■スポンサードリンク
(短編集)
鏡の花
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
鏡の花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どの世界線も味わい深い。最終話で全て繋がる | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このこの作家ほど面白さの差がある人は珍しい、読み始め、いつもの、雰囲気の文章の中に入り込もうとするが、なかなか入りり切れない、モゾかしさ、完読したが、読後感は? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
向日葵の咲かない夏、の次に好きになりました。とりあえず、手に取ってみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
モチーフとして、草花(草木)、野菜、小動物、星、海岸と言った自然色(優しさの象徴)を濃厚に押し出している作品である。表題作を含む全6編の短編から構成される連作短編集としても良かった所を、敢えて長編仕立てにしている(さほどの差は無かったと思うが)。一読、本作で作者が用いている技巧には毀誉褒貶が激しく起こると感じた。作者の意匠を表現するために、このような技巧を用いる必然性があったか否か、個人的にも相当に疑問である。 作者の意匠を好意的に捉えれば、以下の様なものであろうか。過去に何らかの傷(本作では肉親の死)を背負った人々に対して、"あり得たかも知れない"別世界を提示する事によって悼みの念を表示する。特に、掉尾に置かれている表題作(章)「鏡の花」は本作の解題風で、「1つの花を複数の鏡で囲えば、花は幾重にも見える」と直截的に書いている。また、「鏡は見る人が居なければ役に立たない」とも書いてあり、これは死者を悼み続ける人が存在する限り、死者を含む多くの関係者が救われ得る、の反意語表現であろう。 この様に心温まる優しい物語なのだが、デビュー作「背の眼」を想起させる異界風の作者の技巧が本作にはそぐわない感が強くて、スッキリと本作の世界に入れなかったのは残念である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人の死をテーマにしていると思われる6編から成る連作集です。 風景描写の巧さは道尾さんらしさに溢れていましたが、 各章の登場人物が被っているものの、パラレルワールド化している為、 はたして連作集という表現が正しいのか微妙なところです。 同じ内容でも、登場人物を別にしてパラレルワールド化しなければ、 もう少し良くなったかもしれません。 読んだ道尾さん作品の中では、ワースト1かなという位、個人的にはダメでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
終始、胸が痛くなるようなストーリー。 暗闇の中でこそ光は輝く。 今ある何でもない日常も本当はかけがえのない大切な物である事を忘れてる人が多いのではないか? 読めばすぐ分かるが、パラレルワールドのような話で、目次のページにも意味がある。 誰かがレビューしていたが、死を弄ぶような話では決してなく、むしろその逆である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
よく「あの時、べつの選択をしていたら?」とおもう事があるが、 この本では、家族や友人の誰かが章ごとにちょっと違う人生を生きている。 その不思議さが人生なのかも知れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いなくなってしまった人は、強烈な印象を残したまま、人の中で生きている。ずっとそばにいる人は、ぼんやりとした毎日の中に溶けてしまう。もしあの人が今そばにいれば…と思う日々も、それが本当になり、当たり前になってしまうと色褪せてしまうものなのかもしれない。パラレルワールドを通じて、今、ちゃんと幸せなんだと気づかせてもらった気がする。他の作家さんでは読めない、道尾さんだからこそのお話だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
配達も早く、本自体にも大きな擦り傷や折れも無く、満足のいく状態でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品、一つの観点からすると☆1つ。別の観点からすると☆5つ。 よって平均して☆3つという評価にします。 まず一つ目の観点。 先の方も書かれていますが、章によって登場人物が不慮の死を遂げたり、反対に 生きていたりと、非常に著者の意図が読みづらく、読者が混乱に陥ったまま小説 の終盤を迎えてしまう。最終章で何となく著者の企みは見え隠れするのですが、 凡人の私にはその野心が成功しているとは言いがたいというのが率直な印象。 そして二つ目の観点。 この作品を小説としてではなく、風景画として捉えて下さい。 まだ三十代にも関わらず、これだけ情景描写や心理描写に長けた作家は非常に希 ではないでしょうか。おもしろおかしいだけの小説がやたらもてはやされる昨今 ですが、風の動きや心の揺らぎすらも手に取るように分かるこんな小説は希少だ と私は思います。 ということで、総合評価は☆3つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説には失望した。展開が遅く、先を読み続ける意欲喪失した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の近著は、読者に対して光を示すことをテーマの一つにしている。素敵な物語を通して、読者の背中を押してくれているというべきなのか、読者自身が見えない手に押されたような気がして自らの力で前に進みだしてしまうような、優しくも強い力を与えてくれる。もちろん、読み方や感想は人それぞれなのだが、この作品を「ただ単に死を弄んだとしか思えない」のはあまりにも気の毒だ。著者の作品には馬鹿丁寧な説明書きのようなものは一切なく、行間を読むことの面白さ、読書の本当の楽しさを教えてくれる。読書の稚拙な読者には不親切な作家であるが、分かる人には堪らない作家である。著者の作品を心の底から楽しめるような読者が増えてくれることを切に願う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
六章から成る連作集。三組の家族が登場する。 テーマは、愛する者の不慮の死だ。 章ごとに死ぬ人物が異なる。ある章では姉が死に、別の章では弟が死に、次の章では両親が死ぬという具合だ。 最終章で何か論理的な説明があるのかと思ったら、何もなし。ただ単に死を弄んだとしか思えない。 素人を泣かせようと思えば、人を死なせるのが手っ取り早いというのはわかるよ。でも、これはないだろ 。 最近安直な人情作に流れてるなあ、と危惧はしていたのだが。 お気に入り作家から外します。当分読まないことにした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何かが少しずつ欠けている世界…。切なく、胸が苦しくなる。100万部超えの、あの、小説に似てると思いました。どこかかミチオくんに似た少年…。暑い夏が過ぎ、秋の気配が近づく今、お勧めです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!