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書楼弔堂 破暁
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書楼弔堂 破暁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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どこを楽しもうか探しているうちに終わった。 | ||||
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やはり、弔堂と京極堂が、高遠氏と関口巽氏が、ぼんやり重なってしまいます。ただし悪人は一人も出てきません。たとえ殺人者であっても。 百鬼夜行シリーズのような突き抜ける面白さは感じられませんでしたが、静かにやさしく時間が過ぎて行く、ちょっと良い話の数々でした。 | ||||
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【内容(ネタバレ禁止!)】 明治初期の書店に訪れる有名人たち。店主は本の弔いと称してそれぞれにぴったりの本を薦める。。。 【ささった言葉】 ・気が付くと、江戸はすっかり東京に作り替えられているのである。 ・「仏道で云う悟りは、目的ではございません。悟るために修行をするのではなく、修行そのものが悟りなのでございます。」 ・「日本人が考えるのであれば、それは日本の哲学だ。それこそが大事だ」 ・「信ずるものが正しいと云うのじゃあいかんのだよ高遠君。正しいものを信じなければいかんのだ」 ・「日本国にも良いところはある。ただ、この日本国が駄目なのは、日本国であろうとしないところだ」(中略)「サル真似は上手だが身になってねえってことだよ。形だけ借りて来てそれで納得しちまうんだ」(中略)幕府の幕を下ろした男は、そう結んだ。 ・「もっと根源的な問題です。例えば-大人であれば、地獄が絵空事だと云うことは-考えるまでもないことではないですかな」 ・「江戸の頃、幽霊は化け物の一種、つまりはつくりものに過ぎませんでした。それがいつの間にかそうでなくなってしまった。 いないものをいるとする、粋を解さぬ野暮天ばかりが横行しております。そこに描かれた化け物は、圓了様が否定される妖怪迷信 ではございません。寧ろその逆、妖怪迷信などは、こんなもの-という証し」 ・「迷信は排斥されるべきものですが、信仰は大切なものです」 ・「心は現世にはない。ないからと云って、心がない訳ではない。心はございます。ないけれど、あるのです」 【教訓】 正直がっかりした。初期の京極作品を水で薄めたような作品。しかし、やはりそこここにはぐさりとくるセリフがあるのはさすが。特に、勝海舟やジョン万次郎など、千両役者が登場すると、場にイキがよぎる。が、やはり、京極作品を読んだことのない方には、ぜひ初期作品から読んでほしい。 | ||||
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全く上手く言えませんが、感想は、むむむむむ・・・、という印象。 その人が生涯に巡りあう本は1冊あればよい、相応しい読者に書物を引き合わせることが供養、だから弔堂。いかにも作者らしいと感じ入りました。 全6篇の連作短編集で、基本的な物語の構成は、書舗の弔堂に訪れた人生に迷っている人が店主から所望する本を聞かれ、それを弔堂店主が見繕い、人生を導いていくという感じです。 その迷い人が高名な作家であったり浮世絵師などであったりして、そのストーリーは流石とは思わせるのですが、今一つ、他の京極作品のように物語にのめり込めませんでした。 迷い人に関する知識があった方が、この小説を楽しめるかもしれません。 | ||||
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