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死神の浮力



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【この小説が収録されている参考書籍】
死神の浮力
死神の浮力 (文春文庫)

死神の浮力の評価: 3.97/5点 レビュー 139件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全139件 1~20 1/7ページ
No.139:
(4pt)

死神、大活躍す!

ミュージックが好きな雨男、否、雨死神が死を裁定する物語。

前作『死神の精度』は短編集だが、本作品は長編で、じっくりと死神の人となり、否、死神なりを描いている。

今回の対象は、子供を殺害された小説家で、逮捕されたものの無罪となった犯人に対し、妻と共に復讐を企んでいる。死神は、この夫婦に同行し、7日の観察期間に死すべきか否かを決めるのだ。

夫婦がすんなり復讐行に同行させるのは、少々、奇妙だが、そこは死神のキャラが、”そんな馬鹿な”を和らげてくれる。

さりげなく夫婦に犯人の居場所を伝える死神だが、明らかにサイコパスの敵は、逆に様々な手段で夫婦と死神を窮地に陥れることになる。これが、何ともじれったい。さて、小説家は、何やら不穏な空気が漂う中、復讐を遂げることができるのか。そして、死神の出した結論は…。おりしも、死神界隈では、対象者の二十年延命の特別措置キャンペーン中!

人間とのずれた会話や、超然とした態度が魅力的な死神であり、加えて本作ではクライマックスに大活躍?をすることになる。エピローグの死神の一言にほっこり。

本作品は、ちょっと哲学的ではあるな。
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No.138:
(4pt)

今作ならではの面白さ

先が気になってどんどん読んでしまう。
前作とは異なるストーリーの進み方がよい。
ただ、情景描写?が細かく文章のかさましが気になる。
読まなくても何も展開に影響がなさそうな部分がある。
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No.137:
(5pt)

期待通りでした

期待通りでした
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No.136:
(5pt)

後半は怒涛の展開

読み進めるにつれ、緊張感を増す展開と結末への好奇心で眠れなくなった。ページをめくりたいというはやる心を抑え、一文字一文字を堪能するように心がけた。

素晴らしい一冊だった。 

ストーリーは、子を殺された作家に死神が取り憑き、作家の仇討ちに渋々ながら協力するというもの。

その設定だけでも面白いが、世間知らずの死神とのズレたユーモラスな会話や、丁寧な描写に引き込まれた。
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No.135:
(5pt)

1つのストーリー

死神の精度は
複数のストーリーが繋がっている
時代も登場人物も異なる話が複数でてくるが
浮力は1つの家族との話

精度をよんでいるのなら是非
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No.134:
(5pt)

人間をもっと知る事ができる本

死神たちを通して人間の思考や行動が何なのかを、書いている作品と思う。サイコパスって意外と身近に居る気がする。
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No.133:
(5pt)

面白い。

サスペンスと死神千葉さんでくすっとしたり、文章から想像しやすく楽しめました。
題材は重いが、重くなりすぎず、軽くなりすぎない、死とサイコパスと善人についても考えさせられました。
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No.132:
(4pt)

前作ほどではないが違う魅力も

個人的には前作(精度)のほうが好きですね。今回も映画化するのだろうか?
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No.131:
(5pt)

生きることの意味とか、親の死とか、子供の死とか、読んでていろいろ考えることあったな。なんともこの世界観

生きることの意味とか、親の死とか、子供の死とか、読んでていろいろ考えることあったな。なんともこの世界観
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No.130:
(5pt)

続編のほうがいいのは殺し屋と同じ。

伊坂幸太郎さんは、
大リーガーみたいな作家だなと、
何冊か読んで思った。

小さくまとまった話をかくと、
本当に小さくまとまってしまい、
なんかどうも、つまらない。

よくできていても、
よくできた小説なんか、
どこにでもあるし。

基本に忠実が正義なら、
小説の書きかたの教科書に、
一番〈よくできた小説〉は、
載ってるのではないだろうか?

それを、つまり基本形を、
器用に工夫することに長けた、
上手く見せるのが得意な人も、
小説家には多いとは思う。

小説家の著者紹介には、
学歴がよく書かれているが、
綺麗な小説に見えるには、
ハッタリというスパイスも、
有効なのかもしれない。

伊坂幸太郎さんは多作なので、
たぶん、小さい系の作品も、
多いのではないかと思う。

そしてもちろん、
そっちのファンもいると思う。

でもぼくは、
正直、伊坂さんにそれは、
まったく求めていない。

求めているのは、
全力のフルスイングのみ。

死神シリーズ一作目は、
確実に出塁するような、
確率を重視した作品だった。
ぼくには、そう感じた。
駄作とも下手とも言わないが、
でも、つまらないと思った。

ミステリとして用意された、
ミステリ的なミステリなんて、
食品サンプルみたいなものだ。

一見、美味しそうだけど、
キレイにできていても、
食べられないし、
食べても味も匂いもしない。

対して二作目である本作は、
ぶん回す一撃だった。
失敗すれば空振り三振。
食事で言えば、
本当に食べられる本物だ。

食品サンプルを、
『不味い』と評する者はいない。
でも料理は、不味い場合もある。

ちゃんと、
残されたら赤字になる、
大盛りの食事を用意して、
さあ食え! と勝負する。

これが伊坂さんの強さだと、
ぼくは思う。

そして本作は、
少し打球の威力が落ちることも、
後半にはあったけど、
ちゃんとホームランだった。

もっと味変してほしいところで、
食べるのが面倒なくらい、
退屈な小皿もあったけど、
美味しかったなと満腹になれる、
豪華な山盛り定食だった。

五百ページくらいもある、
空振りしたら大事になる、
全力のフルスイングで、
食べ残されたら大赤字の、
超大盛り定食っていうか、
野球か料理かどっちかでいいだろw
いつのまにか、
たとえが二つになり、
わかりにくくなってしまった
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No.129:
(4pt)

死神続編

凄惨な出来事から始まる話でも相変わらずな千葉さんの存在が話を真っ暗にはしない。死神のくせに。終わってみれば厳しくも良しと思える結末でした。
これはこれでとても面白かったですが、中盤少し間延びしたかなとも感じたので私は精度のような短編での続編がまた読めればなぁと思いました。
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No.128:
(5pt)

死神シリーズは私の最も好きな小説かもしれない

初版が出版されてから5年。今更ながら死神の精度の続編が出ている事を知り読みました。

 前作と違い対象の話がかなり重たく長編ものであるため可哀想な話が苦手な私としては心が痛み、最初から最後までヒヤヒヤしっぱなしでしたが読後の満足感は非常に良いものでした。
 伊坂幸太郎さんの死神シリーズでは毎回最後の数行に痺れるものを感じますが今回も満足感で痺れました。願わくばまた今作の8年後の2024年に死神の新作を期待してしまいます。
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No.127:
(5pt)

最近読んだ本の中ではかなり面白かった。

前作が面白かったので期待して読んでみました。期待どおりとても面白かった。
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No.126:
(5pt)

個人的には精度より浮力!

千葉(死神)のちょっとした発言や行動がとても面白く、重いテーマでありながらも明るい、まさに伊坂幸太郎ならではの作品という感じです。長編のほうがどんでん返しも多く、物語に没頭できるため、死神の精度より倍楽しめました。第3シリーズが待ち遠しいです。
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No.125:
(5pt)

千葉のテンポ感に救われます

深い…
元となる山野辺夫妻の事件は悲惨
それにまつわる復讐劇も通常で考えると辛いもの
「死」「サイコパス」「復讐」明るいテーマではないのに
千葉のひょうひょうとしたテンポ感と伊坂さんのユーモアセンスつられ
時折「くすっ」と笑ってしまう
今後もたびたび再読したいなと思う1冊です
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No.124:
(3pt)

前作の方が良い。

全体的にダラダラとした流れです。長編だから?なぜあんなに分厚い作品になったのでしょう。
復讐する夫婦が計画性がなく間抜けな行動が多くリアリティに欠けるし、共感できない。前作は面白かったです。
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No.123:
(3pt)

面白いけど

前作のほうが好みです。これは好みの問題なので、仕方ないです。でも、面白いことには変わりないです。さすが伊坂幸太郎さん!て感じ。
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No.122:
(4pt)

連作短編の方が良いかも

「死神の精度」を読んでみて面白かったので、「死神の浮力」も読んだ。
面白かった。自転車とライトバンの競り合いは、読んでいてドキドキした。
マリアビートルのようなスピード感があった。
それにしても、プロローグが長過ぎて、暗過ぎて、途中で読むのを止めたくなった。
死神シリーズは、長編よりも連作短編が良いかもしれない。
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No.121:
(5pt)

「ネタバレ注意!!」千葉は猶予を与えたのでは・・??

千葉の行動は全て意図していないとしても、最終的に山野辺夫婦に犯罪は一つも犯させず、本城への復讐を、娘と一緒に果たすことができた。だからこそ、犯罪者にもならず、エピローグの静かで穏やかな時間につながっている。千葉は結局、山野辺のジャッジを可にせず、20年の猶予を与えたのかな・・とも思えた。
「晩年の作品もよかった」という千葉の発言から、そうだと思いたい。
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No.120:
(4pt)

井坂流に「サイコパス」を調理したエンタメ度満点の娯楽作品

井坂流に「サイコパス」を調理したエンタメ度満点の娯楽作品。前作は連作短編だったが、少ない登場人物でかなりの長編に仕上げた腕はさすがだ。人間に見えるが実は「死神」と言う設定を活かし、「サイコパス」と対決し単なる死でなく、死よりも恐ろしい苦痛を味わわせる勧善懲悪の構図は王道のエンタメ作と言える。

 特に終盤はスリリングな展開で面白いが、「死神」と言う設定に頼り、強引で不自然なのは否めない。「死」というモチーフで主人公の父親や殺された娘のエピソードが何度も伏線的に出て来るのは巧みだが、青酸カリをバラまくのは、さすがに作り過ぎで無理のある話だったと思う。
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