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終わらざる夏
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【この小説が収録されている参考書籍】
終わらざる夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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テーマは面白い。 終戦時ほぼ無傷で残された関東軍から引き抜かれた奇跡の精鋭91師団。カムチャッカ半島に対峙する北千島の占守(シェムシュ)島で終戦後理不尽にも攻め込んできたソ連軍と戦うという設定である。 このまま素直にテーマを展開すれば面白いと思われるのだが、はっきり言ってこの本はいろいろ欲張りすぎて終わりようがなくなり非常にしまりがない本となってしまった。 登場人物が多すぎで、その全員を登場させることにほぼ三分の二の紙数を費やし、ついでにソ連軍将校の夢物語や、占守島日本軍降伏後のシベリア抑留について語るなど、明らかに散漫である。 浅田氏は、他にシェラザードや日輪の遺産など第二次大戦関連の著作があるだけに本作の出来栄えには全く落胆した。 | ||||
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期待はずれ。 翻訳出版社に勤務している徴兵年限ギリギリの中年男(主人公)に赤紙がくる上巻2/3くらいまでは 流石の一気読みでしたが後がダレる。 軍令部で動員計画を策定する高官や末端で赤紙を届ける役人、老いた父(主人公)に赤紙が来たことを知り、 疎開先を抜けだし徒歩で東京に向かう子どもの姿など、終戦時期ほぼピンポイントの日本人の情感には リアリティを感じたものの、主人公が送り込まれる北方の最前線・占守島で繰り広げられる後半の「ドラマ」 は筋・流れが拡散してしまってダラダラとラストまで続く感じ。 「もうひとつの終戦」として極北の最前線にスポットをあてた視点には新しさを感じたものの、参戦した ソ連側の思惑・兵の思いがからまるラストに向けての流れは・・・何と言うのか、スベってる、というか 著者の思いがもう見えなくなってしまった感じ。正直、楽しめなかった本でした。 | ||||
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