■スポンサードリンク
死神の浮力
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
死神の浮力の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本棚整理のため読み直してから仕分け中。高校生以来で読んだりすると、自分の価値観の変化、経験などにより全く違った面白さがあって(ていうか内容を忘れてるので初読に近いのだが)、特に名作と言われる本なんかはその素晴らしさを改めて感じる。 で、伊坂作品も仕分け対象なのだが、初期の作品は本当にイイ。読みながら「うわっ…ここでさっきのアレが!」「うまいっ」と唸ったり笑ったりしんみりしたり、読み応えがある。その中に「死神の精度」も入っており、死がテーマだというのに読後の清涼感、雨上がりの後の虹のような晴ればれ感はなんとも言えない。 それで第二作の「浮力」も分厚くて期待!していたのだが。 読み始めから、重たい空気とスッと入り込めないストーリー。前回とは違う陰湿な雨が降り続いてる… 伊坂作品に共通して出てくる暴力への嫌悪と怒りが今回は主テーマ。 「オーデュボン〜」「アヒルと鴨〜」「重力ピエロ」「グラスホッパー」なんかでもわかりやすい暴力が出てくるが、どれも軽やかに描かれているのでそこまで重さを感じなかった。が、今回は、ずーっと陰湿。 なんとか千葉のチグハグ感で軽さを出そうとしてるのだが、わざとらしく、長編のためくどいのだ。 自転車のシーンも、長い、長い。 初期作品は「あっぱれ!」という爽快な読後感が多いが、最近は「ほら、こういう言い回しとか、伏線、うまいでしょ」的な、もしくは無理してなんとかひねり出した不自然な表現になってきて、残念だな。 というわけで「死神の精度」は☆5つでこの先も何度か読むだろうが、こちらはブック◯フ行きに仕分けされました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相変わらずの物語の展開、死神のキャラに引き込まれる。 前作から結構時間がたったことを感じさせない。 ぶれていない作品。 ただ、最後の最後に流れが変わって引いた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミュージック好きな死神という設定は好きですが、今作はダラダラしていて先を読みたくなる展開ではありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章が下手な人間が、一生懸命本を作ったといった感じの本。 つまらんので買わなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体にダラダラしてます。それぞれのエビソードもなんかとってつけた感じ。 娘を殺された夫婦の復讐の話ですが死神が協力してしまったらなんでもアリになってしまいます。 憎むべき「本城」についてもキャラが薄すぎます。こういう話って敵に対して、憎しみが沸かないとはまれないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂作品を手に取ったのは重力ピエロに続きこれが2冊目。 最初こそ面白そうと思ったのですが、読み進めていくうちにだんだん展開の遅さ、夫婦の間の抜けた設定にイライラが募り、もういきなり最終章を読んでしまおうかと思ったレベル。 死神の浮力の前作は読んでいないので、死神の千葉さんを知ったのは初めてでしたが、この千葉さんはキャラがとてもよく出来ていて憎めないキャラで好きになりました。このキャラがいなければ0点か1点。 娘がサイコパスに殺された夫婦の復讐劇を軸に話はすすめられるのですが、旦那が小説家という設定にしては、ここ一番で踏ん切りのつかないキャラクターで奥さんは娘を亡くしたショックで感情がある程度壊れているにしては能天気というか。。。 途中読んでいて、本当に復讐したいんですよね?と問い返したくなるようなストーリーのため、もしかして夫婦が追いかけているサイコパスは本当は犯人ではないのではないか?と勘繰ってしまうレベル。 エピローグでなんとなく救われるものの、なんか夫婦の復讐劇は消化不良で終わってしまう微妙な作品。 作者が伝えたいことが最後まで見えてこない作品でした。 伊坂作品は自分の肌に合わないのかなと思いつつ、次は終末のフルール。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「死神の精度」が傑作だったので、期待して読みました。 感想は「ガッカリ」の一言…長編ということと、本の分厚さから嫌な予感はしていました。 サイコパスに娘を殺された山野辺夫妻が、犯人に復讐するというコンセプトですが、もう夫妻が間抜けすぎ。 あんな計画性のない復讐を企てる小説家がいるか? 小説家というのは、登場人物やら展開やら、考えて考えて練りに練って物語を構築していく職業ではないのか? そんな小説家夫妻が、行き当たりばったりなやり方で、しかも逆に罠にはめられたり、裏をかかれ続ける。 (ただし、移動用の車や、犯人を監禁する予定のマンションなどの準備だけは凄い) 最後なんてほんの少し冷静であれば、何の苦も無く犯人を捕らえ、本懐を遂げられたであろうに。 必要のない会話がダラダラと続くし、なんだかわからない山野辺氏のトラウマ回顧みたいなのが延々続くし。 千葉さんは、邪魔しながら助けるみたいな訳わからない立ち位置になってるし。 無駄な増筆でページ数を稼いでいるだけ、結末なんて「なんだこりゃ~~?」です。 テンポの良いユーモアのある会話の連続と、思いがけない展開で一気に読ませくれた伊坂幸太郎はもういないのか… とても残念な本です。 本当は星一つだけど、伊坂幸太郎なので星二つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂先生の作品は殆ど読んでますが、イマイチリアリティーに欠けるかなと思いました。まぁ死神なのでファンタジーとして楽しむべきなのでしょうが… 自分にも子供がいますが、娘を殺されて、絶望してる中あんなパスカルの話ばかりダラダラ喋るかな??とか、例え話で本編の半分はとってるんじゃないかとか、千葉さんの怪我誰か手当してあげようよ、とか山野辺夫妻が犯人にハメられまくってるのにとにかくおっとりしてるのなんで?そこは腸煮え繰り返るでしょ?とか… 今までの伊坂作品にしては自分は引っかかる所が多すぎました… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作「死神の精度」が短編集で一つ一つの話がコンパクトにまとまり、伊坂幸太郎の作品の中で最も好きな作品の一つであったので、「死神の浮力」も期待して読み始めたが、盛り上げに欠け、だだ、だらだらと長く、あと数十ページを残して読むのやめてしまいました。伊坂幸太郎の作品で最後まで読まない経験は「PK」以来です。 期待を裏切られ、時間を無駄にした悲しい気持ちです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あの短編の名作「死神の精度」以来5年以上の年月が経って死神が復活。 伊坂自身の力量も含めて、期待して読んだが「悲しいくらいにがっかり」 まったくもって、アングル(仕掛け)、プロット、会話、内容とも成長の証が見られない。 もっといえば、伊坂的予定調和の世界が、以前よりも狭くなっている。 この七日間の設定、なんの波もない。平板すぎる。そして、きわめつけは納得感のないエンド。 無駄な会話も多すぎる。長編なので、作者の思いに付き合ってあげるのも礼儀だが、付き合いきれない。 こちらに「それいいな」と思わせる箇所が全盛期よりも少ないのだ。 「浮力」というタイトルをつけたいがためだけのこじつけのような会話。 疑問点いろいろ。 一般的な幼稚園の運転手はネクタイを締めているのですか?それはどんな地域ですか?伊坂さんの住んでいるところだけ?それとも高額所得者用のセレブ幼稚園?編集者OK? 敵である本城の人間もしっかり描かれていない。これが痛い。25人に1人のサイコパスということを口で一生懸命説明しているが、最後まで本城の「姿」がわからなかった。 妻、美樹の時折ノーテンキな笑顔や会話も実はとても場違いで、子どもを殺された親の描写として全く共感できない。 挙句、千葉だ。音楽が今回はなにもアングルになっていない。 それどころか、自転車で走り続けるだとか、傷つけられて平気だとか、すでにファンタジーなのだが、人間達の掘り下げも浅すぎて、もうなんだかなあと。 ラストの青酸カリのところも、前半、一応伏線を張っているが、あれでは読者は唸らない。これ?って感じで唸れない。 主人公が最後に死ぬ必然も分からない。しかも、道路に飛び出した子どもを助けて死ぬ。 なんと陳腐な設定に、伊坂もついにヤキがまわったかと。この程度でいいのか。死を語る作品でありながらこうなのかよ。 この作家に直木賞を取らせなかったのは、正解だと思った。 つまるところ伊坂は限界なんだろう。 ゴールデンボンバーを舞台を代えてまた書いただけと言う感じ。 しかも、何かが足りない。 この何かを本人が理解しないと伊坂はあと五年以内に消える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
死神の精度を読んだばかりで期待して手にしたのですが、前作の方がずっと面白かったです。短編の方が千葉のキャラクターを楽しめると思います。次に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
うーん、期待外れ。なんかだらだらした内容で前作の方が面白かった。 千葉も前作の千葉と微妙に違う感じ。天然なのは一緒だけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編だった『死神の精度』の方が、格段におもしろかったです。千葉の存在、そして結末の驚き。短編ながらも、話が繋がっているところ・・・。その前回作を読んだ後で期待が高かっただけに、今回は復讐の念が強くて、読み進めていくと気持ちが重くなりました。結末も・・・頷けなかった、私個人としては・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話の随所に盛り込まれた千葉の言動は クスリとさせられる部分もあるが、 長編だと単調になりがちで残念に感じた。 著者の魅力の一つである伏線の回収では 「ほう」と感心する意外性が今作では少ないように思えた。 さらにサイコパス対死神の構図を期待させながらも 結局はサイコパスは人間の方しか見ていなかった点も惜しまれる。 前作「死神の精度」が記憶に残る素晴らしい出来だっただけに 今作に期待を大きく持ちすぎたのがいけなかったかもしれない。 でも前作と同じ金城武主演で映画化されたら映画館に観に行きたい。 そう思わせる終盤での盛り上がりはよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
待ちに待った『死神の精度』の続編。千葉、再び降臨である。 前作の登場人物などもリンクするので、ファンの方なら楽しむことが出来ると思います。 今回の作品は前回と違い、叙述トリックが無い長編です。メッセージ性は大変強いが、エンターテイメント性に欠けると言わざるを得ません。 連作短編集であった前作の心が晴れ上がるようなラストは感じられず。 オチはオチで予想外のオチだったのですが、すんなり納得いかず。これでどんでん返しのつもりならば、どんでん返しの定義を変更せねばなりませんね。 色々と文句を言ってきましたが、エピローグは雰囲気があり良かったと思います。 次回作に期待します。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!