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夜は短し歩けよ乙女
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	夜は短し歩けよ乙女の評価:
	
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
		※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
		未読の方はご注意ください
	
	全439件 221~240 12/22ページ
	
	
	
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| 著者は、本書で山本周五郎賞、本屋大賞2位に選ばれた森見登美彦。 (H20/12/25 ? H21/1/20 再版発行) 「黒髪の乙女」想いを寄せる「先輩」は、彼女の姿を追い求める。 そんな彼女は“偶然の出会い”に「奇遇ですねえ!」と言うばかり。 そんな二人を待ち受けるのは、個性的な曲者たちと珍事の数々。 独特な世界観で綴られるキュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。 本書での一番の魅力は何と言っても「黒髪の乙女」にかぎる。 彼女の醸し出す独特の世界観は読み進めていくほどに味が出て、非常にチャーミング、森見登美彦が普段表現する男性主人公の女性版である。 独特の言い回しの主人公を女性にするとこんなに魅力が倍増するとは! ───「ビスコを食べれば良いのです!」(p.200)  | ||||
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| ボーイミーツガール。普遍的かつ永遠の人気テーマ。 思えば聖書もアダムがイヴと出会い、古事記ではイザナキとイザナミが柱を回って出会い頭に一目惚れを演じる。 初めて手に取った森見登見彦の小説の発端は、ひとりの男子がひとりの女子を求め続けるお話。 彼は彼女をすでに見出しているのだが、彼女が彼を見出す日は来るのか? 懐中時計を持ったうさぎを追って穴に飛び込んだアリスよろしく、「彼女」は夜の京都、先斗町(飲み屋街)の懐深く入り込んでゆく。 そこで会うのはマッドハッターや海亀さながらの、奇人変人あやしげな伝説。 初々しい乙女である彼女は、うさん臭く危ない臭いのする場所を、知らぬが仏とばかりにひょうひょうと泳ぎ渡ってゆく。 その清冽さたるや天下一品。 彼女の真摯さは先斗町のあやかし共を感得させえるのか。 「彼」は「彼女」と巡り会うことができるのか。 ほろ酔い気分の時のあの、他人が世界すべてが自分と親しきもののような、浮遊する全能感。 お酒を飲んだときの、そんな感覚が甦ってきて…いやもう楽しかった。 一滴も飲まずに小説でほろ酔い気分になったのは初めてだ。 表題作「夜は短し歩けよ乙女」をふくめて連作短編が計4本収録されている。 「〜章」となっており、時系列どおりに並んでいて、前章の出来ごとに後の章が影響されているけど、お話は各章でその決着がついている。 第一章:夜は短し歩けよ乙女 第二章:深海魚たち 第三章:ご都合主義者かく語りき 第四章:魔風邪恋風邪 夜の木屋町先斗町 夏の下鴨神社の古本市 晩秋の左京区大学構内の学園祭 寒風吹きすさぶ京都の街 …と舞台を移しながらボーイミーツガールは進行してゆく。 ふと思い至ったのが押井守カントクのアニメ映画作品「うる星やつら ビューティフルドリーマー」。(80年代アニメのファンじゃない方には「なんのこっちゃ」で申し訳ない) このナンセンス具合、学生気分のノスタルジー、会話やアクションのテンポ、アクロバティックな文学的表現、夢と現実の境が朦朧としている…もろもろの要素がなんとなく昔の押井アニメを彷彿とさせる。黒髪の乙女の「おともだちパンチ」は「ラムちゃんの電撃」か。 中高生の頃夢中になったものです。 だから懐かしい感じがしたのかなあ…とも思った。 学祭に現われた神出鬼没の演劇集団も、60〜70年代注目を浴びた寺山修司主宰「天井桟敷」が無許可に街角で展開した「ハプニング」と言われた街頭劇を思い起こすし、昭和の香りがそこここに感じられた。 などなど様々で脈絡のない思い出が次々と去来し、甘酸っぱいノスタルジーで胸がいっぱいになりつつ読んだ。いや〜楽しかった。 ボーイミーツガールの物語、二人はお互いを見出すことができるのか?…さて。それは読んでのお楽しみ。  | ||||
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| 『四畳半神話大系』読後に購入。 前作と同じく 中村佑介さんの表紙と『3月のライオン』の羽海野チカ先生の解説,お二方のファンなのでとても嬉しかったです! 中身に関しては 多くの方がかかれているので控えます。 ただただ,妄想癖のある先輩,天然な乙女が可愛くてたまりません。京都の町の美しさに魅入られます。 はじめ, 森見さんの前作を読んでるのにもかかわらず,まだ文体に馴染めませんでした…(前作読むのに二ヶ月程)。 しかし疲れたのは最初の頃だけ。 馴染めず早くやめた方も多いようですが… 私は前作プラスこの第二章までで,第三章から浸透しました。 個人的に事務局長や 総番長の出る学園祭の第三章が一番お気に入りです☆ 独特の文体,世界がクセになれば間違いなくハマってしまう,中毒性があります!! 第四章に入る前にもう一度読み返してしまいました。 たしかに好みは二極化すると思います… でも私も最初あんまりだったけれど,何度も読んで大好きになりました。星5つ★ 数ページ捲ってピンとこなくても,是非じっくり読んで好きになっていただきたい作品です。  | ||||
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| 独特な書き方がおもしろくてページをスイスイめくれた ただ言葉じたいは難しい言葉をつかっているから本では読めないでのではないかな。  | ||||
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| 今まで読んだ小説で一番気に入りました。毎日少しずつ味わいながら読みたい本です。 | ||||
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| 40代の今でもおもしろいですが、高校生くらいのとき(その頃はこの本は存在してませんが)に読んでいたらもっと夢中になったでしょう。これはある種のおとぎ話ですから、ありえないヒロイン像でも問題ないんです。 | ||||
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| 私はこの本を父に勧められたから読んだのですけれど、最高です。独特の古風な表現、ストーリーの展開!どれも素晴らしかった。少しライトノベル臭がしたし、如何にも男性が考えたような理想の女性像の主人公も出てきたけれど、そこはやはり物語の世界。普通に許せるレベルです(笑) 兎に角、この本を読んでみてください。あなた方の世界観(特に京都の)が変わるかもしれませんよ。 そうなることを心から願っています。なむなむ!  | ||||
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| この作者の舞台はいつも京大。今回の作品も、うだつの上がらぬ京大生の「私」と、その私と同じサークルの後輩の女性「私」(つまり、この二人が交互に一人称で出てくる)のプラトニックな恋愛物語が、京都を舞台に繰り広げられる。今回の作品も、うだつの上がらぬ京大生の「私」と、その私と同じサークルの後輩の女性と「李白」なる老人との大酒のみ決戦や、古書をめぐって、めちゃくちゃ辛い鍋を食わせられる大会、そして、訳のわからんものばかりが出てくる大学祭り。読みようによっては、現実離れしたシュールな作品という言い方をする向きもあろうが、私のような、京大出身者は、皆大真面目にありうる物語であり、だからおかしいのだ。まず、ヒロインの女性(どうもかなりかわいいらしい)が、すごく変わっている。大酒飲みで、なぜかお気に入りの緋鯉のぬいぐるみを背中に担ぎ、達磨をくびに下げるファッション、「お友達パンチ」と称して、人も殴る。出てくる登場人物もみんな胡散臭く、かつ変人ばっかり。だけど、みんな例外なく善人でもある。最後に、二人の初デートの場面が、また笑わせて、かつ泣かせてくれる。 | ||||
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| 好き嫌いというか、世界観を受け入れられるかどうかで評価は分かれそうだけれども。 数年前の自分だったら毛嫌いしていたかもしれないけれど。 今の私は、好きです。 偽電気ブラン、古本市の神、偏屈王、緋鯉、達磨、妄想、などなどのキーワードやアイテムをイメージできるかどうか。 独特な台詞や言い回しをオモチロイと思えるかどうか。 万人向けの小説ほどつまらないものはないし、これはこれでよいかと。 主人公の「先輩」と同じく、外堀を埋めることが大好きな人であれば、きっと共感できるはず。 個人的には、「四畳半神話体系」のほうが好き。  | ||||
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| 主人公の女性が天然なのにあざとさが無く、 多くの不思議な事態に遭遇していく面白い本です。 一話一話のシナリオの盛り上げ方が素晴らしいですね。 物語としてもうっすらある恋愛要素が全体をきれいにまとめていて良いです。 恋愛ものが苦手な人でも読みやすいかと思います。 途中まで少しミステリー調だったためか、 話の最後のほうでやっとファンタジーだと気づきました(笑)  | ||||
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| アニメが面白かったので購入。原作もアニメに負けず面白い。通勤通学のお供にオススメ。 | ||||
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| この本を買うの、もう3回目です。 まず、ハードカバーで買い 持ち歩き用に文庫を買い 今回、またKindleで… 我ながらいいカモです。 でも、文句無しにこの本が好きなのです。  | ||||
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| この本は、主人公達の恋の話の初期の部分の形容しがたい、行動と思考をオモチロク表現していると思います。自分にとってはほろ苦い記憶となってしまったそれを、別の形で温かく見直せて今は少し幸せに感じているのです。 | ||||
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| 京都の地理に詳しければ、もっと入り込めて読めたのにな~と、くやしく思いました。(笑) なんだか旅行に行きたくなりました。学生さんが修学旅行の前に読むとイイと思いました。  | ||||
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| 先輩の切なく苦しい恋心と彼女の無邪気っぷり。そして、まるでドラマ「君の名は」のようなすれ違い・・・ 個性的で非凡な登場人物の中で、ただ一人、平凡な男子学生の先輩が果敢に挑む姿は感動ものです 読みながら「若いって、いいなぁ・・」と、往時を思い出しつぶやいてしまう私 しかし、先輩と彼女の名前って何だった?  | ||||
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| 高校生のころ、授業中に自作の「連載小説」をノートに書きつけ、クラスで回し読みしていたのを思い出しました。『夜は…』を読んでいる時の楽しさは、あの時の楽しさに似ています。きっと作者は『夜は…』を楽しんで書いていたんだと推測します(作者の文章が高校生並みだと言っているのではありません、念のため)。そんな趣のある「オモチロイ」フレーズの連続と息もつかせぬ展開で、最初から最後まで一気に読ませます。妄想と現実の入り乱れた大活劇の末、最後にほろっとさせるのは、さすがです。 | ||||
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| 個人的に楽しめました。 文章が面白くて、読み終えるまで時間はかかりませんでした!四畳半神話大系のアニメを見た後だったので、多少リンクしている登場人物やサークルなどがあり、尚更楽しめました。  | ||||
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| 久々におもしろい本に出会いました。 まず文章が洒落ています。装丁の絵と文章がここまで合っている本もそうそうないでしょう。 文章ひとつひとつがとても洒落ていて、関心するばかりです。 そして登場人物も、可愛らしく生き生きしていて、まるで本当にあった話のようです。 特に黒髪の乙女の可愛らしいこと。この子を想像するだけでも楽しいです。 そしてその乙女に恋する大学生も、妄想に奔走する姿がとても楽しいです。 そのふたりはあの後どうなったのか・・・・想像するだけでも幸せな気持ちになります。 恋愛小説とも言いがたい・・・・でもとてもおもしろかったです  | ||||
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| 彼女が欲しい……これは男子学生ならば誰もが抱く至高の願望の筆頭であろうことは、 今更明確な論拠をもって説明が必要であろうはずがありません。 可愛い彼女が欲しい、優しい彼女が欲しい、笑顔が素敵な彼女が欲しい、 十人十色な「彼女」がいると思いますが、この『夜は短し歩けよ乙女』に登場する「彼女」こそ、 男子学生、いや、世の男性が望んでいる【彼女像】の、一つの形ではないでしょうか! 可愛い! 可愛すぎる! なんて可愛いんだ! 私は熱弁を奮ってこの可愛さを広めたい! だってこんな女性、現実にはいないんだもん!! そりゃそうだ! 現実にこんな子がいたらただの変人です! むしろ真似してやられたらそりゃちゃぶ台返したくなるほどイラつくでしょうけれども! お話の中だからこそ、一歩引いた視線で見れるから直感として可愛い、と感じるのでしょうね。 言葉で説明するのは難しい魅力に満ち溢れた「彼女」と、 その彼女になんとかして振り向いてもらおうとあの手この手で試行錯誤する「私」、 物語はこの二人を中心に4つのエピソードが続く形で描かれていきます。 これはまさに青春小説、しかし「ライ麦畑でつかまえて」のような、 よーく考えないと意味が理解できないような小難しさは一切ありません。 軽妙な、そして森見氏の独特な表現で、分かりやすく爽やかに物語は展開していきます。 これを読んだ学生さんの人生が一変するような、そんな重量級の内容ではないと思いますが、 しかし、この本が伝えたいことはただ一言、「夜は短し、歩けよ若者」なのではないかと。 「彼女」の魅力を伝えたいと前半力説しましたが、読中はずっと「私」の男子学生に感情移入しっ放しで、 最後がどうなるんだとずっと気になってあっという間に読破してしまいました。 恋に恋する……とは言ったものですが、やはり恋とはした人の人生に多大な影響を及ぼすであろうことは、 人生の諸先輩方なら一様に納得して頂けるものであると思います。 それに向かって少し背中を押してくれる、分かりやすい教養小説のようでもあると感じました。 あまりにもファンタジックで、それでいて王道すぎる展開ですが、 現実に劇中の3割でも共通するものがある恋愛ができたなら、本当に幸せだと思います。 そんな恋、したいなぁ……うん……。  | ||||
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| 私はこの本を同作者の「四畳半神話体系」購入の際に一緒に購入しました。 ついでに買っただけなので最初はあまり期待していなかったのですが、いざ読み始めてみると、独特の言い回しや個性豊かなキャラクター達にすっかりハマってしまいました! 1ページ1ページをめくるのがこんなに楽しみになる小説は初めてでした! この本に出会えて本当に良かったです(^^)  | ||||
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