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ふたり
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ふたりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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思いがけずに、引き込まれてしまった。 テンポ早い展開とさらりとした文体。でも、内容は重い。姉の千津子の死にはじまって、次々と不幸が実加をおそう。 実加は聞こえてくる姉の声の励ましでそれを切り抜けていく。姉の死で壊れそうな家族が何とか持ちこたえたと思ったら、父の単身赴任でまた、ばらばらになっていく。けれど、ばらばらになった家族はそれぞれに自分を支えるものを見つけていく。実加だけでなく、父も母も。 共生と自立と言うことを易しく分かりやすく書いていると思う。 | ||||
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おそらく10年以上ぶりに読み返したんだけど、こんなハードな話だったっけぇ? 赤川次郎と言えば毒入りメルヘンですが、これは毒と言うよりも必要以上の現実直視ですな。あれか、ハードな現実とソフトな非現実の対比か。そうでも思わないと、ハードな現実面に対する「幸せな答え」が何一つ用意されてないこの筋では、読後の納得できなさをフォロー出来ないよ。高校生くらいなら「非情な現実社会」と未知の世界をかいま見る程度の感想で良いかもしれないけどある程度経験を積んだオトナには、実加と千津子の会話だけで癒されるような内容じゃないぞ。まったく。いやそれが作品の評価を落とすものではないけどさ。なんだかね。実加ちゃんが可哀想でね。 | ||||
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赤川次郎のかく小説が大好きで,読んでみたんのですが, 感動しました!! 「めざめ」という小説でも涙したのですが, 「ふたり」のほうが殺しとかは少ないので, 殺しとかが苦手な方にもお勧めできます!! | ||||
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肉親が不幸にあった事件を乗り越えて、一人の少女が、悲しみを昇華させ成長していく過程を描いた小説です。いろいろな事件を乗り越えて等身大の少女が徐々に大人になっていくのです。その過程を追う中で、肉親を一人亡くすと言う事の重さや悲しみが重奏低音のようにじわじわと胸にしみ込んでいく気がしました。描き方は、さして深刻ぶってはいません。でも、通勤電車の中でさらっと速読しただけなのに、読了後1ヶ月以上たった今でも、各シーンが胸に甦って来ます。幅広い年齢層にお勧めです。 | ||||
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この「ふたり」という作品は、僕が三年ぐらい前に読んだ作品です。 普通の姉妹の普通の日常生活が突然壊されていく・・・ 僕はプロローグから号泣でしたw この作品は今でも強く胸に刻まれています。 多分死ぬまで忘れることはないと思います。 絶対買ってくださいね!(願 | ||||
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若く瑞々しい視線と軽妙な文が作品を情緒豊かで気品あるものにしています。 なんでも出来る快活な姉・千津子を事故で突然失った控えめな妹・美加の、 自我の成長の物語であり、思春期を謳った美わしき姉妹の物語とも言えます。平凡な(死んだ姉の声が聞こえること以外は)主人公・美加の、ごく平凡な日常。それでも問題は次々と起こり、それを美加は自分の力で乗り越えなければなりません。 頼れる姉はもういない、適切な助言はしてくれるけど実際に行動するのは美加自身なのです。 それでも姉の助言や友情に支えられながら、ことごとく立ち向かっていく姿、 そして次第に自立しつつ死んだ姉を乗り越えていく美加の勇気が素晴らしいです。やがて彼女の奥底に眠っていた勇気や才能が目覚め、心身ともに成長した とき千津子は・・・。読後爽やかな気持ちになれる現代文学の傑作です。大林宣彦監督の映画版もオススメ。 | ||||
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赤川次郎さんは、三毛猫ホームズで有名ですが、この『ふたり』という作品もドラマを見て知っている方も多いはずです。私は何気なく手にし、何気なく読み始めましたが、妹の実加と死んでしまった姉の千津子の間の様々な困難を乗り越えていく過程に、とても感動して泣いてしまいました。亡くなった人を乗り越えること、何か忘れていた大切なものを思い出させてくれる作品です。 | ||||
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