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死神の浮力
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死神の浮力の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全102件 101~102 6/6ページ
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本書では「死神の精度」の音楽を愛する死神、千葉さんと再会できます。 設定については本書でも説明がありますので「死神の精度」未読でも楽しめるかと。 伊坂先生の本に手をつけたことのない人にもおすすめしたい。(ちなみにわたしも死神の精度以外の伊坂先生の著作は未読です。) 1年前に小説家の山野辺遼の娘(菜摘)が殺される。容疑者の本城は無罪判決で釈放。それは、山野辺遼と その妻の美樹の、復讐のはじまりでもあった。 そこに千葉が現れ、一週間、山野辺夫婦と千葉は本城を追うことになる…というのがだいたいのあらすじでしょうか。 話が進むにつれ、本城がなかなか死なない不安感と、山野辺夫婦が(千葉さんが監査中なので)死ぬことがないという安心感に、興奮させられます。 三時間、夕食もとらずに読了してしまいました。 一部痛そうだったりハラハラしたりする場面がありますが、千葉さんの人間離れをした(だって死神ですからね)愛嬌ある言葉や仕草によりだいぶ緩和されています。 ミステリーものが苦手な私でも千葉さんがいるとどんなピンチも安心して読めました。 また千葉さんに会いたくなり、「死神の精度」を棚から出す人は少なくないでしょう。 | ||||
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伊坂さんの物語には、いつも、作家としての挑戦があり、それがまた面白いからほんとうに好きです。 この作品もそうでした。 エンターテイメントのサスペンスでありながら気楽に読めるファンタジー。 第一級の文学作品を思わせる描写を見せながら、会話は、くすりと笑わせる上品な漫才や落語のよう。 それでいて、生きるために大切なメッセージを、われわれ読者は勝手に読み取ることができる。 で、また、この物語の読了感。わたしには、はじめての体験でした。 死神って、浮力より重力のほうが似合ってますよね。 でもこの作品を読むと、それとは正反対の印象。 まるで死神の恩寵です。冷たいけれども温かい。そんな「救い」があるんですね。不思議です。 いつも楽しいお話をありがとうございます。 貴方の挑戦を、ずっと読み続けていきたいです。 あぁ、これレビューじゃないですね。 ごめんなさい。いちファンからの敬意と、心からのお礼です。 | ||||
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