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風船魔人・黄金魔人



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【この小説が収録されている参考書籍】
風船魔人・黄金魔人 (角川文庫 (6042))

風船魔人・黄金魔人の評価: 3.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ジュブナイル

横溝正史が少年向けに書いたジュブナイルと呼ばれている作品群の一つ。ジュブナイルにも金田一耕助が登場することがあるが、この本の作品には登場しない。主に「黄金怪人」について言うと、プロットはかの有名なアガサ・クリスティーの「ABC殺人事件」である。ちなみにこれはネタバレではなく、話の割と早い段階で探偵役の「三ツ木俊介」と「御子柴少年」はこのことに気づき、次はだれが狙われるのかという点で犯人と攻防を繰り広げる冒険推理物という作品となっている。楽しいことは楽しいが、なにせ古い作品なので自分が乱歩や横溝正史の少年向け小説を読み始めた年代の今の子供に勧められるかというと疑問が残ると言わざるを得ない。あと、御子柴少年が爽やかで優秀な少年であることは認めるが、乱歩の小林少年のように、場合によっては女性にも変装するという妖しさを持ち合わせていない気がする。登場する怪人(犯人)たちも不気味さ加減が乱歩より大人しめで、私のようなものが上から目線的で恐縮なのだが、無難な冒険推理小説という気がする。
風船魔人・黄金魔人 (角川文庫 (6042))Amazon書評・レビュー:風船魔人・黄金魔人 (角川文庫 (6042))より
4041304954

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