風船魔人・黄金魔人
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横溝正史が少年向けに書いたジュブナイルと呼ばれている作品群の一つ。ジュブナイルにも金田一耕助が登場することがあるが、この本の作品には登場しない。主に「黄金怪人」について言うと、プロットはかの有名なアガサ・クリスティーの「ABC殺人事件」である。ちなみにこれはネタバレではなく、話の割と早い段階で探偵役の「三ツ木俊介」と「御子柴少年」はこのことに気づき、次はだれが狙われるのかという点で犯人と攻防を繰り広げる冒険推理物という作品となっている。楽しいことは楽しいが、なにせ古い作品なので自分が乱歩や横溝正史の少年向け小説を読み始めた年代の今の子供に勧められるかというと疑問が残ると言わざるを得ない。あと、御子柴少年が爽やかで優秀な少年であることは認めるが、乱歩の小林少年のように、場合によっては女性にも変装するという妖しさを持ち合わせていない気がする。登場する怪人(犯人)たちも不気味さ加減が乱歩より大人しめで、私のようなものが上から目線的で恐縮なのだが、無難な冒険推理小説という気がする。 | ||||
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横溝正史の少年向き二作品を収録している。こうした作品の常としてお約束の筋だてで犯人の見当も、年少者でもよほどミステリーを読んだ事のない人以外は容易につけられると思う。しかしだからといって物語を読む気が無くなるというものではないだろう。こうした作品は読了後にああ、やっぱりと思わせる事も重要であり、犯人が判り切っていても読者にページをめくる手を止めさせないのがストーリーテラーの才能というもの。当然本来年少読者が読むものであるが、大人になって読み返すと昔読んだ時の事がよみがえってくる。(あるいは本作品を未読でも同じ系統の物語を読んだ頃を思いだす。)楽しい一冊である。 | ||||
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「風船魔人」と「黄金魔人」の2つの中篇が収められている。また、「座談会 横溝正史の思い出を語る(二)」を併録。 どちらも少年探偵・御子柴進を主人公としたもの。少年向けのたわいない話で、それ以上ではない。荒唐無稽な「超科学」が出てきて、物語のキーとなっているのだが、なんとも。 さらりと読み流すべき一冊だろう。 | ||||
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