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犯罪者 クリミナル
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犯罪者 クリミナルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 101~120 6/9ページ
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太田愛さんのファンになったきっかけは、テレビ朝日で放送された警視庁捜査一課9係のSeason7 #7話 『死者の手の中に(原題)』の脚本を担当されていたことでした。 9係での脚本はこれのみで、相棒の方では沢山書かれているそうなのですが、相棒が好きではないので。 この7話だけ異常に上手い脚本だったことを憶えています。それから太田愛さんの執筆類を読むようになり、犯罪者も読ませていただきました。 読者を飽きさせない語彙の使い方、テンポは圧巻でした。 重厚感はなかなかハードなので、思慮深くない不都合なことから目を背けたい人は考えさせられすぎて頭がパンクするんじゃないかしら(笑) | ||||
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※上巻でも同じ内容で評価させていただきました。 太田愛さんのファンになったきっかけは、テレビ朝日で放送された警視庁捜査一課9係のSeason7 #7話 『死者の手の中に(原題)』の脚本を担当されていたことでした。 9係での脚本はこれのみで、相棒の方では沢山書かれているそうなのですが、相棒が好きではないので。 この7話だけ異常に上手い脚本だったことを憶えています。それから太田愛さんの執筆類を読むようになり、犯罪者も読ませていただきました。 読者を飽きさせない語彙の使い方、テンポは圧巻でした。 重厚感はなかなかハードなので、思慮深くない不都合なことから目を背けたい人は考えさせられすぎて頭がパンクするんじゃないかしら(笑) | ||||
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主要な登場人物、敵を含めて6人が、とても魅力的です。 死と隣り合わせの謎解きと戦いにハラハラの連続です。 主要人物の1人である繁藤修司は、私の中では完全に伊藤健太郎くんで脳内上映されました。 是非、健太郎くんが18歳の役を出来るうちに、映像化して欲しい作品です。 | ||||
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通り魔事件のただ一人の生き残りの修司が中心に事件が展開されていくが、企業の不祥事隠蔽工作と保身、政界との癒着、原因不明の病気、暗殺者との対決など、読みどころが盛りだくさんで最後まで飽きることなく一気に読んだ。 理不尽な仕打ちを受け、社会の外に置き去りにされた者たちへ、自分の全てをかけて心を寄せた真崎の生き様には胸が熱くなった。 また、暗殺者や黒幕との駆け引きはどちらも譲らず、手に汗握る展開になり、最後の最後まで目が離せなかった。 今後の著者の作品にも期待したい。 | ||||
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ハラハラどきどき!すぐに、太田愛さんの世界に引き込まれていきます。展開早くて理解出来ない所は少しバックして読み直しして、あっと言う間に読み終えてしまいました。次も楽しみにです。 | ||||
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飽きさせない、推理小説としての完成度、小説としての奥深さ、総合的に高レベルな作品です。 | ||||
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筋も破綻なく、登場人物が好ましかった。読後感も良くて楽しめました。 | ||||
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犯罪者 上・下 を読みました。非常に面白かったです!相棒でも高評価の脚本家さんですが小説を書いても面白いとは 2度読みたくなる作品です。 | ||||
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まず作者は大ヒットドラマ『相棒』の有名脚本家さんでして、 今作も相棒を彷彿させるような、あまりにも強大すぎる巨悪を相手に逃亡&社会的勝利を目指すサスペンス作品であり、大まかには永瀬隼介さんの『総理に告ぐ』と似た作品ですが、 上下巻共に丁寧に書かれた圧倒的な文量・最後まで途切れないナイフのような緊迫感が凄まじく、『犯罪者クリミナル』の方が間違いなく面白いです! 通り魔殺人・食品偽装・政治家の揉み消し等、様々なテーマを背景に『正義とは?』を問い掛けながら、懸命に命を懸けて巨悪と戦う主人公たちに心奪われ、 上下巻という長い戦いの旅を、最初から最後まで途切れる事無くスリリングに楽しみ続ける事が出来ます! サスペンス作品としては全小説の中で最高傑作であり、 何らかの受賞やベストセラーではなく無名作品なのが勿体ないし、映像化も切望する超オススメな神作品でした(^-^*)/ | ||||
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まず作者は大ヒットドラマ『相棒』の有名脚本家さんでして、 今作も相棒を彷彿させるような、あまりにも強大すぎる巨悪を相手に逃亡&社会的勝利を目指すサスペンス作品であり、大まかには永瀬隼介さんの『総理に告ぐ』と似た作品ですが、 上下巻共に丁寧に書かれた圧倒的な文量・最後まで途切れないナイフのような緊迫感が凄まじく、『犯罪者クリミナル』の方が間違いなく面白いです! 通り魔殺人・食品偽装・政治家の揉み消し等、様々なテーマを背景に『正義とは?』を問い掛けながら、懸命に命を懸けて巨悪と戦う主人公たちに心奪われ、 上下巻という長い戦いの旅を、最初から最後まで途切れる事無くスリリングに楽しみ続ける事が出来ます! サスペンス作品としては全小説の中で最高傑作であり、 何らかの受賞やベストセラーではなく無名作品なのが勿体ないし、映像化も切望する超オススメな神作品でした(^-^*)/ | ||||
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この3人トリオは、本当に息がぴったりしていて、とても面白い。話の展開も早いけれど、規模が大きい!本当に楽しめましたが、私は先に幻夏を読むというまさかの、読み間違いから著者の本を読んでしまって、その本で、面白いけれど、なんでこの3人の人間関係がこんな風になってるのか、全く分からなかった者です(笑)この本を読んでしっくりきました! | ||||
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太田愛さんの小説は初めて読みましたが、止められなくなり、生活に支障が出ました。 さすが脚本家の方、活字を読んでいる感覚が完全に吹っ飛び、映像の世界に引き込まれます。 そんな躍動感を味わえるとともに、比喩表現などは小説の醍醐味もたっぷり。 次はどの太田さんを読もうか目下検索中です。 | ||||
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幻夏を読んで、その文章の透明な哀しみに惹かれ、本作を注文しました。 まず、ストーリー展開のスピード感と意外性にノンストップで読みたくなりました。メインの三人のみならず、中迫、真崎など登場人物もそれぞれ魅力的でした。それぞれが、自分の価値観に背き組織に迎合するなんて事が出来ない悲しみを背負って生きています。この作家の初の小説作品のようですが、初めての小説とはとても思えない。人物造形やストーリーテラーとしての才能を感じました。いくつかの事件が複雑にからみあって、その糸が下巻でほどかれていくのが楽しみです。 | ||||
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下巻に進むと、ますます大きなテーマが見えてくる。大企業のエゴ、組織の倫理と個人の倫理の対立、親の子に対する無償の愛、死生観、他者への献身。 鑓水、相馬、修二は先に読んだ幻夏と同じ主人公だが、2作には全く違う趣があり、シリーズとしてではなく、全く違う作品として楽しめた。 少し、謎解きが複雑で、饒舌すぎてめんどくさいところもあったけど、登場人物の魅力と展開のスピードと意外性で飽きる事なく楽しめた。寡作の作者のようだが、この作者の作品を沢山読みたいと思った。 | ||||
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『犯罪者』上下を読み終えて2か月、この間、『幻夏』、『天上の葦』上下をも読みながら、つねに『犯罪者』について的確なレビューを書きたいと思ってきた。 しかし、この作品の良さを過不足なく表現することは意外に難しいのだった。この作品は、『幻夏』、『天上の葦』とともに、素晴らしい。しかし、その素晴らしさを表現する能力が筆者にはないのが残念である。 そこで、『犯罪者』上下を読みながら筆者の受けた印象を簡単に書くことにする。 それは、戦後徐々に死んだ<文学>が、この作品において復活を遂げているということである。 ほぼ三島由紀夫、寺山修司、司馬遼太郎らの血が途絶えるとともに滅んでしまったとばかり思っていた、かの言語芸術がこんな形で復活しているとは!まさに驚きとしか言いようがなかった。 <文学>とは何か? それは、<言語>による世界創造の芸術である。 ところが、今日の<文学らしきもの>ないし<文学のふりをしているもの>は、資本制システムのみじめな部分にすぎず、<資本>や<メディア>におもねり、<賞>をねだり、<名声>を目的とする身過ぎ世過ぎの手段であって、自らの世界を創りだすような芸術たりえてはいない。 今日の自称<文学>は、その内部に、自律的な世界を描き出すことができておらず、それどころか超現実化した現実世界の後をさえ追い得ていないのである。 自称<文学>よりもまだ<アニメ>の方が比喩的な経路を経て超現実的現実に迫りえていると、なかば絶望し、歴史と文学の<あいだ>に立脚する司馬遼太郎の作品に今を見る<目>を学ぶほかない日々であったのが―—辺見庸には敬服しつつも、彼の作品は残念ながらやはり<現実>の<部分>たるところから脱却してはおらず、自死したかの車谷長吉の命がけの言語芸術もまた<部分>たる人間存在の恥辱を描くところからの逆説的な現実批判の意義にとどまる―—太田愛とともに平成の日本は<現実>を語り、<世界>を造形するための<言語>をもつに至ったと言うべきである。 太田愛は、資本の力を前にほぼ完全に死に体に陥っていた日本語=人間の言語を、見事に人間のための創造のデュナーミス(能力)として復活せしめたと感じている。 以上、あまりにも抽象論に終始し、ひょっとして読んでくださった方々には何の参考にもならない内容になっているので、一つだけ具体に即して言おう。 それは、太田愛が作中のいかなる人物に対しても独自の生命を与えているということである。すべての登場人物は周到に描き分けられ、それぞれの人生を生きながら、作品の時空に登場するという具合なのである。 読者は、そこに人生の哀歓を覚えずにはいないであろう。 かつ、この作品世界を太田愛とともに造形していく3人の主人公は、この無機化された、脱色された、プログラム化された、要するにつまらない社会から落ちこぼれた男どもであり、それゆえに彼らは実に雄勁(ハードボイルド)である。 読者諸賢は、この際、今の世にあふれる同種の小説の登場人物を思い描いてみられたい。 小説の登場人物というものは、しょせん、作者の身の丈を超えることはないのである。 この『犯罪者』上下巻を造形する3人の主人公は、この点、作者の精神的な丈の高さを示して余りある存在者たちであろうと言えるだろう。それが私の印象である。(2018年8月15日記す) | ||||
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初の小説作品とは思えないレベルの高い傑作です。 ちょっとずつ読むつもりが、結局徹夜して下巻読み終えました。 上巻読み終わったらもう止まりません。 内容的にはかなり重いし実際長いので、読む人は時間と精神力に余裕をもってお読みください。 | ||||
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とにかく、面白い、とても、デビユー作とは思えない、深みの有る、面白さ、少し、冗長すぎて、長い、小説におわっているが、それも、愛嬌か。 | ||||
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主役の三人がそれぞれ魅力的。予測し難い展開で、先が気になります。下巻が楽しみです | ||||
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ラジオ番組のゲストで著者が出ておられたのをたまたま聴いていて興味を持ち『幻夏』から読み、次にこの作品を読みました。 登場人物は3作目の『天上の葦』を含めて同じなので、時間順でいうと一番最初のこの作品から読むのがいいと思われますが、2作目からこちらという順番でも楽しめました。 ドラマの相棒の脚本家のひとりだそうですけど、相棒を見たことがない私でもファンになり、続けて『天上の葦』も読んでしまいました。 作品は少ないけど、そういうことがストーリーテラーたらしめているんでしょうか。 kindle版で読みました。 | ||||
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このスケールが大きく、やたら面白いミステリーがなぜその年の「このミス」や「週刊文春のベストミステリー」にランクインすらしなかった(と思う) のか私にとって不思議でしようがない。太田愛の作品は、この「犯罪者」の次作に当たる「幻夏」を先に読んでいるので二作目だ。 この「幻夏」も非常に面白い良く出来たミステリーだが、この「犯罪者」はそのスケールの大きさ、プロットの巧みな組み立て、そして 登場人物の深堀という観点では、それを上回ると言って良い。あの池上冬樹が巻末の解説で激賞しているが、それは どう見てもお世辞ではなく本心であろうと確信する。それくらい面白い。真昼間の駅前で起きた5人の人間の無差別殺傷事件。 覚せい剤中毒の人間の通り魔的犯罪と思われた事件は、思わぬ方向に展開する。主人公はその襲われた人間の一人である 未成年の修司、爪弾きもの刑事相馬、そして元TV局に務めていた鑓水。作者は著名な脚本家だけに、登場人物の描き方が うまく分かりやすい。それぞれの人間の魅力を、行動と言葉でうまく引き出す。些か種明かしをするようだが、最後は完全な 勧善懲悪的な終わりを迎える訳ではない。そこがまた作品に余韻を残し、チープ感を極力残さないような結末になっている。 もう一度言うが、この作品にしろ、「幻夏」にしろ、いわゆるミステリー格付けでランクインしなかったのはなぜ? | ||||
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