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(短編集)
邪馬台国はどこですか?
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邪馬台国はどこですか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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はじめはそんなに期待しないで(失礼!)読み始めたのですが、その面白さにどんどん引き込まれていってしまいました。 歴史の常識をすべて覆してくるその切り口は、「そうきたか!」と感動すら覚えるほどの説得力がありました。 それは、「もしかしてこれが本当かもしれない」と思ってしまうほどで、特に、タイトルでもある「邪馬台国の場所」は、本書で結論づけているところを本当に発掘してみたい気になるほどのものでした。 これは間違いなく最高の歴史エンターテイメント小説だと思います。 | ||||
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登場人物が飲み屋で歴史論争をするという小説なんですが、「何だ?」と思う反面、「案外こっちの方が当たってるかも?」とか思ってしまいます。 表題の「邪馬台国はどこですか?」が一番面白かったです。 他にも織田信長暗殺の真実とか聖徳太子の謎とかいろいろあって下手な歴史本よりもよっぽど楽しめます。個人的には織田信長の話は「おいおい。そりゃないぞ」でした。ただ誰も言ったことの無い珍説でした。 | ||||
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「悟りを開いたのはいつですか?」 「邪馬台国はどこですか?」 「聖徳太子はだれですか?」 「謀叛の動機はなんですか?」 「維新が起きたのはなぜですか?」 「奇蹟はどのようになされたのですか?」 の六篇で構成された珠玉の歴史ミステリ。 バーでの法螺話というパターンだが、 目から鱗が落ちる素晴しい斬新な歴史認識に満ち溢れています。 こんな凄い新人がデビューしていた事に気付いていなかった 自分のアンテナの狭さに忸怩たる思いです。 全て重厚な長編で読みたかったな。 「奇蹟はどのようになされたのですか?」なんて、 ダヴィンチコードなんてぶっ飛ぶ、 超絶の感動大作になったに違いない。 鯨統一郎が提示した新説奇説の 知的レベルは物凄く高いです。 聖徳太子の朝鮮ネタに荒山徹 のあの説と、 信長の桶狭間ネタに宮城谷昌光 のあの説も組み込んでいたら、 100点満点になっただろうに惜しい。 10年間で30刷も版を重ねていたこれを読んでなかったとは、 自分が恥ずかしいです。 歴史で悪役とされたものがひっくり返るパターンが好きな人には 特にお勧め。 | ||||
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良くわかんないなーで終わってしまう歴史書に比較して、この小説は首尾一貫論理が分かりやすい! 邪馬台国の所在地にしても聖徳太子がだれかにしても、信長の性格分析についても納得できる推論である。 すばらしい! | ||||
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今まで聞いたことも考えたこともない話ばかりなので こんな考え方・見方もあるのかと驚くばかりで 単純に面白いです。 会話というか論理の積み重ねでストーリーが展開していくのも 私の中では非常に新鮮で何回も繰り返し読んでしまいます。 話についていこうと予習している松永は可愛らしいです。 | ||||
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名作、傑作かどうかという評価はさておいて、大変面白い作品である。 そんななか、読み返してみて浮かんだ違和感。 それは、「なぜ聖書記述だけすべてを事実としているのか」という点。 その前では 「仏陀に関する記述は神格化性の強い部分ほど疑わしい」 「日本書紀は明確な成立目的があったので、それを割り引いて記述を推考するべき」 としているのにもかかわらず、 聖書記述に関しては一切の批判を加えずに事実と認定してそれを論拠に利用しているが、 これはかなりダブルスタンダードだといえるのではないだろうか。 聖書ほど「イエスの神格化を目的として製作された」ものはないはずで、 氏の仏教経典や日本書紀への態度をもってするなら、その記述はほとんどが捏造であるかのように解されるべきではないかと思うのです。 まあ、エンターテイメント作品なのでそんなことは気にしなくてもいいんですけどね。 | ||||
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歴史ミステリー小説とのことだが、現代の4人の登場人物の歴史談義を通じて、 歴史のなぞに大胆に迫るというもの。 持論を展開する宮田と、これに対抗する常識人の静香。やや静香の発言にまゆを 顰める箇所が多いことが気にかかるが、全体としてはテンポよく楽しめる。 なにより、歴史に関する知識が中学校レベルでも本書を楽しめる分かりやすさが 嬉しい。破天荒な結論は、しかしながら真実の香りを漂わせており、何やら歴史的 大発見の場に立ち会ったような興奮を覚えずにはいられない。 | ||||
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カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。 三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎・・・。 この3人+バーテンダーが繰り広げる歴史ネタのコントですね。 はっきり言って面白いです。 笑えます。 歴史ネタという、普通は笑えないであろう話題でなぜこれほど笑いを 誘うのだろうか。 不思議です。 早乙女静香は、お高くとまっているのだけれど、時々勢いあまって 熱くなるんです。 行き過ぎるんです。 言い過ぎるんです。 一方の宮田六郎は、そんな早乙女をさらりと受け流し、憎らしいほどに 落ち着き払って持論を展開する。 早乙女は益々熱くなり、時に自爆。 きっと、このようなやり取りが楽しいんでしょう。 今は、もう一度読み返している最中です。 | ||||
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一言で言えば、めちゃめちゃ面白い! 4人の会話だけで話が進むというのも面白い。 話は歴史の常識を打ち砕く宮田六郎の発言から大いに盛り上がる。 盛り上がるというより、白熱すると言った方がいいかもしれない。 私は特に歴史に詳しいわけではないが、それでも野次馬根性で「なぜなぜ?」と引き込まれてしまう。 今までに読んだことのないパターン。 歴史に興味のある人はもちろん、逆説好きな人や目新しい本を読みたい方には自信を持っておすすめします! | ||||
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読んでいる最中は、素直に「そうかー」と思ってしまいました。 実際にきっちり検証するといろいろ異論はあるんだろうなと思いますが、素人目にはアクロバティックな理論が面白いし、宮田が静香を論破していく過程は痛快でした。 また、宮田のロジックを聞いていると仏陀もキリストも、みんな人間的で愛すべき人にも思えてきます。 正解かどうかは別として、歴史上の偉人たちも人間で、「普通の人ならこういうときこうするだろう」という考え方をしてもいいのかなあ、と思いました。 あまり難しいことを考えず、その時代に行った気分でゆっくり読むと楽しいかも。 | ||||
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とにかく面白い! 多少なりとも歴史に興味のある方であれば、誰でも仏陀の悟り、邪馬台国の場所、聖徳太子の正体、織田信長が滅んだ理由、明治維新の謎、キリストの奇蹟など、「ほんとはどうなの?」と思ったに違いありません。 この作品は、そんな歴史のこれまで常識とされていた内容を根底から覆す珍説・奇説をルポライター宮田が、若き歴史家の早乙女静香を相手に「歴史バトル」を繰り広げる、痛快極まりない歴史エンターテイメントです。 しかもその舞台がうらぶれた地下のバー。 そこで、この二人の他に温厚な紳士三谷教授、バーテンダーの松永も巻き込み飲んだり食ったりしながら、静香と宮田の掛け合いが実に面白い。 是非一度お読み下さい。必ずハマってしまいます。 | ||||
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本書は決して歴史をひっくり返そうとしているわけではない。ただ自分の常識から目が曇ってしまい、素直に物事を見ていくと新たなる真実が見えてくるかもしれない。本書では歴史のなぞや新解釈を大げさに語るわけではない。その点ではそんじょそこらのトンデモ本と一緒にしてはまずい。事実をしっかりと見つめて、その事実を素直に解釈を加えた結果歴史の真実(!?)を見つけることとなる。ひとつの物語を読み終えたとき、なにか納得してしまう。うそか本当かは分かりませんが、人間ひとつの結果を出してくれるとなぜか安心するから不思議です。 | ||||
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表題作の「邪馬台国はどこですか?」をはじめとするサロン談話的な会話のやり取りは聞いていて心地よい。短すぎず、かといって長すぎてダレル前に衝撃の結末を迎える展開は非常にバランスがよい。 全く歴史知識を持たない人にも必要情報をさりげなく与えつつ、それが後半の伏線にもなっているという巧みさは、この種の談話風小説が好きな人にはこたえられないだろう。 読後感が何かに似ていると思って、つたない記憶を辿るとアイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」に行き当たった。「黒後家蜘蛛の会」では博士、弁護士、並居る世間的には知的なサロンメンバーを相手に、一介のボーイがあっと驚く推理をしてみせたが、それと同じ痛快な爽快感を久しぶりに呼び起こしてくれた快作と言える。 | ||||
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「歴史の常識」に対して突拍子もない説を唱える宮田、それに対して反論を行う静香という役割付けで、それらの説を検証して行くのだけれども、これが面白い。「歴史」とか「史学」だとか言うと、お堅い印象を受けるかもしれないのだが、軽妙な文体で描かれているので、全くそういうことを感じることなく読める。残念ながら私は歴史に詳しくないので、ここで示されている資料であるとかが本物なのかどうか、フィクションが混じっているのかどうか、などということは判断がつきかねるのだが、「歴史」というものが、資料などを「どう解釈したか」ということによって出来上がっているだけに、こういうのもアリだという風に思う。「歴史」というのが身近に感じられる作品なのではないだろうか?ただ、これを「ミステリ」っていうジャンルに入れることだけは抵抗があるな。 | ||||
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歴史の推理は資料の読み方で素人が学者と互角に戦えるという例を示した、エンターテイメントの傑作だと思う。ただ視点が、好く思いついたと思えるくらいへそ曲がりの視点なので、この理論の展開が楽しめない人も居るかも?! | ||||
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織田信長がノイローゼによる自殺。勝海舟が超能力者。こんなこと誰が考えたでしょうか。しかし宮田(作者の分身?)の話を聞いたくうちにだんだんとそれが本当のことのように思えてくるんです。特に表題作「邪馬台国はどこですか?」の東北説は説得力があり、邪馬台国は東北なんじゃないだろうか、と本気で思ったりしてます。読むのに専門的な知識も必要なく、ひまな時間に気軽に読める1冊です。 | ||||
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どこまでが史実で、どこがフィクションなのか全く見分けがつかないのですが、これは全部事実なのでしょうか。計算してブレンドしているのだとしたら凄いですね。耳を疑うような新説のオンパレードですが、この説得力は何でしょう。「歴史」というと肩がこりそうなイメージがありますが、ユーモアのセンスも十分です。特に、早乙女静香さんのキャラクターは最高。類い稀な美貌と頭脳を持ちながら、無言でピスタチオの殻を握り潰したり、サラミソーセージをフォークで乱暴に突き刺したりしながら、天才的な毒舌を吐き続けるのですからたまりません。小難しい引用が続く部分に、若干飽きを感じましたが、読んでお得な良い作品です。 | ||||
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表題作も意外性があり、落ちもあり、いいですけど、お勧めは「維新が起きたのはなぜですか?」ですね。幕末の小説を読む前にこの短編を読むことをお勧めします。明治維新が起こったのはただ一人の黒幕のせいだと言う説です。同作者の「タイムスリップ明治維新」を読む前には必須ですね。 | ||||
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あなたは歴史の知識がおありですか?この本は歴史の一番面白いところを、独自の解釈で講義してくれます。世間一般の「定説」とは異なる展開なのですが、説得力は保証します。そして、たぶん作者の説が歴史の真相なのだと思います。学校の日本史の教科書は嘘ばかり。この本を読まずして歴史を語ることなかれ。・・・私も作者に洗脳されてしまったようです。 | ||||
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歴史は、歴史通り、教科書通りに理解してました。けれど過去におこったことなんて絶対とか必ずとか言えなくて、通説や定説って誰かがそういったまでのこと。この本はそんな通説や定説を突き破る目玉飛び出る新解釈でいっぱい!「んな、アホな」と思いつつも、「(そんな解釈も)ありかも・・・」と感じさせてくれる一冊。私も歴史の定説を覆し「んな、アホな」新解釈してみよっと! | ||||
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