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人魚姫 探偵グリムの手稿



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【この小説が収録されている参考書籍】
人魚姫  探偵グリムの手稿
人魚姫: 探偵グリムの手稿 (徳間文庫)

人魚姫 探偵グリムの手稿の評価: 3.50/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

人魚姫のような読後感

どうしても名探偵三途川理シリーズと比べてしまいます。あちらよりミステリとしての完成度は低いと思います。しかし主人公に好感が持てるという点ではこちらが優っています。
人魚姫: 探偵グリムの手稿 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:人魚姫: 探偵グリムの手稿 (徳間文庫)より
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No.1:
(3pt)

ミステリとしては弱く,話の畳み方にも違和感が

グリム童話でおなじみの『人魚姫』をベースに,『その後』に起きる事件を描く一冊.
ただ,元の話や歴史をよく知らず,アンデルセン少年やグリム青年の実際の繋がりなど,
そちら側の楽しみや,話の膨らませ方についてはよくわからないというのが正直なところ.

また,殺人事件の謎を解くミステリの体ではあるものの,全体的にはストーリ寄りで,
その分,著者の代名詞とも言える物理トリックについては,ややおとなしめに感じられ,
明かされたらそこで終わってしまうなど,それがその後に影響を与えることはありません.

事件の真相にしても,幕間から漂う不自然さに早いうちから「もしかして」が浮かび,
実際,おおよそがその予想通りとなるなど,ミステリとしての物足りなさは否めません.
このほか,画家で探偵役のグリム氏が,絵を並べて推理をする様子は面白かったのですが,
それで答えが『描かれる』ことはなく,こちらも少し中途半端に終わってしまった印象です.

ラストも,人魚の哀しみを見せたかと思えば,一転,コミカルで笑顔と『収まり』が悪く,
童話とミステリの融合自体は良かったものの,ところどころで抱く違和感が気になりました.
人魚姫: 探偵グリムの手稿 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:人魚姫: 探偵グリムの手稿 (徳間文庫)より
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