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マドンナ・ヴェルデ



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【この小説が収録されている参考書籍】
マドンナ・ヴェルデ
マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)

マドンナ・ヴェルデの評価: 4.00/5点 レビュー 31件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 1~20 1/2ページ
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No.31:
(5pt)

ジーン・ワルツの次に読む

ジーン・ワルツの次に読む本。代理出産の問題点について、代理母側からの描写。他の本のあとがきによると、小池真理子さんが、代理母側の健康不安について全く触れていないと酷評されたそうだ。確かに代理母自身の健康不安についてはとくに触れられていないが、筆者は、クールで論理的な夫婦と情緒的な代理母の差を描きながら、代理出産が日本では認めれれておらず、しかも戸籍上の母は子供と何の血縁もない出産した人になるという問題点提起に主題があったはず。とにかく、ナニワモンスターなどややこしい政治の話と違って、精子の提供者は母親にしかわからないなどの面白さ・意外さもあり、一気に読める本。あとがきで、松坂慶子さんが、筆者は続編を書く気持ちがあることを示唆されたと書いてみえる。「医学のたまご」(代理母がひきとった薫の物語:筆者はおそらく源氏物語の薫大将から命名)はこの本より先に書かれている。果たして続篇は出るのだろうか?
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No.30:
(4pt)

スリリング

この作家の本は2冊目。その一冊目につながるところが面白いし、怖くて。ますますファンになった。今後も読みたい。
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No.29:
(5pt)

代理母についての考え方がかわります

是非ともジーンワルツを読んでから!読ませることをお勧めします、こういうことだったのかといろんな視点にたてます
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No.28:
(5pt)

海堂シリーズ現代篇の第2作

「ジーン・ワルツ」の主人公曽根崎理恵の母・みどりの立場からみた物語。
「ジーン・ワルツ」と話しがかぶるので、もの足りなさはあります。
前作では、みどりはほとんど個性を現さず、理恵の代理母としてしか登場しなかったので、こんな人だったんだと!
が、なぜ最後になって、娘とぶつかり、双子の一人を奪い取る為に娘の元夫に直談判?
読んだ後も、いまいち分からなかったのは、薫と忍の父親は誰なのでしょうか?
伸一郎?清川?謎は謎のままでいいのかな。
「医学のたまご」は薫のお話です。

海堂ワールドにでてくるキャラクターが出ていたりするので、全部読んでるとなお楽しめると思います。
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No.27:
(4pt)

イライラさせるのが海堂尊の真骨頂

小説の中の白鳥もそうだし、テレビドラマの仲村トオルもそうだけど 頭はいいけど近くにいたら絶対にイライラさせられる人物。 だけどついつい読んでしまうのが海堂尊ワールドなのかな。 ジーンワルツの直後に読んだけど、娘も母も婿も、みんなイライラする。 あり得ないだろうと思うけど、ついついページをめくる手が止まらない。 不妊とか縁遠い世界のことを考えさせられるので読んでよかった。 次は「医学のたまご」を読みます。
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No.26:
(5pt)

はまってます

全部を読まなくても面白いですが、全部を順序を考えて読むと大はまりです。
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No.25:
(2pt)

読んで損した

読んだことのない本だったので、買って読んでみたが、読んでも読んでも「これはすでに読んだことがあるな」という既読感に襲われる。全部読み終えたあとで、ネットに接続して、「ジーンワルツ」の姉妹編だとわかった。だからジーンワルツの内容がそのまま出ているわけだ。すでに読んだ話ばかり。それを視点を変えて叙述しているだけ。
 著者がいったい何のためにこの物語りを書いたのか理解に苦しむ。大量の時間を使っても、内容はすでに書いた内容の焼き直し( or 劣化版)であるにすぎない。創造性は皆無に近い。だったらゴーストライターに任せた方がいいだろう。いや、これは本当にゴーストライターが書いたものかもしれない。創造性が皆無に近いからだ。
 作者にとっては才能を発揮する時間がなく、読者にとっては時間と金の浪費。ジーンワルツを読むだけで足りる。その劣化版など読む意義がない。「ああ、損した」という感想しか残らない。
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No.24:
(4pt)

時系で読み返し中

ジーン・ワルツの方では切れ者で冷静で知略に満ちた理恵が「単に我儘娘の自分勝手。他者の気持ちもへったくれもない」になってる事に笑えた。母がそこまで娘のいいなりになっている事に、途中苛々感があったが、最終的に「母は強し」を貫禄で押し返した感じが爽快。
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No.23:
(5pt)

必要な物を自宅にて購入

ジーンワルツと対になったような物語です。いつものように海堂作品は別の作品のいろんな人がリンクしているので面白いです。
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No.22:
(4pt)

気に入りました

対応・価格・内容すべてにおいて大変満足しました。大変気に入りました。
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No.21:
(5pt)

とても綺麗な本でした!

とても綺麗な状態でした。新品のようでした。すぐに届くので近くの古本屋さんに無い時はたすかります。
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No.20:
(1pt)

イライラ。

登場人物に共感できません。全くできません。理恵にももちろん共感できませんが、それ以上にみどりに対しては怒りすら覚えます。世間知らずなお嬢さんがそのままおばさんになったとしても、こんなに簡単に代理母を引き受けるでしょうか。いくらふくよかで腹部が目立たなかったとしても、臨月には周りにばれますよ。そういう世間体を気にしない50過ぎの人間が世の中にいるのでしょうか。娘にいいように扱われ、何も言わないみどり。読んでいてイライラしました。娘の暴走を止められない女に、母親の資格云々を語ることができるのでしょうか。
 理恵の夫と意思疎通するためのツールがエアメール?そんな悠長なことをしてる場合ですか?お母さん?
 そして著者は医者であり、医者の立場から見た物語は得意なのかもしれませんが、患者側、しかも妊産婦側からの描写は?です。
・つわりの描写がない。
・ただでさえ50過ぎで双子という高リスク出産なのに、経過が順調すぎる。
・おなかが大きくなると何をするのも大変になるのだが、その描写もない。
・料理の描写が出てきますが、体重増加を全く気にしていないのも不思議。
・いくらなんでも帝王切開後、すぐに一人で退院できるか?後陣痛や悪露、乳房の張り、そんな描写も全くなく、本当にこの人出産したのか?(まあ、普通の小説でもここまでは書かれないけれど、著者が医師ということを考えれば)
 ジーンワルツの時はあんまり気にしないで面白く読めたんですが、この本はあまりにも突っ込みどころ多すぎて疲れました。
 そして何より、妊娠中のあの何とも言えないくすぐったい気持ち、その描写ができていず、残念でした。著者は、経産婦さんに取材してから書くべきでしたね。

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No.19:
(3pt)

ロジックでは割り切れない代理母の「心」の問題に焦点

海堂版の「冷静と情熱のあいだ(江國香織・辻仁成)」といった趣で代理母出産をテーマに描いています。海堂さんの愛読者(ジーンワルツを読んだ人)にはお勧め。
ちょっと熟成が足りなかった感はありますが、ジーンワルツを読み返すなりして、後は読者の頭の中でいろいろ妄想を繰り広げれば良いのでは。
この本では代理母の仕組みの中で発生する「心」の問題を、妊娠中の代理母と生物上の父との間の手紙、生物学上の母との葛藤の中で浮かび上がらせるというプロットで描いています。
代理母の問題を2回書くとは、海堂さんにとって余程大きなイシューなのでしょう。
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No.18:
(5pt)

ドラマを見てたので

ジーンワルツの方が先に文庫化してたので、ちょっと時系列がこんがらがっちゃうときがありました。ドラマを見ていたので松阪慶子さんたちのお顔が文字の合間にみえかくれして、いつもと違う感慨です。
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No.17:
(5pt)

ジーンワルツを読んだ方必見

海堂氏の『ジーンワルツ』のヒロインのお母さんの視点で、同じ出来事を綴った作品です。
『ジーンワルツ』を読んだ方には、相乗効果で何倍にも楽しめると思います。
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No.16:
(5pt)

「ジーン・ワルツ」の視点を変えたアナザー・ストーリー

「ジーン・ワルツ」の視点を変えたアナザー・ストーリーです。
テーマは、前作同様「代理出産」です。
「ジーン・ワルツ」が、産婦人科医曾根崎理恵の視点で書かれていたため、大学内の抗争や医学会内の体制の問題などもあり、四人の妊婦の個々の事情もありと、いろんな問題が一緒に提起されていたのに対し、本作は「代理出産」をする山咲みどりの視点で描かれ、この一点に問題が集中しているということで、非常に焦点が絞られており、物語に入りやすい作品になっています。
この小説としての面白さは、山咲みどりを中心とする心理描写にあると思います。
「出産」ということが、女性をいかに「母親」として強い存在にするのかと言うことも、この場合は55歳という高齢の「代理母」ですが、読みどころです。
単純化すれば、「情」の母親と「理」の娘の戦いということになるのかも知れません。
作者は、結論的には「痛み分け」とし、「子ども」を中心に考えるべきだとしています。
「代理出産」について、いろいろ考えさせられる作品でした。
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No.15:
(5pt)

ありそうでない話

職業柄、ちょっと怖いお話でした。医学的にもそれなりにちゃんと書いているし、ありえそうな話で怖い。
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No.14:
(1pt)

がっかり。。。

海堂ファンですが、期待しすぎたのか今回は残念でした。
次回作に期待します。
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No.13:
(4pt)

代理母の問題点などを小説を通じて学べる

バチスタシリーズなどの著作を持つ海堂尊さんの小説。

今回は代理母という不妊治療の一つをめぐる物語である。

本作品以外でも数多く取り上げられている代理母。

産みの母親、遺伝上の母親、現在の倫理と医療の発展の板挟みなど
医療問題の問題点は何なのかが小説を通じて学ぶことが出来る点が
良いと思いました。

主人公(母)の娘と娘婿の考え方が常人離れし過ぎていて何だか
違和感もあるように思えてならないのが残念な点ですが。

舞台は桜宮市。登場人物などは異なっていても活躍する土台設定、
舞台は共通しているのは何だか繋がりを感じさせられて良いですね。
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No.12:
(4pt)

新築マンションの危うさにも言及

海堂尊『マドンナ・ヴェルデ』は代理母出産をテーマとした『ジーン・ワルツ』の出来事を代理母の立場から描く小説である。海堂作品では患者を主人公とすることは珍しい。主人公は桜宮市に長年居住した桜宮市民であるため、ショッピングセンターの火災やボンクラボヤなど桜宮市の出来事も言及され、桜宮サーガらしくなっている。
意外なところで別の作品との接点を見せる桜宮サーガの壮大な世界観には圧倒させられる。しかし、著者も最初から全ての設定を考えていた訳ではないだろう。漫画『バクマン。』の「一話完結でない一話完結」のように過去の作品を読み返し、何気ない描写に新たな作品で意味を持たせることもあるだろう。過去の作品を大切にすることが成功の秘訣である。
医療問題をメインテーマとする桜宮サーガであるが、開発優先の街づくりへの批判精神も旺盛である。『夢見る黄金地球儀』では個性のない再開発による地方都市の疲弊を描いた。『極北クレイマー』ではリゾート開発による税金垂れ流しと医療予算削減を相関させる。
そして『マドンナ・ヴェルデ』では新築マンションの耐震強度偽装や手抜き施工に言及する(8頁)。新築マンションの「あやうさ」という表現まである(9頁)。マンション紛争を扱った『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者にとってニヤリとさせられる内容である。
産婦人科医の置かれている厳しい状況への問題意識は『極北クレイマー』と共通する。市民が出産を安全なものと勘違いしていることが非難される。これは正当であるが、少子化対策から国が出産のリスクを周知させていない傾向があるのではないか。市民の意識を批判し、医者の立場に理解を求めるだけでは解決しない問題である。
印象に残った登場人物の台詞は「仕事を引き受ける時、できるかどうか考えてから決めるでしょ。できない仕事はできない、と答えることはいけないことじゃない」である(163頁)。日本では頑張ってチャレンジすることを評価し、無理と即答した人を「挑戦してもいないのに無理と言うな」と非難するガンバリズムが蔓延している(林田力「『家政婦のミタ』『専業主婦探偵』ガンバリズム否定の労働者像」リアルライブ2011年12月27日)。時代遅れの精神論の払拭を支持する。
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