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終わらざる夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
終わらざる夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 41~60 3/6ページ
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今迄当たり前だった生活が一通の召集令状で一変する。 戦争に動員された多くの兵士達が現代の我々と同様につい2~3週間前まで郵便配達員だったり八百屋さんだったりタクシードライバーであったり医師であったり学生であったりした。 太平洋戦争降伏後にソ連が日本に対して火事場泥棒とも言うべき戦争を仕掛けた。 | ||||
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第二次大戦終戦前後の千島列島最前線の攻防を描いた感動の名作。 | ||||
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内容がわかりやすいので、すらすらとよめました。 題名もいいです、浅田次郎さんの作品はあたりばかりですね。 | ||||
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誰もがこの事実を知るべきだし、戦争終結と同時期に各地でどのような理不尽が行われたかを認識すべきです。 | ||||
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太平洋戦争末期の混乱した状況がひしひしと伝わってくる。秀作。 | ||||
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読了後、一週間ほどは放心状態でした。この美しく切ない物語をどのように消化したらよいのか、分かりませんでした。 そして、一週間を経た今も、登場人物たちが私に語りかけてくるのです。 自分の頭で考えろ。理不尽さに屈するでねぇ。 戦争とは理不尽なものです。わけても、義のない戦争は虚しいばかりで、何も残りません。 今、日本は義のない戦争に巻き込まれようとしています。真実を知る努力をしなければいけないと思います。 「真実を知らなければ、このさき生きるとこも死ぬこともできません、ずっと理不尽に背を向けて生きてきたのですから、こんな理不尽に背を向けてまで生きたくありません」と、女子挺身隊員石橋キクの声が聞こえてきます。 『終わらざる夏』のなつ夏一番お勧めの本です。 | ||||
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読み終わって、1ヶ月経ちますが、私の心を、今も占領し続けています。 | ||||
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私の、頭のなかにも、心のなかにも、私の総ての中へ、入って来て、何も他のことを、考えることも、行動することも、出来なく成ってしまいました。 戦争は、何もかも、理不尽なことだらけです。 | ||||
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上巻では、3人の占守島への旅を軸に、焼け野原の東京。西洋文化あふれる華やかな東京の翻訳出版社に勤める片岡は、いずれ妻とひとり息子とともにアメリカへ移住するのが夢だった。地元・盛岡の貧しい人々のため働いてきた志高き医学生の菊池、熱河作戦と北支戦線の軍神と崇められた車両運転要員の鬼熊である。 | ||||
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片岡譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指し、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占守島へと向かう。その孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。―否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描く著者渾身の戦争文学、中編。 | ||||
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千島列島の孤島・占守島の缶詰工場で働く女子高生たちは、函館に帰る日を待ち望みながら日々を過ごしている。一方、片岡、菊池、鬼熊らも難儀したすえに占守島に到着。そこで3人は、日本が和平に向かっていることを大本営参謀から教えられる。片岡は妻に宛てた手紙で、戦争の真の恐ろしさについて語り、占守に侵攻しつつあるのは米軍ではなく、ソ連軍であった。 人間本来の温かな交流を織り交ぜつつ、物語は玉音放送を迎える。しかし、その翌日、占守にソ連軍が侵攻。凄惨な戦闘となる。 日ソ双方に多くの犠牲者を出し、占守島の戦いはついに収束する。残った日本兵はシベリアに連行された。肉体的にも精神的に厳しい生活に、菊池は生きる望みを失いかけるが……。知らないところで起こった戦争、教科書にも出てこなかった史実。 | ||||
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価格でキレイな度合はあまり期待はしていなかったが、想定以上であった。近くの古本屋でまず見つからないので 通販でぜひ欲しかった。手元までいくらかの時間を要したが、それも届くまでのたのしみであった。また利用する。 | ||||
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戦争末期の日本国、国民のおかれてる状況が小説とはいえ、私の体験的な歴史観に照らしても見事に描かれている。国家として戦争遂行能力が失われ終戦に向けた努力が国民には一切知らされず秘密裏に様々な形で摸索されつつあった頃が背景ではあるが、其処に存在した人々の運命流転の「ありさま」が著者の想像力の元に網羅されてる。特に浅田次郎氏独特のファンタジックな描写「鉄道員ぽっぽや」にもあった時空を超越した霊的な表現コッサック出身ソ連兵たちも絡んだ捉え方は流石と思う。あの時代は理不尽・不条理と共に流れ流されてように思える。 現在、今日こそ、あの時代を顧りみる必要を痛切に感じる。・・特に戦争を知らない人たちには是否とも読んでほしい。 | ||||
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昭和20年8月18日未明、占守島にソ連軍遂に上陸!ポツダム宣言受諾後、ソ連の横暴な武力による占領計画に、日本の国土防衛のため第91師団は自衛の戦闘に踏み切る!45歳の応召兵片岡の、東北の英雄鬼熊軍曹の、岩手の星菊地軍医の運命は!?それぞれの思いが交錯しながら最後の戦いが展開していく… | ||||
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翻訳編集長の片岡は45歳で初召集され、千島列島の占守島に送られた頃、集団疎開で長野県に疎開中の片岡の息子4年生の譲は、父親の出征を知り疎開先を脱走。途中脱走組の6年生吉岡静代を伴って一路東京へ!子供達の戦いが始まる( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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終戦間際の昭和20年7月。東京外語大出身の45歳片岡、北支那戦線で右指3本失って4度目の召集の38歳の鬼熊軍曹こと富永、岩手医専から東京帝大に行って召集された20歳の菊地。彼らが派遣される先は千島列島最北端の占守島での物語が始まる! | ||||
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終戦間際にこんな戦いがあったことを知り、歴史の深さに感銘しました。 | ||||
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日中戦争や第二次大戦は知識として知っていても、そこに生きた人々の生きざまや、貧しい日本の状況や、かくして日本が戦争に負ける要因を国内で作っていたのがよくわかる。それにしても、この時代に生きる人々のなんと切なく悲しいことか........ | ||||
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戦争の悲惨さを一人一人の体験に置き換えることによって深い表現力となり、読む者にとって平和の大切さを強く考えさせられる作品だった。 | ||||
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戦後のソ連侵攻は母親によく聞かされました。戦争ものだからハッピーエンドではないのはよく判るが、これだけ主人公風の人物が死ぬストーリーを読まされると暗然とした気になります。救われない感じ。最後の官能小説の引用も唐突感がありました。 | ||||
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