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ニッポン泥棒
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【この小説が収録されている参考書籍】
ニッポン泥棒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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商社をリタイアーして ハローワークに通う尾津。 熟年離婚されて、独り身で、規則正しい生活をしようとしている。 ネットオタクの青年から、あなたは アダム4号と言われる。 そして、イブという女性 佐藤かおると つながり、 未来予測ソフト『ヒミコ』の カギを解くと言われる。 しかし、尾津は パソコンについてほとんど知らないのだ。 アナログニンゲンなので、ネットへの理解を徐々にしていく。 設定は、未来をかえるようなソフトがあるのか という ところが ポイントだが。 世界を動かすような 1万人ほどの個人データベースを 100人ほどのハッカーに 盗ませて 構築する。 犬のハンドルネームをもつ 『クリエイター』グループが それを構築するが、主要なメンバーは 殺される。 その中で、ダックスフンドが キイマンであるが。 このダックスフンドが 父親、母親がチカラがある。 ヒミコの機能は、誰を消すと 状況が変わるのか? 政治的なパワーバランスが 個人的なチカラで成り立つという前提で、 それを シミュレーションする。 尾津とかおるの人生観がカギになる。 それをめぐって、アメリカの情報機関が ヒミコのパスワードを つかもうとするが、縦系列で 思惑が違う。 それに翻弄される 尾津とかおる。 かおるには 師匠がいて 細田といい、パソコンも使いこなす 左翼崩れで、あわよくば 稼げるかもしれないと思惑を。 また かおるには 別れたオトコ 冬木がいた。 この冬木が クセモノなのだ。 このオトコによって 物語が 変わっていく。 個人データをベースにした未来予測のシミュレーションソフト。 その現実的な チカラは 一度も試されることなく、 消去されてしまう。 残念だねぇ。入り口だけで 物語は終った。 でも、『みた人しか信じれないことと あったこともない人も信じれる』という価値観の差は、 『信じる』という意味では、あまり大きくないような気もする。 価値観が キイワードとすることに、 むつかしさが あるのだろうね。 | ||||
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まぁ、悪くはない程度ですね。 主人公の尾津さんの陰が薄く、脇役に喰われていた感がありました。 内容にケチを付けるつもりじゃないですが、シミュレーションソフトに血液型占いを組み込むって何それ? そんなのシミュレーションソフトでのなんでもないじゃん! 最後にタイトルの意図がよくわからんorz | ||||
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何て言っていいのか。 大沢氏の作品は結構読んでいる。 新宿鮫は大好きなシリーズだし、 佐久間シリーズもまた。 世界のパワーバランスさえも損ないかねないソフトが作られ、 なぜかその開錠のキーマンにされてしまった男。 ソフトを狙う組織は誰か、いったいソフトに隠された秘密は。 世界の未来はどうなるか、敵の本当の思惑は...。 ただ最近、饒舌「すぎる」場面が多い気がする。 薀蓄を語り、殺しに来た相手と人生を語ったり。 その分、緊張感が損なわれる。 が、だ。 それをも楽しもうと思えば、それなりにいける。 会話自体が興味深かったりする。 シンプルな、研ぎ澄まされた文体での極上のミステリー... とはいえないが、それなりに楽しめた。 645ページは、賛否が分かれるかも。 | ||||
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昔読んだ「悪魔狩り」の著者の言葉にB級SF大好きという コメントがありました。 打つ薔薇、六本木聖者伝説のような「ありもしない与太話と 少々のリアリティー」という世界は、作者自身が本当に 好きなんだなと。 この作品も、キーになりそうなキャラクターが尻切れトンボに なったり細部の辻褄が・・・という部分もありますが、勢いに 任せて最後までぐいぐい引っ張ってくれます。 バブルと敗戦、日本とアメリカの世代論などは、じっくり精密に 語りつくすこともできたテーマだと思いますが、こういう娯楽 作品で好き放題しゃべらせるのも、また、大沢流ではないかと 思います。 | ||||
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大沢先生には珍しく、キャラクターが弱めの作品でした。 60歳過ぎの主人公への挑戦はちょっと難しかったかもしれません。 人間として魅力的ではありますが、世代が違いすぎて感情移入が難しく、ヒロイン も珍しくいまいちパッとせず、敵もぼやけ気味でした。 アイデアはまずまずですが、連載もの特有の行き当たりばったり感は否めません。 結局「ニッポン泥棒」というタイトルに、内容が結びつかなかったのも残念。 | ||||
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ハローワークに通う事が、唯一の日課の元商社マン 尾津が、知らない間に、未来予測シュミレーションソフト「ヒミコ」の解凍の鍵にされたことにより、さまざまな諜報機関の争奪戦に巻き込まれる。尾津と、もう一人の鍵にされたかおるとの関係もそうだが、登場人物が、皆なあやふやなまま終わってしまった感じがします。ソフトの「ヒミコ」もそうですが。 読み終わった時にタイトルが、オーバーに思えてきた。 | ||||
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okntk3氏には申し訳ないことを書くかもしれませんが… 以前からの大沢ファンとしては、趣味ではないというか、なんというか… やたらと主人公絡みの、天下国家に関わる会話が多く、 「らしくないなぁ」と。 鮫シリーズや佐久間公シリーズの 「大沢らしさ」が今回は、感じられないと思うのです。 実は、他のファンの方は問題なく読めていて IQの低い、私のほうにこそ問題があるのかもしれませんね。 大沢氏も、50才という年令を近くにして、単なるハードボイルド思考から 脱却していこうとしているのかもしれません。 でもなぁ、なんか違うんですよねぇ。 現在、小説宝石で連載が始まった「新宿鮫」の単行本化に期待です。 | ||||
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