姑獲鳥の夏

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評判

姑獲鳥の夏の評価:

4.01/5点 レビュー 268件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.01pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 21〜40 2/3ページ
No.29
(3pt)

肝心要の真相が空虚

 あまりの完成度の高さに大物作家が変名で書いたものではないかという疑いを編集者に持たれたという逸話を目にしていたので、かなり期待して読んだのですが、わたしの求めるものとは違っていました。
 とにかく読んでいて楽しくないし、読了しても気分が悪いです。
 グロテスクな内容ですし、本作最大の謎の種明かしも拍子抜けです。さまざまな要素を精緻に組み合わせた力量はみごとですが、中心点にトリックが欠落していては興ざめです。
 語り手の関口に重い役割を背負わせすぎた気もします。作品全体に暑苦しさを感じました。
 京極堂のいう迷信や噂にはそれに対応する真実があるものだという見解にも抵抗を覚えました。民俗学の知見なのでしょうが、この作品の中でそう語られると種々の社会的偏見を助長しかねない、少なくともそういう誤解を惹起しかねない要素となってしまうのではないでしょうか。
 京極さんの他の作品も買い込んでいるのですが、すぐには読む気になれません。それが残念です。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.28
(3pt)

肝心要の真相が空虚

 あまりの完成度の高さに大物作家が変名で書いたものではないかという疑いを編集者に持たれたという逸話を目にしていたので、かなり期待して読んだのですが、わたしの求めるものとは違っていました。
 とにかく読んでいて楽しくないし、読了しても気分が悪いです。
 グロテスクな内容ですし、本作最大の謎の種明かしも拍子抜けです。さまざまな要素を精緻に組み合わせた力量はみごとですが、中心点にトリックが欠落していては興ざめです。
 語り手の関口に重い役割を背負わせすぎた気もします。作品全体に暑苦しさを感じました。
 京極堂のいう迷信や噂にはそれに対応する真実があるものだという見解にも抵抗を覚えました。民俗学の知見なのでしょうが、この作品の中でそう語られると種々の社会的偏見を助長しかねない、少なくともそういう誤解を惹起しかねない要素となってしまうのではないでしょうか。
 京極さんの他の作品も買い込んでいるのですが、すぐには読む気になれません。それが残念です。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.27
(3pt)

読み物としては面白い。ミステリとしてはどうだろうか。

簡潔なレビューにします。
レビュアーについて:
-大学生
-文学好き
-本格ミステリ好き
-ミステリに関しては多くの作品を読んでいます。
本作を読むにあたって気になるかもしれない点:
-読みづらい文章か?→確かに多少一般的ではない言葉などでてきますが、全体としては非常に読みやすいと思われます。中学生辺りからなら全く問題はないと言えます。
-長くて疲れないか?→京極氏の作品は長いので有名ですが、基本的には内容がとても魅力的なのでがんがん読んでいけると思います。
-怖い・グロテスク?→そういう描写は多少ありますがそれほどではありません。ホラーやグロ小説ではないのでご安心ください。
良い点:
-題材が面白い。京極氏らしい和風で妖怪ちっくな(?)素敵な世界観があります。
-キャラクターが魅力的。漫画やアニメのキャラクターのように、とても個性的な登場人物が多いです。だからと言って非常に非現実的になるわけでもなく、読んでいてそれぞれの特徴が浮き上がって来るので非常に面白いです。
-小ネタ・うんちくが面白い。へぇ、とかほぅ、とうならせてくれる登場人物同士の会話が多いです。なるほどそれは考えたことはなかったなぁと思うような個所も多々あります。こういった小ネタも物語を暗示していたりするので後々気づいてにやりとします。
-すっきりしている。これはトリックなどとは別に、物語として完結しているという意味です。次の作品に続いている、ということはありません。安心してこの一冊だけを購入しても問題ありません。
残念だった点:
-ミステリーらしさがあまりない。確かに物語冒頭あたりから「謎」は出てくるし、それを解くのが本作品の趣旨です。しかし、いわゆる典型的なミステリのように証拠品探しはありません。聞き込み捜査的なものはありますが、これも微妙といったところ。しいて言うならば、「読者参加型・挑戦型」のミステリーではないですね。
-超常現象的なところがある。リアル志向な方にはちょっとこの点は気になってしまうかもしれません。とはいえそこまで物語に影響を与えるわけではないのですが、本格的なミステリ志向の私にとっては「うーん、それってアリかなぁ?」と思ってしまいました。
総括:
-読み物としては非常に面白い。楽しく読めますし、がんがんページが進みます。
-本格的なミステリーではないです。トリックは「なるほど」と思えれば、同時に「それってアリかなぁ」とやはり思ってしまうものでもあります。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.26
(3pt)

読み物としては面白い。ミステリとしてはどうだろうか。

簡潔なレビューにします。
レビュアーについて:
-大学生
-文学好き
-本格ミステリ好き
-ミステリに関しては多くの作品を読んでいます。
本作を読むにあたって気になるかもしれない点:
-読みづらい文章か?→確かに多少一般的ではない言葉などでてきますが、全体としては非常に読みやすいと思われます。中学生辺りからなら全く問題はないと言えます。
-長くて疲れないか?→京極氏の作品は長いので有名ですが、基本的には内容がとても魅力的なのでがんがん読んでいけると思います。
-怖い・グロテスク?→そういう描写は多少ありますがそれほどではありません。ホラーやグロ小説ではないのでご安心ください。
良い点:
-題材が面白い。京極氏らしい和風で妖怪ちっくな(?)素敵な世界観があります。
-キャラクターが魅力的。漫画やアニメのキャラクターのように、とても個性的な登場人物が多いです。だからと言って非常に非現実的になるわけでもなく、読んでいてそれぞれの特徴が浮き上がって来るので非常に面白いです。
-小ネタ・うんちくが面白い。へぇ、とかほぅ、とうならせてくれる登場人物同士の会話が多いです。なるほどそれは考えたことはなかったなぁと思うような個所も多々あります。こういった小ネタも物語を暗示していたりするので後々気づいてにやりとします。
-すっきりしている。これはトリックなどとは別に、物語として完結しているという意味です。次の作品に続いている、ということはありません。安心してこの一冊だけを購入しても問題ありません。
残念だった点:
-ミステリーらしさがあまりない。確かに物語冒頭あたりから「謎」は出てくるし、それを解くのが本作品の趣旨です。しかし、いわゆる典型的なミステリのように証拠品探しはありません。聞き込み捜査的なものはありますが、これも微妙といったところ。しいて言うならば、「読者参加型・挑戦型」のミステリーではないですね。
-超常現象的なところがある。リアル志向な方にはちょっとこの点は気になってしまうかもしれません。とはいえそこまで物語に影響を与えるわけではないのですが、本格的なミステリ志向の私にとっては「うーん、それってアリかなぁ?」と思ってしまいました。
総括:
-読み物としては非常に面白い。楽しく読めますし、がんがんページが進みます。
-本格的なミステリーではないです。トリックは「なるほど」と思えれば、同時に「それってアリかなぁ」とやはり思ってしまうものでもあります。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.25
(3pt)

構えて一気読み

正統派ミステリーだと思って読んでいると、トリックの謎解きが終わった瞬間本を放り投げたくなるでしょう。超能力やら超常現象が出てくるのは全く気になりませんが、それ以前の問題で紛うことなきアンフェアです。
が、ざくざく出てくる癖のありすぎる登場人物達、これでもかと詰め込まれた衒学的記述の生み出す異様な迫力は一読の価値あり。
時間と気持ちに余裕がある時に一気読みをお勧めです(余裕がないと本を壁に投げつける羽目になり、一気読みしないと前の記述を忘れる)。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.24
(3pt)

構えて一気読み

正統派ミステリーだと思って読んでいると、トリックの謎解きが終わった瞬間本を放り投げたくなるでしょう。超能力やら超常現象が出てくるのは全く気になりませんが、それ以前の問題で紛うことなきアンフェアです。
が、ざくざく出てくる癖のありすぎる登場人物達、これでもかと詰め込まれた衒学的記述の生み出す異様な迫力は一読の価値あり。
時間と気持ちに余裕がある時に一気読みをお勧めです(余裕がないと本を壁に投げつける羽目になり、一気読みしないと前の記述を忘れる)。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.23
(3pt)

トリックには否定的だが文体がよい

1994年にノベルズを読んだ時に、トリックには否定的だった。
しかし世間では好意をもって迎えられ、その後の作品を精力的に発表したことにより、本シリーズの名を広めた第1作としての価値は大きい。
最近再読した時には、トリックよりも文学的な文章が気に入った。
印象深いオープニングと魅力あふれる登場人物には存在感があり、1952年という舞台設定もよい味を出していると思う。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.22
(3pt)

トリックには否定的だが文体がよい

1994年にノベルズを読んだ時に、トリックには否定的だった。
しかし世間では好意をもって迎えられ、その後の作品を精力的に発表したことにより、本シリーズの名を広めた第1作としての価値は大きい。
最近再読した時には、トリックよりも文学的な文章が気に入った。
印象深いオープニングと魅力あふれる登場人物には存在感があり、1952年という舞台設定もよい味を出していると思う。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.21
(3pt)

アンチ・ミステリ?

 解説で笠井潔氏はこの作品を本格だと言っていますが、明らかに夢野久作の系譜に連なるアンチ・ミステリだと思います。読者が推理する要素は殆どなく、事件その物も探偵役が関口でなければ狂人の仕業として簡単に処理されていたでしょう。狂人の起こした事件を同じく狂気に侵された関口が捜査することによって初めてミステリとなるのです。本格ミステリは犯人の作り出した謎を探偵が解明しますが、この作品では探偵である関口自身が謎を作り出してしまっています。そういう意味でこの作品もドグラ・マグラと同じく「狂人の書いた推理小説」と言えるのではないでしょうか。
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 (講談社文庫)より
4062750457
No.20
(3pt)

根気よく読むべし

初めさえ,前半さえクリアできると楽ですね。後半はスラスラ読めます。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.19
(3pt)

根気よく読むべし

初めさえ,前半さえクリアできると楽ですね。後半はスラスラ読めます。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.18
(3pt)

タイムトリップミステリー

戦後すぐの東京を舞台に、物書きである主人公が一つの謎を持って古本屋へやってくる。「二十ヶ月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」これに対する陰陽師の答えは「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」こうして、精神病気質の主人公と理論的な陰陽師という不思議な取り合わせに第六感を持つ探偵が加わって、産婦人科を家業とする一家の怪しく暗い惨劇を描いていく。時代や人物描写が細かいので、暗い独特の雰囲気がまとわりつくような感じがした。怪談というよりは心理学ミステリーといった物語で、記憶と認知の授業をおさらいしているような箇所もあり。京極堂の語りが普段意識して考えることのない現実の世界を、違う角度から眺めさせられることもあった。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.17
(3pt)

タイムトリップミステリー

戦後すぐの東京を舞台に、物書きである主人公が一つの謎を持って古本屋へやってくる。「二十ヶ月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」これに対する陰陽師の答えは「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」こうして、精神病気質の主人公と理論的な陰陽師という不思議な取り合わせに第六感を持つ探偵が加わって、産婦人科を家業とする一家の怪しく暗い惨劇を描いていく。時代や人物描写が細かいので、暗い独特の雰囲気がまとわりつくような感じがした。怪談というよりは心理学ミステリーといった物語で、記憶と認知の授業をおさらいしているような箇所もあり。京極堂の語りが普段意識して考えることのない現実の世界を、違う角度から眺めさせられることもあった。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.16
(3pt)

なぜこんなに読ませるんだろう・・・

全てはこの夏からはじまった・・・・。京極氏の処女作。百鬼夜行シリーズ第一弾です。この本を読んだときは・・・・あの衝撃は忘れられない。こんなに後味の悪い本は読んだ事が無い、と感じました。なのに何故か、はまります。でも星が三つしかないのは、関クンさえちゃんと見えてたらこの事件って3ページ、京極堂の薀蓄入れても10ページでおわるんじゃないん?と思ったから。一番楽しかったのは呪いについての京極の薀蓄です。すっごいって思いました。京極の薀蓄はこのシリーズの魅力の一つです。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.15
(3pt)

なぜこんなに読ませるんだろう・・・

全てはこの夏からはじまった・・・・。京極氏の処女作。百鬼夜行シリーズ第一弾です。この本を読んだときは・・・・あの衝撃は忘れられない。こんなに後味の悪い本は読んだ事が無い、と感じました。なのに何故か、はまります。でも星が三つしかないのは、関クンさえちゃんと見えてたらこの事件って3ページ、京極堂の薀蓄入れても10ページでおわるんじゃないん?と思ったから。一番楽しかったのは呪いについての京極の薀蓄です。すっごいって思いました。京極の薀蓄はこのシリーズの魅力の一つです。
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.14
(3pt)

時間的・立場的に少し離れた位置からの感想

~以下はもちろん、刊行から時を経て、作者の評価もある程度定まったところなので言えることです。ゆえに書評としては少し反則かもしれないことをあらかじめお断り。この作品がデビュー作だったことは、おそらく幸運だったのでしょう。この作品によって、作者について行ける読者とそうでない読者との振り分けができたからです。ミステリーとしてあまりと~~いえばあまりなトリック。しかしこれはエラリー・クイーンらが確立した「本格」の概念に染められてしまった現代のミステリー読者だから感じる不満であり、本格ミステリーのルールというか文法を知らない読者(現代ではほぼあり得ない仮定ですが)ならこういうのもアリでしょう。信頼できる語り手かどうか、という問題を扱う小説(ミステリー?)としては、筒~~井康隆「ロートレック荘事件」があり(厳密には少し異なりますが)、これが極北です。「姑獲鳥」で騙されて気持ちよかった読者は、是非こちらもどうぞ。逆にこの騙され方に憤懣やるかたない読者は、その後作者について行くことはできなかったはず。この後に続く作品もこんなトリックばかり続くとは言いませんが、このシリーズは本格ミステリーとは異なる手~~法で読ませるミステリーですから、「本格」や重厚な人間ドラマを期待する、ある意味まじめな読者は脱落せざるを得ません。私の予想とは異なり、この饒舌さ、冗長さが意外に多くの読者に受け入れられました。あるいはこの長さが演出に大きく与るところの猟奇感、不気味さが一般受けする要素だったのかも知れません。最初の時点で明確に読者を肯定派・否定派~~に振り分けてしまい、その後の作品では「ついて来られる肯定派読者」を対象にどんどん彼らからの評価を高めることができたことが、今日の人気の元になったのだと思います。なんだか失礼な言い方になってしまいましたが、私自身はどちらかといえば好きな方に入るシリーズです。~
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.13
(3pt)

時間的・立場的に少し離れた位置からの感想

~以下はもちろん、刊行から時を経て、作者の評価もある程度定まったところなので言えることです。ゆえに書評としては少し反則かもしれないことをあらかじめお断り。この作品がデビュー作だったことは、おそらく幸運だったのでしょう。この作品によって、作者について行ける読者とそうでない読者との振り分けができたからです。ミステリーとしてあまりと~~いえばあまりなトリック。しかしこれはエラリー・クイーンらが確立した「本格」の概念に染められてしまった現代のミステリー読者だから感じる不満であり、本格ミステリーのルールというか文法を知らない読者(現代ではほぼあり得ない仮定ですが)ならこういうのもアリでしょう。信頼できる語り手かどうか、という問題を扱う小説(ミステリー?)としては、筒~~井康隆「ロートレック荘事件」があり(厳密には少し異なりますが)、これが極北です。「姑獲鳥」で騙されて気持ちよかった読者は、是非こちらもどうぞ。逆にこの騙され方に憤懣やるかたない読者は、その後作者について行くことはできなかったはず。この後に続く作品もこんなトリックばかり続くとは言いませんが、このシリーズは本格ミステリーとは異なる手~~法で読ませるミステリーですから、「本格」や重厚な人間ドラマを期待する、ある意味まじめな読者は脱落せざるを得ません。私の予想とは異なり、この饒舌さ、冗長さが意外に多くの読者に受け入れられました。あるいはこの長さが演出に大きく与るところの猟奇感、不気味さが一般受けする要素だったのかも知れません。最初の時点で明確に読者を肯定派・否定派~~に振り分けてしまい、その後の作品では「ついて来られる肯定派読者」を対象にどんどん彼らからの評価を高めることができたことが、今日の人気の元になったのだと思います。なんだか失礼な言い方になってしまいましたが、私自身はどちらかといえば好きな方に入るシリーズです。~
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.12
(3pt)

好みは分かれます

前半の京極堂の講釈が、とても長くていやになる人もいると思います。でもそれが無いと後の仕組み(トリックではない)が受け止められないでしょう。その仕組みも含めてかなり特異なので、ある程度覚悟して読んだほうがいいです。甘く見るとかなり衝撃をくらいますよ!
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981
No.11
(3pt)

好みは分かれます

前半の京極堂の講釈が、とても長くていやになる人もいると思います。でもそれが無いと後の仕組み(トリックではない)が受け止められないでしょう。その仕組みも含めてかなり特異なので、ある程度覚悟して読んだほうがいいです。甘く見るとかなり衝撃をくらいますよ!
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)より
4062638878
No.10
(3pt)

アインシュタインなんかもでてくる

ミステリではあるけれども、古本屋の人柄やアインシュタイン、世界の現象、ミズについての記述など、かなり興味深いと感じるはずです。中身が深い。面白いです。
姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) Amazon書評・レビュー: 姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS)より
4061817981