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マドンナ・ヴェルデ
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マドンナ・ヴェルデの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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ジーンワルツを読んで、この作家は女性の描き方が下手だなぁと思いました。その対作品としての本書です。相変わらず女性を描くのは下手だと思います。しかし、ジーンワルツでは敢えて情理を希薄に描いていたのだとは思うが、ロジックを簡単に凌駕する、どう猛とも言える母性を描くコトに成功しています。そのことによってジーンワルツを見事に補完する作品に仕上がっていると思います。 快作です。これも二部作だと思った方が良いです。 | ||||
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海堂尊さんの本は初めて読みました。さらさらと流れる文章の中に 激しさがあって、キャラクターがみんな魅力的。母は、偉大だなあと。 涙は出なかったけれど、カタルシスというのか、いらないものを そぎ落とした気分で、なんだかスッキリ元気になりました。 続編(でなく、姉妹編か。2010.4.10記)なのだということは読後に知った のですが、この一冊だけを読んでもじゅうぶん作品世界にひたれました。 | ||||
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「ジーン・ワルツ」を、理恵の母・みどりの立場からみた物語。 クール・ウィッチと称される理恵の思想は凡人からは計り知れない部分が多いように感じます。 また、代理母問題という重いテーマを扱っているため、「チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)」をはじめとした「バチスタ・シリーズ」より読後にはかなり苦いモノが心に残ります。 とはいえ、代理母という選択肢が日本では認められていないことや、不妊に悩むカップルも多い現代では、一度は自分なりに考える機会があって然るべきテーマだと思います。 そういった意味では、多少重苦しい読後感はあるものの、多くの人に読んでいただきたいものだと感じました。 苦い読後感のお口直しには…この物語のその後を描いた「医学のたまご (ミステリーYA!)」あたりがオススメです。 | ||||
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『ジーン・ワルツ』の主人公の女医、曽根崎理恵が行なった代理母出産を代理母(理恵の母)の側から描いた話。『ジーン・ワルツ』では不十分だった心理的描写やエピソードを補完した形になる。それでもやはり、釈然としないものは残る。曽根崎理恵は医師として、人としてやってはいけないことをいくつも行っている。1.日本では認められていない代理母出産を実行したこと。2.虚偽の出生届けを出したこと。3.二人の男性から同意を得ず精子を採取し、それを人工授精に利用したこと。4.代理母の子宮に二人の父親の受精卵を入れたこと。(父親が誰かは調べないとわからない。)5.全く関係のない他人の不妊治療に自分の受精卵を混ぜたこと。6.代理母に事実を正確に伝えなかったこと。この本の中で理由を説明しているものもあるが、そのまま放置されている問題もある。 生殖医療の問題点を全部背負ってしまっているので、曽根崎理恵のキャラクターは現実感に乏しい。理恵の母みどりの描き方はゆったりとしていて安心して読めた。理恵とみどりの確執の原因はよくわからなかった。医師が自分の判断で境界を越えることに対して、批判的な視点が不十分だとバランスを欠くのではないかと思った。『医学のたまご』の伏線的エピソードは楽しかった。 | ||||
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