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終わらざる夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
終わらざる夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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終戦後の最北の地で行われた戦闘について,大変興味をもって読み進みました。ただ本当に書くべき題材のまわりに無理にいろいろは話をくっつけている感じで,読み進むのに疲れます。 | ||||
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特に後半,文章の緊張感が足りません。こんなに長く各必要があったのでしょうか。取り上げている題材が重要であるだけにもっとコンパクトにまとめてほしかったと思います。 | ||||
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彼らしい作品だけど第二次世界大戦の終戦にかかわる作品なので描きにくい点もあったのかなと感じました。 まだ当時の人が生きていらっしゃるので表現も難しいのでしょう。 | ||||
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いよいよ、天皇の玉音放送が始まる。 公式には終戦を迎えた中、登場人物達にも終戦は来るのか? 知られざる占守島での戦いを通じて、作者が訴えたかった戦争の悲惨さ。 そして、勝敗に関わらず、誰1人として幸せにならないという真実。 この小説を通じて、何を感じるかは読者次第。 本書では被害者として描かれている日本が、 被害者の場合もあったことが戦争であるということは忘れてはならないと思う。 | ||||
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時は1945年。沖縄が陥落し、いよいよ本土決戦が想定されいる日本。 新たに召集された片岡他主人公達は、千島へ集められていく。 戦争が結末へ向かう中、召集された目的も分からないまま、 片岡達は運命にその身を委ねていく。 果たして彼らの行き着く先は? 全3巻に及ぶ大作の上巻である本書は、 登場人物達のバックボーンを中心に描かれている。 登場人物の多さ・方言・戦争用語のせいもあって、内容がやや難しい面も。 いよいよ、本編とも言える中巻以降に期待。 | ||||
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ストーリーにあまり魅力を感じませんでした。 浅田次郎の作品は好きなのに、今作品は残念です | ||||
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太平洋戦争終結の2日後、日本最北端の小島にソ連軍が上陸してくるという史実が描かれている作品。浅田の長編としては、とっつきにくく、雑多の登場登場人物、背景が、時間を前後して書かれるが(物語を非現実的に収束させる伏線か)、散漫な印象あり。45歳で徴兵を受ける主人公を含めた凸凹トリオが、北方の小島に配置されるが、ありえない話。下巻を読み進め、タイトルの意味、結末がわかってしまった。そこからは、泣きの浅田の夢物語(2つのロシア人と子供の夢話のようなエピソード、ある兵士の母親にあてた手紙などが泣ける)。物語にからむヘンリー・ミラーの小説が、どう料理されるか?と期待して読み進んだが、最後までわからず。せっかくの題材、もっとうまくまとめれたのでは、と残念。 | ||||
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兵隊の視点が納得させられる良い出来栄えですが、 登場人物が増えすぎて、下巻は整理不足かな 最後の戦闘に向けて物語がうまく収束、集中していかなかったのが、上巻がうまく引き込ませただけに、ちょっと残念です。 | ||||
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上巻から、下巻の途中まで読んで、残りのページをみて、話が広がりすぎを危惧していたら、案の定、残りのページで、収拾がついていない。 はじめの調子で、登場人物の生い立ちから、過去の出来事を語るならば、上下巻では、枚数不足。登場人物についての前置が長すぎて、結末とバランスが取れていない。結果として、主人公は誰なのだったのか?読後、最大の疑問! キャラクタも、ストリーの中で、読者の中でイメージを熟成していくのが自然。本書は、過去の著書で使い古された筆者独特の形容詞による力業が目立つ。ストリー的にも、中心となる登場人物たちの最期に、納得できる浅田ファンは少ないのでは? 是非、文庫本での大幅加筆を期待したい! | ||||
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岩手出身のこの奇妙な3人が終戦間近に召集される。 それぞれに生活があり、召集されたのにもそれぞれの理由があった。 上巻ではそれが丁寧に書かれていて感情移入できます。 さて 下巻では、、 | ||||
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終戦を間近にソ連は日本に一方的に侵攻してくる。 すでに降伏している国に。わけも分からず対戦する取り残された軍隊。 ソ連兵の回想のようなところは余計かもしれないが あらためて 戦争とは何かを考える作品でした。 | ||||
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本書で書かれている千島での戦いを、あまり知らなかった。 テーマも良く、浅田節も十二分に楽しめる。 ただ、少々消化不良。 登場人物の描写は相変わらず良いのだが、尻つぼみで終わっているのが残念。 勿論駄作ではなく、一読する価値有りの1冊なのだが、 上巻からの期待値が大きすぎたかな。 それにしても、戦争に勝ちも負けもない。 あるのはただただ悲しみだけだと改めて痛感した。 国と国との争いに民衆が巻き込まれて行く。 夢や希望を抱えた民衆がだ。 自分を含め、戦争を経験してない世代の人間が、夢や希望を諦めてる場合じゃないな。 | ||||
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広告の内容に惹かれ、おもしろいそうだと思い、著者の作品を初めて読みました。 しかし、この作品で最も期待していた、占守島での終戦調停の様子などはまるでなし。ロシア上陸後の記述も、ロシア将校の回想風で内容も少なく、玉音放送(日本の敗戦)後に占守島で何があったのか?を知りたいと思い、ドキドキしている方には物足りないかもしれません。 ただ、戦時中のいろいろな階層の人々(軍人、民間人など)の視点から、時にはロシア人の視点も含ながら物語を展開しているので、最後まで飽きずに読めると思います。 占守島で本当は何があったのか気になる方は、大野芳氏著「8月17日ソ連軍上陸す 最果ての要衝・占守島攻防記」もあわせて読むと、よりこの作品を楽しめます。 | ||||
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4年前86歳で亡くなった父がこの「占守島の戦い」の当事者でした。 幼いころよく父の膝の上で戦争の話を聞かされました。戦車でロシアの兵隊をやっつけた話を。 攻撃を開始するとき池田隊長の訓示はすごかった・・・。俺たちは戦争に勝ったんだ・・・。 でも話の最後はいつも「決して戦争はしてはならない」でした。 ロシアの野望を砕き、日本の国土を守った歴史に残る戦いであったことを知るのは社会人になってからのことでした。 「占守島の戦い」を世に知らしめてくれたことに感謝いたします。 | ||||
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この著者の小説は、ものによって好きだったり嫌いだったりするのですが、これはいまひとつでした。 前評判や売り文句で煽られているほど、テーマに肉薄しているとは思えません。戦後生まれの作家の小説ってこんなものなのか。どこかで聞いてきた話を並べたみたい。 あるいは、著者の他の小説ではいい効果を生む「話の広がり」が、今回はうまく作用していないのでは。ロシアの青年兵の存在、彼のキャラクターが「戦後の日本人の想像の産物」であるのはしょうがないにしろ、出場の仕方さえファンタジーでは、読んでいてしらけてしまう。 材料の選択はOK、小説としては疑問・・・という感じでしょうか。 | ||||
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