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ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス
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ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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初めての作品ということですが、とても楽しく読めました!次回作も期待しています。 | ||||
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自分は某作者さんの作品を読んだことはありませんが、まあまあ楽しめました。 推理に関してはまだまだ素人っぽさが残るというか、詰めが甘いと言うか、読んでいる途中でだいたい顛末が予測しできてしまいましたが、それでも学園物の軽いミステリーとして楽しめました。次回作があるのかどうかはわかりませんが、高校生を主人公にしたミステリーは好きなので、続きが出たらまた買おうと思います。 | ||||
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まだあった「新本格」と売り出されている一方、作者は「本格」の技法・気品・強度を標榜。ジャンル意識がずれてるような…。「新本格」より新「本格」、「本格書いてみた」やってた初期の新本格からの派生な感じ。ニュアンス伝わりますかね…。 新機軸・進化形というよりむしろ、立ち帰ったまとめ的な作かな。読書経験の少ない浅学な読者には特定の作家作品の模倣に見えかねない(よねぽ信者としては古典部や小市民の影響を感じる所だ)が、そうではなく、新本格勃興以降のミステリの空気をあれこれ貪欲に取り込んでいる。 なお公式サイトで凶悪犯罪発生場面までは公開されており、自分に合うか無料で試せる。 日常の謎パートにあたる前半の事件二つは非常に良い構造だった。探偵役は事件を解決するのでなく、問題を解決する。そうそう、日常の謎とはこういうものではなかったか。何気ない謎の発見から始まり、謎解きをもって問題に関わる人間模様まで修正する、これが日常の謎の滋味だ。日常の謎はトリックが微温いという批判に応えて専門的衒学的に進化してしまいがちなのだけど、それよりこっちの方が本来の味わいだと思う。 しかも最近ブームの兆しが見える二重解決ものでもある。告発して幕でなく、事件の動機となる構図を見抜いた上で不幸の再生産を防ぐ措置を取る、好もしい解決だ。 凶悪犯罪パートはちといただけない。凶悪犯罪である必要性が薄いし、警察の介入を排除する論理の甘さもどうかと。これらは日常の謎なら全く欠点にならないので、日常の謎向きの作風に思える。 全体的に残念なのは、新本格フレーバーが浮いている点。日常の謎と新本格フレーバーって食い合せ悪くないですか? 現実世界ベースなので、博覧強記な主人公や変な名称などが悪目立ちして、仕掛けの所在が(どんな仕掛けかは分からないまでも)あらわに見えてしまう。新本格らしい奇想世界観で包み込んで森の中に隠すか、逆にごく普通にありそうな設定に徹するか、どちらかに振ってほしかったかなと。また、凶悪犯罪パートでもいかにも本格なフェアネス重視のアリバイ精査といかにも新本格なインパクト重視の推理合戦が急に切り替わって、なじんでいない感触もある。 ただし、人工的な養殖っぽさがきついのはミステリの世界では必ずしもマイナスではない。パズルに徹した人工感こそパズラーの鑑と評されて本ミス大賞受けた作品もある。個人的には好みを外れるのだが、却って評価されるべき点かも。 日常の謎の理想パターンを取り、本格好みの手続きを採用した部分もありながら、キャッチコピーとイラストで無駄にハードル上がってしまう感じ。ラノベで言うパラダイムシフト効果。そういう夾雑物を抜いて考えれば、悪くない新人作だと思う。 日常の謎パートが気に入った欲目ではあるが、凶悪犯罪に向かない芸風や新本格フレーバーが悪さをしている印象から、新本格よりも本格や日常の謎の盃受けてほしいと思った。 | ||||
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自分は熱心な読書家でもなければ、ミステリーファンでもありませんので、文章の巧拙や、推理小説としての出来映えを論じるのは、おそれ多いし(というかおそろしくて)出来ませんが、非常に楽しんで読めたので、少し感想を述べたいと思います。 犯行動機や、キャラクターの言動、それに至る過程において、少なからず首をひねる部分がありました。推理パートでは、会話が随分回りくどいし、キャラクターがぶれている印象も受けました。 それでも、それらをひっくるめても、読み物として非常に面白いし、読み手を惹きつける、魅力ある物語です。 アンチミステリーのような考えを表明しながらも、ミステリーの持つ魔力や、謎を解き明かす好奇心やカタルシスを否定し切れないスタンスには、むずむずと共感を感じずにはいられません。 探偵の存在意義と、ヒロインである鋸りり子の出した答えには、唸らされました。 適切ではないかもしれませんが『殺人の起こる“古典部シリーズ”』のような印象を受けました。 中村あき先生の今後ますますのご活躍に期待しつつ また、これからさらに、新しくて、面白い小説が星海社レーベルから次々と現れるてくるのを、楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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