が非常に魅力的に描かれています。これまでは新撰組と言えば、剣客としての力量がクローズアップされることが多く、内面へのアプローチは少なかったように思います。
北方謙三による「三国志」「水滸伝」に続き、乱世に生きた男達のもがき、苦しみ、夢、野望を通して、人格のぶつかり合いが見事に描かれています。
あっけないほどの登場人物の死去のしかたが、明治維新の陰の面を色濃く縁取り、その喪失感が押し寄せてきました。
現代の中では描けない、氏のハードボイルド感が、この作品を単なる歴史小説の枠を超えたものに仕上げています。
黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)より
4344407032
No.1:
(5pt)

もう1人の歳三を想う

歳三ファンにとって、彼がその人生を生きて生きて生き抜いたカッコ良さに惚れ込んでいるという人がほとんどだろう。私もそのひとりだ。しかしこの物語りではもう1つの道を歳三は進んで行く。「生きる」という道。この物語は史実ではない。しかし、この物語の中には確かに私の想う「土方歳三」が生きている。生きて力強く進んでゆく歳三の「呼吸」を感じる事ができる、そんな作品だと思う。
黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)より
4344407032

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