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ニッポン泥棒
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【この小説が収録されている参考書籍】
ニッポン泥棒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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ありえないけど、おもしろい。あったら怖いマンションです。ぜひ、続きの1か月が読みたいです。 | ||||
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話の本筋だけでなく、主人公たちの台詞が良い。 今まで読んだ大沢在昌作品でピカイチである。下巻でどういう展開になるのか大いに期待できる情感だった。 | ||||
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大沢さんの単発物に興味が湧き、内容からこれが面白そうだと思い購入 まあ、大沢さんの作品ですから、あまり「はずれ」ということはないんですけど この『ニッポン泥棒』<上>はたいへん面白かった 物語は、実にささいな中年男の日常の描写から始まり、続いて、じわじわ迫りくるように事件が発生する この書き方のうまさはやはり、大沢在昌の真骨頂といったところだろう 読者もそれに引きずられ、長く、ページを繰る手を止められない 男と女、インターネット、そして日本 平成ももうすぐ終わろうとしている現代に、充分通じるメッセージがこの本にはある | ||||
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商社をリタイアーして ハローワークに通う尾津。 熟年離婚されて、独り身で、規則正しい生活をしようとしている。 ネットオタクの青年から、あなたは アダム4号と言われる。 そして、イブという女性 佐藤かおると つながり、 未来予測ソフト『ヒミコ』の カギを解くと言われる。 しかし、尾津は パソコンについてほとんど知らないのだ。 アナログニンゲンなので、ネットへの理解を徐々にしていく。 設定は、未来をかえるようなソフトがあるのか という ところが ポイントだが。 世界を動かすような 1万人ほどの個人データベースを 100人ほどのハッカーに 盗ませて 構築する。 犬のハンドルネームをもつ 『クリエイター』グループが それを構築するが、主要なメンバーは 殺される。 その中で、ダックスフンドが キイマンであるが。 このダックスフンドが 父親、母親がチカラがある。 ヒミコの機能は、誰を消すと 状況が変わるのか? 政治的なパワーバランスが 個人的なチカラで成り立つという前提で、 それを シミュレーションする。 尾津とかおるの人生観がカギになる。 それをめぐって、アメリカの情報機関が ヒミコのパスワードを つかもうとするが、縦系列で 思惑が違う。 それに翻弄される 尾津とかおる。 かおるには 師匠がいて 細田といい、パソコンも使いこなす 左翼崩れで、あわよくば 稼げるかもしれないと思惑を。 また かおるには 別れたオトコ 冬木がいた。 この冬木が クセモノなのだ。 このオトコによって 物語が 変わっていく。 個人データをベースにした未来予測のシミュレーションソフト。 その現実的な チカラは 一度も試されることなく、 消去されてしまう。 残念だねぇ。入り口だけで 物語は終った。 でも、『みた人しか信じれないことと あったこともない人も信じれる』という価値観の差は、 『信じる』という意味では、あまり大きくないような気もする。 価値観が キイワードとすることに、 むつかしさが あるのだろうね。 | ||||
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京都のホームでこの本を購入しました。新宿鮫とかは飽きていたけれど そのシリーズではないし、なんせキオスクではあまり本の選択ができない。 しかし、すぐに物語の世界にはまってしまい、新横浜で下りるところを乗り越してしまいました。東京駅から遠回りで帰宅する事さえ、本と一緒だったので苦にならなかった。 そのくらい、本に没頭できた、娯楽小説 | ||||
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恥ずかしながら、大沢在昌を、「きちんと」読むのははじめてである。 氏のデビュー当時から、名前や作風は知ってはいたが、読もうという本がなく、 鮫シリーズにしても、「いまさら大沢でもあるまい」と避けて通ってきた。 「きちんと」というのは、ザ・ジョーカーに収められている短編はいくつか読んだことがあるからだ。 余談であるが、私には、そういう作家が少なからずいる。 太宰治、三島由紀夫など。 さて、本書であるが、大沢作品としては変化球であることを認めたうえでも、 面白い。 続きが気になってやめられない、とまらない状態である。 文体も読みやすく、一気読みしてしまった。 これから、下巻に向かうが、どう読ませてくれるのか楽しみである。 最後になったが、387ページに、男と女にの恋愛についての名言があるので、 お読みになる方は、それもお楽しみに。 | ||||
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上巻に続き、下巻も一気読み。 大沢ファンにとっては、邪道と写るかもしれないこの作品であるが、 私にはとっても楽しいものであった。 大沢氏の変化球と知っての上で、本作品は岡嶋二人的だなぁというのが正直な感想。 作品の疾走感というか躍動感がそう思わせるのか。 いまさらながら、大沢在昌にはまりそうな気がしている。 | ||||
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話が急展開で面白いです 。シミュレーションソフトの世界を変えてしまう程の機能は、思いもよらないものでした ! 果たして誰が味方で誰が敵なのかドキドキの上巻です。年配男性の主人公がすばらしい判断力とタフなネゴシエーションで、とてもカッコいいです。 | ||||
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敵?があの人物とそんな関係だったとは驚きました。敵味方もこのような状態になってるとは。上巻に続き、ドキドキします。最後は落ち着いた感じでまとまっています。 | ||||
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今までの筆者の作品とは一線を画す作品。よって、同等の読了感を求めると、 かなり肩すかしをくらう。が、コンピューターを使ったエンターティメントとして 読めば、なかなかの力作。「よくここまでフィクションを作れたものだ」と驚いた。 ただ、もっと短い方が、よりスリリングになったと感じる。ちょっと長すぎたかも。 | ||||
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まぁ、悪くはない程度ですね。 主人公の尾津さんの陰が薄く、脇役に喰われていた感がありました。 内容にケチを付けるつもりじゃないですが、シミュレーションソフトに血液型占いを組み込むって何それ? そんなのシミュレーションソフトでのなんでもないじゃん! 最後にタイトルの意図がよくわからんorz | ||||
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何て言っていいのか。 大沢氏の作品は結構読んでいる。 新宿鮫は大好きなシリーズだし、 佐久間シリーズもまた。 世界のパワーバランスさえも損ないかねないソフトが作られ、 なぜかその開錠のキーマンにされてしまった男。 ソフトを狙う組織は誰か、いったいソフトに隠された秘密は。 世界の未来はどうなるか、敵の本当の思惑は...。 ただ最近、饒舌「すぎる」場面が多い気がする。 薀蓄を語り、殺しに来た相手と人生を語ったり。 その分、緊張感が損なわれる。 が、だ。 それをも楽しもうと思えば、それなりにいける。 会話自体が興味深かったりする。 シンプルな、研ぎ澄まされた文体での極上のミステリー... とはいえないが、それなりに楽しめた。 645ページは、賛否が分かれるかも。 | ||||
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厖大な個人情報を基に,「誰かが,もし突然死んだら世の中どうなる」というシュミレーションソフトをめぐる争奪戦。これに巻き込まれた主人公が,熟年離婚,会社は倒産して求職中という元商社マン。 新聞に連載されたのが平成15〜16年と少し前,つまり今より景気の先読みが暗澹としていた頃の世相を反映してか,日本社会に対する辛口の視点が鋭い。国家・社会に裏切られた二つの世代(第2次大戦の敗戦及びバブル崩壊)に翻弄された一般市民の,巨大組織に対する矜持が小気味いい。 このソフトの概要,システム構成がやや分かり辛いものの,さすがに大沢在昌,ストーリーテリングの巧みさでグイグイ読ませる。 | ||||
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昔読んだ「悪魔狩り」の著者の言葉にB級SF大好きという コメントがありました。 打つ薔薇、六本木聖者伝説のような「ありもしない与太話と 少々のリアリティー」という世界は、作者自身が本当に 好きなんだなと。 この作品も、キーになりそうなキャラクターが尻切れトンボに なったり細部の辻褄が・・・という部分もありますが、勢いに 任せて最後までぐいぐい引っ張ってくれます。 バブルと敗戦、日本とアメリカの世代論などは、じっくり精密に 語りつくすこともできたテーマだと思いますが、こういう娯楽 作品で好き放題しゃべらせるのも、また、大沢流ではないかと 思います。 | ||||
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大沢先生には珍しく、キャラクターが弱めの作品でした。 60歳過ぎの主人公への挑戦はちょっと難しかったかもしれません。 人間として魅力的ではありますが、世代が違いすぎて感情移入が難しく、ヒロイン も珍しくいまいちパッとせず、敵もぼやけ気味でした。 アイデアはまずまずですが、連載もの特有の行き当たりばったり感は否めません。 結局「ニッポン泥棒」というタイトルに、内容が結びつかなかったのも残念。 | ||||
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世界を変える、と言われるソフトを巡る争いを描きます。主人公は、ソフトの封印をとく鍵とされた初老の男。争いに巻き込まれた男は、もう一人の鍵となる女性や仲間達とともに、争奪を狙ういろいろな組織と戦いながら、ソフトの謎を追いかけます。どんなソフトかの謎、ソフトの封印方法の謎、ソフトを狙ういろいろな組織や人物の謎、それが序々に明かされていきます。主人公達の運命は・・・。 ボリュームもあり読みごたえ十分です。ストーリーもスピーディーで、引き込まれるものでした。また、初老の男の人生が物語りの合間合間に、垣間見えます。脇役も、味方・敵とも「すごうで」の「くせもの」ぞろい。彼ら一人一人の人生(過去)も丁寧に描かれていて、楽しめるものでした。 | ||||
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ヒミコと呼ばれるハッカーが作ったソフトをめぐる影の争奪戦。物語は、脅威のソフトを欲しがる世界が相手、ニッポン泥棒の題からは少し離れた感がありますが、ソフトを手に入れる為、パーソナリィティーと言う新しい概念で作成された新しいセキュリィティーを破る必要があり、どんどん話しは進んで行きます。主人公の尾津君男は、60過ぎの元商社マン。コンピュータを全く使えない設定。 海外勤務で体を張ったタフな営業を行ってきていた。 年齢があまりに違いすぎるので、60過ぎの人がわからない。 でも、戦後世代が相当がんばって今の日本があり、又、今の閉塞した感のある日本の責任も負わなければならない世代。 物語は、脅威のソフトを欲しがる世界が相手となり、ニッポン泥棒の題からは少し離れた感がありますが、主人公の話に日本を考えさせられる。本の内容は、エンターテーメント小説と分類されているみたいですが主人公、又、周りが話す言葉には、大変な重み(深み)があるように受け取りました。 ”富というのは、自分より裕福な相手から得られた財産では決して形成されない。より貧困な人間から収奪してこそ作られる。この世で一番儲かっている商売は金貸し”等々、なんとか詐欺が流行る現代の日本、最近新聞で中国とアメリカの元切り上げ問題が話題となっている中国景気と日本の戦後景気...結構、酷評されているみたいですが、オレは結構面白かった。 確かに、新宿鮫とは違うかも... | ||||
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ボリュームもあるサスペンスのようなので期待して読んだのだが…。 いや確かに、出だしは面白いのだ。主人公は60代の定年退職した元商社マン・尾津。 妻からは熟年離婚され、ハローワーク通いの毎日なのだが、ある日突然トラブルに巻き込まれる。 ハッカー集団が世界のあらゆるサイトに侵入して作り上げた未来予測ソフト「ヒミコ」は、インターネット上のどこかに隠されている。 それを開く鍵に設定されたのは日本人の男女。その一人が「アダム」である尾津。 そしてもう一人「イブ」は30代のかおるだった。 この男女がどんな鍵になるのか? 元過激派のパスポート偽造屋や公安、ヘッドハンターを装ったCIAなどが絡んできて、すっごく面白くなりそうな展開。 なのだが肝心のコンピュータまわりにリアリティがない。 大沢本人も「コンピュータが分からない主人公を書けるのも今くらいだと思った」と書いている。 それでこの長編を書いちゃいけなかったんじゃないかな。 世界のありとあらゆる人物のデータが取り込まれているから未来予測ができるソフト、なんて嘘っぽいでしょ。 このあたりが嘘だと、CIAだNSAだ公安だ公安調査庁だとかいう他の設定まで嘘くさくなるのだよねぇ。 老年ながら筋の通った生き方をしてきた60男とホステスをしながら法科大学院から司法試験を目指す30女、さらに世界的謀略。 って結構食欲をそそる設定だったのに、 マンガ以下の与太話になっちゃった。 よっぽど暇がない限りは、止めといた方が無難。 | ||||
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大沢ファンとしては、少し読むのに苦労した作品です。展開がスローだからかもしれませんし、ドラマチックな展開が少なかったからかもしれません。その割には、枚数が多かったので、少し疲れました。主人公が自分の人生観を語る場面はいつものことですが、今回は感情移入できるキャラがいなかったのも、疲れた原因です。主人公が年齢よりはるかに若く感じたのは、大沢先生の感覚か、私の60歳くらいの方に対する偏見か?大ファンとしては次回作に期待。 もう少し年齢の若いキャラでお願いします。 | ||||
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最初、設定に無理があるかなと思いつつ、読み進めるうちに、どんどん引き込まれます。主人公のおじさんがかっこいい。 | ||||
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