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天を衝く
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【この小説が収録されている参考書籍】
天を衝くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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全編を読んでからの感想です。 九戸政実の乱に至った経緯や、同族たちの合議制による政治のしがらみなどが読めて面白かったです。 ただ、立場による主張の違いを、九戸政実が相手が無能だからとしか見えておらず、読者からは小人物のように映るのが勿体無いと感じました。 弟の実親はそれをきちんと理解した言動をしているので、 そうすることで、作中で盲目的に九戸政実を賛美してる登場人物も含め、お山の大将的な側面を表現してるのだとしたらすごいなあと思います。 陸奥三部作(四部作)として: 炎立つ、火怨、風の陣を読んで最後に「天を衝く」を読みました。 今までの蝦夷と朝廷という関係性を描いた流れとは完全に断絶していてがっかりしました。 「東北にずっと居るからもう心は蝦夷だ」と一言ある程度。 北畠顕家公あたりなら、敵はまさしく義家の嫡流・足利尊氏だし、 安倍や藤原氏との浪岡氏に繋がる関係性もあってよかったのになあなんて思いました。 | ||||
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燃える要素満載の、男の物語です。それは間違いない。 ただし、引っかかるところも多々あります。 読み方によっては、主人公の九戸政実が、戦争には強いが上から目線で偉そうな負け組にもとれます。 恥とか義とか心意気とか、それは大事なんだろうけれども、そのために女子供まで皆殺しになった史実を踏まえると、読後はちょっと不愉快でした。 この作品はまさに英雄活劇で、政実カッコイイ〜と読んでられる間は非常に気持ちいいんですが、政実に疑問を感じ始めると厳しいです。 | ||||
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著者の作品の『炎立つ』なども読んでいるが、どれも感動する歴史小説だと思う。 しかし、この作品は安土桃山ということで判明していることも多いため、どうも歴史から逸脱してきていることが判ってしまう。 実際、九戸城跡地からはなで斬りにされた女性の骨も出てきているそうな。 あくまで小説であり、フィクションとして捉えられたら良い作品と思える。 だが私としては歴史として判らない部分を、想像で補ったものを求めていたので星3つです。 ただ、この3巻を買う人は1〜2巻を既に読んでいる人が殆どだと思うので、この巻を読んで終りにするべきだと思う。 | ||||
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