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死神の浮力



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【この小説が収録されている参考書籍】
死神の浮力
死神の浮力 (文春文庫)

死神の浮力の評価: 3.97/5点 レビュー 139件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1~20 1/2ページ
12>>
No.22:
(3pt)

前作の方が良い。

全体的にダラダラとした流れです。長編だから?なぜあんなに分厚い作品になったのでしょう。
復讐する夫婦が計画性がなく間抜けな行動が多くリアリティに欠けるし、共感できない。前作は面白かったです。
死神の浮力Amazon書評・レビュー:死神の浮力より
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No.21:
(3pt)

面白いけど

前作のほうが好みです。これは好みの問題なので、仕方ないです。でも、面白いことには変わりないです。さすが伊坂幸太郎さん!て感じ。
死神の浮力Amazon書評・レビュー:死神の浮力より
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No.20:
(3pt)

初レビュー

死神の精度はとても面白かった。
だが、死神の浮力はそんなに面白くなかった、と思わずにはいられない。
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No.19:
(3pt)

伊坂ワールドではあるが・・・

久々に伊坂幸太郎読みました。10年くらい前にハマってました。
井坂ワールド健在って感じではありますが、なんか、以前感じていたさわやかな読後感が無かったんですよね。
面白くないという意味ではないのですが。
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No.18:
(3pt)

痛みを伴う不思議な爽やかさが無かった

復讐心は人がもつ感情のなかでも特にドロドロとした感情であり、暴力は人が行う行為のなかでもとりわけ忌まわしいものです。
しかしそれが伊坂幸太郎にかかるとちょっときつめの炭酸水みたいに、痛みを伴う不思議な爽やかさになるのですが、これはなんか普通……

なぜだろうとしばらく考えたのですが、どうやらこの話は語り手を担当したのが復讐する本人だったというのがポイントみたいです。
もちろん死神も語りますが半分は本人。
それゆえ犯人への憎しみの感情や無念さや子どもへの愛が作中で繰り返し描写される、それがくどいと感じてしまったようです。

他の作品は復讐主の身近な人とか、巻き込まれた赤の他人とか、そういう本人以外の視点や言動から、被害者の無念さや復讐主の憎しみ・奪われた人への愛情が、泣きたくなるような優しさと世界中に澱のように沈殿した悲しみにくるまれて描写されていたのに、今回は本人、しかも親なのであまりにダイレクトでした。

私は伊坂幸太郎には重力ピエロとか、そっちの書き方のほうが好きです。

ちゃんと裁かれなかったの犯罪者に容赦がないのは、相変わらずでした。
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No.17:
(3pt)

前作のほうがオススメです

前作を読んだうえでの感想となり、ネタバレ要素があるため、
気になさる方はご注意願います。

主人公の死神が近い将来死ぬ予定である人間の1週間を
見届けるという大筋は前回から変更はありません。

人間ではないがゆえに死神が、感情の変化を読み取れず、
滑稽な問答になったり、時代にそぐわない言葉・話題をチョイスすることによる
アンマッチな会話は前作と同様、大変面白く描かれており、
思わず笑いがこぼれる個所もあります。

しかしながら、本作の悪役の行動原理がよく理解できないのと、
人物像に少々無理を感じました。

本作の悪役は、幼少のころから殺人を犯し、知能が高く、親族の
遺産により悠々自適な生活を送っているという設定ではありますが、

銃器を用いたり、爆弾を設置したりといったことが上記の設定から
可能であるとは思えず、読んでいてもあまり納得できませんでした。
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No.16:
(3pt)

いまいち

謎解きは面白いし、それぞれのキャラクターも個性的でしたが、「娘を殺された夫婦」という最初の設定の理不尽さが最後まで尾を引いて、楽しんで読むことができませんでした。
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No.15:
(3pt)

王道ですが

伊坂作品では「死神の精度」が一番好きです。
今回はオムニバスではなく、長編です。さらっと読めて死神と人間とのチグハグなやりとりにクスッときます。が、前回ほどの読後感はありませんでした。展開がある程度読めてしまうせいだと思います。
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No.14:
(3pt)

死神の精度のほうが好き

前回のようにわけられている話のほうが区切りがあって読みやすく楽しかった。

今作も面白いですけど、前作と同じくらい期待すると少し残念かな
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No.13:
(3pt)

7年ぶり

まさか続編がでるとは!と驚きました 前作の死神の精度が悲しみの中に温かさと切なさがあり大好きでした 短編だけれど長編という伊坂さん手法も存分に生かされていましたし 今作は長編 相変わらず主役は死神千葉さん(見た目は違う) 千葉さんとまた会えた~ということに☆3つ とある事件に巻き込まれた夫婦の復讐の話ですが うーんという箇所が結構ありました そんな超人的な展開許されるのか?というか無理やりというか現実離れしすぎて 面白かったですが釈然としない読後感 ずっと手元において読み直したいという本ではなかったのが残念です やはり死神の精度の老婦人との話が一番好きです
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No.12:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

前作のほうがすきでした

ストリーの軸となる事件があまり共感できず、一気に読むことができませんでした。
前作のほうが面白かったです。
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No.11:
(3pt)

微妙でした。

前作の死神の精度が秀逸すぎて、少し残念な感じがした。
復讐心に燃えているはずの主人公ののほほんとした感じがリアルじゃなくて共感しづらいし、何より使えなくてモタモタ。
千葉との軽快なトークは相変わらず面白かったけどそこに力いれすぎたかな。犯人の掘り下げも少なく、ラストも予想どおりでサラっと読了しました。
千葉はもう少し登場の分量を減らしたほうが謎めいていて良いのではないか?なにせ大活躍で死神感が薄い。
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No.10:
(3pt)

期待値が高すぎました

少々残念というか…「精度」のテンポの良さとリズムが好みなので、冗長に感じられてしまいました。
千葉が人間じゃないのバレバレやんwとも。千葉は基本「見てるだけ」に置いといて欲しかったというか…。
彼が動くと「何でもアリ」になってしまうというか…。
精度が「ひょっとしたらあるかも知れない」と思いたくなる話とすれば、本書は「あり得ないSF」に方向転換という感じ。
最後、犯人がプロメテイウス状態になった事を詳しく解説した部分もかえって興醒めしてしまいました。
面白い事は面白いんですが「続編」としての満足度は正直低いと感じてしまいました。
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No.9:
(3pt)

短編のほうが面白かったけど

あの「死神の精度」の死神・千葉が長編となって帰ってきました
2008年には映画にもなりました
金城武さんの千葉、可愛くてクールで素敵だったなぁ

さて本作
千葉が作家・山野辺を調査する7日間の物語です
25人に1人の割合でいると言われている“良心のない人間”
その1人であるサイコパス・本城に山野辺夫妻の一人娘が殺された
本城の目的は人を殺害することではなく、それによって苦しむ人を見て嘲笑うこと、自分の名前を相手に刻み込むこと

野辺山夫妻は、裁判で無罪判決をうけ社会に戻ってきた本城への復讐に全てのエネルギーとお金を注ぐのだった
野辺山夫妻の動きを察知して先手をうってくる本城の残酷、非道、冷淡さ
野辺山夫妻は強い意志でそれらに立ち向かい続けます
「死」を扱う物語なので重苦しく胸をしめつけられるような場面が多いのは当然ですが、その中で千葉の、くすりと笑わせてくれる言動が場を和ませてくれます

同僚の死神・香川が本城を調査していることを知る千葉
千葉と香川の調査結果は可なのか見送りなのか

最高に面白かったのは終盤396頁
千葉の漕ぐママチャリが本城の運転するライトバンを追いかける場面から
それまで度々出てくる、誰それの格言やら、一家言やら、名台詞やら、小難しいことは一切抜きのダム湖の周囲を走る山道で繰り広げられるカー?バイク?チェイスを愉しませて頂きました

本城の車と一緒にダム湖に落ちた千葉は浮力が働いたお蔭で無事戻ってきて
-死神なので水死するはずはないのですけど-
野辺山も身体に繋がっていた重石が外され、ふっと浮かぶように軽くなるのでした

メデタシメデタシ
野辺山の調査結果は、本書を読んでのお楽しみ♪

野辺山が受容れようとしなかった亡き父の蔵書の中の言葉
不寛容になってはいけない
寛容は不寛容によって命を落とすことがあるかもしれないが
寛容によって不寛容はすこしずつ弱っていく

本書のテーマのひとつですが、とても難しいものですね
結論は多分、出ないのでしょう
少なくとも当面は…
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No.8:
(3pt)

伊坂ファンには物足りない

結構筋金入りの伊坂ファンを自認しています。

第1期と言われる作品には本当に魅了されました。
幾重にも張られた伏線が奇跡の様に収束するさまは「お見事!」と感心したもんです。
またそれぞれの作品の登場人物の別作品へのカメオ出演もファンならではの楽しみの一つです(笑)

今作ですが、短編集だった「死神の精度」の長編作品になります。
死神「千葉」のズレた物言いがクスッとさせてくれますが、
許せないすっごく嫌な奴との対決というプロットは「マリアビートル」ともろかぶりです。

困ったことにマリアビートルの方がより昔の伊坂作品の様にコミカルで良かったので、
プロットが似ている今作は焼き直しみたいで、少々食傷気味でした。
それに「すっごく嫌な奴」の最後も非現実的すぎて「まいったなぁ、まぁいいけど…」って感じ。

結構もがいてるのかもしれないけど、昔のような作品をバンバン出してくれたらすごく嬉しいんだけどなぁ。
次作がどう転ぶか期待しつつ見守りたいと思います。
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No.7:
(3pt)

閉じられた世界での習作

「死神の浮力」は久しぶりの伊坂氏。氏は自分に擬した主人公もしくはサブをよくお使いになる。感情移入がし易いからか。又、小説の場面が閉じられた世界で限られ、同じ作家としては、小説の取材には楽だろうなあと思ってしまう。筆力は流石だが、やはり、感動は余り覚えない。
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No.6:
(3pt)

まあまあ楽しめる

娘を殺された山野辺夫妻は、犯人に対し復讐することを決意していた。周到な準備がなされる中、
夫妻の元をひとりの男が訪問する。
「大事な情報を持ってきたんだが、中に入れてくれないか」
それは、死神の千葉だった。山野辺夫妻と千葉の七日間を描いた作品。

「死神の精度」の千葉が帰って来た♪「可」か「見送り」か?千葉の七日後の判断が気にかかる。
山野辺夫妻は、七日の間に復讐を果たさなければならない状況だ。だが、夫妻は千葉が死神だと
いうことも、期間が限られていることも知らない。そんな状況の中で思いは遂げられるのか?
一方、山野辺夫妻の娘を殺した男本城の残虐性は、読んでいても腹立たしいかぎりだ。人の命を
もてあそび、人が嘆き悲しむ姿を見て喜ぶ。こんな人間は絶対に許すことができない。山野辺夫妻の
本城への復讐に関わることになった千葉。感情がまったくない千葉の言動はユーモラスな面もあるが、
ときにはゾクリとするほどの冷たさを持つ。「千葉が少しでもいいから山野辺夫妻に対し同情して
くれたなら。」死神にこんな期待をするのはやはり無理か?感情を持たない者が物事を判断すると
こうなってしまうのか?ラストのまとめ方は、ちょっと意外だった。真実を知っているのは死神
のみ・・・。個人的には山野辺夫妻にもう少し救いがほしかったと思う。読後はほろ苦さが残ったが、
読んで楽しめる作品だと思う。
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No.5:
(3pt)

短編連作のほうが良かった

金城武主演で映画化された「死神」ものの長編である。
このキャラと設定は、やはり短編連作向けだったのでは。

『突然死の決まった人間を、死神が一週間観察して生死を決める』という設定だ。
対象人物の善悪を見極めるわけでもなく、死神に損得があるわけでもなく、ただ単に眺めているだけなのだ。
短編ならアイデアの面白さに押し切られて気にならなかったが、長編だとどうにも不自然で説得力に乏しい。
千葉と夫婦の噛み合わない会話は笑えるけど、途中で飽きてくる。
とは言え、子供を殺された夫婦とサイコパスの対決は、それなりにスリリングで読みごたえがあった。結末の捻りも上々だ。

「嫌な話を書きたがる作家が多いのは、それが安直に凄く見えるからだ」。
賛成。最近の外れ本は、そんなのばかりだよ。本作は少なくとも嫌ではない。
むしろ結末は気持ちいい?かな。
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No.4:
(3pt)

長ければいいというものでもないな

あの【千葉が長編で読める】オビを見たとき期待感で小躍りしてしまった。
最高の態勢で臨むべく休日まで大事にとって置きました。
なにせ「死神の精度」は私の中で「グラスホッパー」と並ぶ伊坂作品のベストなのです。

そんな気合い十分、半端じゃない期待をこめて読み始めたのですが
あれれ。。。

半分過ぎる頃には(自分のなかで)なにやら雲行きがおかしくなり
ページをめくる手はあまりよくない意味でどんどん早くなり
千葉と小説家とその妻との会話もお約束的かけ合いに感じられ
伊坂真骨頂の仕掛けもなんだか小ぶり。

と こうまで千葉の不死身が延々と(長編だけに)表面に出てくると
読んでる方は、だんだん無気力になってしまい
脳内で 千葉→ドラえもんポケット、小説家→のび太 まがいの構図までできてしまった。

やはり死神はあくまでクールな傍観者のスタンスをとって欲しいものだと思うのは
私の勝手なリクエストなのでしょうか。
実際、今回の作品が死神千葉のデビューならば十分満足していたと思う程度の完成度ではあるのです。

山のような期待の結果の☆3つです。
ごめんなさい。
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No.3:
(3pt)

千葉が仕事をすると、いつも雨・・

主な登場人物は、娘を殺された山野辺夫妻。
娘を殺した犯人の本城。
そして死神の千葉。

裁判に無罪になった本城に、山野辺夫妻が復讐しようとする。
千葉は夫の山野辺遼の「死」を判定するために、「仕事」として同行することとなる。

ストーリー展開は、運任せであり、山野辺夫妻の危機感のなさには腹が立つほどであった。
本来、千葉は脇役であるはずだが、全てが千葉の能力任せの展開には呆れてしまった。
「死」の判定のために静かに寄り添う千葉が見たかった。
また、もっと、山野辺夫妻の努力を期待していた・・。

最後の本城の結末については、全く納得がいかない。

涙あり笑いありの、伊坂ワールドはいつも通り。
その中でも、千葉の真面目のようでおとぼけぶりは一読の価値あり。
娘を失った筆舌に尽くしがたい絶望感の中で、一応、復讐が達成されたことは痛快だった。
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