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ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックス
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ロジック・ロック・フェスティバル 探偵殺しのパラドックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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初めての作品ということですが、とても楽しく読めました!次回作も期待しています。 | ||||
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古野まほろ氏作品との類似性が一部で指摘されていましたが、作品そのもののレベルが違いすぎて 比較自体が無意味かと思います(笑)。全体のボリュームも不足しているし、論理・推理の精度もあまり高くありません。 個人的にはそこそこ楽しめましたが、『受賞作』としては大いに疑問ですね。 | ||||
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自分は某作者さんの作品を読んだことはありませんが、まあまあ楽しめました。 推理に関してはまだまだ素人っぽさが残るというか、詰めが甘いと言うか、読んでいる途中でだいたい顛末が予測しできてしまいましたが、それでも学園物の軽いミステリーとして楽しめました。次回作があるのかどうかはわかりませんが、高校生を主人公にしたミステリーは好きなので、続きが出たらまた買おうと思います。 | ||||
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私は古野まほろ氏の作品が非常に好きなので偏った意見を述べる。 ツイッターで古野まほろ氏が設定面の類似点を挙げたが、それ以外にもキャラの造形や文章表現までかなりひどいパクリ描写が見られる。 古野氏は版元の責任の方を強く追及しているが、これは作者も反省すべき点だと思う。 さて、ここまで類似点の多い作品だが、ネットで編集は「天帝のはしたなき果実」(以下「果実」とする。)を知らなかったのかという疑問が挙げられていたので、この点について調べてみた。すると、編集、中でも太田氏は知らないはずがないとの結論に至った。 根拠は、メフィスト2005年9号座談会、542〜543Pにある。 この座談会では初めて「果実」について言及がなされており、これにJこと太田氏も参加している。 この時「果実」に対する太田氏の直接的な言及はないが、古野氏のプロフィールを座談会参加者全員で確認する描写がある。 また、その次の号の座談会で、「果実」がメフィスト賞を受賞したことが発表される。 この時も太田氏は座談会に遅れて登場し、「果実」についても言及はないが、メフィスト賞受賞時の編集者の一人であることに間違いはない。 もし、仮に読んでないとするならば、編集者として問題があると言えよう。 なお、太田氏は最前線の座談会で、この作品をあの世にいる宇山氏に読ませたいと言っているが、「果実」の帯には宇山氏が最後に書いた推薦文がある。 これも知らないはずがない。 ここからは想像である。 太田氏は非常にアジテーターな部分があるとは思っていたが、わかっていてこういう行為をやるのだから、実にタチが悪い編集だと感じた。 ファウストや最前線を考えると、彼は既に人気のある作家を引っ張ってきて、本にするのが得意だとわかる。(それはそれで必要な能力であり、また西尾維新など例外もあるが) 古野氏は、一般にはまだ認知度はあまりないかもしれないが、現在多くの版元から出版及び出版予定があり、作品としては論理的な推理と弦楽的な文章、何より活き活きとしたキャラクター描写などが素晴らしく、私は現在の探偵小説を語るときになくてはならない作家だと思っている。 太田氏はその作風に目を付けたのではないだろうか。 ではなぜ直接古野氏に書かせないのか。 その辺の事情は、古野氏の作品が一度講談社で不自然な絶版となったことや、古野氏の作品で犯人や被害者名で太田氏や講談社文三の名前がもじられているところにあるのかもしれないと邪推している。 私は、そもそも本作は本当に中村あきが自発的に書いたのかさえ怪しいと思っている。 適当なライターや投稿してきた新人に太田氏が書かせた可能性すらあると疑っている。 最後に、後半根拠のない述べたが、これだけは言いたい。 これ以上天帝シリーズを汚さないで欲しい。 | ||||
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古野まほろ氏の天帝のはしたなき果実の完全パクリです。 著者も出版社も恥を知れ。不愉快極まりない駄作。 | ||||
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まだあった「新本格」と売り出されている一方、作者は「本格」の技法・気品・強度を標榜。ジャンル意識がずれてるような…。「新本格」より新「本格」、「本格書いてみた」やってた初期の新本格からの派生な感じ。ニュアンス伝わりますかね…。 新機軸・進化形というよりむしろ、立ち帰ったまとめ的な作かな。読書経験の少ない浅学な読者には特定の作家作品の模倣に見えかねない(よねぽ信者としては古典部や小市民の影響を感じる所だ)が、そうではなく、新本格勃興以降のミステリの空気をあれこれ貪欲に取り込んでいる。 なお公式サイトで凶悪犯罪発生場面までは公開されており、自分に合うか無料で試せる。 日常の謎パートにあたる前半の事件二つは非常に良い構造だった。探偵役は事件を解決するのでなく、問題を解決する。そうそう、日常の謎とはこういうものではなかったか。何気ない謎の発見から始まり、謎解きをもって問題に関わる人間模様まで修正する、これが日常の謎の滋味だ。日常の謎はトリックが微温いという批判に応えて専門的衒学的に進化してしまいがちなのだけど、それよりこっちの方が本来の味わいだと思う。 しかも最近ブームの兆しが見える二重解決ものでもある。告発して幕でなく、事件の動機となる構図を見抜いた上で不幸の再生産を防ぐ措置を取る、好もしい解決だ。 凶悪犯罪パートはちといただけない。凶悪犯罪である必要性が薄いし、警察の介入を排除する論理の甘さもどうかと。これらは日常の謎なら全く欠点にならないので、日常の謎向きの作風に思える。 全体的に残念なのは、新本格フレーバーが浮いている点。日常の謎と新本格フレーバーって食い合せ悪くないですか? 現実世界ベースなので、博覧強記な主人公や変な名称などが悪目立ちして、仕掛けの所在が(どんな仕掛けかは分からないまでも)あらわに見えてしまう。新本格らしい奇想世界観で包み込んで森の中に隠すか、逆にごく普通にありそうな設定に徹するか、どちらかに振ってほしかったかなと。また、凶悪犯罪パートでもいかにも本格なフェアネス重視のアリバイ精査といかにも新本格なインパクト重視の推理合戦が急に切り替わって、なじんでいない感触もある。 ただし、人工的な養殖っぽさがきついのはミステリの世界では必ずしもマイナスではない。パズルに徹した人工感こそパズラーの鑑と評されて本ミス大賞受けた作品もある。個人的には好みを外れるのだが、却って評価されるべき点かも。 日常の謎の理想パターンを取り、本格好みの手続きを採用した部分もありながら、キャッチコピーとイラストで無駄にハードル上がってしまう感じ。ラノベで言うパラダイムシフト効果。そういう夾雑物を抜いて考えれば、悪くない新人作だと思う。 日常の謎パートが気に入った欲目ではあるが、凶悪犯罪に向かない芸風や新本格フレーバーが悪さをしている印象から、新本格よりも本格や日常の謎の盃受けてほしいと思った。 | ||||
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それはきっと見出したひとや出版社の見る目がなかったのでしょう。 そう感じざるを得ない読後感でした。 まず、オマージュやリスペクトとはとても呼べない類型の塊。 出てくる小ネタからキャラクター造形・ストーリー運びまで、 つまり、細かいところからここを同じにしてはいけないだろうという大きなところまで、 明らかに数年前の某M賞受賞作を連想させられます。 そして、行き当たりばったりの発想を詰め込んでいるだけ、という感じが拭えません。 その発想に目新しさがひとつもないという目も当てられない状態なのがまた何とも言えません。 (要素一つ一つをとってみると、連想させられる作品・作者さんは他にもあります) さらに、紙幅の都合もあったかとは思いますが、 ひとつひとつのエピソードが薄すぎます。 テンポのよさを通り越して、もはや読者置いてきぼりです。 登場人物たちの推理も無理がありすぎて説得力のかけらもありません。 確かに作者さんの原動力たる「自意識と推理小説への執心」は感じられなくもありませんでしたが、 自負しておられるところの「「本格」の気品と強度」があったかと聞かれると え、どこに?!と言わざるをえません。むしろ皆無です。 作者さんには新本格推理小説の正統後継者、というキャッチフレーズがついていますが、 この方が後継者ならばこれからの「新本格」に期待することはできないなぁと思ってしまいます。 (ちなみに、私が連想する上記作品の作者さんは「本格探偵小説の正統なる後継者」とのことですが…… あら、こんなところまでオマージュですか?) この作品、このレビューを書いた時点ではまだ中途ですが、 出版社のサイトで全文公開されているそうです。 購入するかどうか、(あるいは購入する価値があるかどうか) そちらを読んでから決めても遅くはないと思います。 追記:誤字修正いたしました。 | ||||
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帯に騙されないように 新本格は誤字です文体は無駄に回りくどい 後は、ネーミングセンスの統一性のなさ、斬新でも王道でもなく、外道というほどでも。 これが作者の力量を物語っているのでは? 凡庸平凡普通で推せばまた評価も変わっただろうに… 新本格と推せば、新本格に失礼と思われても仕方ない出来 ほんと全てが中途半端でなにがしたいのか散漫な印象 とにかく帯に騙されないように! | ||||
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自分は熱心な読書家でもなければ、ミステリーファンでもありませんので、文章の巧拙や、推理小説としての出来映えを論じるのは、おそれ多いし(というかおそろしくて)出来ませんが、非常に楽しんで読めたので、少し感想を述べたいと思います。 犯行動機や、キャラクターの言動、それに至る過程において、少なからず首をひねる部分がありました。推理パートでは、会話が随分回りくどいし、キャラクターがぶれている印象も受けました。 それでも、それらをひっくるめても、読み物として非常に面白いし、読み手を惹きつける、魅力ある物語です。 アンチミステリーのような考えを表明しながらも、ミステリーの持つ魔力や、謎を解き明かす好奇心やカタルシスを否定し切れないスタンスには、むずむずと共感を感じずにはいられません。 探偵の存在意義と、ヒロインである鋸りり子の出した答えには、唸らされました。 適切ではないかもしれませんが『殺人の起こる“古典部シリーズ”』のような印象を受けました。 中村あき先生の今後ますますのご活躍に期待しつつ また、これからさらに、新しくて、面白い小説が星海社レーベルから次々と現れるてくるのを、楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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という煽りでこれでは、新本格はもうありませんと言っているようなものですねえ。 ミスリードが皆無なため、作者の意図した結末が透けて見えてしまうし、新本格好きなら、ほとんどのトリックも見通せる。 一番ひどいのは、クライマックスであるはずの推理合戦。明らかに某はふぅ先輩を意識しているのですが、オマージュにすらなっていない。 というかこれ、思いついたこと列挙してるだけじゃないの?(特に生徒会長。超人キャラの設定でその推理はひどいでしょう)と思うようなできばえです。 初めて書いた小説なら及第点なのかもしれないけど、そんなの内容には斟酌されないでしょ? 作者はまだトレーニングが必要な段階です。世に出るレベルではないし、世に出すレベルではない。太田が悪い。 あとがきで作者は、自分が信じる「本格」の強度と気品を備えた作品になったと言っているけど、本気で言っているのだったらこの作者に先はないでしょうなあ。 ちなみに出版社のサイトで全文公開しているらしいです。 | ||||
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本格ミステリの新人はできるだけ応援したいと思っているのだが、本作は評価できない。 総じてミステリ好きの中学生が考えたようなネタのオンパレードである。 言うなれば、本作はミステリセンスのない霧舎巧作品のような趣だ。つまり、見所は皆無に等しい。 本作で扱われている謎は主にメールの暗号解読、写真の盗難、密室殺人の3つだが、いずれの解決にも感心することはなかった。 メールの暗号解読は、実際はなぞなぞみたいなものである。若者の間でスマートフォンの所有が当たり前になっている2013年に、これを謎として提出するというのは、さすがに古臭いだろう。 写真の盗難は、伏線があからさまに文章から浮かび上がっており、また描写に差があるので、犯人が極めてわかりやすい。一応はフーダニットと言えるのだが、謎解きのレベルは低く、短篇として使うにも心許ないネタだった。 そして犯人の動機についても無理がある。個人的な考えとしては、本格ミステリにおける動機など辻褄さえ合っていれば大抵のものは許容できるが、この犯人の動機には首を傾げざるを得ない。突然そんなことを言われても納得はできない。多少強引でもいいから、せめて何らかの伏線は欲しかった。 そもそも、何故あの時間帯に犯行に及ぶ必要があったのか。部活が終わって、他の部員が帰ってから盗めば良かったのではないだろうか。そういうところも甘い。 トリであり肝心要の密室殺人は、現場に居合わせたメンバーによる推理合戦が披露されるのだが、この推理がどれも面白くないというか、根拠薄弱もはなはだしい妄想ばかりで辛い。密室トリックも前例がある上に小粒である。意外な犯人を狙ったつもりかもしれないが、やはり描写の差からしてバレバレである。 察するに、本作は国内作家Hの影響を受けているような気がするが、それは穿った見方というものだろうか。 まあ、Hには遠く及ばないので、ただの劣化と言わざるを得ないのだが。 文章が下手ということはないので(格別上手いとも思わないけど)、☆2という評価にした。 | ||||
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