死神の浮力

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評判

死神の浮力の評価:

3.97/5点 レビュー 139件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.97pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全263件 221〜240 12/14ページ
No.43
(3pt)

短編連作のほうが良かった

金城武主演で映画化された「死神」ものの長編である。
このキャラと設定は、やはり短編連作向けだったのでは。

『突然死の決まった人間を、死神が一週間観察して生死を決める』という設定だ。
対象人物の善悪を見極めるわけでもなく、死神に損得があるわけでもなく、ただ単に眺めているだけなのだ。
短編ならアイデアの面白さに押し切られて気にならなかったが、長編だとどうにも不自然で説得力に乏しい。
千葉と夫婦の噛み合わない会話は笑えるけど、途中で飽きてくる。
とは言え、子供を殺された夫婦とサイコパスの対決は、それなりにスリリングで読みごたえがあった。結末の捻りも上々だ。

「嫌な話を書きたがる作家が多いのは、それが安直に凄く見えるからだ」。
賛成。最近の外れ本は、そんなのばかりだよ。本作は少なくとも嫌ではない。
むしろ結末は気持ちいい?かな。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.42
(3pt)

短編連作のほうが良かった

金城武主演で映画化された「死神」ものの長編である。
このキャラと設定は、やはり短編連作向けだったのでは。

『突然死の決まった人間を、死神が一週間観察して生死を決める』という設定だ。
対象人物の善悪を見極めるわけでもなく、死神に損得があるわけでもなく、ただ単に眺めているだけなのだ。
短編ならアイデアの面白さに押し切られて気にならなかったが、長編だとどうにも不自然で説得力に乏しい。
千葉と夫婦の噛み合わない会話は笑えるけど、途中で飽きてくる。
とは言え、子供を殺された夫婦とサイコパスの対決は、それなりにスリリングで読みごたえがあった。結末の捻りも上々だ。

「嫌な話を書きたがる作家が多いのは、それが安直に凄く見えるからだ」。
賛成。最近の外れ本は、そんなのばかりだよ。本作は少なくとも嫌ではない。
むしろ結末は気持ちいい?かな。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.41
(3pt)

長ければいいというものでもないな

あの【千葉が長編で読める】オビを見たとき期待感で小躍りしてしまった。
最高の態勢で臨むべく休日まで大事にとって置きました。
なにせ「死神の精度」は私の中で「グラスホッパー」と並ぶ伊坂作品のベストなのです。

そんな気合い十分、半端じゃない期待をこめて読み始めたのですが
あれれ。。。

半分過ぎる頃には(自分のなかで)なにやら雲行きがおかしくなり
ページをめくる手はあまりよくない意味でどんどん早くなり
千葉と小説家とその妻との会話もお約束的かけ合いに感じられ
伊坂真骨頂の仕掛けもなんだか小ぶり。

と こうまで千葉の不死身が延々と(長編だけに)表面に出てくると
読んでる方は、だんだん無気力になってしまい
脳内で 千葉→ドラえもんポケット、小説家→のび太 まがいの構図までできてしまった。

やはり死神はあくまでクールな傍観者のスタンスをとって欲しいものだと思うのは
私の勝手なリクエストなのでしょうか。
実際、今回の作品が死神千葉のデビューならば十分満足していたと思う程度の完成度ではあるのです。

山のような期待の結果の☆3つです。
ごめんなさい。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.40
(3pt)

長ければいいというものでもないな

あの【千葉が長編で読める】オビを見たとき期待感で小躍りしてしまった。
最高の態勢で臨むべく休日まで大事にとって置きました。
なにせ「死神の精度」は私の中で「グラスホッパー」と並ぶ伊坂作品のベストなのです。

そんな気合い十分、半端じゃない期待をこめて読み始めたのですが
あれれ。。。

半分過ぎる頃には(自分のなかで)なにやら雲行きがおかしくなり
ページをめくる手はあまりよくない意味でどんどん早くなり
千葉と小説家とその妻との会話もお約束的かけ合いに感じられ
伊坂真骨頂の仕掛けもなんだか小ぶり。

と こうまで千葉の不死身が延々と(長編だけに)表面に出てくると
読んでる方は、だんだん無気力になってしまい
脳内で 千葉→ドラえもんポケット、小説家→のび太 まがいの構図までできてしまった。

やはり死神はあくまでクールな傍観者のスタンスをとって欲しいものだと思うのは
私の勝手なリクエストなのでしょうか。
実際、今回の作品が死神千葉のデビューならば十分満足していたと思う程度の完成度ではあるのです。

山のような期待の結果の☆3つです。
ごめんなさい。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.39
(4pt)

浮力と精度

「死神の精度」を読んだ人は分かると思うが、ある気象的なエピソードのため、
こちらの「死神の浮力」の方が時系列的には前の話であることが分かる。
精度を読んでいない人は、浮力→精度の順で読むのが絶対的におすすめである。
この浮力によって、極めて素晴らしい精度のラストが更に際立つだろう。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.38
(4pt)

浮力と精度

「死神の精度」を読んだ人は分かると思うが、ある気象的なエピソードのため、
こちらの「死神の浮力」の方が時系列的には前の話であることが分かる。
精度を読んでいない人は、浮力→精度の順で読むのが絶対的におすすめである。
この浮力によって、極めて素晴らしい精度のラストが更に際立つだろう。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.37
(4pt)

憎んであまりある敵役だが・・・

『死神の精度』で楽しませてもらったので、こちらも期待して購入、短編集だった前作とは異なり長編ものだが、読み始めて途中で区切ることができず、結局夜中になるまで読み続けてしまった。ストーリー展開はとても面白いし、まじめに「仕事」をしているのに、どこかズレている死神・千葉の言動に笑いを誘われたりしながら、本筋のストーリーにぐいぐい引き込まれていった。ストーリーの骨格は、子どもの誘拐殺人を犯した犯人に対して、子どもの両親が復讐を行おうとし、それに千葉が絡むというものだから、結構重い話なのだが、あちこちにちりばめられたユーモアがある意味での潤滑油ともなって、ストーリーにひきつけられていく感じが心地よかった。それに加えて、登場人物が「死」について交わす会話が、普段考えずに過ごしている「死」の問題に気づく大事なきっかけにもなったとも感じた。だから、☆五つでもよかったのだが・・・。
 すでに別のレビュアーが書いていることともかぶるが、「ああ面白かった」とページを閉じたところで、生きた犯人像が浮かんでこない感じが残ったのは少しばかり残念だった。犯人は、良心を持たないサイコパスとして描かれているが、良心の働きがなくとも内面はあるはずだろう。もちろん、描き方として、得体の知れなさをベースにして、人を苦しめもてあそぶことにのみ動機づけられて犯罪を犯すような人物として造形するということもありなのだろうが、やはり納得のいかなさを感じてしまった。自分としては、人間の内面がどう育つのかに興味があるため、こうした感じ方になったのだろうし、作品の出来とはひょっとしたら関係ないのかもしれないのだけれど。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.36
(4pt)

憎んであまりある敵役だが・・・

『死神の精度』で楽しませてもらったので、こちらも期待して購入、短編集だった前作とは異なり長編ものだが、読み始めて途中で区切ることができず、結局夜中になるまで読み続けてしまった。ストーリー展開はとても面白いし、まじめに「仕事」をしているのに、どこかズレている死神・千葉の言動に笑いを誘われたりしながら、本筋のストーリーにぐいぐい引き込まれていった。ストーリーの骨格は、子どもの誘拐殺人を犯した犯人に対して、子どもの両親が復讐を行おうとし、それに千葉が絡むというものだから、結構重い話なのだが、あちこちにちりばめられたユーモアがある意味での潤滑油ともなって、ストーリーにひきつけられていく感じが心地よかった。それに加えて、登場人物が「死」について交わす会話が、普段考えずに過ごしている「死」の問題に気づく大事なきっかけにもなったとも感じた。だから、☆五つでもよかったのだが・・・。
 すでに別のレビュアーが書いていることともかぶるが、「ああ面白かった」とページを閉じたところで、生きた犯人像が浮かんでこない感じが残ったのは少しばかり残念だった。犯人は、良心を持たないサイコパスとして描かれているが、良心の働きがなくとも内面はあるはずだろう。もちろん、描き方として、得体の知れなさをベースにして、人を苦しめもてあそぶことにのみ動機づけられて犯罪を犯すような人物として造形するということもありなのだろうが、やはり納得のいかなさを感じてしまった。自分としては、人間の内面がどう育つのかに興味があるため、こうした感じ方になったのだろうし、作品の出来とはひょっとしたら関係ないのかもしれないのだけれど。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.35
(5pt)

悪意いっぱい敵役が憎たらしい

いつものように、伊坂さんの本は、デフォルト購入。

1章ごと(1日ごと)に、語る人が、山野辺氏と千葉に変わりながら、話が進んでいきます。小説としては、このあたりが1つのテクニックです。山野辺氏との差がでる千葉の語り部分が面白いです。一審で無罪になった「サイコパス」本城に対して、山野辺夫妻が復讐をするというプロットで話が進みます。最初のフリも、ほぼ最後に回収されていて、いいです。

「ゴールデンスランバー」までを伊坂氏第1期とするらしいですが、そのあとの一時期の不調を乗り越えて、マリア・ビートル、ガソリン生活、本書とやっと、伊坂さんは、戻ったという実感です。最近の3作に共通していると思うのが、敵役というか、悪役のキャラが、非常に人間として、いやな、悪意のあるやつになっています。1期までは、悪役みたいなものがなかったりした記憶があるので、このあたりの悪意の描き方が変わってきたのではと思います(記憶だけ書いています)。

犯人がPCデータの消去を念入りにする説明は、元SEだなと思います。

最後の千葉の言葉まで、読むとしんみりです。

今年の読んだ小説では、一番のお勧めです。ただ、できれば、「死神の精度」を同時に読んだ方がよいと思います。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.34
(5pt)

悪意いっぱい敵役が憎たらしい

いつものように、伊坂さんの本は、デフォルト購入。

1章ごと(1日ごと)に、語る人が、山野辺氏と千葉に変わりながら、話が進んでいきます。小説としては、このあたりが1つのテクニックです。山野辺氏との差がでる千葉の語り部分が面白いです。一審で無罪になった「サイコパス」本城に対して、山野辺夫妻が復讐をするというプロットで話が進みます。最初のフリも、ほぼ最後に回収されていて、いいです。

「ゴールデンスランバー」までを伊坂氏第1期とするらしいですが、そのあとの一時期の不調を乗り越えて、マリア・ビートル、ガソリン生活、本書とやっと、伊坂さんは、戻ったという実感です。最近の3作に共通していると思うのが、敵役というか、悪役のキャラが、非常に人間として、いやな、悪意のあるやつになっています。1期までは、悪役みたいなものがなかったりした記憶があるので、このあたりの悪意の描き方が変わってきたのではと思います(記憶だけ書いています)。

犯人がPCデータの消去を念入りにする説明は、元SEだなと思います。

最後の千葉の言葉まで、読むとしんみりです。

今年の読んだ小説では、一番のお勧めです。ただ、できれば、「死神の精度」を同時に読んだ方がよいと思います。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.33
(4pt)

「死神の浮力」/伊坂幸太郎

48時間程、仕事の合間ながらあっという間に読み終わりました。
もっとこの世界にゆっくりと浸っていたい、という思いの反面、展開に引っ張られ夢中でページをめくっていました。
まず、名作と感じずにはいられなかったバラエティ豊富なサスペンスでありファンタジーなキャラクターが痛快な連作短編集「死神の精度」
その後、千葉という主人公が登場すると宣伝文句の添えられた「魔王」
しかし「魔王」ではほとんど千葉の活躍はなく、申し訳なさ程度に登場しただけであり「千葉ファン」の自分としてはちょっとがっかりしていたらなんと長編「死神の浮力」の発売。2013-7/30
「精度」では275ページあっとものが「浮力」では436ページとその厚みにも期待せずにはいられず読み出したらもう止まりませんでした。これは「精度」をもう一度読み直すしかない。
あらすじとしては(死神の設定については省略)、娘を殺された山野辺夫妻と容疑者である本城と死神の千葉の三人が主な登場人物である「復讐劇」
死神の設定を省略したのにも関わらず、まず死神ネタの配置の仕方が見事だと言っておきます。ここはファンタジーとして楽しむもの。
「参勤交代」や「ロミオとジュリエット」など普通の日本人としてこの物語にのめり込んでいた俺は、中盤まではニヤニヤしっぱなし。もちろん本筋はダークな復讐劇ではありますが、それとは別物として割り切れるのが死神シリーズのすごいところ。
そしてサスペンス苦手な俺でも分かりやすく単純明快にニヤッとしてしまうように爽快に拾われていく伏線と淡々と伝わってくる緊迫した空気。判り辛さはほとんどありません。犯人像などに関してなどは短編なら割愛出来た登場人物の掘り下げ部分も長編となると少々置いていかれる感じはあったものの醍醐味として味わえるものであると俺は思いました。 死神に生き方を教わるというのもおかしな話しかもしれないけれどある種の啓発としても心に残るのが死神シリーズの良さだと思っています。
単純ながら迷った時は千葉の仕事の仕方を思い出そうと思うくらいです。心がグラっと来たときは千葉です。

なんだかレビューでないようなレビューになっていますがまだ発売して一ヶ月ちょっとなのでこれから読む人もいるだろうとネタバレにならないように感想を書くのが大変です。俺としては最後の最後まで目を離してほしくないので、あまりレビューなんかは見ないことをおすすめします。というか死神シリーズ童貞処女の方達は、まずは「死神の精度」を手に取り大体の設定と世界観と千葉の魅力をグッと感じ取ってから、大いに「死神の浮力」で脳内旅行を満喫するといいですよ。子を持つ親に、親を持つ子に見てほしい「復讐劇」自分の向く方向に迷ってしまっている人間に感じてほしい「死神の千葉」
ネタバレありきのレビューならこの5倍の量の文章になるところでしたが、そうもならないことにある意味助かりました。
名作「死神の浮力」是非手にとってみてください。「精度」から「浮力」のコンボで読めば三日は退屈しません。おすすめです。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.32
(4pt)

「先に行って、怖くないことを確かめてくるよ」

娘を殺された男の一人称から始まる冒頭の重さが、千葉のずれた発言で少しずつ浮き上がっていく。

暗い話のはずなのについつい笑ってしまいながら、ページをめくらせる絶妙なリミット設定とおなじみの見事な伏線回収に脱帽しつつ一気読み。

「先に行って、怖くないことを確かめてくるよ」
このセリフでは、不覚にも少し泣いてしまった。

重たいテーマを正面から扱いながら、きちんと「浮力が働いている」話にできるのは、本当に伊坂さんのすごさだと思う。

(−☆1は、千葉への突っ込みが子どもに死なれた母親にしては軽すぎるような気がしてなかなか納得できなかったから。だけど、この話はこれでいいような気もする)
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.31
(4pt)

「死神の浮力」/伊坂幸太郎

48時間程、仕事の合間ながらあっという間に読み終わりました。
もっとこの世界にゆっくりと浸っていたい、という思いの反面、展開に引っ張られ夢中でページをめくっていました。
まず、名作と感じずにはいられなかったバラエティ豊富なサスペンスでありファンタジーなキャラクターが痛快な連作短編集「死神の精度」
その後、千葉という主人公が登場すると宣伝文句の添えられた「魔王」
しかし「魔王」ではほとんど千葉の活躍はなく、申し訳なさ程度に登場しただけであり「千葉ファン」の自分としてはちょっとがっかりしていたらなんと長編「死神の浮力」の発売。2013-7/30
「精度」では275ページあっとものが「浮力」では436ページとその厚みにも期待せずにはいられず読み出したらもう止まりませんでした。これは「精度」をもう一度読み直すしかない。
あらすじとしては(死神の設定については省略)、娘を殺された山野辺夫妻と容疑者である本城と死神の千葉の三人が主な登場人物である「復讐劇」
死神の設定を省略したのにも関わらず、まず死神ネタの配置の仕方が見事だと言っておきます。ここはファンタジーとして楽しむもの。
「参勤交代」や「ロミオとジュリエット」など普通の日本人としてこの物語にのめり込んでいた俺は、中盤まではニヤニヤしっぱなし。もちろん本筋はダークな復讐劇ではありますが、それとは別物として割り切れるのが死神シリーズのすごいところ。
そしてサスペンス苦手な俺でも分かりやすく単純明快にニヤッとしてしまうように爽快に拾われていく伏線と淡々と伝わってくる緊迫した空気。判り辛さはほとんどありません。犯人像などに関してなどは短編なら割愛出来た登場人物の掘り下げ部分も長編となると少々置いていかれる感じはあったものの醍醐味として味わえるものであると俺は思いました。 死神に生き方を教わるというのもおかしな話しかもしれないけれどある種の啓発としても心に残るのが死神シリーズの良さだと思っています。
単純ながら迷った時は千葉の仕事の仕方を思い出そうと思うくらいです。心がグラっと来たときは千葉です。

なんだかレビューでないようなレビューになっていますがまだ発売して一ヶ月ちょっとなのでこれから読む人もいるだろうとネタバレにならないように感想を書くのが大変です。俺としては最後の最後まで目を離してほしくないので、あまりレビューなんかは見ないことをおすすめします。というか死神シリーズ童貞処女の方達は、まずは「死神の精度」を手に取り大体の設定と世界観と千葉の魅力をグッと感じ取ってから、大いに「死神の浮力」で脳内旅行を満喫するといいですよ。子を持つ親に、親を持つ子に見てほしい「復讐劇」自分の向く方向に迷ってしまっている人間に感じてほしい「死神の千葉」
ネタバレありきのレビューならこの5倍の量の文章になるところでしたが、そうもならないことにある意味助かりました。
名作「死神の浮力」是非手にとってみてください。「精度」から「浮力」のコンボで読めば三日は退屈しません。おすすめです。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.30
(4pt)

「先に行って、怖くないことを確かめてくるよ」

娘を殺された男の一人称から始まる冒頭の重さが、千葉のずれた発言で少しずつ浮き上がっていく。

暗い話のはずなのについつい笑ってしまいながら、ページをめくらせる絶妙なリミット設定とおなじみの見事な伏線回収に脱帽しつつ一気読み。

「先に行って、怖くないことを確かめてくるよ」
このセリフでは、不覚にも少し泣いてしまった。

重たいテーマを正面から扱いながら、きちんと「浮力が働いている」話にできるのは、本当に伊坂さんのすごさだと思う。

(−☆1は、千葉への突っ込みが子どもに死なれた母親にしては軽すぎるような気がしてなかなか納得できなかったから。だけど、この話はこれでいいような気もする)
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.29
(2pt)

死神対サイコパスが読みたかった

話の随所に盛り込まれた千葉の言動は
クスリとさせられる部分もあるが、
長編だと単調になりがちで残念に感じた。
著者の魅力の一つである伏線の回収では
「ほう」と感心する意外性が今作では少ないように思えた。
さらにサイコパス対死神の構図を期待させながらも
結局はサイコパスは人間の方しか見ていなかった点も惜しまれる。
前作「死神の精度」が記憶に残る素晴らしい出来だっただけに
今作に期待を大きく持ちすぎたのがいけなかったかもしれない。
でも前作と同じ金城武主演で映画化されたら映画館に観に行きたい。
そう思わせる終盤での盛り上がりはよかった。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.28
(2pt)

死神対サイコパスが読みたかった

話の随所に盛り込まれた千葉の言動は
クスリとさせられる部分もあるが、
長編だと単調になりがちで残念に感じた。
著者の魅力の一つである伏線の回収では
「ほう」と感心する意外性が今作では少ないように思えた。
さらにサイコパス対死神の構図を期待させながらも
結局はサイコパスは人間の方しか見ていなかった点も惜しまれる。
前作「死神の精度」が記憶に残る素晴らしい出来だっただけに
今作に期待を大きく持ちすぎたのがいけなかったかもしれない。
でも前作と同じ金城武主演で映画化されたら映画館に観に行きたい。
そう思わせる終盤での盛り上がりはよかった。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.27
(5pt)

好き

伊坂幸太郎の作品に現実感(リアル)…生活感と言い換えても良いが

を求めてはいけない
寓話的なもの“お話”なのだ
伝記でもなければ ルポタージュでもない
フィクション 完全なるフィクションなのだ
面白いか 面白くないか
『〇〇の部分は 普通ではありえないので残念』とか
『登場人物の〇〇の人物像があまりに浅く、描写がされてなくて不満』とか 感想に書く人は 伊坂作品の楽しみ方がわかってないみたいで 可哀相だなぁ…
ジャックと豆の木 を読んで あんなに豆が育つ訳がない!興ざめです! って言ったり
浅見光彦シリーズを読んで 一人のルポライターの身の回りで あんなに殺人が起きますか? ありえません!! と言い出したり
映画の寅さんを観て あんな毎回 毎回 片想いばっかでフられるなんてオカシイ!! と怒るのと近くて ナンセンスだと思う
私は この死神シリーズ初の長編も 細かな伏線や 洒落た会話、スカッとする敵役の結末
ホロッとする ラストの描写etc…
大いに楽しめました♪
やっぱ 私は伊坂幸太郎の作る“お話”が大好きみたい(*'艸`*)シアワセ
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.26
(5pt)

好き

伊坂幸太郎の作品に現実感(リアル)…生活感と言い換えても良いが

を求めてはいけない
寓話的なもの“お話”なのだ
伝記でもなければ ルポタージュでもない
フィクション 完全なるフィクションなのだ
面白いか 面白くないか
『〇〇の部分は 普通ではありえないので残念』とか
『登場人物の〇〇の人物像があまりに浅く、描写がされてなくて不満』とか 感想に書く人は 伊坂作品の楽しみ方がわかってないみたいで 可哀相だなぁ…
ジャックと豆の木 を読んで あんなに豆が育つ訳がない!興ざめです! って言ったり
浅見光彦シリーズを読んで 一人のルポライターの身の回りで あんなに殺人が起きますか? ありえません!! と言い出したり
映画の寅さんを観て あんな毎回 毎回 片想いばっかでフられるなんてオカシイ!! と怒るのと近くて ナンセンスだと思う
私は この死神シリーズ初の長編も 細かな伏線や 洒落た会話、スカッとする敵役の結末
ホロッとする ラストの描写etc…
大いに楽しめました♪
やっぱ 私は伊坂幸太郎の作る“お話”が大好きみたい(*'艸`*)シアワセ
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
416382300X
No.25
(3pt)

千葉が仕事をすると、いつも雨・・

主な登場人物は、娘を殺された山野辺夫妻。
娘を殺した犯人の本城。
そして死神の千葉。

裁判に無罪になった本城に、山野辺夫妻が復讐しようとする。
千葉は夫の山野辺遼の「死」を判定するために、「仕事」として同行することとなる。

ストーリー展開は、運任せであり、山野辺夫妻の危機感のなさには腹が立つほどであった。
本来、千葉は脇役であるはずだが、全てが千葉の能力任せの展開には呆れてしまった。
「死」の判定のために静かに寄り添う千葉が見たかった。
また、もっと、山野辺夫妻の努力を期待していた・・。

最後の本城の結末については、全く納得がいかない。

涙あり笑いありの、伊坂ワールドはいつも通り。
その中でも、千葉の真面目のようでおとぼけぶりは一読の価値あり。
娘を失った筆舌に尽くしがたい絶望感の中で、一応、復讐が達成されたことは痛快だった。
死神の浮力 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 死神の浮力 (文春文庫)より
4167906473
No.24
(3pt)

千葉が仕事をすると、いつも雨・・

主な登場人物は、娘を殺された山野辺夫妻。
娘を殺した犯人の本城。
そして死神の千葉。

裁判に無罪になった本城に、山野辺夫妻が復讐しようとする。
千葉は夫の山野辺遼の「死」を判定するために、「仕事」として同行することとなる。

ストーリー展開は、運任せであり、山野辺夫妻の危機感のなさには腹が立つほどであった。
本来、千葉は脇役であるはずだが、全てが千葉の能力任せの展開には呆れてしまった。
「死」の判定のために静かに寄り添う千葉が見たかった。
また、もっと、山野辺夫妻の努力を期待していた・・。

最後の本城の結末については、全く納得がいかない。

涙あり笑いありの、伊坂ワールドはいつも通り。
その中でも、千葉の真面目のようでおとぼけぶりは一読の価値あり。
娘を失った筆舌に尽くしがたい絶望感の中で、一応、復讐が達成されたことは痛快だった。
死神の浮力 Amazon書評・レビュー: 死神の浮力より
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