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ようこそ、わが家へ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)

ようこそ、わが家への評価: 4.01/5点 レビュー 197件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
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No.11:
(3pt)

面白かったけど

レザーのバッグのくだりで一気にしらけてしまいました。都合が良すぎて。
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ようこそ、わが家へ (小学館文庫)より
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No.10:
(3pt)

足りない。

2005年に雑誌に掲載された小説。

主人公はある日、駅で割り込みに注意をした事が元で、
以降、長きに渡るストーカーに遭うことになります。
顔もわからぬ郵便配達人が、虐待して瀕死の猫をポストに投げ込んだり、
盗聴されたり、作家であるわが子の自転車を壊されたり、
花壇を踏みにじられたり、車を傷つけられたりします。
その上、勤務先では会社では不正に気づいてしまいます。

二つの危機が起こり、交錯しながら進んでいきます。

テンポ良く進む話で読みやすいですが、ストーカーにあっているにしては
主人公が、家族が、明るすぎてリアルではありません。
ストーカー被害者は、通常死ぬ極限の恐怖に苛まれますから、
不正にしろ、精神的にもっと追い込まれて孤独になります。

同じように、ストーカーに遭ったと主張して訴えた人ですが
法廷は、警察機関が設置した以外の証明ビデオを受け付けない場合があります。
法廷で提出しても、無視された人もいます。
精神的問題で片付けようとする法的機関が最後に大きな壁になって立ちはだかりますから。

現実に起こっているストーカー被害の多くは、
リストラ目的のパワーハラスメントから、周到に用意された救いようの無いものであったり、
男女関係のもつれによる執着心から起こっているので、
この話のストーカーはどうもピンと来ません。理由が弱いです。

自分がストーカー被害にあっているので、何か腑に落ちない、
釈然としないと思いながら読みました。

私はモニターも盗撮されているので情報がざざ漏れですから、
本の中にあったようなローテクなストーカーは、時代遅れ感が否めない上に
対処策のノウハウとしても役に立たなかったです。

時代はもっとハイテクな気味の悪いストーカーが活躍しているようです。
私のようなローテク人間には付いていけないから、不安で仕方が無いです。
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ようこそ、わが家へ (小学館文庫)より
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No.9:
(3pt)

一粒で二度おいしいけど?

池井戸潤に最近はまっている。でもやはり池井戸氏の真骨頂は半沢直樹の原作に見るような銀行を舞台にした企業小説にあると思う。そういう点ではこの本はちょっと中途半端な気がする。主人公は中堅電子部品メーカーで部長を勤める、温厚だけが取り柄のようなおとなしい中年男、倉田。帰宅途中の駅で割り込みした男性を諌めたことからストーカーされ、自宅を荒らされたり、自宅を見張られたり、瀕死の猫を郵便箱に投げ込まれたりし犯人を突き止めようとする家族も巻き込んでの犯人捜しが始まる。息子もそんな中で傷を負い、嫌がらせをしていたのが結局は理由違いで2人いたことになっているのだが、どちらかといえば、それはこの物語においてのサブというか、やはりもうひとつの、倉田が社内で起こっている不正事件を解決してゆく話のほうが断然面白く、キレがあってぐいぐい引き込まれる。まさに池井戸ワールドで、正直、ストーカーを追い詰める話はなくても十分行けたような気もする。
そういう意味では作者の思惑はずれといおうか…
とてもとてももったいない。2つの話を並行して盛り込むことでかえってどちらの印象も薄れていく感じがした。残念だ。。。
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No.8:
(3pt)

筋を通す主人公に好感です!

ストーカーによる家族への迫害、会社での不正行為との攻防、
いずれも、筋を通し、ゆっくりながらも、戦い行く主人公が
最後に勝利するという定番的、王道的なストーリー!
面白く、スラリと読めましたが、、、、

定番過ぎて、行儀良すぎて、、、、残念という感じです。
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No.7:
(3pt)

金融絡みの物語で・・・

金融絡みのお話です。氏の作品としては小粒で、面白いところもありますが、「下町ロケット」等のように感動できません。感情移入できません。
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No.6:
(3pt)

正直、物足りない。

やっぱりロケットとタイヤが傑作過ぎて他のはどれも物足りなく感じてしまいます。決して面白くないわけではないんですが・・・。
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No.5:
(3pt)

経済小説+サスペンス

銀行からの出向で電子部品会社に勤める主人公が、
会社では不正問題、自宅ではストーカー問題といった苦難に立ち向かう物語。

2つのテーマを取り扱っていますが、
特にどちらかに偏った展開で物語が進むわけではなく
上手く話のバランスがとれています。

また、温和な主人公が勇気を振り絞って立ち向かう様は、
いざいという時は本気で立ち向かう必要があることを読者に伝えてくれます。

池井戸氏の作品の特徴とも言えますが、
読了後の爽快感は大きかったです。
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No.4:
(3pt)

まぁ普通

あきもせず、友人のすすめで読んでみました。
ちなみに同筆者の作品は、話題となっている「オレたちバブル入行組」を読んだ程度です。

普段から(ここ最近は特に)あまり現代を背景とした小説を呼んでいなかったので、そういう意味で新鮮でした。
さて中身ですが、なんというか、普通でした。

「オレたちバブル入行組」のときは面白いと思い呼んでいたのですが、
人や舞台、筋は違っていても、そこに流れる、いわゆる筆者の「癖」が色濃く受け継がれており、
最終的に「さもありなん」という印象を受けました。

決して面白くないわけではなく、この作品を最初に読んだら、相応に面白いとは思うのですが、
「二番煎じ」・・・とは違うのですが、なんとも「既視感」ならぬ「既読感」を覚える感じです。
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No.3:
(3pt)

恐怖の所在は家庭か会社か

帯の「恐怖のゲーム」との文句に惹かれて購入。
人間の悪意が暴走する心理サスペンス的なものを予想していましたが、
意外にも「ゲーム」はそれほど恐怖心を煽られるものでなく。
だからこそリアリティがあるとも言えるのですが、
「うわっ、人間って怖〜い」となるほどの「恐怖」は感じられませんでした。

しかし会社の不正経理の行方を解き明かして行くパートが引っ張った。
知られざる「銀行員の会話」も相まって、全体としてはおもしろく読了。
勝手に主人公=堺雅人のイメージで読み始めたが、
息子が大学生では年齢が合いませんね(笑)。

主人公がほめたたえる「優秀な部下」が実は裏切っているのでは……と疑いながら読みましたが……。
むしろ読者である自分自身があまりにものごとを意地悪く見ているということが
明らかになってしまいました。
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No.2:
(3pt)

他の作品に比べると劣る

池井戸潤さんが昔連載しておられた本が文庫本として初登場。ただ犯人の名無しさんについて偏執狂のオタクとかインターネットの匿名性なんたらを書いていたが、単にストレスから攻撃的になっていたエリートだったのがイマイチだった。必要あったんだろうか、あの推理もどき。
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No.1:
(3pt)

面白いが池井戸氏の他の作品に比べるともの足りない

池井戸氏の長編がいきなり文庫に登場しました。2005年から2年間、雑誌に連載された小説の文庫化です。池井戸氏が注目を浴びるようになったのは2009年の「空飛ぶタイヤ」の直木賞受賞以来ですから、この作品はその少し前のものです。

銀行から中堅メーカーへ出向中の倉田太一、52歳が主人公です。彼は帰宅途中の駅で30代の男の割り込みを注意しますが、その日から倉田家へのいやがらせが始まります。一方、出向先の会社で倉田は在庫不足を発見してから営業部長の行動に不審の眼を向けるようになります。しかし、営業部長は倉田に対して猛然と反駁してきたため、かえって倉田は窮地に立つのです。

池井戸作品にはめずらしく、出世街道から外れた真面目さだけが取り柄の小心なサラリーマンが主人公です。争いごとの嫌いな主人公が公私でトラブルに遭遇し、降りかかる火の粉を払おうとして次第に強く、たくましく変わっていくところが見どころです。奮起した倉田がすべてを解決して、倉田家に平穏な生活が戻り、彼は出向を解かれ銀行へ戻っていきます。最後のせりふが印象的でした。「愚直で不器用だが、至極真っ当な人生を歩んできたとの自負だけはある。そのどこが悪い」彼は自分に言い聞かせるのです。

人物はよく描けているし、面白い題材なのですが、430ページのボリュームの割には胸に迫ってきません。「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」「下町ロケット」「ロスジェネの逆襲」と続く池井戸氏の重量級のエンターテインメントに比べると読み手の満足度は少々落ちるのではないでしょうか。その理由は、登場人物たちの魅力度が高くないこととストーリー展開がやや平板なことの2つだと思いました。巻末の村上貴史氏の解説が充実しています。
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ようこそ、わが家へ (小学館文庫)より
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